インフィニット・エグゼイド~意志を継ぐ医者~   作:ルオン

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お待たせいたしました‼

今回の話では、永流たちがある人物たちと出会い、貴利矢がある人物たちと再会します。
そして、悲しい戦いを目撃します。

それでは本編スタートです‼


Stage43:出会いと再会と悲しき戦い

「…………る…………える」

 

「ん…………きりや……さん?」

 

「良かった~…………目を覚ましてくれてよ」

 

「ここ……は…………?」

 

謎の穴に吸い込まれた永流は、一緒に吸い込まれてしまった貴利矢によって目を覚ます。

目を覚ました永流は起き上がり、周りを見渡す。

 

「ここは…………森?」

 

「ああ。気がついたら、この森にいた」

 

「そうなんですか?じゃあここは?」

 

「訳の分からん森ってことだ」

 

「なんだか、頭の中がこんがらがってきた」

 

急なことに、頭が混乱する永流。

 

「とりあえず、この森を歩き回ってみるか」

 

「そうですね」

 

貴利矢の提案に乗り、永流は森を歩き回ってみることにした。

 

そして数分間歩き続けた永流たちだったが、人一人、見つからない状況であった。

 

「しっかし、人っ子一人いねぇな?」

 

「そうですね。もうそろそろ、出会えてもいいんですけど」

 

「誰か現れろ‼…………って、言えば出てきてくれないかね?」

 

「そう言って出てきたら苦労しませ「おーい‼永流ー‼」えっ?紘助⁉珠美⁉」

 

「マジで現れたよ⁉」

 

貴利矢が冗談で言ったことを叶えるかのように、森の中から紘助と珠美、そして謎の男性と女性が現れ、近づいてきた。

 

「よぉ永流‼昨日ぶりだな♪」

 

「いや、そんなこと言ってる場合じゃないだろ⁉どうして紘助と珠美がいるの⁉」

 

「どうしてって言われてもなぁ」

 

「私たち、久しぶりに沢芽市で、デートしてたの。だけど突然、目の前に変な穴みたいなのが現れて、私たち吸い込まれてしまったの」

 

「お前らも、あの変な穴に吸い込まれたのか⁉」

 

「お前らもってことは、貴利矢さんと永流も変な穴に⁉」

 

「ああ。CRに突然現れて、自分と永流は吸い込まれちまった」

 

「マジかよ⁉」

 

紘助の話を聞いて驚く貴利矢だったが、紘助も貴利矢の話を聞いて驚く。

その時、永流は紘助と珠美の2人と共に来た謎の男性と女性に声をかけた。

 

「あの、あなた方は?」

 

「俺はラッキー‼宇宙一ラッキーな男だ‼」

 

「私はハミィ♪学校の先生してるんだ♪」

 

「ラッキーさんにハミィさんですね?俺は宝生永流っていいます。よろしくお願いします」

 

「よろしくな‼」

 

「うん♪よろしくね♪」

 

謎の男性と女性―――ラッキーとハミィに挨拶をする永流。

その時、永流はラッキーの名を聞いて、永夢から聞いた話を思い出し、ラッキーに聞いてみた。

 

「あの、もしかして【宇宙戦隊キュウレンジャー】の【シシレッド】のラッキーさんですか?」

 

「おお、そうだ‼俺はキュウレンジャーの一人、シシレッドのラッキーだ‼」

 

「永流、この兄ちゃんに会ったことあるのか?」

 

「会ったことはありませんよ貴利矢さん。ただ父さんから話を聞いたことがあったんです」

 

「永夢から?」

 

「永夢?…………もしかして、仮面ライダーエグゼイドに変身してた宝生永夢か⁉」

 

「はい。宝生永夢は、俺の父親なんです」

 

「「えぇええええええ⁉」」

 

永流が永夢の息子だと知ったラッキーとハミィは、盛大に驚いた。

 

「マジかよ⁉永夢の息子に会えるなんて夢みたいだぜ‼よっしゃラッキー‼」

 

「永夢は元気にしてるの?もう一度会いたいなぁ~」

 

「それは…………」

 

