鉄壁のブロッコリー(仮   作:Kiryu-14

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エタる未来しか見えないが頭の中で暴走するイマジネーションを止められませんでした。

タグはまだ未完成ですのでそこのところお願いします。




まさに、ブロッコリー!

「………んぅ?」

 

ふと違和感を感じて目覚めた朝、別に首を寝違えたとか熱がありそうとか体調不良みたいな感じではないが自分が自分でない(・・・・・・・・)ような不思議な感覚のせいで俺は目覚めた。

 

昨晩は夜遅くまでソシャゲやネットサーフィンをしてて結局寝たのは夜というより朝方に近い時間だったしそれが原因か……?

しかし別に寝不足で頭がボーッとしてるわけでもなさそうだ。むしろいつもより体の調子は断然いい、よくわからないが不思議な力(・・・・・)が湧き出てくるようだ。

 

とにかく目覚めてしまったのだしベットから出るか。

ええっと時計は〜…まだ朝の7時かよぉ、もう少し寝させて…………ってこんな時計、俺持ってたか?

 

少しばかりの寒気で眠気のふきとんだ今、改めて部屋を見渡してみると……あれ?

 

「ちょい待って、ここどこッ!?」

 

綺麗に整頓された部屋、参考書の並ぶ学習机、部屋の隅に置いてあるどデカイスポーツバッグ、その隣のサッカーボール、本棚には漫画やサッカー雑誌が規則正しく並べて収納されている……あ、なんかあの漫画見たことないけど面白そう、って違う!!!

 

え、待って待って。真面目にここどこ?

まさかこれが今まで暮らしてた自分の部屋だとは思えない。俺の部屋は大学生が一人暮らしできる程度の簡素なアパートの一室だ、決してこの部屋みたいに流しやトイレの装備されていない個室ではない。

これじゃあどっかの一軒家の子供部屋みたいな感じだぞ?

 

「なんだよ、マジで意味ワカンねぇ…!」

 

思わず自分の頭を抱えて唸ってしまう……ゴワッとしたボリューミーな髪の毛の感覚が手に伝わって来た。

 

……ちょっと気持ちいい

 

なんだこの感覚は、ゴワゴワとフワフワが同時に来るようなこの感覚!少しサイドに手を伸ばせばあの丸刈り特有のザラザラした感覚の味わえる…今まで味わったことのない未知なるこの物体はなんなんだ!?

 

いや、俺の髪の毛だよ。昔から癖っ毛だとは言われてたけど最近床屋とか美容室に行ってなかったからなぁ、いつの間にこんな特殊な髪の毛になってしまったのか……

 

 

…………(ゴワゴワ

 

 

……………(ザラザラ

 

 

………………(ゴワフワ

 

 

 

さすがにおかしいですよねぇ!?

 

え、いつの間に俺はこんなアフロみたいな髪型になったの!?昨日なんか変な化学実験して失敗したっけ!?そんな危険な実験、家でできるか!!俺はバリバリの(?文系だ!いつ理系の大学に編入したんだよ!!

 

さっきから感じていた違和感のレベルが天元突破して、パニックになった俺はとりあえず自分の現状を確認するためにベットから飛び降りて廊下に出ようとする。

 

……そしてついに見てしまった、部屋の片隅に置いてあった鏡に映る自身の姿を。

 

 

中々にがっしりとした体型、背もそこそこに高く、体の所々から鍛え上げた筋肉がそこそこ主張している。

 

しかし俺の目に飛び込んで来たのはそんなものではない。

 

自分の頭の上に乗っかる黒いモジャモジャの塊、いや髪の毛なのはわかるが…どう見てもアフロというやつだろう。ついでに何故か耳周りは綺麗に剃られており、この髪型の奇抜感を一層と際立たせていた。

 

 

 

そう、それはまぎれもない………ブロッコリーだった

 

 

 

 

 

 

「なんじゃこりゃぁぁあああああ!?!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




逆行ものと憑依もので迷いましたが話の展開の都合上、憑依系となりました。

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