ハイスクールD×S×G   作:汰灘 勇一

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どうもみなさんお久しぶりです米田です。

今回は悪意持参の煉獄の義姉弟とのコラボストーリーです。陽太郎らしさを出せてるかかなり不安です

では、最新話、どうぞ


第十二話「渾沌と狂宴をもたらす煉獄の覇者」

「だから! 仕事の量減らせっていってんだろ! この禿神!」

 

 真っ白の宮殿にて一人の女性が叫ぶ。その女性の前にはつるっ禿の神と呼ばれたおっさんがいた。

 

「貴様! 主神にそんな口の利き方をするのか!? 敬う気持ちはないのか!?」

 

「ねえよ! あんたのせいで私達がどんだけ迷惑被ってると思ってるのよ! あんたがありえない量の仕事やあんたのミスを押し付けられたせいで何人もぶっ倒れてるんだよ! 私達を過労死させるつもりか!」

 

女性、いや女神の背後には禿げ神に抗議する同僚の姿が……

 

女神や同僚達は目の下にクマを作っていた。どうやら何日も寝ていないそうだ。

 

「貴様ら……!」

 

「そこまでです」

 

禿げ神は顔を真っ赤にして女神に掴み掛かろうとしたその時、宮殿の扉が開いて、白いワイシャツの上にボタンをかけていない学ランを着て、黒いズボンを履いている青年が眼魔コマンドを引き連れてやってきた。

 

「き、貴様は・・・・・・!」

 

 青年の姿を見て禿神は怯えていた。青年の名は鬼崎陽太郎。ヴラド・スカーレットの部下であり転生した世界で問題を起こした転生者を処刑する転生者ハンターとして有名である。

 

「ヴラド・スカーレット様の使者、鬼崎陽太郎。ただいま参上しました」

 

「何故、お前がここにいる!」

 

「ここにいるあなたの部下の方々があなたの行ってきた不正や違法行為について告発してきたので、あなたを連行しに来ました」

 

「ぐっ・・・・・・」

 

 禿神は自分の部下を睨むが、部下達はそっぽを向いて無視する。

 

「あなたを転生法違反、並びに労働基準法違反の罪で連行します」

 

「し、知らん! ワシは知らん! それは部下の・・・・・・」

 

「良い訳は後ほど聞きます。連れて行きなさい」

 

 陽太郎は聞く耳を持たずに眼魔コマンド達に禿神を連れていかせる。そんな彼に女神は近づく。

 

「陽太郎君、お疲れ様です」

 

「いえ、コレも仕事ですから・・・・・・すいません、この許可書に許可のサインをください」

 

 陽太郎は一枚の紙を女神に渡して、女神はそれを眼に通して一通り確認する。

 

「ああ、瓢箪天性の処刑許可書だね。良いよ許可する。というか、お願いするね。そいつはあの禿神のミスで死んで私が管理していたハイスクールD×Dの世界に禿神が転生させた存在だから。赤龍帝の籠手が欲しいって無茶なお願いしたせいでこの世界はハイスクールD×Dの世界と仮面ライダー、シンフォギアとさらに二つの世界・・・・・・まあ、その二つの世界は世界観は一緒だけど世代が違うんだよね・・・・・・」

 

「成る程・・・・・・」

 

「あの神はさらにミスして女の子を一人殺してしまってこの世界に転生させてしまったの。そのこはハイスクールD×Dの事は知らなくて、ただ特撮が好きな普通の女の子だったんだけどね・・・・・・めっちゃ良い子なのよ」

 

「その子の事はかなり詳しそうですね」

 

「ああ、たまに特撮のことについて熱く語り合ってるのよ。彼女、かなりの特オタでね。彼女の特典も仮面ライダー関係だったしね。彼女は幼少期にイッセー君と面識あるしね」

 

「そうなんですか・・・・・・しかし、この世界には二人も転生者がいるんですね」

 

 陽太郎は女神から資料を受け取って拝見している。

 

「いや正確に言うと、二人と一頭だよ」

 

「一頭?」

 

「うん。彼はこの世界が生まれた被害者の一人だね。『あいつら』がこの世界で復活して彼の世界の主人公は無くなってしまったからね」

 

「・・・・・・他の世界を侵略したのですね『あいつら』は」

 

「そうだよ。それで何故かこの世界に転生していた・・・・・・」

 

「そういうことだね・・・・・・さてと、これで準備完了。このチケットを使えばゴーストイッセーがいる世界にいけるよ」

 

 陽太郎と話しをしながら書類作業を終えた女神は一枚のチケットを陽太郎に渡す。

 

「ありがとうございます」

 

「言っておくけど、瓢箪天性以外は処刑することは今回は認めないからね。リアス・グレモリー達も転生者に洗脳されたわけではないから」

 

「分かりました・・・・・・ただ、その世界の兵藤一誠と戦ってもいいですか? 彼の力量を量りたいので」

 

「・・・・・・やり過ぎないのなら」

 

