やったぜ狂い咲きー!
ペンライトどうしよう・・・・・・
ラブライブサンシャイン二期もあり、楽しみがつきないこの頃
「待ってたっすよ~」
廃教会に入ると、金髪のゴスロリ少女と蒼い髪の女性が居た。この気配、堕天使か!
俺達はすぐ戦えるように身構える。
「ちょっと待ってみんな! 二人は敵じゃないから!」
すると、夕麻ちゃんが慌てて止める。
敵じゃないってどういう事?
「彼女たちは私の部下で・・・・・・白状すると、私達はドーナシークを監視するためにアザゼル様に派遣されたの」
「えっ? そうなの?」
「うん・・・・・・二人には私が抜けた後も色々と情報を流して貰っていたの」
意外な事実に驚く。よく今までばれなかったな・・・・・・
「ドナーシークが意外に間抜けで助かったわ・・・・・・」
「そうすっねー。あっ、あの茶髪の人がレイナーレ様の思いび・・・・・・」
夕麻ちゃんが頭を押さえていると、金髪のゴスロリ少女が何か言おうとしたが、夕麻ちゃんに顔面を掴まれて止まる。
「何余計なことを言おうとしてるのかしらミッテルト・・・・・・」
ハイライトが消えた眼でミッテルトという名前の金髪のゴスロリ少女に話す夕麻ちゃん。怖いです。
「い、嫌だな~レイナーレ様冗談ですって・・・・・・」
「今の私は天野夕麻よ。イッセー君、ちょっと、このことOHANASIがあるから先に行っててくれる?」
「あ、ああ・・・・・・」
夕麻ちゃんは凄い笑顔で言ってくる。その笑顔の迫力のすごさに頷くしかなかった。
「ちょっ、カラワーナ助け・・・・・・いや、レイナーレ様、お尻叩かな・・・・・・」
物陰に移動する二人。その後、ミッテルトちゃんの悲鳴が聞こえる。
「すいません、私の仲間が」
「いえ、お互い大変ですね」
カラワーナさんが申し訳なさそうに謝ってくる。
すると、地下へと続くであろう階段から眼魔とエクソシストが現れた。いったい、何体この廃教会にいるんだよ!
『はあ、まるでゴキブリのようですね。イッセー、私の力を使いなさい』
「分かりました。ブレンさん、お力お借りします」
俺はドライバーにブレン眼魂を装填して、トリガーを押し込む。
『アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー!』
『カイガン! ブレン!』
『嫉妬を超える! 冴える頭脳!』
ドライバーからはブレンとよく似たパーカーゴーストが現れる。メディックパーカーゴースト同様に色が違った。このブレンパーカーゴーストの色は緑色だった。
ゴーストはブレンパーカーゴーストを纏い、仮面ライダーゴースト ブレン魂にフォームチェンジした。
『華麗で強力で素晴らしい毒をどうぞ!』
「はあっ!」
ゴーストの腕から緑色の液体が発射されて眼魔コマンドに掛かり、溶けていく。
どうやら強力な毒液のようだ。
『まったくあなたの攻撃は汚いですね。あなたの眼鏡のように』
『黙りなさい! この腹黒女!』
『なんですってこの脳筋眼鏡!』
メディックさんとブレンさんは眼魂の状態で喧嘩を始める。メディックさんは俺にこんこんとぶつかってきて、ブレンさんもぐいぐいと、ベルトに入ったまま動いてる。ぴょん吉のごとく。
「あの、すいませんお二人とも、今戦闘中なので喧嘩は控えてください」
『はははっ、相変わらず仲が良いな二人とも』
「ハートさんには仲がよく見えますか?」
『安心しろ。あいつらはいつもこんな感じだ』
「チェイスさん、いつもこんな感じなんですか!?」
何か色々とツッコミが追いつかない。誰かツッコんでくれ。
それにまだまだ敵はいるし、どうすればいいかな。
「ここは私達に!」
「任せるデス!」
調と切歌が前に出る。二人が戦うのか?
「切歌、調。二人だけでこの数は・・・・・・」
「それなら私も残るよ」
「・・・・・・私も残ります」
二人だけに任せるのは気が引けていたところにセレナと白音ちゃんも残ると言ってくれた。
「良いのか?」
「うん、この二人にはお目付役が必要だろうし」
「・・・・・・だから、先輩達は先に行ってください」
それでも二人は残ることを選んだ。話してる最中、白音ちゃんは近くにあったでかい椅子を投げている。流石戦車、凄いパワーだ。
「サババの刃は何でも切り刻むデス!」
「心配しないで、イッセー先輩は自分の目的の事を考えて!」
「・・・・・・分かった。任せるよ」
俺も折れて、四人に任せることにした。なら、俺は先に進まないと。
「・・・・・・ザババーズ、レディー」
「ゴー! デース!」
「私、ザババ関係ないんだけど・・・・・・」
「・・・・・・私もです」
眼魔コマンド達に突っ込む切歌と調を見て呆れるセレナと白音ちゃん。・・・・・・がんばってくれ
「じゃあ、俺達も行くぞ。響、未来、クリス」
俺はブレンさんの毒液で床を溶かして、下に続く穴を作って四人で飛び降りて着地する。
ふむ、地下一階にいた敵も上にいるセレナ達と戦うために上に・・・・・・っ!
