平成もあと少しで終わり、令和の時代になりますね。
なんとか平成が終わる前に書けて良かった~‼️
色々ありましたが、読者の皆様のおかげで平成でこの作品を頑張ってこれました‼️
令和になっても、インフィニット・エグゼイドをよろしくお願いいたします‼️
それでは本編をどうぞ!!
「ん…………ここは?」
ゲートに入った恋は、真っ白な空間で目覚めた。
辺りを見渡す恋だが、周りには何もない。
すると突然、辺り全体に画面が現れ、映像が流れ始める。
『ノーコンティニューでクリアするぜ!!』
『お前の笑顔は俺が守る。そして…………お前の悲しい運命は、俺が変える!!』
『かもな?でも、俺には負けられない理由があるんだよ。今の戦いを、俺の憧れの人たちが見てるんだ。無様な戦いは見せられねぇ!!』
『諦める訳にはいかねぇ…………観客席で、俺を鍛えてくれた1人が……面倒を見てくれた一人が……兄のような人が見てくれてるんだ!!ここで諦めたら、顔向けできねぇ!!』
『命を軽く見てんじゃねぇよ!!命はな!!一人1つしかねぇんだよ!!そいつの代わりになる命なんてねぇんだよ!!』
『……俺には、誰かを好きになる資格なんてないよ』
『喰らえ!!急降下!!怒りの爆裂ドクターキーーーック!!』
『医者として……友人として、奴は俺が倒す!!』
「これは…………永流の体験してきた……記憶?」
次々に流れる映像を見て、永流の記憶だと気づく恋。するとそこへ、1人の人物が現れる。
その人物は
「まさか、ここまで来るなんてね。正直、驚きしかないよ、恋」
「永流……」
目から光が失われた永流であった。
「永流…………一緒に帰ろう?」
「…………嫌だ」
「おじ様のことを気にしてるなら、あなたは悪くないわ」
「違うよ恋…………俺は……」
「…………エグゼイドになって、人に拳や剣を向けたから?」
「ッ!?」
恋に図星をつかれ、肩を震わせる永流。
「やっぱり…………それも仕方がないことじゃない!!あなたはエグゼイドの意味についての記憶を封印されてた!!」
「でも…………父さんがなんの為に戦っていたのかは知ってた……それなのに、俺は人に刃を…………拳を振るった」
「永流…………」
「俺なんて…………いなければ良かったんだ」
「ッ!?…………カ」
「え?」
「永流の…………バカァアアアア!!」
―パァン!!―
永流の発言に怒りを覚えた恋は、永流の頬をおもいっきり叩いた。
「れ…………ん……?」
「永流のバカ!!いなければ良かったなんて言わないで!!永流がいたおかげで助かった命はいくつもあるわ!!」
「いくつ…………も?」
「そうよ!!あなたがいなかったら、鈴は死んでいたかもしれない!!あなたがいなかったら、織斑のバカは死んでいたかもしれない!!あなたがいなかったら、私は今、ここにいない!!」
「恋…………」
「永流…………確かに、過去にしてきたことは消せない。でも、未来は変えられる」
「未来?」
「そうだよ、未来だったらいくらでも変えていける。今までやって来てしまった間違いを、未来で正せばいいの……頑張っていけばいいのよ。エグゼイドの…………本来の意味を、遂行していこう」
「エグゼイドの…………意味」
恋の言葉に、少しだけ永流の目に光が戻った。
「恋…………いいのかな……俺は…………エグゼイドに………変身して…」
「当たり前よ♪」
「でも俺は…………皆に迷惑を……」
「永流は…………どうしたいの?」
「俺は…………」
恋に聞かれ、目を閉じる永流。
そして目を開けた永流の目には、完全に光が戻っていた。
「俺は…………もう一度エグゼイドに…………人を救う戦士になりたい!!」
「やっと…………やっと本音を言ってくれたわね♪」
「ありがとう、恋。それと…………迷惑をかけてごめん」
「いいの♪永流のためなら私、何だってやるんだから!!むしろ、迷惑をかけてもらって、内心良かったって思ってるの♪」
「ぷっ…………なにそれ♪」
「ふふふ♪」
互いに笑い合う永流と恋。
その時、永流はあることを思い出した。
「そういえば恋、今、どうやって俺の精神とリンクしてるの?確か…………明が恋に渡した身を口移しでキスされたのは覚えてるんだけど」
「えっと…………たぶん、キスしたままかも///」
永流に言われ顔を赤くする恋。
その様子を見て、頭をかきながら苦笑いする永流。
「えっと………………ごめんね?恋人でもないのに、キスさせちゃって」
「き、気にしないで///…………むしろ、役得だったし///」
「えっと…………それはつまり……恋は俺とキスできて良かったって思ってくれてるってこと…………で、いいのかな?」
「………//////」(コクコク)
永流に聞かれ、更に顔を真っ赤にして頷く恋。
すると、永流が恋を抱きしめた。
「え、永流!?//////」
「その…………こんな形で言うのはどうかなって思うんだけど……今言わなきゃ後悔すると思うから………………聞いてくれる?」
「う、うん//////」
「恋…………俺は、君のことが好きだ」
「永流///」
「小さい頃からをずっと、恋のことが好きだった…………こんな迷惑をかける不器用な俺だけど……付き合ってくれませんか?」
「…………はい、喜んで♪」
永流の告白に、涙を流しながら笑顔で了承する恋。
そして恋は、永流の背中に手を回して強く抱きしめる。
「やっと……やっと言ってくれた…………ずっと……ずっと待ってた」
「ごめん…………長く待たせて」
「ホントよ…………戻ったら、たくさん甘えさせてもらうんだからね!!」
「ああ…………戻ろう、皆の元に」
永流がそう言うと、永流の手に1つのガシャットが現れる。そして永流はガシャットのスイッチを押した。
《フューチャーマイティX!!》
「行こう、恋」
「うん」
永流がそう言うと、2人はガシャットから放たれた光に包まれ、その場から姿を消した。
そして
「ん?な、なんだ!?」
「この光は…………」
「ふ……やっとか」
「恋ちゃん…………」
「葛葉恋、感謝する」
ショッカーバグスターと戦っていた永夢たちも、光に包まれ、その場から姿を消した。
to be next stage
今回はここまでです!!
次回はショッカーバグスターとの決着です‼️
次回も是非読んでください‼️