「分かりました。では、失礼しました」

 

 兵藤一誠と戦う事の許可を貰った陽太郎は微笑んで女神に礼をして宮殿を後にする。

 

 そして、幽霊電車に乗り込みゴーストイッセーがいる世界を目指す。

 

 

 

 それから数分後、駒王山に幽霊電車が到着して、陽太郎は部下である刀眼魔、青竜刀眼魔、斧眼魔、ガトリング眼魔を引き連れて降りてきた。

 

「さあ・・・・・・狩りの時間だ」

 

 陽太郎は笑いながら獲物がいる場所に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「弦十郎さん、今、現場に到着しましたが特に異常はありません」

 

 陽太郎が駒王山について数分後、イッセーと翼、奏とマリア、クリスの五人が二課からの司令で高麗雄宇山にやってきたが、何も異常を見つけられなかった。

 

『そうか・・・・・・念のためもう少し調査してくれ』

 

「分かりました」

 

 弦十郎の指示でイッセー達はもうしばらく調査することにした。

 

「そういえば・・・・・・立花達の姿が見えないが」

 

「あー響と切歌と調が宿題終わっていないから未来とセレナがサボらないか監視してるんだ」

 

「そ。そうか……」

 

響達がいないことを気にした翼はイッセーから事情を聞いて何とも言えない顔をする。

 

「調査が終わったら差し入れを持って様子を見に行こうか」

 

「おっ、良いねえ。じゃあ、帰りも後ろ乗せてくれよイッセー」

 

「か、奏姉⁉︎」

 

すると、奏がイッセーの左腕に抱きついてイッセーのは真っ赤になる。

 

「ちょっと……何してるのよ奏⁉︎」

 

「くっ付き過ぎだぞ!」

 

「別に良いだろ。アタシとイッセーの仲だし」

 

イッセーに抱きついてきた奏にマリアとクリスは抗議する。奏は特に気にしてはいない。

 

「たまには後ろを譲りなさい!」

 

「お前ばっか相乗りしてんなよ!」

 

二人ともイッセーの後ろに乗りたいようだ。イッセーは気がついてないようだが。

 

「くっ……馬があることで遅れを取るとは……」

 

翼も悔しがるが、意味がわからない。

 

 

『みんな! すぐにポイントAー3の廃工場に急行してくれ!』

 

「どうしたんですか、弦十郎さん?」

 

『リアス君たちが眼魔に襲われている! 何者かが眼魔を使役してれようだ!』

 

「っ! 分かりました! 至急、向かいます!」

 

弦十郎からの連絡を受けて廃工場に向かうイッセー達。

 

 

 

「ここにはぐれ悪魔がいるらしいわ」

 

イッセー達が連絡を受ける前、悪魔の仕事で廃工場を住処にしているはぐれ悪魔を討伐しにリアス達がやって来た。

 

「では、私達が戦うのでアーシアちゃんと瓢箪君は下がって見ていてください」

 

「は、はい!」

 

「うぃっす……」

 

 朱乃の指示にアーシアは素直に、瓢箪は不服そうにしている。

 

 廃工場内を進んでいると、何かがこちらに向かっているのを感じた。

 

「っ! 止まりなさい!」

 

「た、助けてくれ!」

 

 リアスは朱乃達に止まるように指示する。そして彼女たちの前に人型のはぐれ悪魔が現れた。はぐれ悪魔は何かに怯えてるようだ。

 

「ぎゃあっ!?」

 

 だが、はぐれ悪魔は頭を打ち抜かれて塵となって消滅した。

 

「な、何なの一体・・・・・・」

 

 突然の出来事に何がどうなっているか理解できなかった。誰がはぐれ悪魔を倒したのだろうか。

 

 すると、コツン・・・・・・コツンと誰かが歩いてくる音が聞こえた。

 

 そして、暗闇から竜の頭のような物がついた杖を持った青年が現れた。

 

 リアスは一人前に出て青年と向かい合う。

 

「私の名前はリアス・グレモリー。魔王サーゼクス・ルシファーの妹であり、この地域を管理している者よ。あなたがあのはぐれ悪魔を倒してくれたの?」

 

「ええ、そうです。仕事でここに来たらたまたま遭遇したので」

 

「そう、なら、お礼を言わせてくれる?」

 

「いえ、あくまで仕事なので・・・・・・それにここにいたおかげでターゲットを見つけられました」

 

 リアスははぐれ悪魔を倒した青年を警戒していると、青年はにこやかにしながら話した。そして、杖をある人物に向ける。

 

「転生者、瓢箪天性、君を狩らせて貰う」

 

どこからか、刀眼魔、斧眼魔、青龍刀眼魔、ガトリング眼魔、眼魔コマンドが現れる。

 

「なっ⁉︎ が、眼魔!?」

 

「瓢箪天性は俺がやる。お前たちはリアス・グレモリー達の足止めをしろ」

 

『はっ!』

 

