インフィニット・エグゼイド~意志を継ぐ医者~   作:ルオン

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今回はあの人の妹とあの子の姉が登場し、永流があの人から勧誘を受けます‼

それでは本編スタートです‼


Stage8:友人と生徒会と放課後

クラス代表を決めるための話し合いが終わった後、永流たちは何事もなく授業を進めることができた。

そして午前の授業が終わり昼休みになった。

永流と猛は、昼飯をどうするか考えていた。

 

「永流くん、お昼どうする?」

 

「う~ん…………購買でパンとかを買って食べるか……それとも食堂で食べるか…………」

 

「迷うね」

 

「迷うよな~」

 

購買で買うか、食堂で食べるか悩む2人。

するとそこに、亜夢を先頭に、マドカと本音がやってきた。

 

「お兄ちゃん♪」

 

「亜夢?それにマドカと本音も。どうかしたか?」

 

「これから簪を誘って、生徒会室でお弁当食べようと思ってたの♪」

 

「生徒会室?」

 

「うん♪お姉ちゃんとお嬢様がいるんだ~」

 

「分かった。けど、お弁当ないから購買でパン買ってくるよ」

 

「大丈夫大丈夫♪お母さんが2人のお弁当を作ってくれたから♪」

 

「そうなの?」

 

「俺にも?」

 

「うん♪」

 

「それじゃあ簪を迎えに行こうか」

 

「あれ?簪ちゃん、何組なの?」

 

「4組だよ~♪」

 

「よし‼行こうか‼」

 

そう言って席から立ちあがり、4組に向かおうとする永流たち。

だがそこに、織斑が話しかけてくる。

 

「よぉ永流‼一緒に昼飯食わないか?」

 

先程までの態度が嘘かのように、昼食に誘ってきた織斑。そしてその後ろには、不機嫌そうな篠ノ之がいた。

 

「……悪いが先約がいる」

 

「ならさ、その先約の人たちも誘って一緒に「ふざけないでよ」えっ?」

 

「ふざけないでよって言ってるの。分かんない?」

 

「えっと…………君は?」

 

「私は宝生亜夢。永流お兄ちゃんの妹」

 

「そうなのか?知ってるだろうけど、俺は織斑一夏、よろしくな‼」

 

「よろしくする気はないよ」

 

「えっ?」

 

亜夢の言葉に、驚く織斑。

すると、織斑の後ろにいた篠ノ之が怒った顔をして前に出てきた。

 

「貴様‼一夏の好意を無化にするつもりか‼」

 

「黙っててくれる?あなたは関係ないでしょ?」

 

「私は一夏の幼馴染みだ‼」

 

「だからなに?今は私がこいつと話してるの」

 

「えっと……なんでよろしくする気ないんだ?」

 

「あんたバカ?さっき私たちのお父さんを侮辱した奴なんかと食べたくないって言ってんの。行こうお兄ちゃん」

 

「そういうことだ。じゃあな」

 

そう言って、その場を後にする永流たち。

そして永流たちは4組の教室に着き、近くにいた生徒に話しかける。

 

「ちょっといいかな?」

 

「えっ⁉ほ、宝生さん⁉」

 

「悪いんだけど、更識簪を呼んでくれないかな?」

 

「は、はい‼ち、ちょっと待っててください‼」

 

生徒は教室に入り、窓側に座る女子生徒に話しかける。

話しかけられた女子生徒は、永流たちの方をむくと

 

「永流~♪」

 

「おっとっと」

 

『『『『『えぇええええええ⁉』』』』』

 

上機嫌で永流に向かって走り、勢いよく永流に抱きつく。永流はなんとか態勢を保ち、女子生徒を支えるが、見ていた周りの生徒たちが驚き唖然とする。

そして、今抱きついた女子生徒こそが、永流の幼馴染みの1人であり、日本の代表候補生にして楯無こと刀奈の妹更識簪(かんざし)である。

彼女は、暗部としての訓練を一通り受けているが、当主には選ばれなかった。刀奈が選ばれてからは、技術面で姉をサポートしている。

幼い頃、刀奈と仲が悪くなった時期があったのだが、永流のおかげで仲直りする。

それ以降、永流に好意を寄せている。

 

