幻想破滅曲 ~Ruin song~   作:東方マニア

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悪魔の兵器
悪魔の兵器 第一部 八雲紫


 「あなたが持ってる物をちょっと貸して。」「指をかける所にある引き金は絶対に引くなよ!」直後、物凄い発射音と共に、近くにあった花瓶を弾が貫通した。「え、なにこれ凄くない?」「あのさ、家のものを壊すのやめてくれない?」魔理沙が怒ってしまった。でも怒るのは当然だ。「で、矢島だっけ?これからどこに行くか決まってるか?」

まだだ、と話そうとしたとき霊夢が「紫の所に行くわよ」と。「はあ?お前頭おかしくなったのか?わざわざ敵さんの所に行って、こんにちわ~、って言ってるもんだぜ?!」「紫?誰だそいつは?」急に魔理沙が睨んできた。紫と言うと何故睨んでくるか分からない。「紫は、この幻想郷の管理者的な奴で境界を自由に出入り出来る能力を持っている妖怪よ。」

 意味が分からない。能力ってなんだ?とりあえず言わないでおこう。言うと、「うるさい。」とか言われ、ボコボコにされるからだ。とりあえず私達は魔理沙の家を出発したが、さっきから後ろに視線を感じる。「なあ霊夢、魔理沙。さっきから視線を感じるのだが。」「分かっているんだぜ。霊夢、多分、紫だよな。」「ええ。そうよ。」全員は、後ろの木に狙いを定め、一斉攻撃をした。まるで当たっている感じがしない。また、後ろに視線を感じたので銃を連射した。しかしそれは、黒い割れ目の形に吸い込まれ、「誰だ!!」というと、

「久しぶりね霊夢、魔理沙。あと…人間さん?」人影をよく見てみると狐のしっぽのような物をつけた女性が傘を被りながら立っていた。私はどこを見ていたかとというと、となりの黒いモヤモヤと、その大きな胸をじっとみていた。「紫、あなた外の世界に大きなスキマを作ったでしょうが?!」「いや…私は何も‥?ただあなた達を見ていたら可哀そうだったから見ていただけよ。最後に、言っておくけど、何故、空に穴が開いたのかを知っている人はいるわ。その人の名は…。」それを言ったら急に地響きがなり、そっちを向くと、巨大な二足歩行の機械が迫ってきた。霊夢が紫に叫ぶと、紫は微笑みスキマで逃げた。「くそっ!あいつ…」「今そんなことを言ってる暇はない!!逃げるぞ」霊夢と魔理沙はうなずき、私達は空を飛んで命からがら逃げた。」やっと逃げてきた。「あれは何なの?」と「分からない。逃げてる最中に、猛攻撃してきたから何も見ていない。」「でも決まったんだぜ。紫が秘密を知っていることを。」突如、前方からミサイルやらナパーム弾やらがとんできた。さっきの機械だった。「もう追い付いて来たのか?!」「こうなったらやるしかないわね。」いきなり魔理沙が「マスタースパーク!!!」こう叫び、手に持っている何かから光線がでた。それは、機械に当たり破壊されたかに思えたが違っていた…。


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