ハミィにそう言われ、どう答えたものか困る永流。

その永流の反応に、ラッキーはいち早く気づいた。

 

「どうかしたのか?」

 

「あぁ……ラッキーとハミィって言ったけ?自分は仮面ライダーレーザー兼レーザーターボの九条貴利矢って言うんだが、残念ながら永夢にもう会えねぇんだ」

 

「えっ?それって…………」

 

「永夢は…………死んじまった」

 

「「なっ⁉」」

 

貴利矢の話を聞き、驚くラッキーとハミィ。

2人は、何故永夢が死んでしまったのか、貴利矢から話を聞いた。

 

「そうか…………そっちの宇宙でそんな事が」

 

「ああ…………幸い、永流は無事だったから良かったけどな」

 

「そうだね。これで永流まで死んだら、悲しすぎるもんね」

 

「まぁ、運が良かったってことだな」

 

「…………違います。俺は生かされたんです」

 

「「「「「えっ?」」」」」

 

永流の言葉に、永夢の話をしていた貴利矢たち3人はもちろん、近くにいた紘助と珠美が驚いた。

 

「父さんは事故死じゃなく、何者かに殺されたんです」

 

「「「なっ⁉」」」

 

「「なんですって⁉」」

 

永流の発言に、その場にいた全員が驚く。

そして貴利矢が、永流に詰め寄る。

 

「どういう意味だ永流⁉永夢が殺されたって⁉」

 

「それは『ドガァアアアアアアン‼』ッ⁉なんだ⁉」

 

永流が理由を話そうとしたその時、遠くの方で爆発音がなったのを聞いた永流。

そして

 

『『『うわぁああああああ⁉』』』

 

「な、なんだ⁉」

 

「悲鳴⁉」

 

「今の声は⁉」

 

「ちょっ⁉貴利矢さん⁉」

 

同時に遠くの方から悲鳴が聞こえ、悲鳴に聞き覚えがあった貴利矢は、悲鳴が聞こえた場所へと向かって走り出した。

永流たちは、急いで貴利矢の後を追う。

しばらくして、永流たちは森を抜けて岩場へと出た。

 

「やっと森を抜けれた~‼」

 

「見て‼あそこに誰かいるわ‼」

 

「ッ⁉あいつらは⁉」

 

珠美に言われ、珠美が言った方向へと目を向ける永流。

するとそこには、3人のライダーと、台所の天敵と呼べる存在に似てる怪人―――【コックローチ】がいた。

その中で貴利矢だけが、目を向けた方向にいる3人のライダーを見て驚いていた。

 

「アナザーアギト⁉バロン⁉マリカ⁉」

 

「貴利矢さん、あの恋以外のライダーを知ってるんですか?」

 

「ああ。一人は仮面ライダーアナザーアギトこと木野 薫(きの かおる)と、仮面ライダーバロンこと駆紋 戒斗(くもん かいと)だ。そしてあのマリカは恋じゃねぇ。初代仮面ライダーマリカこと湊 耀子(みなと ようこ)だ」

 

「初代マリカ⁉それに駆紋 戒斗って、親父のライバルで死んじまった戦士だろ⁉まさかあの人ら⁉」

 

「全員死人だ。でも、なんでまたあいつらが?」

 

ガシャットの中に、存在データが残っていた自分とは違い、なんのバックアップもなかった3人がいるのか、理解できない貴利矢。

すると

 

「がぁああああああああ⁉」

 

「ッ⁉アレは⁉」

 

奥の方から、苦しむ叫び声が聞こえた。

永流たちは即座に反応し、叫び声が聞こえた方へと目を向ける。

するとそこには、永流が夢で見た仮面ライダーブレイドこと剣崎 一真が、一人の仮面ライダー―――【仮面ライダーカリス】こと相川 始を攻撃していた。

そして剣崎の後ろには、コックローチがいた。

 

「ライダー同士が戦ってる⁉」

 

「なんでブレイドが⁉」

 

「とにかくあの人を止めましょう‼」

《マイティアクションX‼》

 

「ああ‼」

《爆走バイク‼》

 

「いっちょやるか‼」

《オレンジ‼》

 