「簪、久しぶりだな?」

 

「うん♪久しぶり永流♪」

 

「元気そうだね、簪ちゃん」

 

「えっ?……た、猛⁉」

 

「うん♪久しぶりだね簪ちゃん♪」

 

「無事で良かった」

 

「心配かけたね」

 

「かんちゃん、今から皆でお姉ちゃんとお嬢様と一緒にお昼食べようって話してたんだけど、一緒に行こう~♪」

 

「分かった。ちょっと待ってて」

 

簪は教室に戻り、弁当箱を持って出てきた。

 

「よし、行くか」

 

「うん♪」

 

「ところで、生徒会室ってどこなの?」

 

「私が案内するよ~」

 

そう言って先に歩き出す本音。

その後ろを追いかけていく亜夢たちだが、永流と猛は不安でいっぱいだった。

 

「だ、大丈夫かな?本音ちゃんを先頭にして?」

 

「た、たぶん?」

 

「2人とも~置いてくよ~‼」

 

「わ、分かった‼今行く‼」

 

「とりあえず、神様に祈るしかないか」

 

不安でいっぱいな永流と猛は、本音たちに近づきその後ろをついていく。

しばらくして、永流たちは無事に生徒会室についた。

 

「ここが生徒会室だよ~♪」

 

「無事に着いたね」

 

「良かった良かった」

 

「2人とも~酷いよ~‼」

 

「ごめんごめん」

 

「とりあえず中に入ろ?」

 

「そうだな」

 

そう言って簪がドアをノックする。

 

『は~い』

 

「お姉ちゃん、私。永流たちを連れてきたよ」

 

『どうぞ入って~』

 

中にいる楯無から許可を貰い、ドアを開ける簪。

ドアを開けると中には、楯無と1人の女子生徒──布仏虚(うつほ)がいた。

虚は本音の姉で、楯無に仕えるメイドである。

楯無と簪、本音のまとめ役のような立場で生徒会の会計をしている、しっかりとした子である。

たまに仕事をさぼる楯無に悩まされている。

ある日、永流に色々助けてもらったことがあり、それを期に永流に好意を寄せている。

 

「いらっしゃい皆♪そして、久しぶりね猛♪」

 

「お久しぶりです♪永流さん♪猛さん♪」

 

「久しぶり虚♪」

 

「久しぶりだね、楯無ちゃん、虚ちゃん」

 

「さぁさぁ、立ち話もなんだから座って♪」

 

楯無に言われ、それぞれ席についていく。

席につくと、虚がお茶を配っていき、口にする永流。

 

「うん‼やっぱ虚のいれるお茶はおいしいね♪」

 

「ふふ♪ありがとうございます♪」

 

「さ~て、皆も揃ったことだしお昼にしましょうか♪」

 

「それじゃあ、いただきます‼」

 

「「「「「「「いただきます/いっただきま~す‼」」」」」」」

 

それぞれの弁当を開け、食べ始める永流たち。

食べながら亜夢は、楯無と虚、簪にクラスであったことを話す。

 

「そう……そんなことが」

 

「酷いですね」

 

「よくも永流とおじさんを‼」

 

「ホントだよ‼どんな教育受けてきたんだか‼」

 

「まぁまぁ、今はそんなこは置いておいて、別の話をしようよ」

 

「そうね♪それじゃあ猛、今まで何処で何をしていたの?」

 

「えっ?」

 

「だって5年間も行方不明だった友人が、突然元気な姿で現れたんだもの、何をしていたのか気になるじゃない?」

 

「ごめん…………今は言えない」

 

「猛さん…………」

 

「ホントごめん。でもいつか必ず話すから、待ってほしい」

 

「……分かったわ…………でも……いつかは話してね?」

 

「ああ。約束する」

 

猛の言葉を聞き、笑顔を見せる楯無たち。

そして楯無は、猛に向けていた視線を永流に向ける。

 

