インフィニット・エグゼイド~意志を継ぐ医者~   作:ルオン

53 / 67
お待たせいたしました‼

今回は慎二と守の実力が明らかになり、剣崎に異変が起きます。

それでは本編スタートです‼


Stage49:慎二と守の実力ともう一体のアンデッド

慎二&守side

 

「ハァアアアアア‼」

 

「セイヤッ‼」

 

ブレイブへと変身した慎二は、ガシャコンソードでホッパー2号へと斬りかかる。

対してホッパー2号は、手刀でガシャコンソードを受けとめる。

 

「やるな…………二代目さん?」

 

「それはどう…………も‼」

 

「ちぃっ!?」

 

慎二は、あいてる足で蹴りを叩き込もうとする。

それにいち速く気づいたホッパー2号は、慎二との距離を離す。

慎二はホッパー2号に休ませる暇を与えまいと、再びガシャコンソードで斬りかかる。

 

そして守はというと、

 

「そらそら‼」

 

「ぐぅううう!?」

 

ガシャコンマグナムで、ホッパーV3に当てまくっていた。

 

(何故だ!?何故奴は、私の行動パターンが分かる!?)

 

ホッパーV3は、自身が避ける先々で、正確に当ててくることに焦りを感じていた。

そんな心境なホッパーV3に、お構い無しで撃ちまくる守。

 

「ぐっ!?」

 

「どうしたの?その程度なの?」

 

「ッ!?なめないでいただきましょうか!?」

 

守の言葉に怒ったホッパーV3は、守に向かって突っ込んでいく。

守は、ホッパーV3のその行動に驚くことなく、ガシャコンマグナムのBボタンを押し、光弾をマシンガンのように連射する。

だが、ホッパーV3は、気にすることなく、当たりながら守へと突っ込んでいく。

 

(射撃メインのあなたなら…………この距離は苦手でしょう‼)

 

そう思いながら、一気に守に攻撃ができる範囲に入ったホッパーV3は、守に殴りかかる。

だが

 

「ハッ‼」

 

「がっ!?」

 

ホッパーV3が拳をつき出そうとした瞬間、守は右足で横に凪ぎ払うかのように蹴りを叩き込んだ。

叩き込まれたホッパーV3は、慎二とホッパー2号の方へと飛んでいく。

 

「慎二ー‼そっち行ったからよろしくね~‼」

 

「ちっ‼面倒事を増やすな‼」

 

「ぐっ!?」

 

ホッパー2号と戦っていた慎二は、ホッパー2号を蹴り飛ばし、ホッパーV3が飛んでくる方へと体を向け、ガシャコンソードを構える。

 

《ガッシューン》

《ガシャット‼キメワザ‼》

《TADDLE CRITICAL FINISH》

 

「ハァアアアアア‼」

 

「ガァアアアアア!?」

 

慎二は、ガシャットを装填したことで、刀身に赤と青の炎エネルギーを収束したガシャコンソードで、ホッパーV3を斬り上げる。

そして

 

《ズ・キューン》

《ガッシューン》

《ガシャット‼キメワザ‼》

《BANG BANG CRITICAL FINISH》

 

「ハァッ‼」

 

「ぐぁああああああああ!?」

 

守はガシャコンマグナムをライフルモードにした後に、ガシャットを装填して、強力なエネルギー弾をホッパーV3へと向かって撃ち、見事に命中させる。

命中したホッパーV3は、近くにあった木へとぶつかり、地面へと落ちる。

そのホッパーV3に、ホッパー2号が駆け寄る。

 

「ホッパーV3!?」

 

「う…………ぁ…………」

 

「ちっ‼使い物にならねぇか」

 

「あとはお前だけだ」

 

「あんまり、俺をなめるなよ?今までの行動で、貴様らの攻撃パターンは把握した」

 

「それはどうかな?慎二‼」

 

「ああ」

 