「ええ‼」

《レ・ディ・ー》

 

「大」

 

「0速」

 

「「「「変身‼」」」」

 

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《マイティジャンプ‼マイティキック‼マイティマイティアクションX‼》

《爆走‼独走‼激走‼暴走‼爆走バイク‼》

《ロックオン ソイヤ‼》

《オレンジアームズ‼花道・オン・ステージ‼》

《フィ・ス・ト・オ・ン‼》

 

永流はエグゼイドに、貴利矢はレーザーターボに、紘助は鎧武に、珠美はイクサへと変身した。

永流がエグゼイドに変身したのを見て、ラッキーとハミィは驚いた。

 

「永流がエグゼイドに変身した⁉」

 

「キタコレ‼永夢の意志を引きついたんだね‼」

 

「ま、まぁ、一応」

 

「よっしゃ‼俺たちも行くぞハミィ‼」

 

「オッキュー‼」

 

そう言ったラッキーとハミィは、小型天球儀型の変身アイテム―――【キュータマ】を取り出し、左腕に装着している【セイザブラスター】にセットする。

 

《シシキュータマ‼》

《カメレオンキュータマ‼》

《セ・イ・ザ・チェンジ》

 

「「スターチェンジ‼」」

 

ラッキーとハミィは、セイザブラスターの横にあるグリップを引き、ラッキーは【シシレッド】へ、ハミィは【カメレオングリーン】へと変身した。

 

「スーパースター‼シシレッド‼」

 

「シノビスター‼カメレオングリーン‼」

 

「究極の救世主‼宇宙戦隊‼」

 

「「キュウレンジャー‼」」

 

「「「「……………………」」」」

 

ラッキーとハミィの名のりを見て、永流たちはア然とした。

 

「と、とにかく、貴利矢さんとハミィさん、紘助と珠美はあの3人を頼みます‼俺とラッキーさんは、ブレイドを止めましょう‼」

 

「「「お、おう(え、ええ)‼」」」

 

「よっしゃ‼アイツらの運、試してやるぜ‼」

 

そう言った永流たちは、ライダーたちと怪人たちの元に駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴利矢&紘助&珠美&ハミィside

 

バロンたちの方に向かった貴利矢たち4人。

その先頭にいた貴利矢は、バロンに近づいていたコックローチに飛び蹴りを叩き込んだ。

 

「よっと…………大丈夫かバロン?いや、戒斗?」

 

「貴様…………まさか九条か⁉」

 

「九条貴利矢⁉」

 

「貴利矢⁉お前もこの世界に来ていたのだな⁉」

 

「まぁね。ッ⁉木野避けろ⁉」

 

「ッ⁉」

 

「ギィイイイイイイイ‼」

 

貴利矢たちが話していると、コックローチの一体が、木野に向かって襲いかかった。

だが

 

「おんどりゃああああああ‼」

 

「ギィッ⁉」

 

紘助が、コックローチを飛び蹴りで蹴り飛ばした。

その紘助を見て、戒斗と耀子は驚いた。

 

「葛葉⁉何故貴様がここにいる⁉」

 

「まさか⁉あなたも死んだの⁉」

 

「あ~…………たぶん勘違いしてるっすよお二人とも。俺は葛葉紘汰の息子で、二代目仮面ライダー鎧武の葛葉紘助って言います」

 

「なっ⁉葛葉の息子⁉」

 

「あの子結婚できたの⁉」

 

「まぁ、そうっす」

 

そう答えた紘助は、コックローチの方に体を向け、大橙丸と無双セイバーを構えた。

 

「とりあえず先輩たちは休んでてください‼行くぜ珠美‼」

 

「えぇ‼」

 

そう言った紘助は、返事をした珠美と共に、コックローチに突っ込んでいく。

 

「フッ‼ハッ‼タァッ‼」

 

「セイッ‼ヤッ‼ハァッ‼」

 

『『『『『ギィイイイイイイイ⁉』』』』』

 

紘助と珠美は、流れるような動きで、連携しながらコックローチを倒していく。

それを見ていた木野たちは、関心していた。

 

