「ランスロット卿、あなたほどの騎士がなぜ!?ここを通るなら貴方もまた王に裁かれるのですよ!?」
ガウェインの弟ガへリスは叫んだ、ひとえにその騎士を尊敬していたが故に非武装で止めようとしていた。
「なぜですかランスロット卿?なぜ私ではなくあの女を選んだんですか、なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなんで!!!!!!!,!……なーんてわかってますよあの女があの売女が貴方を誘惑したんでしょう?私にはわかってますよ?なのでまずはあの女を処刑します。その際はぜひ私に執行させていただきたいですね。その後は王ですねなにせあの愚王が売女を野放しにしていたせいで、貴方が汚されたんですから当然です。その次はこの国ですね、この国があの愚王をいただいたんだから当然ですその次はあの女の出身国ですね、あの国があの売女をこっちに寄越さなけれその後はこの世界ですね絶対に滅ぼしてみせます。」
そしてガウェインの妹ガレスは尊敬していたランスロットが不倫をしたので余りの怒りと悲しみで黒化していた。その背後には目がいっちゃってる赤髪の二頭身少女?と白髪で黒に赤い縦縞が入った女がいるが今この時にはそこまで問題は無い 。
なぜなら、
「くっこの身体中に寒気が走るほどの敵意魔物のたぐいか.!?くっ時間はないが無辜の民を護るためにもここで斬る。」
あまりの殺気(本人には向けられていない)に彼女を魔物と勘違いしているからである。その横にいる男はもはや化物とともいるせいで召喚術師か邪悪な魔術師にしか既に見えていなかった(声はもはや届く状態ではなかった)。
〜戦闘中〜
「ガフっ」
死闘を制したのはランスロットであった。ガレスはあくまでランスロットを傷つけようとはしていなかったからランスロットはほぼ無傷であった。(なお戦闘の余波でガへリスは死んだ)
「まさか!?貴殿はガレス卿!?それにあれはガへリス卿か!?なぜあんなことに!?私は(アグラヴェイン卿はどうでもいいが)円卓の騎士をしかも無手のものを手にかけてしまったのか……いや後悔するのはあとだ急いで王城に向かわなくては!」
(ふふふ、これであの方は私を忘れられない。なぜならあの方は高潔なる湖の騎士なのだから……)
その後ランスロット卿はギネヴィアを助けることになるが、彼が人知れず世界を救っていたことを知るものは誰もいなかった。