ストライクウィッチーズ~旭日の翼~   作:二重人格

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                          作 疾風海軍陸戦隊
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第1話「魔女との出会い」

   

                          作 疾風海軍陸戦隊

第1話「魔女との出会い」

1944年 ドーバー海峡近く

真夜中、一機の輸送機が飛んでいた。

その機内に二人の女性がいた。

一人は旧日本海軍士官用第二種軍装着ている眼帯をした女性。

もう一人はナチス国防軍の服を着た女性の二人であった。

?₁「この頃ネウロイの動きがおかしい、襲撃の数がこの頃少なくなってきている。」

 

 ?₂「そうね・・・・・何かの前触れかしら・・・何事も起きなければいいのだけれど・・・・そういえば美緒、今日は宮藤さんリーネさん頑張っていたわね」

 

 坂「ああ、あの二人はまだ実戦に慣れていないのに、ネウロイを撃破したんだ。二人がこの先どんな成長をするのか楽しみだな」

 

 ?₁「もうすぐ基地に着くわね・・・・・あら?あれは・・・」

 

 坂「ん?どうした、ミーナ?」

 

 ミ「いいえ、あそこにサーニャさんとエイラさんがいるわ・・・」

 

と、窓の外を見てみると月明かりの下、二人のウィッチが飛んでいた。

 一人はスオムス空軍のエイラ・イルマタル・ユーティライネン少尉とオラーシャ帝国陸軍のアレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャクことサーニャ・Ⅴ・リトヴャク中尉であった。

 坂「エイラ、サーニャ、出迎えご苦労・・・・・ん?どうしたんだ、サーニャ?」

                                          

と、眼帯の女性こと坂本美緒少佐がサーニャの異変に気付いて聞いてきた。

 

 サ「3時方向下に、ネウロイの反応が」

 

 坂「何っ!?」

 

 全員その方向を見ると雲の下から黒くそして血のように赤いラインをした謎の物体5機が、金切り声とともに現れた。

   キィィィー!!

 ミ「ネウロイ!!」

 

 サ「私たちが目標を引き離します」

 

 エ「隊長たちはその隙に」

 

と二人は輸送機から離れ目標の迎撃に向かった。

 サーニャは目標ネウロイに向ってフリーガーハマー(オラーシャ帝国のロケットランチャー)を撃つ。

 そして相方であるエイラもMG42機関銃を撃ちまくる。

 ネウロイの5機の内1機を撃墜する。

 その1機はサーニャのロケットに命中しコアごと砕け散った。

 だが残りの4機は2人に襲い掛かる。

 エ「しつこいナ~」

 

 坂「エイラ・サーニャ、もうすぐ援軍が来る。あと少し耐えてくれ」

 

 ミ「!?  あれは!」

 

とミーナ中佐が上の空を見た。

 その先には

 坂「なんだ、あれは!?」

 

 エ「石の扉か?」

 

 サ「扉が開いた・・・」

 

(※イメージ アニメ「ドリフターズ」第3話の菅野直大尉の登場シーン)

 

 石の扉から出てきたのは見たことのない赤い丸の国籍マークをした緑色の戦闘機だった。

 ミ「戦闘機!? なぜあんなところから戦闘機が!」

 

 坂「あの国籍マークは・・・・どこの国のだ!?」

 

 

 

                      疾風視点

 「くっ・・・・なんだ・・・何が起きやがった!?」

 

 確か俺はベルリン近くにいたはずだ・・・

 そこで敵の爆撃機と交戦している最中、機銃の一丁が暴発して、しかも高度も下がり始め、仲間と最期の別れをし、死を覚悟し墜落したと思った・・・・・・

 だが気が付いたらそこは別の場所だった。

 周りを見ていると真っ暗だったが月が出ていたので夜だというのがすぐに分かった。

 しかも自分が飛んでいる場所もすぐに分かった。

 

 「おいおいおい、ここってドーバー海峡じゃないか!なんでこんな場所にいるんだ!?」

 

 あり得ない!!

