携帯獣の能力を宿す者の幻想伝 作:幕の内
それと今回は短めです
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
「あ・あれは一体・・」
「!?」
俺は今までで誰も見たこともないポケモンを宿したのだ。宿したのはレシラム、ゼクロムが合体して、いや本来の姿を取り戻した伝説のモンスターだ。更にどうやら抜け殻から生まれたキュレムの力まで取り込んで更に強力になったようだ。一か八かだったけど成功して本当によかったと思う。俺の周りには三体の力とそしてこいつ自身のドラゴンタイプの力が混ざった強烈なエネルギーがあふれていた。
(凄い力を感じる。あの三体の力がすべて感じるし、一つ一つがそれ以上にすら感じる。・・・・名前はどうしよかな・・)
そう思っていると俺のコピーが「フリーズボルト」を発動した。しかも「パワフルハーブ」も使ってきた。しかし俺も「パワフルハーブ」を使い
「「!?」」
「コールドフレア」!!
俺はすかさず「コールドフレア」で迎え撃った。両者の技はぶつかり合ったが
「!?」
「はああああああああ!!!」
あっという間に俺の「コールドフレア」がコピーの「フリーズボルト」を押し切った
ビュボアアアアアーーー!!
凍てつく火炎がコピーを飲み込んだ。威力は格段に上昇していた。コピーは何とか耐えていたが、俺は次は膨大な雷エネルギーを纏って
「らいげき!!」
「!?」
バリバリバリドーーーーン!!!
今度はゼクロムの大技を放った。威力もゼクロムのものよりも上だった。コピーは直撃は避けたものの、余波だけでも大きく吹き飛ばされてしまった。そして周りの結界も崩壊寸前になった
「くっ。木戸真聡!貴方は本当に何者なの?」
流石の閻魔である映姫も驚きを隠せない。そして俺は口を開いた
「貴方にはもう勝ち目ははない。今俺を地獄に送らないというのならここで終わりにしますけど」
「ふざけないでください。あなたは危険すぎるんですよ。力ずくでも」
そうは言うものの映姫は内心では怯んでいた。真聡の後ろにとてつもない力と威圧感を持った銀色のドラゴンがいて、自分をにらみつけているかのように感じたからだ。しかし彼女にも閻魔としてのプライドがあり、退くことを許さなかった。彼女は今までよりも更に強力な結界を張る。そして今の俺のコピーを発動させようとしたが
「あおいほのお」
「!?」
有無も言わさず灼熱の青い火炎で焼き払った。そんなことは波導で、いやそれを使うまでもなくお見通しだった。そして
「!?か・鏡が」
「やはりな」
俺はコピーをする際には謎の鏡を使っていることに気づいていた。俺はそれを熱で溶かしたのだ
「さああ。そろそろ堪忍したらどうだ?」
「くっ」
「・・・しそうもないな。ならば・・・」
俺は力を開放する。すると混沌とした四つの強烈なエネルギーが凄まじい勢いで一斉にあふれ出した。そのパワーは
パキパキ・・・パ・キーン!!
「!?」
それはさらに頑丈にしたはずの結界まで破壊してしまった。映姫は驚愕はしたが、自身の力を限界まで高めてコピーも起こして最大まで力を溜めさせた。俺は技名を考えていた
審判「ラストジャッジメント」!!
「フリーズボルト」!!
二人は最高の威力の技を解き放った。そして俺も迎え撃つ。俺はこの技を名付けて
「マスターノヴァ!!」
「「!?」」
ズッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
それは一瞬だった。世界を滅ぼしかねない力を持つポケモンのエネルギーが限界までたまって解放された超極太の一撃だった。それは二人をあっという間に飲み込んでいった。放たれたエネルギーは地獄に到達しそうだった。このままじゃ地獄は消滅しかねない。だから俺はあらかじめ放ってすぐに上に行くようにしていた。そしてそれはどこまでも伸び、やがて地球を突き抜けた。そして周りを焼き、凍てつかせ、破壊していきながら遥か彼方へ消えていった
周りはすっかり荒れ果ててしまった。曲げたとはいえ、三途の川は原型がないし、周りも全て吹き飛んでしまった。おそらく地獄にも多少被害が出ただろう。しかし俺はこの力には破壊だけではないことを感じて念じる。するとそのエネルギーはあふれ出し
パアアアアアアアアア・・・
俺から放たれたエネルギーが荒れ果て場所を瞬時に戻してしまった。原理はわからないけど、このポケモンには途轍もない力を秘めているようだ
その時俺はこのポケモンに名前を付けた。こいつの名前は・・・
「(ゼクシレム)・・・これでいくか」
ゼクシレム NO.??? タイプ:ドラゴン
今作オリジナルのポケモン。レシラム、ゼクロムが合体した古にいた本来の姿のドラゴン。更に抜け殻であったキュレムの力を取り込んで更に強力になった。神々しい銀色のボディーを持つ。三体の技を全て使える上に、更に強力な威力を持つ。しっぽには炎と雷、氷の力と自身の持つ膨大なドラゴンタイプの力が混ざった強烈なエネルギーが溢れ出している。その力は世界を滅ぼしかねない強力なエネルギーを持つが、荒れ果てた地をもとに戻す力も兼ね備えている。彼は真の英雄にのみ姿を現し、「真理」を司るいう
とくせい 「マスターフォース」
とくせい「かたやぶり」の効果に加え、ほのお、でんき、こおり、ドラゴンタイプの技が2倍になる
「マスターノヴァ」 タイプ:ドラゴン 威力:200 命中:95
限界まで溜めた四つの属性を解き放つ。これにはやけど、まひ、こおりをどれかそれぞれ50%の確率で引き起こす。一言でいうと超凄い「トライアタック」である。ただし代償として、とくこう、こうげきが二段階ダウンしてしまう。ちなみにフェアリータイプを貫通する
種族値
HP 125
こうげき 190
ぼうぎょ 95
とくこう 190
とくぼう 95
すばやさ 115
合計 810
名前はゼクロムとレシラムとキュレムを混ぜただけです
司るものを「真理」という設定にしたのは単純にレシラムの「真実」とゼクロムの「理想」のかしら文字を合わせてピッタリだと思ってこれにしました