「声からして若いのに、キレのある動きだな」

 

「俺を倒した男の息子だ。これぐらいしてもらわなければ困る」

 

「もう戒斗ったら、素直に凄いと言えば良いのに」

 

「…………うるさい」

 

戒斗は照れ隠ししながら、立ちあがり、専用武器であるバナスピアーを構えた。

 

「奴等だけに任せる訳にはいかんからな。俺も行くぞ」

 

「自分も乗るぜ?アイツらや、永流に任せっきりにするのは、なんだか悪いからな」

 

「永流?」

 

「永夢の息子だよ♪」

 

「なにっ⁉」

 

「なんだと⁉」

 

「えぇえええ⁉」

 

永夢に息子ができたのを知り、驚く木野たち。

その時

 

「「「「ギィイイイイイイイ‼」」」」

 

「「「「ッ⁉」」」」

 

4体のコックローチが、貴利矢たち4人に襲いかかろうとしていた。

しかし

 

《ギャラクシー‼》

 

「ハミリオンインパクト‼」

 

「「「「ギィイイイイイイイ⁉」」」」

―ドガァアアアアアアン―

 

ハミィが、専用武器である【キューレイピア】にキュータマをセットし、必殺技である【ハミリオンインパクト】で、4体のコックローチを撃退した。

 

「大丈夫みんな?」

 

「サンキューハミィちゃん♪助かったぜ♪」

 

「あなたは?」

 

「私は宇宙戦隊キュウレンジャーのカメレオングリーンことハミィだよ♪」

 

「戦隊…………もしやスーパー戦隊か⁉」

 

「その通り♪さぁ、コイツらを片付けちゃおう‼」

 

「「「「ああ(おう/ええ)‼」」」」

 

ハミィを先頭に、貴利矢たちはコックローチへと突っ込んでいった。

 

貴利矢&紘助&珠美&ハミィsideend

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永流&ラッキーside

 

「「ハァアアアアアアア‼」」

 

「ッ⁉ぐっ⁉」

 

「…………なに?」

 

貴利矢たちと別れた永流とラッキーは、カリスを助けるため、ブレイドに向かって飛び蹴りで弾き飛ばした。

弾き飛ばされたブレイドは、大きく後方に飛ばされるものの普通に着地し、助けられたカリスは、現れた永流とラッキーに静かに驚く。

その中で永流は、ラッキーと共にカリスに駆け寄った。

 

「大丈夫ですか⁉」

 

「あ、ああ…………お前たちは?」

 

「俺は仮面ライダーエグゼイド、宝生永流です」

 

「俺は宇宙戦隊キュウレンジャーのシシレッド‼この姿じゃない時の名前はラッキー‼宇宙一、運のいい男だ‼」

 

「そうか…………俺は相川 始、仮面ライダーカリスだ。しかし、何故お前たちはここに?」

 

「俺は、変な穴みたいなのに吸い込まれてしまって、気がついたら森にいて、爆発音を聞きつけてここに」

 

「そういえば、俺とハミィも、変な穴みたいなのに吸い込まれて、気がついたら森にいたな」

 

「お前たちもか……」

 

「ということは、相川さんも?」

 

「そうだ。俺も変な穴みたいなのに吸い込まれ、気がついたら森にいた。そしてしばらくして、俺と同じ仮面ライダー3人と出会った直後、奴が…………剣崎が急に襲ってきた」

 

「なんだと⁉」

 

「本当ですか⁉」

 

「ああ」

 

始の話を聞いたラッキーと永流は驚き、ブレイドこと剣崎に視線を向けた。

すると剣崎は、専用武器である【醒剣ブレイラウザー】を構えていた。

その剣崎に、ラッキーが怒鳴った。

 

「おいお前‼なんで襲うんだ⁉同じ正義の味方だろ‼」

 

「……………………」

 

「アイツ⁉」

 

「無駄だ。奴は、アンデッドの闘争本能に支配されている。言葉では、元には戻らない」

 

「アンデッド⁉それに剣崎って…………まさかあの金色のライダーなのか⁉」

 

「お前……剣崎を知ってるのか?」

 

