変更
5月29日 海防艦3隻を追加、計197隻に
第1章 横須賀鎮守府編
第9話 部屋で
俺は、105号室の鍵を開け中に入った。
内装は、広さは10畳、おそらくリビングだろうか、テーブルと椅子が2つ、家電はテレビとエアコンがある。隣にはキッチンがあり、シンクとガスコンロオーブン付き、冷蔵庫、電子レンジ、食器棚がある。どうやらリビングはリビングダイニングらしい。入口から左のほうにドアがあり、なかは洋式のトイレがある。そしてその隣に入口からみて部屋の奥に扉が2つ。こっちは、シングルベッドと机、クローゼットがある。また、クローゼットの中には自分の着ている服がすでに7着入っている。どうやら、急いで準備してくれたようだ。
今は、一人のためかなり広く感じ、殺風景である。
裕一(お給料貰ったら色々買い揃えなければ…)
頭のリストに買わなければならないものを書いていく。当面は、一文無しでやっていかなければならない。幸い、衣食住は確保されているので何とかなる。
裕一(いやー、軍属はある程度の生活を保証され、国民の税金から給料が払われ、素晴らしいものだ。前の世界では、戦争が無い平和なものだったからな、税金泥棒なんて言われていたが。
まぁ、どっちがいいのかなんて分からないけど。)
とりあえず、暇なのでテレビを点ける。夕方のためニュースが放送されている。なんと、前の世界とほぼ同じである。転移する日の朝、流れていた事件が、どうやらこっちでも起こっていたらしく、今日犯人が捕まったそうだ。
それから、テレビを見ながら時間を潰していると部屋のドアがノックされた。
コンコン、
翔鶴「デスピナさん、いらっしゃいますか?翔鶴です。」
部屋の時計を見ると、18:40であった。
裕一「はーい、鍵開いているのでどうぞ。」
翔鶴「お邪魔します。」
翔鶴さんが入ってきた。
翔鶴「そろそろ、歓迎会ですので行きましょう。」
裕一「すいません、わざわざ、お迎えに来て頂いて。」
翔鶴「いえ、気にしないで下さい。私がやりたくてやっているだけですから。」
俺と、翔鶴さんは部屋を出て、鍵を閉め食堂へと向かった。
向かっている途中俺と翔鶴さんは話しながら歩く。
裕一「今、横須賀鎮守府にどれだけの艦娘がいるんですか?」
翔鶴「確か…、戦艦が18隻、空母、水上機母艦が27隻、重巡が21隻、軽巡、雷巡、練巡が26隻、駆逐艦が88隻、補給艦が2隻、潜水艦10隻、海防艦3隻、工作艦1隻、揚陸艦1隻の計197隻が横須賀鎮守府に所属しています。他の四鎮守府同じくらいですね。」
裕一「結構いるんですね。」
裕一(この世界では、掘りというものが無くていいなー。)
俺は、そんなことを考えていた。