陽太郎の指示で眼魔コマンド達はリアス達に群がり、瓢箪は陽太郎に顔を掴まれてリアス達と引き剝がさせられた。

 

「朱乃! 私と祐斗が時間を稼ぐから二課に応援を要請して! 祐斗は私と眼魔の相手を、白音はアーシアを守りなさい!」

 

「はい!」

 

リアスの指示のもと、朱乃は二課に通信を入れて祐斗は魔剣で眼魔コマンドを切り裂くが、コアを破壊できないので肉体が再生してしまう。

 

「吹き飛びなさい!」

 

リアスが滅びの魔力を放つと眼魔コマンドはコアごと破壊できるが、数が多すぎる。

 

「えいっ」

 

白音の拳で眼魔コマンド達は吹き飛ぶが、祐斗同様、コアを破壊することは出来ない。

 

「がっ! ぐあっ!」

 

「ほらほら! どうしたんだい? オリ主の力ってこんなものか? この程度で最強を自称するなんて笑えるね」

 

瓢箪は陽太郎に腹を思いっきり蹴られて蹲ったところに髪の毛を掴まれて、顔面を殴られたり、膝蹴りを食らっている。

 

「はあ……つまらない。つまらなさすぎる! こんなにも手応えがないなんて思わなかったよ。これでは武器も使う必要ないね」

 

「舐めるなぁぁぁっ!」

 

キレた瓢箪が赤龍帝の籠手を出現させて突っ込んでくるが、陽太郎はそれを避けて、首に手刀を叩き込む。

 

瓢箪は悲鳴も上げることができずに倒れこんだ。

 

「なんだこの程度……か、はぁ~ がっかりだ、がっかりだよ!誰か僕の心を満たしてくれる人は居ないのかな!?」

 

 陽太郎は倒れ込んでいる背中を何度も何度も踏みつける。満たされぬいらだちをぶつけるかのように。

 

「あー・・・・・・もういいや」

 

 そう言って地面に転がる瓢箪を蹴飛ばして瓦礫の山まで飛ばす。

 

「もうお前に用はない。消えろ」

 

 陽太郎は杖を瓦礫の山に向けてトリガーを引こうとした。

 

「ライダー・・・・・・ブレイク!」

 

 トリガーを引こうとしたその時、廃工場の壁をゴーストライカーで突き破って仮面ライダーゴーストが現れた。

 

「はあっ!」

 

「うおりゃっ!」

 

「喰らいやがれ!」

 

「はああっ!」

 

『STAR DUST ∞ FOTON』

 

『千ノ落涙』

 

『QUEEN's INFEAND』

 

『INFINITE † CRIME』

 

 さらに突き破られた壁から無数の槍、無数の刀。そして大量のエネルギーの弓矢と大量の短剣が眼魔コマンド達を貫いていく。

 

 それはシンフォギアを纏った奏、翼、クリスにマリアだった。

 

「イッセー! それに奏さんに翼さん、クリスにマリアさん!」

 

「遅れてごめんみんな! ・・・・・・で、あなたが姫島先輩が言っていた眼魔を操っている人間か・・・・・・何で人間が眼魔を?」

 

 ゴーストは陽太郎と対峙する。

 

「やっと来たか・・・・・・兵藤一誠。いや・・・・・・仮面ライダーゴースト」

 

「俺の事を知っているのか?」

 

「ああ・・・・・・君と一度戦ってみたかったんだ。さて、装者のみなさんにはこいつらの相手をして貰おうか」

 

 陽太郎が片手をあげると、青竜刀眼魔と刀眼魔、ガトリング眼魔、斧眼魔が現れた。

 

『数はちょうど四対四・・・・・・』

 

「良いぜ、相手になってやる」

 

 奏達は眼魔達と共に工場を飛び出していき、残ったのは陽太郎とゴーストとグレモリー眷属の面々だ。

 

「さあ、始めようか」

 

 そして、陽太郎は懐からベルトとパスのような物を取り出して、ベルトを腰に装着する。

 

 イッセーにはそのベルトに見覚えがあった。

 

 陽太郎はベルトについている一番目のボタンを押す。すると、ベルトからはおどろおどろしいメロディーが流れて、右手にパスをイッセーに見せつけるかのように持ち、横にのばし、手首を返す。そして、パスをベルトにかざした。

 

「変、身・・・・・・」

 

『PHANTOM FROM』

 

 音声と共に陽太郎の姿は銀色の姿になり、青黒い炎が次々と身体にまとわりつき、ディープブルーの鎧となり、左腕には連結器と海賊のかぎ爪をもした籠手が装着されていて、白いマフラーを首に巻いて頭蓋骨のようなものが眼前まで移動して、形状を整えて仮面となる。

 

「電王・・・・・・?」

 

「いや、違う。僕は・・・・・・」

 

 イッセーはその仮面ライダーに見覚えがあった。あの夢に出てきた電王という仮面ライダーと似ていた。だが、微妙に違う。

 