「夢で見て…………それでもしかしてと思って」

 

「…………嘘はついてないようだな」

 

永流の話をとりあえず信じることにした始は、立ち上がって、専用武器である【醒弓カリスアロー】を構えた。

 

「奴を正気に戻す。すまないが、力を貸してくれ」

 

「はい‼もちろんです‼」

《ガシャコンブレイカー‼》

《ジャ・キーン》

 

「任せとけ‼」

 

始の言葉に返事をした永流はガシャコンブレイカーを、ラッキーは専用武器である【キューソード】を構え、剣崎に向かって走り出した。

だが、剣崎の周りにいたコックローチが、近づけまいと妨害してきた。

 

「くっ⁉邪魔だ‼」

 

『『『ギィイイイイイイイ⁉』』』

 

「ハァッ‼タァッ‼」

 

『『『ギィイイイイイイイ⁉』』』

 

「邪魔をするなぁあああああ‼」

 

『『『ギィイイイイイイイ⁉』』』

 

邪魔をするコックローチを、斬り伏せていく永流たちだったが、剣崎の影から次々とわき出てきた。

 

「クソッ‼このままじゃ埒があかない‼」

 

「こうなったら、必殺技でコイツらを蹴散らすしかない‼相川さん、俺とラッキーでコイツらを蹴散らします。そしたら相川さんが、剣崎さんの目を覚まさせてください‼」

 

「了解した‼」

 

「オッキュー‼」

 

永流はそう言うと、ラッキーと左右に別れる。

 

《ギャラクシー‼》

 

「レグルスインパクト‼」

 

『『『ギィイイイイイイイ⁉』』』

―ドガァアアアアアアン―

 

《ガッシューン》

《ガシャット‼キメワザ‼》

《MIGHTY CRITICAL STRIKE》

 

「ハァアアアアアアア‼」

 

『『『ギィイイイイイイイ⁉』』』

―ドガァアアアアアアン―

 

ラッキーと永流は、それぞれの必殺技でコックローチを撃退した。

 

「今です相川さん‼」

 

「行け‼」

 

「ああ‼」

 

2人に言われた始は、剣崎に向かっていく。

そして

 

「剣崎ー‼」

 

剣崎の名を叫びながら、始は剣崎の胸に向かって拳を叩き込み、正気に戻そうとする。

だが

 

「ハァッ‼」

 

「ッ⁉ぐあっ⁉」

 

「相川さん⁉」

 

「カリス⁉」

 

突如空中から何者かが飛んできて、始を弾き飛ばした。

それを見ていた永流とラッキーは驚き、弾き飛ばされた始に駆け寄る。

 

「大丈夫ですか相川さん⁉」

 

「あ、ああ」

 

「何者だ⁉」

 

始が大丈夫なのを知って安心する永流。

そしてラッキーは、始を弾き飛ばした相手に、何者かと聞いた。

ラッキーの問いに答えるかのように、始を弾き飛ばした者は、永流たちへと視線を向けた。

 

「我が名はショッカーグリード‼偉大なる新生ショッカーの怪人だ‼」

 

「ショッカーだと⁉」

 

怪人の名前と、ショッカーの名を聞いて驚く永流。

すると、ショッカーグリードは剣崎に近づき、剣崎の肩を掴む。

 

「悪いが、コイツを渡すわけにはいかんのでな、ここは引かせてもらう」

 

「「「ま、待て‼」」」

 

止めようとする永流たちだったが、ショッカーグリードは、剣崎と共に一瞬の内に消えてしまった。

それと同時に、貴利矢たちの方にいたコックローチたちも消えた。

 

「剣崎…………」

 

「とりあえず今は、皆と合流して、対策を考えましょう」

 

「そうだな。あのライダーは、次にあっため時に助けるしかない。そのために今は、少しでも休んでおこうぜ?」

 

「…………分かった」

 

始は永流たちの話に乗り、貴利矢たちの元に向かった。

 

to be next stage




今回はここまでです‼

次回は、永流たちが戒斗たちに自分たちの説明をし、あの2人が永流たちの目の前に現れます。

次回も是非読んでください‼

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