殺気を感じて避けると、俺達が居たところに光の銃弾が放たれた。
なんだこれは・・・・・・
「侵入者ご一行ご案内-!」
白髪頭の神父服を着た男が光の剣を振り下ろしてきた。こいつ、エクソシスト?
「俺は神父~汚い悪魔をぶった切る神父ひゃっはあっ!」
・・・・・・いや、変人だ。
「白髪頭の奴は変な奴しか居ないのかよ!」
クリスが叫ぶ。俺はお年寄りに失礼と言おうとしたが、クリスがいう白髪頭はうん、ウェル博士のことだな。否定できん!
「ぶえっくしょん!」
「ちょっ、汚いわね!」
二課の研究室で研究をしていたウェル博士はくしゃみをする。
「風邪でも引いたかなぁ・・・・・・」
「いや、誰かが悪口を言ってるんでしょ?」
「はあ? 英雄の僕が・・・・・・」
「悪口を言われないと思った?」
「否定できない・・・・・・」
「さあさあ、あなた方の首、頂戴しましょうかああっ!」
「くっ!」
白髪神父は俺に向けて光の剣を何度も振り下ろす。ブレンさんはトリッキーな戦い方が得意なんだよな・・・・・・だから真っ正面の戦いは苦手みたい。
眼魂を交換できれば!
「隙ありっ!」
一瞬、視線を外してしまったために、隙が出来て、その隙を狙った神父の攻撃、避けられない!
「させないよ」
「これでもくらえ!」
「あぶなっ!?」
すると、未来の鉄扇が光の剣を受け止めてクリスが、ハンドガンを放ち、白髪頭の神父は慌てて下がって避ける。
「すまない、二人とも!」
「イッセー、ここはアタシ達に任せて先に行け! 元々アタシ達はお前を先に行かせるためにここにいるんだ! 遠慮しないでアーシアを助けてこい!」
「ああ、任せる!」
「行かせるか!」
白髪の神父は大量の眼魔眼魂を投げて眼魔コマンドを生成する。俺はそれを気にせず、ベルトの眼魂を変えてトリガーを引く。
「ハートさん!」
『アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー!』
『カイガン! ハート!』
『ライバル! 喜び! 超進化!』
ドライバーからハートにそっくりな赤いパーカーゴーストが召喚されてゴーストはそれを纏い、仮面ライダーゴースト ハート魂に変身して邪魔になる眼魔コマンドを殴り飛ばして道を造り、アーシアの居る場所を目指した。
「さて、あいつも行ったことだし、こっからはアタシ達のステージだ!」
イッセーが行ったのを確認してアタシはアームドギアの銃を構える。
「あーあ、一人逃げられちゃいましたかーまあいいや。美女が三人、両手に花ですねー切り刻んだらさぞ、綺麗でしょうね!」
白髪の神父は剣で切りつけてくるけど、アタシは銃で受け止める。
「お前に聞きたいことがある」
「あん?」
「最近、悪魔を召喚した人間を惨殺している神父ってのはお前か?」
アタシは気になっていたことを聞いた。
リアスから最近、悪魔を召喚した人間が惨殺されるという事件を聞いていて、犯人は目撃情報から白髪の神父だと言うことしか分かっていなかった。
「んーそうだよー悪魔を召喚するなんて重罪ジャン! そんな悪い子はお仕置きしなきゃ!」
「そうか・・・・・・なら、容赦なく戦える!」
アタシは銃を二丁のハンドガンにして構え直す。
根性の腐った相手なら遠慮はいらねえ!
白髪神父の頭に向けて銃弾を放つが、避けられる。
「クリスちゃん!?」
「響、未来! 悪いけど、こいつの相手はアタシだ! 神様が許そうが仏様が許そうが、お前の腐った根性はアタシ様が許さねえっ!」
「面白そうだねー! 受けて立つよパッギンの姉ちゃん!」
白髪の神父はアタシの挑発に乗り、飛びかかってくる。剣を振り下ろすが銃で受け止めて弾く。そして、白髪神父の腹を思いっきり蹴り飛ばす。
「くっ・・・・・・銃は接近戦が苦手じゃ・・・・・・」
「アタシは特別なんだよ!」
おっさんの持ってる映画やイッセーの持ってる特撮で銃でも接近戦出来る方法を学んだんだよ!