 

「仮面ライダー隷汽、鬼崎 陽太郎……渾沌の夢に沈もう……』

 

 陽太郎、いや、仮面ライダー隷汽は名乗ると、杖を構える。

 

 

 

 

 

 

 

『戦闘用BGM 君ト云ウ音奏デ尽キルマデ』

 

『STAR DUST ∞ FOTON』

 

 奏が投げた無数の槍が青竜刀眼魔に襲いかかるが、青竜刀眼魔は青竜刀を回転させて槍を弾いていく。

 

 そして、槍と青竜刀のぶつかり合いが起きる。

 

『どうした! 装者の力とはこんな物か!』

 

「なら、これはどうだ!」

 

『LAST∞METEOR』

 

 槍を頭上でドリルのように旋回させて振り下ろすと、 巨大な竜巻が暴れ狂い青竜刀眼魔を空中に吹き飛ばす。

 

『ぬおおおおおっ!』

 

「これで終わりだ!」

 

 奏は槍を力一杯に投げて、青竜刀眼魔は槍に貫かれて爆発した。

 

「やったぜ!」

 

 

 

 

 

 

「風鳴翼! 推して参る!」

 

『こい!」

 

『戦闘用BGM月煌ノ剣』

 

 眼にも止まらない速さで刀を振るう翼だが、刀眼魔は刀の動きを目で追って防ぐ。

 

 翼と刀眼魔の刀がぶつかり合い、火花が散る。

 

「せいっ!」

 

「ぐっ!」

 

 最初は互角であったが、速さは翼の方が上でどんどん刀眼魔は推されていく。

 

『なら、秘技で!』

 

 刀眼魔は後ろに飛んで背中に燕の翼をはやして、空に飛んだ。

 

「秘技か・・・・・・なら、こちらも奥義で応えよう!」

 

 翼はもう一本刀を創り出して柄をつなぎ合わせて双刃刀に変形させて炎を纏わせる。

 

『秘剣燕返し!』

 

『風輪火斬』

 

 刀眼魔は翼に向かって飛び、翼も高速移動で近づきながら剣を振り回して炎の円を作り、すれ違いざまにお互い斬撃を繰り出す。

 

 そして、二人とも着地して・・・・・・

 

『ぐっ・・・・・・見事だ』

 

 刀眼魔が膝をついて倒れて爆発した。

 

「あなたの剣も見事だった・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『戦闘用BGM TRUST HEART』

 

『BILLION MAIDEN』

 

「喰らいやがれ!」

 

『ぬおおおおっ!』

 

 クリスは両腕の計四問のガトリングが超連射で銃弾を放ち、ガトリング眼魔も両腕のガトリングで応戦するが数が・・・・・・

 

「持ってけダブルだ!」

 

 さらにクリスはミサイルを二発発射した。

 

『ちょっ、そんなのあり・・・・・・ぎゃああっ!』

 

 ガトリング眼魔はミサイルと銃弾のアメを浴びて爆発した・・・・・・合掌。

 

 

 

 

『戦闘用BGM Stand up! Ready!』

 

『INFINITE † CRIME』

 

 マリアは歌いながら大量の短剣を斧眼魔に向けて投げるが、バリアで防がれてしまう。

 

『ふはははははっ! 無駄だ! 俺に貴様の攻撃など当たらん!』

 

 攻撃が当たらないことで安心しているのか余裕そうな斧眼魔は高笑いする。

 

 マリアは攻撃が当たらなくても攻撃を続ける。

 

『おのれ・・・・・・まだ分からんのか・・・・・・俺の攻撃を喰らえ!』

 

 斧眼魔はバリアーの中から斧を大量に投げる。マリアはそれを走って避ける。

 

『ふははははっ! 避けることしかできんのか!』

 

 大量の斧を投げながら斧眼魔は自分の勝利を確信した。

 

「はあっ!」

 

『がっ!』

 

 マリアは斧を投げた瞬間に出来た隙間に短剣を投げて、その短剣が斧眼魔に突き刺さる。

 

「悪いわね。あなたのその技、もう見切ってるの」

 

 さらにマリアは手で操作して大量の短剣を斧眼魔に突き刺して、斧眼魔は爆発した

 

「ふうっ・・・・・・」

 

「そっちは終わったかマリア?」

 

「アタシ達は終わったぞ」

 

「ええ、こっちも終わった所よ」

 

 一息ついていると、マリアの元に眼魔を倒した翼達がやってきた。

 

 マリアは笑顔で翼達を迎える。

 

「さて、イッセーの方に応援でも行くか」

 

「いや、あっちももう終わってるんじゃ・・・・・・」

 

「ぐあああっ!」

 

『オヤスミー』

 

 この後どうするか話し合っていると、工場の壁を突き破り、イッセーが飛んできた。地面に転がり変身が解除されてしまった。

 

「なっ・・・・・・」

 

「何で・・・・・・」

 