「それじゃあ永流♪実は永流にお願いがあるの♪」

 

「お願い?」

 

「うん♪実は…………永流に生徒会の副会長になって貰いたいのよ♪」

 

「えっ?」

 

楯無の言葉にビックリして目を点にする永流。

 

「えっと……因みになんで?」

 

「だって永流、私に勝っちゃったんだもん。本来なら生徒会長に指名したいとこだけど、永流の仕事上無理だし。だから副会長になって貰いたいのよ」

 

「仕事であまり出れないよ?」

 

「それでもいいわ♪……どこかの部に取られるよりはいいし 」

 

「えっ?」

 

「な、なんでもないわ‼それで、どうする?」

 

「OK‼副会長になるよ」

 

「ありがとう永流♪」

 

「うわっ⁉」

 

永流の隣に座っていた楯無が、嬉しさのあまり永流に抱きつく。

 

「お、お嬢様⁉永流さんから離れてください⁉」

 

「お姉ちゃんずるい‼」

 

「私も~‼」

 

「ダ~メ‼今は私の時間よ♪」

 

「ち、ちょっと楯無⁉//////当たってるんだけど⁉//////」

 

「当ててるの♪」

 

「た、猛‼亜夢‼マドカ‼助けて‼」

 

「まぁ…………頑張って」

 

「お兄ちゃんファイト‼」

 

「兄さん……グットラック‼」

 

「ちょっと~‼」

 

こんなふうに楽しく(?)昼休みを過ごした永流。

予鈴がなり、各々の教室に戻って授業を受ける永流たち。

午後の授業を終えた永流たち。永流と猛は帰ろうと思ったが、織斑に参考書を貸していたため帰れないでいた。

返すように言うものの、織斑は『あと少し』と言って返さず、時刻はもう5時をまわっていた。

 

「織斑、いい加減返してくれないか?」

 

「あとちょっと‼」

 

「そう言って、もう2時間経過してるよ。とりあえず返してもらうよ」

 

「あっ‼おい‼」

 

猛は織斑から永流の参考書を取り上げる。

そして、最後に織斑が開いていたページを見て驚いた。

 

「なっ⁉君は人の物に何してるんだ⁉」

 

「どうしたんだ猛?」

 

「どうしたもこうしたもないよ‼君の参考書、ページが破けたり、勝手に書き込みされてるよ‼」

 

「はぁ⁉」

 

永流は猛から参考書を受けとり、中身を確認した。

ページの所々が破け、織斑視点での重要点を書かれたりしていた。

 

「織斑、人様の物に何をしてるんだ⁉」

 

「いや、別に使えるし、大事なポイント書いたんだから良くないか?」

 

「お前な~‼」

 

いい加減怒った永流は、織斑に拳骨を喰らわせようとしたその時

 

「あっ‼3人とも、まだいらっしゃったんですね‼良かった~」

 

真耶が慌てた様子で教室に入ってきた。

それを見た永流は拳を下ろし、真耶の方を向く。

 

「山田先生、どうかならされたのですか?」

 

「えっとですね、3人の部屋が決まりました」

 

「えっ?」

 

((あっ、やっぱり))

 

真耶の言葉に織斑は首をかしげ、永流と猛は納得したかのように首を縦にふる。

 

「えっと、暫くは自宅から通うように言われたんですけど?」

 

「それがですね、政府からの指示で無理矢理部屋を空けたんです。3人はそのへんのことを政府から聞いてませんか?」

 

「全然」

 

「もしかしたらそうなるかもしれないと、衛生省の知り合いから俺と猛は聞いていました」

 

「そうでしたか」

 

「荷物とかどうしt「それなら心配いらん」……織斑先生」

 

「荷物は既に部屋へ置いてある。充電器と着替えがあれば十分だろ」

 

「ありがとうございます…………」

 

「宝生と風文字の荷物は、宝生の母親から受けとり、部屋へ置いてある」

 

「「ありがとうございます」」

 

「それでは、此方が3人のカードキーになります」

 

