今回は恋たちが、ショッカーのアジトに乗り込みます‼
それでは本編スタートです‼
―烈side―
オッス‼未来から来た宝生 永流の息子、宝生 烈だ‼
俺たちは現在、亜夢叔母さんが、父さんのベルトにしかけた発信器の反応を追っていた。
「反応が強くなってきてる。もう少し行った先に、お兄ちゃんがいるよ」
「分かったわ。烈くん、このまま真っ直ぐ行って」
「了解‼」
恋母ちゃんに言われて、真っ直ぐ運転する俺。
だけど
「ッ!?―――あぶねぇ‼」
―キキー―
「きゃっ!?」
「うわわ!?」
『きゃぁああ!?』
『どわっ!?』
『ぎゃん!?』
俺はあることに気づき、急ブレーキした。
それにより、恋母ちゃんと亜夢叔母さん、後ろにいた刀奈母ちゃんに簪母ちゃん、セシリア母ちゃんにユリシア母ちゃん、真耶母ちゃんに鈴母ちゃんが倒れた。
てか鈴母ちゃん、ぎゃんってなんだよ(汗)
「どうして急に止まったの!?」
「すみません。トラップがあったもので」
「トラップ?」
俺はトラックから降り、地面の砂を軽くつまみ、空中にまいた。
すると、トラックの正面ギリギリのところに、レーザーが張り巡らされていた。
「センサー!?」
「そうっす。俺たちが入ったら!すぐに本部に伝わる仕組みっすね」
「なんで分かったの?」
「俺、ちょっとこういうトラップとかにはすぐ気づくんですよ。だから分かったっす」
「厄介だな…………他のルートを探すか?」
「ちょっと待ってください。由美‼ドローン飛ばしてくれ‼」
「了解‼」
由美は返事をすると、未来から持ってきたドローンを上空に飛ばし、パソコンを操作する。
「…………どうやら、他に行けるルートはないみたいですね。それと、お父さんがいるはずの座標に、廃工場しかないよ」
「恐らく、地下に隠れてんだろうな…………兄ちゃん‼なんとかならない!?」
「ちょっと待ってくれ」
そう言った兄ちゃんは、パソコンを操作し始めた。
その時、周りに地響きが鳴る。
「じ、地震!?」
「あ、あれを見て!?」
恋母ちゃんが驚きながら指を指す方向を見ると、廃工場の下から、徐々に何かが出てくる。
そして地響きが鳴りやむと、出てきた建物も動きを止めた。
「あ、あれが……ショッカーの基地?」
「でもどうやって…………」
「俺が奴等のシステムにハッキングして、起動させました」
「ハッキングって…………」
「とにかく行きましょう。烈、俺が運転する」
「了解‼」
兄ちゃんはそう言って、トラックの運転席に座る。
すると
「おっしゃー‼気合いれて飛ばすぞテメェらぁあああ‼」
「は?」
「え?……れ、零くん?」
兄ちゃんの変わりように、恋母ちゃんたちが驚く。
ここで説明だ‼
兄ちゃんは、何故かトラックに乗ると、クールな性格から熱血な性格へと変わるのだ‼
「聞きたいことはやまほどあると思いますけど、今は乗り込みましょう‼」
「そ、そうね‼行きましょうみんな‼」
『『『『『おう(はい)‼』』』』』
恋母ちゃんの言葉に全員が返事をし、兄ちゃんがトラック発進させる。
そして
―ウーウー‼―
『侵入者あり‼侵入者あり‼ホッパー部隊は、ただちに迎撃せよ‼』
サイレンが鳴り響き、建物から大量のホッパーが出てきた。
だけど、今の兄ちゃんには関係なかった。
「テメェら全員スクラップじゃボケェエエエエエ‼」
そう言った兄ちゃんは、トラックの運転席にあるボタンを押した。
すると、トラックのボンネットからチェンソーが、荷台からマシンガンにミサイル、レーザーキャノン砲が出てきた。
「な、なんなのこの武装!?」
「根城を襲うための装備だぁあああああ‼喰らえカスどもぉおおおおおおお‼」
『『『$〒¢∞℃β§#!?』』』
兄ちゃんは、ホッパーたちをチェンソーで斬り裂くは、ミサイルやマシンガン、レーザーキャノン砲を撃ち込むは、引き壊すなど、えげつない攻撃を繰り返す。
おかげで、猛叔父さんが顔を青ざめてるよ。
「邪魔もんは消えた‼突っ込むぞ‼」
「えぇえええええ!?」
「ちょっと待って零くん‼突っ込まず、様子を見て‼」
「そうだ兄ちゃん‼荷台にいる俺らのことを」
「行くぞコラァアアアアアアアア‼」
「「話聞いてぇええええ!?」」
『『『きゃあああああ(ぎゃああああああ)!?』』』
―ドゴォオオオオオン―
兄ちゃんは俺たちの制止の言葉を聞かず、建物に突っ込んだ。
おかげで、床に顔をぶつけちまったよ。
「いたた…………」
「もう…………しっかり話を聞いてよ~」
「いてぇよ兄ちゃん」
「すまない。それより早く父さんを助けに行こう」
『『『『『性格元に戻ってる~!?』』』』』
説明しよう‼兄ちゃんは、運転していたトラックが動かなくなると、性格が元に戻るのだ‼
「とにかく行きましょう‼」
「そ、そうね‼」
「たく、目茶苦茶な奴等だな」
「流石は永流の息子だな」
「そうですね♪英志さん♪」
などなど、各々話ながら奥へと走っていく俺たち。
その時
『『『『『イー‼』』』』』
「ッ!?コイツらは!?」
「ショッカーの戦闘員!?」
数えきれない程の戦闘員が、俺たちの目の前に現れた。
「あなたたち、そこを退きなさい‼私たちは永流に用があるのよ‼」
『『『『『イー‼』』』』』
恋母ちゃんが退けろと言うが、戦闘員退きやしない。
その時だった、咲姉ちゃんの何かがキレた音がしたのだ。
「テメェらそこを退きやがれやぁあああああああ‼」
―ダダダダダダダダダダダダ―
『『『『『イ~!?』』』』』
『『『『『えぇえええええ!?咲(ちゃん)まで性格変わった~!?』』』』』
説明しよう‼姉ちゃんは大事な目的を数回邪魔されると、どこからかガトリング砲を取り出し、邪魔した奴を撃つのだ‼
そしてそのおかげもあり、戦闘員たちは全員爆発した。
「姉ちゃんナイス‼」
「は、恥ずかしい~//////」
「恥ずかしがってる場合か‼急いで探すぞ‼」
「は、はい‼」
進之介さんに言われた俺たちは、亜夢叔母さんの端末を使用して、父さんを探し始める。
「亜夢、永流はどこ?」
「待って………………あれ?」
「どうしたの?」
「お兄ちゃんが近づいてきてる‼」
「ッ!?なんですって!?」
亜夢叔母さんの報告を聞いて、驚く恋母ちゃん。
するとその時だった。
「まさか…………ここまでやって来るなんてね」
「え…………永流……」
俺たちの進行方向から、黒いスーツを着た、目に光がこもってない、父さんこと宝生 永流が現れたのだった。
to be next stage
今回はここまでです‼
次回は恋たちが永流と戦い、オリキャラが参戦します‼
次回も是非読んでください‼