携帯獣の能力を宿す者の幻想伝   作:幕の内

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異変では初戦闘だというのにちょっとふざけています。
まあやってる本人はまじめなんですが


VS紅美鈴

~紅魔館・庭~

 

「私の蹴りと互角とは・・・。あなたは普通の人間ではありませんね。何者なんですか?」

「俺は木戸真聡。人里で自警団隊長をやっているものだ」

「では私も名乗っておきましょうか。私の名は紅美鈴。この紅魔館の門番を務めているものです。お嬢様に近づけないためあなたはここで倒れてもらいます」

 

すると彼女は何かを取り出し叫ぶ

 

(弾幕か!)

虹符「彩虹の風鈴」!

 

すると名前の通り虹のように円を描きながら迫ってくる。俺はコジョンドのスピードとしなやかな動きを生かして交わし

 

「こちらも遠距離技と行こうか。「スピードスター」!」

 

俺は星形のエネルギー弾を何発も弾幕風に放つ。相手もそれを回避しようとするが

 

 

「!!これは追尾弾幕」

 

そう「スピードスター」は相手をどこまでも追尾する。しかし威力は低いので相手の弾幕で簡単に相殺される。しかし・・・

 

「!?しまった!」

 

俺の狙いは相手に近づくこと。「スピードスター」は囮のようなものだ。俺はすかさず「とびひざげり」をした

「クッ」

 

相手は回避できないと悟り腕でガードする。しかし勢いのついた蹴りは強力な威力を生み出し体制を崩す。

 

「おおおおおおおお!!」

 

俺はその隙を見逃さずの連続攻撃を仕掛ける。そして相手に「はっけい」をお見舞いした

 

「カハ」

 

相手の腹に命中して吹き飛んだ。しかし空中で宙返りしてすぐに体制を立て直す。しかしそれは想定内。俺は瞬時に近づいて攻撃を繰り返すが

 

「いい攻めですが。私を甘く見ないでください」

 

しかし相手も俺の攻撃をかわして拳打をくらわす

 

「ウッ」

 

しかし俺も負けじと反撃する。そして両者の蹴りと拳打の応酬となった

 

ドカ、バキ!ガッ、ボカ!

 

しばらくは拮抗していたが徐々に相手に押され始める。俺もコジョンドやルカリオなどで修業はしてきたが、相手は相当長く修練を積んできたようだ。経験とそして技の一つ一つの質の差は歴然だった。

 

(このままだとまずいな。一旦距離をとるしか)

 

しかし相手はなかなかそうはさせてくれない。何とかチャンスを見つけるまで俺は粘った。そして相手が蹴りを繰り出す瞬間にしゃがむそして起き上がる反動を利用して

 

とんぼがえり(サマーソルト)!」

 

俺は某格ゲーの軍人の得意技のような蹴りを繰り出す。え?パクんなって?

細かいことは気にするな。そもそもサマーソルトとはとんぼ返りという意味なんだし

 

そして俺はそのまま一旦距離を置いた

 

しかしそうしたところで相手には弾幕がある

 

幻符「華想夢葛」!

 

今度は青色の弾幕が俺を襲う。おれも「スピードスター」や「めざめるパワー」、「いわなだれ」などで応戦するがさすがにコジョンドでは分が悪い。俺はここでジャラランガにチェンジした。

 

「スケイルノイズ」!

 

強烈な音波が前方を広範囲に広がり相手の弾幕を全て相殺する。その隙に俺は「りゅうのまい」で自身の能力を上昇させる。そしてさらに「ふるいたてる」を使った

 

彩符「極彩颱風」!

 

今度はまた虹色の弾幕を放つ。しかし球の動きは複雑で数も多い。俺は何とか交わしていく。そして俺は再び「スケイルノイズ」を放つ。「ふるいたてる」によりとくこうは上昇しており先ほどより威力は高い。弾幕を消し去る。弾幕により威力は弱まっているが攻撃は美鈴にヒットしダメージを与える。そして俺は再び接近戦に打って出た

 

「ドラゴンクロー」や「かわらわり」などで攻め立てる

 

しかし美鈴も負けじと応戦してくる。「りゅうのまい」によりスピードは増してはいるが手数はあちらの方が上。時々ダメージが入る。そのたびに痛みが大きくなる。「スケイルノイズ」は強力だがぼうぎょを一段階下げてしまう。二回使って二段階ダウンの状態なのでコジョンドの倍近くの防御力を持つジャラランガでもきつかった。しかし「りゅうのまい」によりこうげきも上がっている。一撃の威力ではこっちの方が勝っていた。それをいかして何とか相手の体制を崩す。そして名前をパクっているけどこの際気にせず、懐に飛び込み

 

スカイアッパー(昇竜拳)!!」

 

某格ゲーの必殺技をスカイアッパーで再現して放つ。その威力で紅魔館全域に衝撃波が発生して地形が変わってしまった

 

美鈴は天高くふき飛び、そして落下してくる。しかし俺はそれを受け止めた。

流石に気を失ったらしい。俺はひとまず館の中に入り壁際に寝かせた

そしてそのあとすごいキズぐすりで傷と体力を回復させた。とはいえ薬も数に限りがあるし使うチャンスがいつもあるとは限らない。気を付けないとな

そして俺は美鈴の方を向き

 

「正直なところを言うと接近戦ではお前の方が勝っていたよ。まともにやればこちらがやられていただろう。だが俺は初戦でいきなり負けるわけにはいかないんでな」

 

そう言い残し、俺は館の内部へと進む。しかししばらく進むと後方から

 

「おーい。真聡!!」

 

と声がする。振り向くとそこには・・・

 

「魔理沙!?」

 

霧雨魔理沙がそこにいたのであった

 




コジョンド    NO.620   タイプ:かくとう

コジョフーの進化形。腕には長い体毛があり、それを振り回す。両手で放つ連続攻撃は目にも止まらない速さで脅威。こうげきが高く「とびひざげり」の威力は強力。また意外ととくこうもあり「はどうだん」も使えたりする


ジャラランガ   NO.784  タイプ:ドラゴン・かくとう

アローラ地方の600族。弱いポケモンには一切手を付けず、気配を感じるとしっぽの鱗を鳴らして音を立てて自分の存在を教える。弱いポケモンはこれで逃げていくという。鱗は固く攻防一体であり、かつてはその鱗で武器や日用品に加工されて使われていたらしい。アッパーカットが必殺技でそれによる衝撃で周りの地形は変わってしまうほどの威力がある。ただゲームではかくとうタイプの技のレパートリーにあまり恵まれていなかったりする。専用技は強力だが使うとぼうぎょが一段階下がってしまうドラゴンタイプの技「スケイルノイズ」

美鈴が格闘系キャラなので元現世出身というのも含めて某格ゲーの技を入れてしまいました。次からはまじめです(多分)
それと霊夢はもう少し後から登場する予定です

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