2人は頷きあうと、互いの武器を取り替えた。

 

「ふん。不馴れな武器を使ったとこで、俺に勝てるものか‼」

 

そう言って、勝利を確信したホッパー2号は、守へと突っ込んでいき、拳を振るおうとする。

だが

 

「フッ‼ハァッ‼」

 

「ぐっ!?がぁっ!?」

 

守はなんの問題もなく、ガシャコンソードでホッパー2号を斬りつける。

予想外のことに、ホッパー2号は内心驚いていた。

 

「な、何故、普通に武器を!?」

 

「ただ単に、訓練したからだ」

 

「なっ!?(いつのまに!?)」

 

「ハァッ‼」

 

「がぁっ!?」

 

いつの間にか、ホッパー2号の側に来ていた慎二が、ガシャコンマグナムをハンドガンモードにして、守同様、Bボタンを押してから、光弾を連射する。

光弾を喰らったホッパー2号は、後方へと下がっていき、片膝をつく。

 

「バカな…………‼貴様らに苦手はないのか!?」

 

「あるよ?だけど、克服するタイプなんだよね♪」

 

「守、決めるぞ」

 

「OK♪」

 

《ガッシューン》

 

慎二と守は、互いの武器を元に戻す。

そして2人は、ドライバーからガシャットを抜き取ると、互いのガシャットを交換し、自身の武器に装填する。

 

《ガシャット‼キメワザ‼》

《TADDLE CRITICAL FINISH》

《BANG BANG CRITICAL FINISH》

 

「いくよ‼」

 

ガシャコンマグナムの銃口にエネルギーが蓄積されたのを確認した守は、ホッパー2号へと向かっていく。

ホッパー2号は、向かってくる守に殴りかかるが、守は簡単に交わす。

そして

 

「よっ‼ハァッ‼タァッ‼」

 

「ぐぅううううううううう!?」

 

引き金を引いたことで、ガシャコンマグナムの銃口から、エネルギーの剣が現れ、守はホッパー2号を斬りつける。

そして

 

「ハァッ‼」

 

「ガァアアアアアアアアアアア!?」

 

守が攻撃をしている間に、慎二はホッパー2号へと近づき、エネルギーが収束されたガシャコンソードを突き刺す。

それにより、剣先から収束されたエネルギーが一気に放出され、ホッパー2号は吹き飛んだ。

 

「ぐっ!?…………クソッ…………」

 

「さぁ‼フィニッシュにしよう‼」

 

「ああ‼」

 

そう言ってホッパー2号たちにトドメをさそうと、ホッパー2号たちに向かって走り出す。

だがその時

 

『『『イー‼』』』

 

「ッ!?コイツらは!?」

 

「ショッカーの戦闘員!?」

 

どこからともなくショッカーの戦闘員が現れ、慎二と守に襲いかかる。

その間に、他の戦闘員がホッパー2号とV3を担いで、その場から逃げていった。

 

「あいつら逃げてくよ!?」

 

「くっ!?邪魔だ‼」

 

逃げていく戦闘員たちを追いかけようとする慎二と守だが、他の戦闘員たちに邪魔をされ、追いかけることができず、妨害する戦闘員たちと戦うこととなった。

 

慎二&守sideend

 

 

 

 

 

 

 

 

永流&始&朔也&睦月side

 

「ハァッ‼」

 

「ぐわっ!?……け、剣崎………‼」

 

「フン‼」

 

「がっ!?……け、剣崎……さん‼」

 

「ゼァ‼」

 

「ぐっ!?…………剣崎‼」

 

朔也、睦月、始の3人は、剣崎を止めようとするが、仲間である剣崎に攻撃することができず、攻撃を喰らうばかりであった。

するとそこへ、慎二と守にホッパーたちを任せた永流がやって来た。

 

「皆さん、大丈夫ですか!?」

 

「ほ、宝生……」

 

「ほ、宝生くん…………危険だ」

 