 マリア達は驚いた。まだ経験が少ないがそれなり強敵と戦っているイッセーが吹っ飛ばされたのだ。陽太郎は何者なのだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 イッセーが吹っ飛ばされる前・・・・・・

 

「ウィリアム・テルさん!」

 

 廃工場内でゴーストは隷汽と戦っていた。ゴーストは懐から草色の眼魂を取り出して、オレゴースト眼魂と交換してベルトに装填する。

 

『アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー!』

 

 すると、ベルトからロビンフッドに似たパーカーゴーストが飛び出してきた。ロビンフッドパーカーゴーストと違ってアンテナのような物が二つあり、ベルトのような物が無くて長袖である。

 

『カイガン! ウィリアム・テル!』

 

『射貫く! 打ち抜く! リンゴと悪!』

 

 ゴーストはウィリアム・テルパーカーゴーストを身に纏い、仮面ライダーゴースト ウィリアム・テル魂に変身した。

 

 すると、どこからか草色のカモメ、カモメスピーカーが飛んできて、スピーカーになりガンガンセイバー・ガンモードの銃口に合体してガンガンセイバー・クロスボウモードになる。

 

「はあっ!」

 

「ふんっ!」

 

 ゴーストはボウガンモードのトリガーを引いてボウガンの矢を放つ。だが、隷汽は杖で弾いてしまう。

 

 何度も何度も放つが、結果は同じだ。

 

「ぐっ! ならこれはどうだ!」

 

『ダイカイガン! ガンガンミナー! ガンガンミナー!』

 

 ガンガンセイバーをベルトにかざしてアイコンタクトして必殺技を放つ

 

『オメガシューティング!』

 

 ボウガンから頭と両腕と両脚を打ち抜くべく矢を放つ。

 

「・・・・・・はっ!」

 

「なっ!」

 

 隷汽は杖を振って無数の竜巻を創り出して、ボウガンの矢を全て弾いてしまいそのままゴーストも弾き飛ばしてしまう。

 

「ぐあっ!」

 

「・・・・・・何だ? 君の力はこんな物か?」

 

 吹き飛ばされたゴーストは地面に転がり、そんなゴーストを軽蔑するように隷汽は眺める。

 

「まだだ・・・・・・マリア姉! セレナ! 力を貸してくれ!」

 

 ゴーストは立ち上がり、アガートラーム眼魂を取り出して、ウィリアム・テル眼魂と交換する。

 

『アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー!』

 

 ウィリアム・テルパーカーゴーストが霧散して、ベルトからアガートラームパーカーゴーストが飛び出してくる。

 

『カイガン! アガートラーム! 貫け正義! それが聖剣!』

 

 アガートラームパーカーゴーストを身に纏い、仮面ライダーゴースト アガートラーム魂に変身して左腕の籠手から短剣を取り出して、無数の短剣を操り、駆ける。

 

「うおおおっ!」

 

 無数の短剣が隷汽を襲うが、隷汽は杖で弾いて避けようとしない。それでもゴーストは諦めず、隷汽に瞬時に近づき、左腕の籠手で思いっきり殴る。

 

「・・・・・・どうした? これだけ?」

 

 隷汽は片手で受け止めて握りつぶすように力を込める。

 

「ぐっ・・・・・・! こい!」

 

 ゴーストは右腕で短剣を操作して隷汽に向けて短剣を飛ばす。隷汽は左手を離して後ろに飛んで避ける。

 

「これなら!」

 

『EMPRESS REBELLION!』

 

 今度は隷汽に蛇腹剣を向けて振り下ろす。隷汽は落胆したのかのように肩を落として変身に使ったパスをベルトにかざした。

 

『FULL CHARGE!』

 

 隷汽は杖を長銃状態にしてドラゴンをかたどったエネルギー砲をゴーストに向けて放ち、ゴーストは吹き飛ばされて壁を突き破った。

 

 

 

 

 

「ぐっ・・・・・・!」

 

「まだ、立とうとするのかい? 無駄だよ。君がいくら立ち上がろうと僕には勝てない。諦めなよ」

 

 隷汽の技を受けて変身解除されたイッセーは立ち上がろうとするが、立ち上がることが出来ない。

 

 そんなイッセーに一歩一歩近づく隷汽。

 

「まだだ・・・・・・俺はみんなを守るんだ・・・・・・」

 

「みんなを守る・・・・・・ね。こんな弱いのによくそんなことが言えるね」

 

 隷汽はそう言ってイッセーの背中を踏みつける。

 

「ぐあっ!」

 

「てめえっ! その脚をどけろ!」

 

 イッセーの背中を踏みつけている隷汽に向けて銃を向けて発砲するが、隷汽は片手でそれを弾く。

 

「なっ・・・・・・」

 

「今、彼と話してるところなんだ。じゃましないでくれるかな」

 

 隷汽は指を鳴らすと大量の眼魔コマンドが現れてクリス達装者と吹っ飛ばされたイッセーを追ってきたリアス達を囲む。

 

