お嬢様の異世界旅行   作:KKP110

19 / 21
パチュリーさんに出来ないことは無いんじゃないか、とこの頃思い始めてきました。助けて〜パチュえも〜ん(笑)。
こんなこと言ったら本の角で叩かれそうです。

では、本編はじまります。


19話 実力差

 

魔理沙は彼女が本を読み終わるのを待っていたが、ただ待つのも暇なので自分も読書をする事にした。

 

(此処には沢山の魔道書があるらしいな。少し見てみようか...。)

 

「賢者の石について」という本を見る事にした。

 

作者:パチュリー・ノーレッジ

 

賢者の石とは、簡単に言うと便利な道具である。卑金属を金に変えたり、寿命を延ばす事もできる。人間はこれをとても貴重な物として観ているらしいが、私にとっては石ころ同然の価値だ。

 

「賢者の石の価値が石ころと同じだって!?パチュリーってやつは一体どんなやつなんだ...。」

 

「それを書いたのは私よ。そんな石なんていくらでも作れるわ。」

 

パチュリーは彼女の目の前で賢者の石を沢山作りだした。

 

「こいつはすげえや!私が勝負に勝ったらこの石は貰ってくぜ。」

 

「欲しいなら持って行きなさい。さっさと終わらせるわ。」

 

パチュリーのスペルカードは4枚、魔理沙は2枚で勝負をする事になった。

 

パチュリー vs 魔理沙

 

『先手は私が貰うわ。火符「アグニシャイン」!!

 

なんと、本の中から沢山の炎の弾幕が放たれたのである!

 

「おいおい、何で本が燃えないんだよ!ってか熱っ!」

 

魔理沙は熱い炎の弾幕をグレイズした。(グレイズとは、弾をギリギリで避ける。かすめることである。)

 

『この本は特別なのよ。熱いのなら冷ましてあげるわ。水符「プリンセスウンディネ」!!

 

今度は泡の弾幕とレーザーが彼女を襲う!ダメ押しをするかのように巨大な弾幕も打ってきたのである!

 

『おいおい、このままじゃ避けきれずにピチュっちまうぜ...。ならここで使うしかないよな!魔符「スターダストレヴァリエ」!!

 

魔理沙は物凄いスピードでパチュリーの背後に回り、魔法アイテムの八卦炉を取り出した。

 

『この至近距離なら避けられないだろう!食らってくたばれ!恋符「マスタースパーク」!!!

 

魔力全快で放たれたマスタースパークは大図書館を丸々飲み込むくらいの勢いだった。だが、真正面からくらったはずのパチュリーがピンピンしていた。

 

「な、なんでそこに立っているんだ...?完全に当たったはずだぞ...。」

 

「その程度の魔法なんて避けなくてもいいってことよ。残念だけど、あなたの負けね。」

 

「そんな...。私の魔法が通じないやつなんているのかよ...。」

 

魔理沙は自信があった魔法を簡単に破られてしまい、かなりショックを受けていた。

 

「人間にしては大したものだわ。少しびっくりしちゃったもの。私は生まれついての魔法使いだから、差があるのは当然なの。」

 

「それでも負けた事には変わらないぜ。また勝負してくれ。いや、してください。」

 

「いつでも待っているわ。私も試したい魔法がいくつかあるもの。」

 

こうしてパチュリーと魔理沙の決闘はおわった。

 

 




やはりパチュリーさんは魔法使いとしての格が違うと言うかなんというか...

魔理沙が魔法レベル1だとすると、パチュリーさんは100の差があるイメージです。あくまで魔法力ですので、身体能力等は魔理沙ちゃんの圧勝です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。