 俺が基地からベルリンの近くまで1200キロ以上飛んでいた。

 しかも、あの時機銃が暴発した際、残りの燃料も見てどのルートを使ってもドーバー海峡までたどり着けないはずだ。

 しかも交戦していた時はまだ朝の10時くらいだ。

 だが今は夜中、そんな長い時間とても飛べるはずがない。

 

 疾「どうなってんだこりゃ?・・・・・・・・ん?」

 

 外から何かの気配がしそこを見ていたら信じられないものが移った。

 

 疾「・・・・・・・・人が…空を飛んでいる」

 

 自分の目に映ったのは足に何かの機械をつけ機関銃を持ち、空を飛んでいる少女の姿があった。

 しかも少女は何かと戦っている。

 その何かとは

 黒く、そして赤いビームを放つ物体であった。

 

 「なんだありゃ、テロナチが条約を無視した新兵器か・・・・?いやでもあの形はアメリカのB24に似ているしその周りにいるやつもF7Fタイガーキャットにそっくりだ。くそっ! どうなってるんだよ・・・・まあ、なんだかよくはわからないけど人を襲ってるんならタダじゃおかないぞ!!」

 

 そう言い俺は愛機である紫電31型通称紫電改改1型(第二次世界大戦では試作に終わっている)のスロットルを全開にした。

 

 

 

 一方エイラたちは、一瞬いきなり現れた戦闘機に驚きはしたがすぐに意識を変えてネウロイとの交戦に戻った1機、また1機と落としていた。

 残ったネウロイもビームを撃ち応戦してきた。

 

                     エイラ視点

 あの石の扉から現れた戦闘機最初はびっくりしたけどすぐにネウロイとの戦いに集中してサーニャたちを守らないとっと思い戦いに戻った。

 ネウロイたちがビームを撃っても私には当たらない、なぜなら私には未来予知があるんだ・・・・・ ほんの少し先だけど・・・・・ ネウロイの放つビームを次々と避けて機銃を撃ちネウロイを落とす。

 向こうもお返しとばかりに撃ち返すけど

 

 エ「へへーん、いくら撃っても当たらないぞ」

 

 だけど、なぜか急に寒気が起きた。

 するとサーニャから

 

 サ「エイラ!後ろにネウロイが!!」

 

 無線でサーニャに言われ後ろを急いで振り返るとネウロイがいた!

 

 「なっ!未来予知が外れた!!」

 

 予想外だった。

 今まで未来予知が外れたことがなかったから油断した。

 ネウロイは赤いビームを私に浴びせようとする直前だった。

 シールドを張ろうにも間に合わない。

 

 エ「サーニャ・・・・ごめん」

 

 私は死を覚悟した。

 だがネウロイのビームは私にあたることはなかった。

 なぜならそのネウロイがビームを放つ前に真上から機銃の弾が降り注ぎ、ネウロイははじけ飛んだ。

 そして私の真正面をさっきの戦闘機が急降下して飛び去って行く。

 

 エ「あの戦闘機、助けてくれたのか?」

 

 私は助かったと安心した、だけど、そのあと聞こえた無線の内容に私は耳を疑った・・・・

 

 

 

 疾「大丈夫か!? あの少し聞いていいか?あの黒い物体は何だ?テロナチの新型兵器か?」

 

 エ「えっ? テロナチ? あれはネウロイだぞ何言ってんだお前?」

 

 ネウロイを知らない?子供でも知っている常識だぞ。

 それをしらないというパイロットにエイラは困惑した。

 

 疾「ネウロイ・・・・?・・・ネウロイだかマキロンだかよく知らないが、あれは敵と認識していいんだな」

 

 エ「あ・・ああそうだ。あとコアを破壊しないと倒せない。さっきお前が撃ったところにコアがあったからそこを撃てばいいんだ」

 

 疾「さっきの所というと・・・・あそこか!!」

 

