幻想破滅曲 ~Ruin song~   作:東方マニア

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序章
序章 第一部 少女との出会い


 2014年。突如、東京の空に大きな穴が出現した──

 

 

 政府は、その大穴を調査した所、それは異次元に繋がっていると判明し、調査関係者は大喜びだったが、町の住民には不安しかなかった──

 

それから二週間後、政府は東京に世界各地から精鋭部隊を集結させ、大穴に突入したが三日経過しても戻ってはこなかった・・・。そこで政府は、私達日本軍に「中の状況を見に行き、状況を報告せよ。」と命令。それで行くことになったがそれは日本が興味本位で承諾したものだった。

行く際にヘリコプターで乗り込まなければならない。穴の周辺はまるで嵐の如く暴風がとんでいる。これはどういうことか予想はつく。「やめたほうがいい。」こういっても乗っている人は全員無視。が、よく見ると操られているように見える。私は舌打ちをした後、渋々座った──

 

 穴にやっと入った瞬間、目の前がまぶしい光に包まれ、あらゆる機器の警報がなる。鼓膜がやぶれそうだった。耳が痛いと思ったら今度はヘリが落ちてゆく。急いで脱出しようとパラシュートを取り、窓から飛び降りた。その直後「くそっ!外れない!!」思いっきり紐を引っ張ってやっと外したが地面に激突、そのまま意識を失った。

 

 あれからどのくらい時間が経ったのか分からない。どうやら布団の中にいるらしい。とても気持ちいい(結構モフモフするな)そう思い、私は体を起こした。まだ全身が痛む。

部屋をよく見てみるととても整頓されていた。(ここは、神社か?)こう思い扉を開けるととても綺麗な景色が広がっていた。「やはり神社だ。しかし、一体ここはどこだ?」ブツブツ言ってると、出てきた部屋から「その傷を受けても立てれるなんて、あなた本当に大丈夫なの?」と言いながら、頭に赤いリボンをつけ、巫女のような赤い衣装を着た少女が出てきた。「お前は誰だ?」と聞くと「はあ?お前とは何様よ! これからうるさくなるわ!絶対に魔理沙がくるじゃない!異変だとか言いながら。はあ~助けなきゃよかった。」(うるさいんだよこの幼女が!)こう言いたくなったが我慢して「ここは日本か?」少女はムスッとしながらも答えた。「日本?なにそれ?ここは幻想郷だけど?」一瞬ギョッとなった。「そそれじゃあ、俺の仲間は?」「全員死んでたわよ。」ウソだ、ウソだ!ウソだ!! 発狂してしまい恥ずかしくなってきた。「と、とりあえず名前を聞こうかしら。私は博麗霊夢(はくれいれいむ)あなたは?」「矢島博昭(やじまひろあき)だ。」「それじゃあ、あなたの体が完璧な状態になったら魔理沙の所へいくわよ。」渋々うなずいた。

 


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