「っ! 邪魔よ!」

 

「イッセー!」

 

 イッセーに近づこうにも眼魔コマンドを何度倒してもそのたびにまた眼魔コマンドが現れる。

 

「あの屑に比べたら君は確かに強いけど、歴戦の仮面ライダー達に比べたらまだまだ。僕の知る仮面ライダーゴーストの方が偉人の力を使いこなしてた。僕の知る仮面ライダーはシンフォギアの力を使いこなしていた。君が身に纏ってる力は何だ? 見かけだけの張りぼてなのか? 君には期待していたんだけどな・・・・・・」

 

 隷汽はイッセーを蹴って仰向けにして背を向ける。

 

「さっさと仮面ライダーの力を捨てて普通の生活に戻りな。今の君はいずれ来るであろう戦いできっと足手まといになる」

 

「・・・・・・待て」

 

 去ろうとする隷汽をイッセーは引き留め立とうとする。

 

「まだ諦めないのかい? 君と俺の力の差は歴然だよ。諦めなよ」

 

「確かに俺は弱い・・・・・・そんなのは分かる。だけど、俺は諦めない! どんな困難にもあらがい命を燃やし続けた歴戦の英雄達の様に俺もこの命が燃え尽きるその時まで立ってみせる!」

 

 イッセーは身体が震えながらも立ち上がる。

 

「強がりを。今にも倒れてしまいそうなのに・・・・・・呆れたよ。何故そこまで立とうとする」

 

「強がって悪いか・・・・・・惚れた人達の前で無様な姿を見せたくないのが男ってもんだろ」

 

 ちらりと奏とマリア、翼とクリスを見てオレンジの眼魂を取り出してベルトに装填する。

 

『アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー!』

 

 ベルトからガングニールに似たガングニールパーカーゴーストが出現して、イッセーの周りを踊るように飛び、イッセーは印を結ぶような動きをしてベルトのトリガーを押し込む。

 

『カイガン! ガングニール! 君と私、繋ぐ拳!』

 

 ゴーストはガングニールパーカーゴーストを纏い、仮面ライダーゴーストガングニール魂へと変身した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マリアさん、翼さん、奏さん、クリスさんの四名、眼魔コマンドの妨害でイッセー君に近づけません!」

 

「なら、響君達を向かわせろ!」

 

 二課の本部で司令室では職員達が慌てていた。イッセーが今にも隷汽にとどめを刺されそうになっている。

 

「なんなら俺が・・・・・・」

 

「ダメです! 司令に何かあったら二課はどうなるんですか!」

 

「ぐっだが・・・・・・」

 

「っ! 司令! かなりの高いフォニックゲインを確認コレは・・・・・・」

 

 司令である弦十郎は自らが出動してイッセーを助けに行こうとしたが友里に止められてしまう。そして、藤尭がモニターに映るアウフヴァッヘン波形を確認した、そのアウフヴァッヘン波形は・・・・・・

 

「ガングニール・・・・・・だと!?」

 

 

 立花響と天羽奏と似たアウフヴァッヘン波形、ガングニールの物だった。

 

 

 

 

 

「繋ぐぜ、絆!」

 

 ゴーストは拳を構えて隷汽に肉薄する。

 

『戦闘用BGM 私ト云ウ 音響キ ソノ先ニ 兵藤一誠version』

 

 歌いながらゴーストは何度も殴る隷汽は避け続ける。

 

「この曲……響の?」

 

 隷汽は殴ってきたゴーストの右手を掴み殴ろうとするが、その前にゴーストに蹴り飛ばされてしまう。

 

「なっ!」

 

「ハアアアッ!」

 

 ゴーストに蹴り飛ばされるとは思わなかった隷汽は一瞬、戸惑い、ゴーストは隷汽を殴ろうと右手を突き出したが、隷汽に掴まれて瓦礫の山に投げられてしまい、砂埃で何も見えなくなる。

 

「少しはやるようになったじゃないか。それでも僕には……っ!」

 

 砂埃の中から大きな槍が飛び出してきて隷汽は、咄嗟に右手で槍を掴んで後ろに何歩か後ずさるが、何とか止まる。

 

「流石にこれは驚いたよ。だけどこの程度で僕は……」

 

「ウオオオオッ!」

 

『ダイカイガン! ガングニール! オメガドライブ!!』

 

 砂埃の中からゴーストが飛び出してきて、ベルトのトリガーを引いてオレンジの紋章を通り、右手の籠手のジェネレーターを高速回転させてブースターを点火して槍の石突を殴りブースターのパワーで突き進む。

 

『我流 激槍突破!』

 

「ぐううううっ!」

 

 隷汽は両手で止めようとしたが、止められず、そのまま押し切られて壁まで押し切られて壁にぶつかりやっと止まった。

 

「はあ……はあ……これなら……」

 

 ゴーストは肩で息しながら何とか立っていた。自分に残された力全てをぶつけたこの一撃なら……

 

 だが、その希望はあっさりと砕けた。

 

「……両手で受け止めきれなかったのは流石に予想外だったよ。そんなボロボロの状態で良くやったと思うよ」

 

「嘘だろ・・・・・・」

 

「今度はこっちの番だよ」

 

 隷汽は無傷で立っていた。その事実にゴーストは絶望に打ちひしがれる。そして、隷汽は槍を捨てベルトにパスをかざす。

 

『FULL CHARGE!』

 

「くそっ!」

 

『ダイカイガン! ガングニール! オメガドライブ!

