イナズマイレブン ~『必殺技』に憧れて~   作:@ドラゴン

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うぅ…書いてしまった。
衝動に駆られ筆を執った結果、こんな駄作ががが
非常に拙い作品ですが、どうぞ!



注意!

作者は物語に出さない設定・展開ではっちゃけ、結構盛る癖があります。


序章
第1話 転生……?


唐突だが、『神様転生』という言葉を聞いた事はあるだろうか。二次創作等でありがちな展開の一つである。

どうやら自分はその『ありがちな展開』という物を経験したらしい。

らしい、というのは記憶が曖昧で本当にあったのか判断に困るからだ。

 

転生の方は、まぁしたのだろう。自分には―――何の変哲もない、とは言えないが―――一社会人として生きた記憶がある。死んだ記憶こそ無いのだが、実際に身体が子供に戻っているのだ。それこそどこぞの黒い組織に謎の薬を飲まされでもしていない限り起こり得ない現象だ。

 

神様から特典を受ける、という奴は…正直微妙だ。

自身の影形も上下左右すらも判別出来ない不可思議な空間で、声だけが聞こえた。

「何を望むか」

自分はどう答えたのだろう。いや、そもそも本当にその声が聞こえたのか、幻聴に過ぎなかったのでは……今となっては判らない。

唯、その時に強く願った事がある。

「必殺技を、使いたい」

 

子供の頃から憧れていた。漫画やアニメやゲーム、時には二次創作のキャラクターが繰り出す必殺技。

あれらを自在に使えたならば、そんな事を社会人となり、現実を知ってからもずっと心の何処かにそんな想いがあった。

故にだろうか。安寧を約束された生涯でもなく、使い切れない程の金でもなく、そんな事を願っていた。

 

少し時間を跳ばそう。

転生してからサブカルチャーに手を出した時、自分の元の世界に合った作品が無い事に気付いた。

 

似た作品こそあるもののストーリーや世界観、登場人物位で自分の知る能力、必殺技を持つ作品には一切出会わなかった。

それに気付いた瞬間、思い出せる限りの単語を検索した。

もしかしたら、自分は何らかの作品の中に転生したのではないか?という考えに行き着いたからだ。

果たして―――新たな世界ではそれらに該当するものは無かった。

職業:ヒーローなんてないし、化け物が蔓延ってもいない。ガス爆発の頻発する市も前世にすらあった名状し難き物ばかり集めていそうな大学も無かった。

 

熱が冷めた。あれは自分の都合の良い夢だったのだろう。

転生?何かの作品を見てそれを自分に当て嵌め妄想した産物なのだろう、という考えが浮かぶ程度には自棄になっていた。

 

幸い身体能力は高い様で、大体の事なら出来そうだ。

バヌケやテニヌを本格的に狙えそうだと真面目に考えれる程の肉体だった。

どうやらこの世界ではそれらの競技は余り注目を受けている訳では無さそうだが、それなら寧ろ好都合。世界に通じる日本人選手第一人者としてより有名になれるだろう。

 

そう考えて運動に励んでいたある日の事。

「凄いなお前!サッカーやろうぜ!」そんな風に声を掛けられた。

見れば、オレンジ色の布を頭に巻いてタイヤを受けとめる一人の少年。

強烈な既視感を感じるもそれを無視して会話を続けた。

 

彼の名前は円常守。フットボールフロンティア優勝を目指し練習している中、今まで見たことのない動きをしている奴がいたから思わず声を掛けたそうな…。

 

おま、これ、イナイレかよ…。




イナイレ要素ほとんどねーじゃねーか!?
そんな事がキコエターキガーシター
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