「暴走した剣崎は危険だ…………お前は、駆紋たちを連れて逃げろ」

 

「そんなことできませんよ‼とりあえずここは―――「ふん‼」―――ッ!?ちぃ‼」

《ガシャコンブレイカー》

《ジャ・キーン》

 

永流はガシャコンブレイカーを取り出し、後ろから攻撃しようとした、剣崎が振るうブレイラウザーを、ソードモードにしたガシャコンブレイカーで受けとめた。

 

「ぐっ!?け、剣崎さん‼やめてください‼」

 

「ゼァ‼」

 

「ぐっ!?」

 

永流はやめるように訴えるが、剣崎には届かない。

 

「やめてください剣崎さん‼あなたは、相川さんと世界を守るために自身がアンデッドになる道を選んだんでしょ!?そのあなたが今、友人である相川さんを傷つけようとしてる‼あなたはいったいなんのためにライダーになったんですか!?なんのために過酷な運命を選んだんですか!?」

 

「ッ!?」

 

「あなたは…………人が好きだから…………人を守りたいから……過酷な運命を選んだ‼ライダーにあり続けることを選んだんじゃないんですか!?」

 

「ッ!?…………人が……好き…………ぐぅっ!?」

 

永流の聞いた剣崎は、突然ブレイラウザーを落とし、頭を抱えるようにして苦しみだした。

 

「け、剣崎さん?」

 

「もしや……戦っているのか?闘争本能と」

 

「闘争本能と?」

 

「ああ。おそらく君の言葉が、剣崎に残っている、人間の心に、力を与えたのだろう」

 

「力を…………ぐっ!?」

 

朔也の言葉を聞いた永流は、突然頭が痛みだした。

 

「宝生くん!?」

 

「あ、頭が…………!?」

 

更に痛みだし、必死に堪える永流。

すると、永流の頭に、映像のような物が流れる。

 

『僕、将来は―――お医者さんになって、お父さんや―――お兄ちゃんのような―――になる‼』

 

『そうか…………永流くんのその言葉で、力がわいてくるよ』

 

(なんだ!?なんなんだコレ!?まさか…………俺の記憶?でも俺は、こんな記憶知らないし、記憶喪失になったことないぞ!?)

 

謎の記憶に、混乱する永流。

すると、剣崎の様子に変化が起きた。

 

「いい加減にしろぉおおおおおお‼」

 

「ッ!?なんだ!?」

 

「剣崎!?」

 

叫びながらどす黒いオーラを出す剣崎。

その剣崎のオーラを見た始と朔也は、何かを感じて武器を構える。

すると剣崎は叫ぶのをやめ、永流たちを見た。

 

「もう我慢の限界だ。私自らが、貴様らを始末する」

 

「貴様、剣崎ではないな!?」

 

「何者だ!?」

 

「貴様と同じ存在だよ、相川始。いや、ジョーカー‼」

 

そう言った、剣崎?は、1枚のラウズカードを、絵柄が見えるように取り出した。

その絵柄を見た始と朔也は驚いた。

 

「そのカードは!?」

 

「ジョーカーのラウズカード!?だが色が違う!?」

 

「さぁ、地獄をあじあわせてやる‼」

 

《Evolution Albino Joker》

 

剣崎?は、取り出したラウズカードを、左腕に装着している【ラウズアブゾーバー】にラウズした。

すると、ブレイドのボディが変化し、キングフォームの姿へと変わる。

だが、黒いライダースーツの部分は白くなり、黄金のアーマー部分は赤くなり、右手に大鎌が出現した。

 

「キングフォーム!?だが色が!?」

 

「貴様はいったい!?」

 

「私の名は、アルビノジョーカー‼平行世界から来た、54体目のアンデッドだ‼」

 

to be next stage




今回はここまでです‼

次回は永流が剣崎に取り付いたアルビノジョーカーと戦います。

次回も是非読んでください‼

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。