 確かに自分の撃ちこんだところあの黒い物体の中に赤い結晶体みたいなのがあったな。

 そこを破壊すれば倒せるってわけか。

 

 疾「よーし、343空501戦闘隊『抜刀隊』隊長、疾風村正参る!」

 

と疾風の機体は一気に上昇しさっきのネウロイに向かって急降下攻撃をした。

 20ミリ4門(うち一門は使用不能)と機首の13ミリ機銃2丁という大火力がネウロイに叩き込まれネウロイはコアごと砕けていった。

 そして最後に残ったネウロイにも浴びせコアを破壊、ネウロイ撃墜させた。

 

 「戦果!!敵新型機ことネウロイ2機撃墜!!!!」

 

 エ(・・・・すごい、一射撃で2機も落すなんて・・・)

 普通の兵器でネウロイを落とすのは難しいのに。

 

 サ「エイラ!!」

 

 エ「サーニャ!!怪我は!?」

 

 サ「ううん。私は大丈夫よ。エイラは大丈夫なの?」

 

 エ「うん。あの戦闘機が助けてくれたんだ」

 

 坂「サーニャ、エイラ無事か?」

 

 サ「はい。大丈夫です」

 

 坂「そうか…よかった。」

 

 二人が無事なのを確認し安心した美緒は続いて謎の戦闘機に無線で話した

 

 坂「そこの所属不明機に告ぐ、お前の名と所属を言え」

 

 疾「(ん?輸送機?ドイツ連邦の鉄十字に似てるけど・・・)こちら日本国海軍343空501戦闘隊所属、疾風村正大尉だ。・・・それともう燃料が無くなりそうだ。どこか着陸できる場所はないか?」

 

 坂「(日本国?聞いたことがない国だな・・・機体の国籍マークを見ると扶桑のものと似ているが)あと○○キロ先に基地がある」

 

 疾「○○キロか・・・ギリギリだな・・・・了解した。基地までの誘導をお願いする(・・・・・・さ~てどうなることやら)」

 

 

 こうして彼の異世界戦記物語は今始まったのである

 

 

 

 

                         続く

 

 

 

                       次回予告

 疾「扶桑?それは戦艦の名だ」

 

 ミ「彼曰く異世界の人らしいのよ」

 

 エ「悪い奴じゃないと思うんだな」

 

 バ「・・・・異世界人か・・・バカバカしい」

 

 ル「女の子みたいな顔だね~♪」

 

 疾「やめて・・・それ気にしてるんだから(T_T)」

 

 エ「これからもよろしくなんだな・・・・疾風/////」

 

                  次回「事情聴取と異世界」

 




 こんにちは、二重人格こと疾風海軍陸戦隊です。
 初見の方は初めまして、前話を読んでくださった方は、お久しぶりです。
 さて、突然ですがカミングアウトさせて頂きます。
 私、二重人格。実は―――


         ストライクウィッチーズ読んだこと無いんです。

 「ここまで書いといてなんじゃそりゃぁぁ!!」という気持ちはよくわかります。
 えぇ、ぶっちゃけますとキャラ一人も知りませんし、設定も世界観も知りませんでした。
 で す が!あくまで二重人格「が」知らないだけで、疾風海軍陸戦隊は知っています!
 それに二重人格自身も、彼から託されたこの「旭日の翼」シリーズの原稿を見て、「この武装見てみたい!」とか「この子の性格好みかも」とか興味が湧くわけです!
 そこで!二重人格、ストウィチファンへと羽化します!
 はい!ファンになるというのは本当ですが、ぶっちゃけ自分でもここまで書いてて何言ってるかわかんなくなってきましたので強引に締めます!
それでは皆さん、ストウィチファン歴1秒から絶賛更新中のこの乗り遅れ最若輩「二重人格」共々、史実と二次元という燃料を用いたハイブリットエンジンを搭載し、夜な夜な高速道路をレシプロ機で爆走する勢いの「疾風海軍陸戦隊」を今後とも、「宜しくお願い致しまああぁぁあぁあぁぁぁす!」
 

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