要塞空母デスピナ出撃す。 第1篇仮初の世界   作:まはまは

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あけましておめでとうございます。
昨年は、皆様に多大なご愛顧を頂きました。
本作品は、5月にスタートし今では、UAも25,000を超えました。そしてお気に入り登録は180人。本当にありがとうございます!
今年も、よろしくお願いします。

さて、今回は今までの話を少しだけほんの少しだけ振り返る回になっています。

2018年1月1日
ウォースパイトの晴れ着姿の実装に伴い修正
やべー、ウォースパイトがめっちゃタイプ。




番外編3 年末年始

第4章 西方海域編

番外編3 年末年始

 

12月31日 23:58

横須賀鎮守府 空母寮 自室

 

裕一「うーん、紅組か…どう見ても白組だっただろう今年」

副長「そうですか?今年、アニソン歌ってる方結構出てましたから当然じゃないですか」

部屋の居間にカーペットを敷きテレビの前に置かれたコタツに潜り込む。

砲雷長「あ、中継始まりますよ」

航空参謀「あー、今年ももう終わりですかー」

裕一「早かったねー」

副長「大変でしたねー」

砲雷長「でも、いい年でしたねー」

航空参謀「そして、楽しい年でしたねー」

中継の除夜の鐘を聞きながら、この世界に来てからを振り返る。

 

大妖精「どうか、私たちの世界を救って下さい。」

 

翔鶴「翔鶴型航空母艦の翔鶴です。見たことのない艤装を着けているようですがあなたは?」

 

中村「デスピナ、改めて横須賀鎮守府へようこそ」

 

瑞鳳「玉子焼き食べる?」

裕一「食べりゅーーー!!!!」

 

工廠長「イレギュラー。この膠着した戦局を覆すほどの圧倒的な強さを持つものをこの世界に招いたんだ」

 

裕一「そう、卑屈になるな。遠慮しなくていいから。」

山風「あっ!あり…ありがと…。」

裕一(…守らねば!俺は、今、山風教に入信します!)

 

裕一「怖くはありませんか?俺が」

翔鶴「いいえ、とても心強く感じました」

 

中村「お!ミサイルもあるじゃないか…なんで妖精だけ開発で出てくんの?」

翔鶴「では、今日は一緒に食べましょうね。デスピナさ・ん」

 

航空参謀「艦長!素晴らしいです!」

航空大隊長達「皆、あなたについて行きます!空爆、万歳!!」「好きー!抱いてー!!」

 

裕一「似合ってますよ」

翔鶴「あ、ありがとうございます。」

 

ウォースパイト「それなら欧州方面に行く時一緒に来てくれる?」

高野「はい。バンバン撃って敵を潰して下さい」

 

裕一「大和さんは、いいお嫁さんになりますね」

大和「お、お、お、お嫁さん!!」

 

裕一「各員に通達、これより秋のアルマゲドン祭りを開催する!」

裕一「北方海域を火の海に!」

妖精「空爆バンザイ!!!!!」

 

裕一「ぐっ…、被害を報告せよ」

副長「大破判定です…」

裕一「救難信号を放ち、船体の維持に努めよ…」

 

翔鶴「ううっ…わたし、しんぱい、したんですよ…。デスピナさんが…大破したって聞いて…。」

翔鶴「轟沈したら…、どうするつもりだったんですか!私…、まだ恩返しもできていないのに…。」

 

三博士「3人揃って、EDF三博士!」

 

秋月「うぉおお、美味しいよー!!」

 

裕一「秋雲亭から出る翔鶴本を」

秋雲「さすがは、デスピナさん。今回は、私が担当させて頂きました」

裕一「これはこれは、先生。ぜひ良い値で買わせて頂きます」

 

翔鶴「え…、これって…」

裕一「メリークリスマス、翔鶴さん。俺からのクリスマスプレゼントです」

 

 

副長「私、出てきてないですねー」

砲雷長「私もですねー」

航空参謀「フォーー!出てきてたぜ!」

裕一「なに、人の回想を見てるんだよ」

そして、テレビの時刻が0:00になった。

それと同時に指輪から妖精さん達が一斉に飛び出し、

妖精さん達「「「あけましておめでとうございます!」」」

副長「あけましておめでとう!」

砲雷長「あけましておめでとうございます」

航空参謀「HAPPY NEW YEAR!!」

裕一「あけましておめでとう、みんな」

そして、成り行きで新年の訓示を言うことに

裕一「改めて、あけましておめでとうございます」

「「「おめでとうございます!」」」

裕一「昨年、我々は、この世界にやってきた。艦娘と共に深海棲艦と戦い、そして北ではフォーリナーとの戦闘もあった。これから戦局は、さらに激化するだろう。1月にはいよいよ西方方面反撃作戦が始まる。今年もあなた達の力をたくさん借りる、どうか今年もよろしくお願いします」

