こんなこと言ったら本の角で叩かれそうです。
では、本編はじまります。
魔理沙は彼女が本を読み終わるのを待っていたが、ただ待つのも暇なので自分も読書をする事にした。
(此処には沢山の魔道書があるらしいな。少し見てみようか...。)
「賢者の石について」という本を見る事にした。
作者:パチュリー・ノーレッジ
賢者の石とは、簡単に言うと便利な道具である。卑金属を金に変えたり、寿命を延ばす事もできる。人間はこれをとても貴重な物として観ているらしいが、私にとっては石ころ同然の価値だ。
「賢者の石の価値が石ころと同じだって!?パチュリーってやつは一体どんなやつなんだ...。」
「それを書いたのは私よ。そんな石なんていくらでも作れるわ。」
パチュリーは彼女の目の前で賢者の石を沢山作りだした。
「こいつはすげえや!私が勝負に勝ったらこの石は貰ってくぜ。」
「欲しいなら持って行きなさい。さっさと終わらせるわ。」
パチュリーのスペルカードは4枚、魔理沙は2枚で勝負をする事になった。
パチュリー vs 魔理沙
『先手は私が貰うわ。火符「アグニシャイン」!!』
なんと、本の中から沢山の炎の弾幕が放たれたのである!
「おいおい、何で本が燃えないんだよ!ってか熱っ!」
魔理沙は熱い炎の弾幕をグレイズした。(グレイズとは、弾をギリギリで避ける。かすめることである。)
『この本は特別なのよ。熱いのなら冷ましてあげるわ。水符「プリンセスウンディネ」!!』
今度は泡の弾幕とレーザーが彼女を襲う!ダメ押しをするかのように巨大な弾幕も打ってきたのである!
『おいおい、このままじゃ避けきれずにピチュっちまうぜ...。ならここで使うしかないよな!魔符「スターダストレヴァリエ」!!』
魔理沙は物凄いスピードでパチュリーの背後に回り、魔法アイテムの八卦炉を取り出した。
『この至近距離なら避けられないだろう!食らってくたばれ!恋符「マスタースパーク」!!!』
魔力全快で放たれたマスタースパークは大図書館を丸々飲み込むくらいの勢いだった。だが、真正面からくらったはずのパチュリーがピンピンしていた。
「な、なんでそこに立っているんだ...?完全に当たったはずだぞ...。」
「その程度の魔法なんて避けなくてもいいってことよ。残念だけど、あなたの負けね。」
「そんな...。私の魔法が通じないやつなんているのかよ...。」
魔理沙は自信があった魔法を簡単に破られてしまい、かなりショックを受けていた。
「人間にしては大したものだわ。少しびっくりしちゃったもの。私は生まれついての魔法使いだから、差があるのは当然なの。」
「それでも負けた事には変わらないぜ。また勝負してくれ。いや、してください。」
「いつでも待っているわ。私も試したい魔法がいくつかあるもの。」
こうしてパチュリーと魔理沙の決闘はおわった。
やはりパチュリーさんは魔法使いとしての格が違うと言うかなんというか...
魔理沙が魔法レベル1だとすると、パチュリーさんは100の差があるイメージです。あくまで魔法力ですので、身体能力等は魔理沙ちゃんの圧勝です。