 

 隷汽の左腕の白い籠手は青黒い炎を纏い、ゴーストに近づき拳を振るう。対してゴーストも右手にオレンジのオーラを纏い、迎え撃とうと拳を振るう。

 

 だが、ゴーストの拳は空を切り、隷汽の拳がゴーストの腹に入り、ゴーストは吹っ飛び、地面に何度もバウンドする。

 

『オヤスミー』

 

「がっ!」

 

 ゴーストのベルトから眼魂が飛び出て、イッセーの姿に戻り、イッセーは気を失ってしまった。

 

「イッセー!」

 

 イッセーが気絶したと同時に眼魔コマンドが消えて、マリア達はイッセーに駆け寄ろうとした。

 

 だが、彼女たちより先にイッセーに近づく奴が居た。

 

「ははははっ! チャーンス! 消えろ絞りかす!」

 

 瓦礫の山から飛び出した瓢箪が魔力を溜めながらイッセーを殺そうと襲いかかる。

 

「消えるのは君だよ」

 

 だが、襲いかかる前にイッセーとの間に割って入った隷汽が回し蹴りで瓢箪を蹴り飛ばし、瓢箪は瓦礫の山に舞い戻った。

 

「イッセー、大丈夫!?」

 

「アーシア! すぐに治療して!」

 

「はい!」

 

 そして、マリア達が駆け寄ってきて、瓢箪のことなど無視して、イッセーの治療を始める。

 

 そんな彼女たちに対して隷汽は頭を下げた。

 

「すまない。やりすぎた。少し、力量を量るだけのつもりだったんだけど・・・・・・」

 

「・・・・・・あなたの目的は何なの? 何でイッセーの力量を量ろうとしたの?」

 

 怒りをこらえながらマリアは隷汽に質問する。どうして彼がこんな事をしたのか聞こうとした。

 

「彼には強くなって貰わないといけないんですよ。あいつらとあの組織と戦うためには強くならないといけないからね・・・・・・コレを彼に」

 

 隷汽は懐からブランクゴースト眼魂に自分の力を込めて隷汽ゴースト眼魂を創り出してそれをマリアに渡して背を向ける。

 

「そうだ。彼に伝言を頼むよ。次に会うときにはもっと強くなっていてくれよと」

 

 隷汽はそう言い残して幽霊電車を出現させて乗り込み、廃工場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目を覚ました俺はメディカルルームから抜け出して司令室に向かった。

 

「イッセー君、もう大丈夫なのかい」

 

「はい、アーシアとメディックさん、ナイチンゲールさんのおかげで怪我も治りました」

 

 司令室に入ると弦十郎さんが傷について心配してくれる。さらにマリア姉達や駆けつけた響達も駆け寄ってくる。

 

「イッセー! もう無茶しすぎだよ!」

 

「心配したデスよ!」

 

「・・・・・・無茶しちゃダメ」

 

 響達にもみくちゃにされる・・・・・・って、誰か、今、尻に触らなかったか!?

 

「ところで仮面ライダー隷汽はどうなったんですか?」

 

「ああ、彼は幽霊電車と云えばいいか。奇妙な乗り物を乗った後消息がつかめていない」

 

「そうですか・・・・・・」

 

「彼についてはもう少し調査するつもりだから、何か分かるまで待っててくれ」

 

 弦十郎さんは申し訳なさそうに頭を下げる。いや、さっきのことだし、事後処理とかで忙しかっただろうし気絶してた俺はとやかく言えないな。

 

「分かりました・・・・・・あの、弦十郎さんに頼みたいことがあります」

 

「ん? 何だ?」

 

「俺を、鍛えてください」

 

 俺は弦十郎さんに頭を下げて頼む。

 

「それは・・・・・・どうしてだい?」

 

「弦十郎さんは戦ったことがない響を戦えるように鍛えた師匠と聞いています。今日の戦いで俺はまだまだ未熟だと云うことを痛感しました。眼魔も何時強い敵が現れるか分かりません。それに、今度あの仮面ライダーと戦う事になったら次こそ勝って話を聞きたいんです。あの人・・・・・・悪い人じゃない。そんな気がするので」

 

「・・・・・・君の思いは分かった。だが、修行はかなり厳しいものになる。それでも、いいのか?」

 

 弦十郎さんは腕を組み、いったん目を閉じて考えて俺に聞いてくる。厳しい? 上等だ。

 

