戦闘シーンを上手く書ければいいのですが…なかなか難しいですね。
番外編は次話で終わる予定です。
それではどうぞ。
番外編 別のイレギュラー
第3話
かれらの戦力はとてつもないものだった。中規模な侵攻が何度かあったがなんなくこれを撃滅できた。しかし、問題があるとしたら、資材の消費がすごい。だいたい1回の戦闘でこれまでの2倍の消費量である。もし、全力で戦うことになった時の消費量を考えると…。それでも艦娘達の負担はかなり軽減されたのだから良しとする。
彼らが来て4日目。確かお昼過ぎだった。
ここ最近、艤装の損傷する機会が無くなっているが、欠かさず艤装の点検をしていた時だった。
ビー、ビー、ビー
大淀「総員戦闘配備!現在深海棲艦の大規模な侵攻を確認!直ちに出撃せよ!繰り返す…」
予想通り深海棲艦による大規模な侵攻が始まった。
工廠長「直ちに出撃準備をしろ!」
工廠妖精達「「はい!」」
司令室
オペレーター妖精「現在、艦娘、華月艦隊による防衛線を構築8割。また、国防陸軍の配備は6割完了。」
高野「敵の戦力は?」
オペレーター妖精「!?これは…、」
高野「どうした?」
オペレーター妖精「elite、並びにflagshipクラス多数!戦艦100隻以上、空母200以上!?他の艦種に関してはそれぞれ推定500隻以上…。」
高野「……。」
私も驚愕のあまり言葉が出なかった。少しして提督が復活し、
高野「いったい、どこからこれだけの戦力を…。いや、まさか…!?」
何か悪い予想をしたようで、
高野「直ちに、南鳥島の状況を!」
オペレーター妖精「南鳥島ですか?なぜでしょうか?」
高野「急げ!もしかすると、いや、間違いなく南鳥島に深海棲艦の拠点が構築されているかもしれん!」
オペレーター妖精「!?わ、わかりました!」
数分後、結果は最悪である。
オペレーター妖精「南鳥島に深海棲艦の拠点が構築されています。また、新種の深海棲艦も確認されました。」
高野「…、なぜ気づかなかったのだろう。予想できた事だった…。」
そう1人呟いた。
すると、突然自分の頬を殴った。
高野「─っ、すまん。取り乱した。現状は最悪だが、まだまだ希望はある。」
そう言って、提督は立ち上がり
高野「龍國大天海軍艦隊に通信を繋げ!」
オペレーター妖精「はい!」
華月「はい、華月です。」
高野「私だ、今しがた悪い知らせが入った。現在南鳥島に深海棲艦の拠点が構築されている。また、新種の深海棲艦も確認された。」
華月「我々にその拠点と深海棲艦を潰せと?」
高野「そうだ、こちらで防衛線を維持している間に敵の拠点並びに新種の深海棲艦の撃滅を要請する!」
華月「了解です。これより我が艦隊は敵拠点の破壊、並びに新種の深海棲艦を撃滅します!」
高野「頼む。」
華月「任せてください、それでは。」
華月さんは通信を切った。
高野「各艦娘に通信、『日本の興廃この一戦にあり。総員一層の奮戦努力せよ!』」
オペレーター妖精「了解!」
こうして、日本近海奪回戦が始まった。
赤城視点
提督から『日本の興廃この一戦にあり。総員一層の奮戦努力せよ!』と通信があった。
赤城「各艦、深海棲艦を後ろに決して通すな!この命に変えてでも敵を撃滅せよ!」
艦娘達「了解!」
見張り員妖精「敵接近!」
赤城「第一次攻撃隊発艦始め!」
私は矢を弓で放つ。矢が零式21型に変わり上がっていく。鳳翔さんや龍驤さんからも艦載機が上がっていく。
金剛「敵艦補足、ファイヤー!」
比叡「主砲撃ちます、当たって!」
金剛さんたちも砲撃を始めました。
これが深海棲艦との死闘の始まりでした。
華月視点
さっき、南鳥島に深海棲艦の拠点と新種の深海棲艦がいるとの情報が入り、これを撃滅せよと依頼された。
華月「さて、いこうか。あまり時間も、無さそうだし。」
信濃「その前に周りの深海棲艦を潰してからだね。」
剣関「第一次攻撃隊、第一次空戦隊発艦開始!」
蒼勝、國勝、剣関、信濃から計21,000機の艦載機が上がっていく。
俺も攻撃準備に入る。
華月「四十八式徹甲弾装填!100cm三連装砲全砲門撃てー!」
主砲33門が一斉に火をふく。
そして、33発の四十八式徹甲弾が駆逐艦5隻、軽巡3隻、重巡10隻、空母6隻、戦艦9隻を海の底に葬った。
その後、深海棲艦の艦載機とこちらの艦載機の航空戦が始まり、空には深海棲艦側の艦載機がいくつも爆発し黒煙の花を咲かせていた。
華月「さぁ、急ぐぞ!」
工廠長視点
司令室
オペレーター妖精「艦隊、現在第一次防衛線にて深海棲艦の攻勢を食い止めることに成功。また、龍國大天艦隊は南鳥島沖に急行中。後1時間24分で海域に入ります。」
高野「そうか、引き続き警戒せよ。工廠長、補給状況は?」
工廠長「はい、現在第二次防衛線に補給艦を待機させており、順次補給可能。また、工作艦明石も配備し、艤装の修理も可能です。」
高野「流石だな。」
工廠長「これくらいは当然です。今回は過去最大の防衛になるでしょうから。」
オペレーター妖精「司令部から艦隊へ。順次補給を行え。第二次防衛線にて補給可能。」
赤城「艦隊、了解。金剛さん、龍驤さん、吹雪さん、叢雲さん、五月雨さんを補給のため後退させます。」
オペレーター妖精「司令部、了解。」
工廠長「司令部から後方支援艦隊へ。5隻、補給に入る。」
明石「支援艦隊旗艦明石から司令部へ。了解。」
赤城視点
司令部からの許可がおりたので、
赤城「金剛さん、龍驤さん、吹雪さん、叢雲さん、五月雨さん。第二次防衛線にて補給をおこなってください。」
金剛「了解ネー。龍驤、ブッキー、叢雲、さみー。後退するヨー。」
龍驤「ほな、少しばかり頼むで。」
金剛さんたちが後退していくのを確認し、
赤城「各艦に通達。これより順次補給作業を行う。人数が減った分は残りの者達でカバーしろ。以上。」
艦娘達「「「了解。」」」
さぁ、私も頑張らないといけませんね。
赤城「攻撃隊発艦始め!」