3人は真耶からカードキーを受けとる。

途中で織斑が永流の部屋番号を見ようとしたが、永流が素早くポケットへしまい、見れないようにした。

 

「なんだよ、見せてくれたっていいだろ?」

 

「散々迷惑かけた奴に見せる訳ないだろ」

 

「それと織斑、お前の参考書が届いた」

 

「ありがとうございま「ちょっとストップ」な、なんだよ⁉」

 

織斑が千冬から参考書を受け取ろうとしたが、猛が手を間にいれて制止した。

 

「織斑先生、その参考書を永流くんに渡してくれませんか?」

 

「何故だ?」

 

「此方を見てくだされば分かります。お宅の弟さんがしました」

 

そう言い、永流の参考書を千冬に渡す猛。

渡された千冬は中身を見ると目を見開き、頭をおさえる。

 

「織斑…………貴様には常識がないのか?」

 

「別に使えるからいいだろ⁉」

 

「馬鹿者‼人様の物をこんなにしていいわけあるか⁉宝生、織斑がすまなかった。コレはお前にやる」

 

「ありがとうございます」

 

「なんでだよ⁉なんで『バンッ‼』あだっ⁉」

 

「五月蠅い馬鹿者‼お前は黙ってろ‼」

 

千冬に頭を叩かれ、その場にしゃがむ織斑。

 

「それと、3人はまだ大浴場を使えません」

 

「えっ?なんでですか?」

 

織斑の発言に呆れる永流と猛と千冬の3人。

 

「あのな織斑、お前は女子と一緒に入りたいのか?」

 

「あっ‼」

 

「なるほどな……安心しろ織斑。知り合いに警察官いるから、やった場合はそく通報してやる」

 

「なっ⁉女子とは入らねぇよ⁉」

 

「えぇ⁉織斑くん、女子に興味ないんですか⁉」

 

「ち、違います‼女子は好きです‼」

 

「完全に変態宣言したな。猛、いつでも通報できるようにしておいて」

 

「了解」

 

「なっ⁉」

 

永流と猛にどんどん追い詰められる織斑。

すると真耶が、ある事を思い出した。

 

「言い忘れてましたが、織斑くんは女子との相部屋、宝生くんと風文字さんは1人部屋ですので」

 

「えっ⁉なんで永流たちだけ1人部屋なんですか⁉」

 

「優先順位を考えての配慮だ。宝生と風文字は仕事上遅く帰ってきたり、帰れない時があるだろうからな。相部屋の者に心配や迷惑をかけないために、こうしてくれと2人から事前に頼まれていた」

 

「そ、そんな⁉」

 

「これは決定事項だ。異論は認めん」

 

「織斑先生、俺たちはそろそろ行っていいですか?荷物の整理もしたいので」

 

「ん?ああ、連絡事項も特にないからな。行っていいぞ」

 

「それでは失礼します」

 

「失礼します」

 

永流と猛は、ショックを受けている織斑を無視して、部屋に向かった。

しばらくして、2人は自分たちの部屋にたどり着いた。

 

「ここだな」

 

「隣同士で良かった。何かあったら言ってね?」

 

「猛も、困ったことがあったら言ってくれ」

 

「うん、じゃあまた明日」

 

「おう‼」

 

猛が部屋に入っていくのを見送ると、永流もカードキーを使って、ドアのロックを解除してドアを開ける。

 

「へ~、結構広いんだn「お帰りなさい。ご飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?」…………」

 

永流は目の前で起きている事が理解できず、ゆっくりドアを閉める。

 

「おかしいな?目の前で楯無が、裸エプロンしてたように見えたな?いや、きっと幻だ。疲れてるんだな俺」

 

そう言って再びドアを開ける永流。

だが現実は…………甘くはなかった。

 

「お帰りなさい。わたしにします?わたしにします?それともわ・た・し?」

 

「選択肢がない⁉」

 

「あるわよ?1つだけね♪」

 

「てか、何やってんの楯無⁉人の部屋に勝手に入って⁉しかもそんな格好で⁉」

 

「あら?似合ってないかしら?」

 