「はい、お願いします! 強くなるためならどんな厳しい修行でも耐えてみせます! だから、お願いします!」

 

「分かった! ならまずは映画を見るぞ!」

 

「はい! ・・・・・・・・・えっ?」

 

 なお、イッセーは後に別の異世界からやってきたある人物に負けることになるが、それは別の話・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱりやり過ぎだよ陽太郎君・・・・・・」

 

 神殿で仕事をしていた女神はイッセーの世界の様子を映しているテレビを見ていた。

 

 予想通りの結果にため息をついてしまう。

 

「・・・・・・経験の差があるから仕方ないけどさ。まあ、今回のことでイッセーも危機感を覚えて前に進めるだろうし・・・・・・それより」

 

 女神は自分の座ってた席を立って椅子を撫でながらにやりと嫌らしく笑った。

 

「フフフフフフッ、ヴェアッハハハハハハハ! あの禿駄神を失脚させ、この神殿の実権を握るそれこそが私の真の目的ィッ! まあ、あの禿駄神が私の趣味の観賞用のハイスクールD×Dの世界に自分のミスで死なせて転生者を送り込んだことは予想外だったが・・・・・・しかも二度も。だが、それも些細な物。全ては私の計画通り!」

 

 そして、机の上にある十八人分の資料を手にとってみる。

 

「さあ、奏者に好かれ、英雄と絆を築く者よ・・・・・君は・九人の歌の女神と九人の海の女神を攻略することが出来るかなあっ・・・・・・ヴェハハハハハッ!」

 

 狂ったように女神は笑い続ける。しばらく笑い続けると、疲れたのか真顔に戻って落ち着いた。

 

「さあて、檀黎斗神ごっこはもう終わりだ。仕事を早く終わらせないと・・・・・・今日は宴会だから」

 

 女神は椅子に座り直して書類を片付けていく。そして、ある書類を見つけて手を止める。

 

「ふふふっ・・・・・・新しいガシャット。新しいライダー、期待してるよミオちゃん」

 

 女神は微笑み仕事を再開する。

 

 その紙にはこう書かれていた。

 

『NEW GASHAT   NEW RIDER』

 

『SPIRITUAL TALOT  仮面ライダー??????』

 

『LOVELOVE LIVE  仮面ライダー??』

 

『KIRAKIRA SWEETS 仮面ライダー????』

 

『HUWAHUWA FARM  仮面ライダー???』

 

『SURVIVAL RUNNER  仮面ライダー????』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 冥界のある施設。ここは問題を起こした悪魔を更生する施設。

 

「ぎやああああああっ!」

 

「「「「「「「「「「にょっにょっにょっにょっにょっにょっにょっにょっ!」」」」」」」」」」

 

 そこでは瓢箪が無数の猫耳を付けた筋肉ムッキムッキの魔法少女の格好をした男から追いかけられていた。

 

「何で冥界にこんなミルたんが居るんだよーーーーーーー! ・・・・・・ギャアアアアアアアアアアアッ!」

 

 瓢箪の悲鳴が冥界で木霊する。




「この施設に入ってから魔法力を得て心身ともに強くなったにょ。この前、変な壁に囲まれた異世界に行って、農家の人達を襲ってる何チャラブロスっていうギアの化け物を倒したにょっ! これはその時の戦利品にょッ! 君もこの施設に入って魔法少女になろう!」

紫の銃とボトルのような者を見せるミルたんであった。

悪魔更生施設『ミルたん地獄』なお、地獄と書いてヘブンとよむ。

どんな不良悪魔も更生させる事が出来る施設。なお、見た目と性格が変わっても当施設は一切責任は取りません



最新話、如何だったでしょうか?

敗北したイッセー、この敗北はきっとイッセーにとって良い経験になると思います。

最近、FGOやシンフォギアXDやっていて更新が遅れました。FGOでジャンヌとアキレウスと槍玉藻きたので育成大変で・・・・・・

あと、シンフォギアライブメチャクチャ楽しかったです。次回も行きたいですね

次回予告です。

夕麻「きゃあああっ!」

??「イッセー君、くれぐれも翼のことを頼んだぞ」

???「もう、お父さん、つーちゃんのこと心配しすぎよ」

アーシア「イッセーさん、大変です!」

ある部屋をみて慌てるアーシア

イッセー「あー、これいつものことだから」

調「イッセー、あーん・・・・・・」

マリア「こっちもおいしいわよ」

二人に挟まれるイッセー

切歌「気持ちいいデース!」

ご満悦な切歌

セレナ「マリア姉さーん!」

翼「奏-!」

クリス「せんぱーい!」

次々と倒れる奏者達。

イッセー「いやいや、この姿、どんな需要があるんだよ!」

血で染まる風鳴邸

響「目が全然笑ってない!」

恐怖する響

未来「もっと触ってイッセー・・・・・・」

おねだりする未来。

イッセー「・・・・・・なんてこった」


次回「王様ゲーム」

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