お嬢様の異世界旅行   作:KKP110

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豪華な屋敷のパーティーってどんな感じなんでしょうかね。やっぱりドレスなどを着て大勢でワインを楽しんだりするものなのでしょうか。

では、本編参ります。


8話 パーティー

 

レミリアは地下での戦闘後、一旦自室へ戻った。

 

「そういやまだ着替えて無かったわね。せっかくのパーティーなんだもの、派手に行かなきゃ。」

 

咲夜の持ってきた赤いドレスを身に付け、わくわくしながら食堂へ向かった。

 

「今日のご飯はなんだろうなぁ。ルーミアちゃんはなんだと思う?」

 

「うーん...美味しそうな匂いがいっぱいあってわかんないや...。」

 

「今日の料理は全部咲夜さんが作ったんだよ。咲夜さん、今日は何を作ったんですか?」

 

「それはお嬢様が来てからのお楽しみよ。もう直ぐ着くらしいからそれまでの辛抱ね。」

 

3人は楽しく会話を弾ませていた。

 

「遅くなってごめんなさいね。早速だけど、これから私達の住人ルーミアの歓迎会を始めるわ! 咲夜、アレを。」

 

彼女の一言で食堂の灯りは全部消え、真っ暗になった。そして直ぐに明るくなり、小さな破裂音がなった。

 

『『『パンッッ!!! 紅魔館へようこそ!』』』

 

次の瞬間、食卓にずらりと豪華な夕食が現れた。これも咲夜の能力である。

 

「どう?びっくりしたかしら。中々面白いとは思ったのだけれど。」

 

「びっくりなんてものじゃないですよ!感動しました...。ありがとうございますお嬢様!」

 

「お礼なら皆に言うと良いわ。ここにはいないけど、パチュリー達も手伝っているからね。さて、冷めないうちに食べましょうか。」

 

レミリア達はわいわいと食事を楽しんだ。その後ルーミアはレミリア達と別れ、パチュリー達にお礼を言いに図書室へ向かった。

 

コンコン

 

「入って良いわよ。」

 

「失礼します。先日、ここの住人になりました!ルーミアと言います。今日はパーティーのお礼を言いに来ました。」

 

「お礼なら別に良いわ。それよりも貴方、妖怪なんでしょう?この目で見るのは初めてだわ。こっちにおいでなさい。」

 

頷いて奥に入っていくルーミア。彼女の前に立つと様々な場所を触り始めた

 

「基本的には体の構造は同じみたいね。他の種類は違ったりするのかしら。」

 

「はい、スピードが早い天狗や力持ちの鬼などがいます。」

 

「天狗に鬼ね、なんだか面白そうじゃない。これでこそ研究のしがいがあるってもんよ。他にはどんな妖怪がいるの────」

 

30分くらい質問ぜめにあったルーミアはヘトヘトになって解放された。

 

「ありがとう。今日は遅いからまたお願いするわね。」

 

「は、はい。おやすみなさい。」

 

(はぁ、疲れたぁ...。あんなに質問されるなんて初めてだよ...。よっぽど研究好きなんだなぁ。)

 

そう思いながら自室に入っていった。

 

「 さて、明日も早いからもう寝ようかな。おやすみなさい。」

 

ルーミアが寝静まった頃、レミリアは自室で咲夜と話し込んでいた。

 

「咲夜、この世界ではどんな常識も通じないと思いなさい。油断は禁物よ。それに、これから何か起こる様な気がするの

...」

 

「肝に命じておきます。この世界の情報をできる限り集めて参ります。」

 

「ありがとう。とりあえずこの話はお終いよ。また何かあったら報告しなさい。」

 

「承知致しました。」

 

これから始まっていく異変に彼女達はどうするのであろうか...

 

 

 

 




いや〜、幻想郷ってとっても不思議なところですよね。一回行ってみたいなぁとは思います。

次回は咲夜さんの情報収集のお話です。お楽しみに

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