「いや……どちらかと言えば似合ってるけど……じゃなくて‼どうやって部屋に忍び込んだの⁉」

 

「ふふ♪生徒会長を甘く見ないでよ♪マスターキーなんて簡単に使えるもの♪」

 

「職権乱用だろ⁉」

 

「まぁまぁ、立ち話もなんだから部屋に「見つけましたよ‼お嬢様‼」げっ⁉虚ちゃん⁉」

 

楯無が永流に部屋へ入るよう言ってると、怒った顔をした虚が永流の後ろに立っていた。

 

「虚⁉」

 

「姿が見えないので、もしやと思って来てみれば、なんて格好をしてるんですか⁉」

 

「いや、あのね、これは永流を喜ばせようと」

 

「言い訳は無用です‼今すぐ着替えてきなさい‼」

 

「は、はいぃいいい‼」

 

楯無はものすごいスピードで部屋から出ていく。

それを見ていた永流は唖然としていた。

 

「まったく……すみません永流さん。お嬢様がご迷惑をおかけして」

 

「えっ?いやいや‼虚が謝ることじゃないって‼気にしないでよ」

 

「ありがとうございます。…………あの……永流さん」

 

「なに?」

 

「その…………失礼します‼」

 

「うわっ⁉」

 

虚が永流に謝ると、突然永流に抱きついてきた。

 

「う、虚⁉////どうしたの⁉////」

 

「その……昼間のお嬢様が羨ましくって、つい////」

 

「ついって…………」

 

「ふふ♪いいものですね?永流さんに抱きつくの♪」

 

「そんなにいいものか?」

 

「はい♪ですが、今回はここまでにしておきます」

 

そう言って永流から離れる虚。

 

「永流さん、後でお嬢様や本音たちを連れてきますので、一緒に夕食を食べませんか?」

 

「あ、ああ。分かった」

 

「それでは後ほど。失礼します」

 

そう言って虚は永流の部屋を後にした。

永流はとりあえず部屋に入り、シャワーを浴びてから荷物の整理をし、部屋にきた虚たちと夕食を一緒に食べた。

 

to be next stage

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

場所は衛生省。

衛生省で審議官を務める日向恭太郎の執務室で、恭太郎は猛からの電話を受けていた。

 

『以上が、今日学園で起きたことになります』

 

「分かった。報告ありがとう。君もゆっくり休んでくれ」

 

『はい。失礼します』

 

猛との電話を終え、受話器を置く恭太郎。

そして恭太郎は、目の前にいる人物たち、飛彩に大我、貴利矢に黎人に視線を向ける。

 

「審議官、風文字からなんと報告が?」

 

「とりあえず無事に1日を過ごすことができたみたいだ」

 

「とりあえずは安心だな?」

 

「ただ、来週に行われるクラス代表を決めるための試合をするらしい」

 

「クラス代表?」

 

「何故永流くんが参加するんです?」

 

「どうやら、織斑一夏が永流と永夢を腰ぬけ呼ばわりしたみたいだ」

 

「……なに?」

 

「あ゛?」

 

「なんだと?」

 

「ほう?」

 

飛彩たちの雰囲気が変わった。

その雰囲気は、、怒りにみちていた。

 

「ほう…………永流と永夢を腰ぬけ呼ばわりか。今から殺りに行くか」

 

「付き合うぜ鏡」

 

「自分もその話乗るぜ?」

 

「私も付き合おう」

 

そう言って4人は立ちあがり、部屋を後にしようとする。

 

「まてまて‼君たち、仮にもドクターと社長だろ⁉犯罪を犯そうとするな‼」

 

「審議官、世の中にはこんな言葉がある」

 

「「「「ばれなきゃ犯罪じゃない」」」」

 

「なるほど…………って、言い訳あるか⁉」

 

この後、恭太郎と衛生省の職員で4人をなんとか立ち止まらせ、犯罪を防ぐ事ができた。

 




今回はここまでです‼

次回は永流とあの女子が放課後に勝負します‼

次回も是非読んでください‼

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