妖精さん達から拍手が巻き起こり、

「「EDF!EDF!」」

の大コールとなった。

 

裕一「さて、前から予告していたがあれを始めようと思う」

俺を含めて、妖精全員が真面目な顔になる。

裕一「三博士、頼みます」

三博士「了解」

三博士が使われていない寝室に入っていき、居間に大きな機械を取り出してきた。

その機械を見た途端、妖精さん達から歓声があがる。

それをオハラ博士がそれを鎮め、ドラムロールが始まる。

オハラ博士「みんな、待たせたな。これが!EDFの技術力の結晶!」

デッデンと効果音と共に全員の視線が巨大な機械に集まる。

オハラ博士「大人数型人生ゲーム、VR版3だ!!」

「「「「いぇーい!!!」」」」

オハラ博士「早く、遊びたいか!」

「「「いぇーい!!!!!」」」

オハラ博士「では、朝までゲームだ!」

「「「「「いぇーい!!!!!!」」」」」

 

大人数型人生ゲーム VR版3

EDFの技術力の結晶の画像型ゲーム。

全部で256名同時に人生ゲームを行える。また、リアリティーはもちろん異世界転移など現実では、まずない人生体験も出来る素晴らしいゲーム。

また、ゲーム内での1時間は現実の10秒ほどのためたくさん遊べます。

さらに、長時間のプレイによる健康への被害はなし。心置き無く楽しめます。

 

 

2025年 1月1日 09:00

 

あのあと、人生ゲームを終えて鎮守府近くの神社にやってきた。そこに、晴れ着姿の翔鶴さんを見つけたので挨拶しに行く。

裕一「あ、翔鶴さん。あけましておめでとうございます」

翔鶴「あけましておめでとうございます、デスピナさん。」

瑞鶴「お、あけおめーデスピナさん。」

そこに、もう1人こちらにやって来た。

大和「あら、デスピナさん。あけましておめでとうございます」

裕一「大和さん。あけましておめでとうございます」

こちらも晴れ着姿の大和さんが。さらに、

ウォースパイト「Happy New Year.デスピナ。」

裕一「あけましておめでとうございます、ウォースパイトさん。」

いつものドレスではなく赤色の布地でバラ模様があしらわれた美しすぎるウォースパイトさんが。付き添いで昨年着任したアーク・ロイヤルもいる。

さらにさらに、

朝潮「デスピナさん!あけましておめでとうございます!」

霞「あけましておめでとうございます。今年もよろしくね」

山風「あけまして、おめでと…」

裕一「お、あけましておめでとう」

駆逐艦の娘達もやってきた。

俺の周りにかなりの人が集まってしまった。さすがに、少し通行の邪魔なので

お参りをさっさと済ませることにした。

チャリーン ガラガラ パンッパンッ

裕一(鎮守府の皆が健康でいられますように。あ、あとウォっぱい揉めますように、ハプニングでもラッキースケベでもいいから!)

一礼して終わり。

 

お参りを終え、おみくじをひき、今年の運勢は…

裕一「うーん、小吉か」

ほかの面々を見ると、

瑞鶴「いぇーい、今年も大吉。翔鶴姉は?」

さすがは、幸運艦。翔鶴さんは…

翔鶴「あ、あわわ…」

瑞鶴「翔鶴姉!?どうしたの!」

翔鶴「聞いて、今起きたことをありのまま話すわ。……私、今年吉だったの!!」

瑞鶴「なん、だと…。毎年、凶ひどい時は大凶をひいていた翔鶴姉が、今年は吉だと」

翔鶴「やったわ!瑞鶴!」

翔鶴「良かったね、翔鶴姉!」

翔鶴と瑞鶴が抱きつき喜びを分かち合う。

良かったね、翔鶴さん!

大和「あ、私は中吉ですね」

朝潮「私も、中吉です」

大和さんと朝潮は安定の中吉。

ウォースパイト「うーん?これは…大吉ね」

ウォースパイトさんは大吉。こちらも幸運艦の実力が発揮されている。

霞「吉かー、まぁまぁね」

霞は吉。

山風「末吉…」

山風はどうやら結果が良くなかったようなので、頭を撫で少しでも運が上がるよう願っておこう。

 

12:52

空母寮 自室

 

初詣から帰ってくると、居間のテーブルの上に大きな餅が置かれていた。

裕一「副長、これどうしたの?」

副長「これですか。さっき私達でついた餅です」

砲雷長「お雑煮用についておきました」

航空参謀「へへっ、旦那。あっしらの自信作でっせ。よく伸びますぜ」

妖精達がどこか誇らしげな顔をしている。

裕一「みんな…ありがとう。さぁ、お雑煮食べるぞ!」

「「「「いぇーい!!!!!!!!」」」」

 

元旦は、妖精さんとの信頼が強くなった日だった。

 

 




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