「これで終わりだ!」
ミサイルを創り出して白髪の神父に向けて放とうとする。
「ちょっ、待ってぶっぱなつならその大っきなおっぱいミサイルで・・・・・・」
「吹っ飛べ!! この変態!!」
「ぶおおおおおおっ!」
アタシはミサイルを白髪神父に向けて発射する。
発射されたミサイルは白髪神父にぶち当たり、そのまま、イッセーが開けた穴を通って上に飛んでいき、天井を突き破り、空でキラリと輝いた。
「ばいばいきーん!」
白髪神父の叫び声が聞こえた。何故ばいきんまん?
「今のは・・・・・・」
「何デスか!?」
「クリスさんのミサイル?」
「・・・・・・私もいつか先輩好みのあんなロケットおっぱいに・・・・・・」
「レイナーレ様・・・・・・もう許して・・・・・・」
「まだよ。あと千回!」
「ひぃー!」
一階部分で戦っていた調達四人は下から発射されたミサイルに驚いた。ミサイルの先端に人がいたような気がするが気のせいだろう・・・・・・
白音と調はある瞬間、いつもより力をだせたり、俊敏に動けたようだが、同時にバカにされたように錯覚した。
なお、ミッテルトはそんなことを考える余裕はなく、夕麻に尻を叩かれていた。
「「私達もいつか!」」
「あれは雪音のミサイルか!」
「おー、派手にやったなー」
「・・・・・・あれ、建物壊れないかしら」
「あははは・・・・・・」
翼は一目で分かり、奏はのんきそうに、マリアは建物の心配をして木場は苦笑いをしてしまう。
白髪の神父・・・・・・フリード・セルゼンは装者達に名前を知られることなく、夜空に輝く花火となった・・・・・・
「クリスちゃーん、やり過ぎだよ-」
ミサイルを発射したことについて文句を言う響。やり過ぎたとは思ってねえ。
眼魔コマンドは白髪神父がミサイルで吹っ飛ばされた状況を理解できていないのか、上を見てぽかーんとしてる。
ちなみに、一階と外のはぐれエクソシストや眼魔コマンド達もぽかーんとしていた。
「・・・・・・アタシの胸を触って良いのはイッセーだけなんだよ」
「? クリスちゃん、何か言った?」
「な、何でもねえ! さっさと残りの眼魔コマンド倒すぞお前ら!」
ぽつりと誰にも聞こえないようにつぶやいたつもりが、響には聞こえていた。
何でこのバカは耳が良いんだよ!
アタシは慌てて言い訳して眼魔コマンドに向けてガトリングを構える。
「クリスももっと素直になればいいのに・・・・・・」
「うおらっ!」
俺はハートさんの力で扉を殴って部屋の中に侵入する。・・・・・・部屋の中にいるのは斧の眼魔とドーナシークか。
それ以外に神父や堕天使、眼魔が居ないところを見ると、みんなの方に出払っちゃったみたいだな。
「なっ・・・・・・一人来てしまったか」
ドーナシークが驚いているが、はっきり言うとどうでも良い。アーシアは・・・・・・いた。
俺は十字架に貼り付けにされたアーシアを発見した。
「アーシアアアアアアアアッ!」
「イッセーさん・・・・・・?」
俺はアーシアを助けるために走り出した。俺の声で気がついたのか、俺の方を向くアーシア。
「させるか!」
「がっ!」
斧眼魔が俺を掴み、地面に叩きつける。こいつ! 邪魔するな!
「お前の相手はこの俺様だ! ふんっ!」
斧を床に叩きつきて床を割って俺を落として、斧眼魔も後を追って降りる。
「くそっ! なら早くお前を倒してアーシアを助ける!」
「そうか、なら急がないとやばいぞ~もうすぐ、あの子の神器は取り出されるぞ」
「なっ! なら急がせて貰うぜ!」
アーシアの神器の摘出の儀式完了まで時間が無いことを知って、俺は斧眼魔に殴りかかる。
「甘い!」
斧眼魔はひらりと避けて斧を振り下ろして、俺の身体を傷つける。
俺はそれでも拳を突き出して斧眼魔を殴り飛ばす。そして、片手にエネルギーを溜めてそれを斧眼魔に向けて投げる。
「ぐおっ! おらっ!」
斧眼魔の身体に火花が散る。俺はもう一度エネルギー弾を放とうとするが、赤いバリアーを張って防がれてしまった。
「くっ!」
斧眼魔はバリアーを張りながら斧を投げてくる。どうすれば・・・・・・
『イッセー、俺を使え』
「えっ?」
するとどこからか声が聞こえた。
今のはもしかして・・・・・・俺は懐の眼魂を取り出す。
見ると、ロビンフッドの眼魂が光っていた。
「・・・・・・分かりました。ロビンフッドさん、お力、お借りします!」
俺はハート眼魂を取り出して、ロビンフッド眼魂を装填してトリガーを引いて押し込んだ。
『バッチリミナー! バッチリミナー!』
『カイガン! ロビンフッド!』
『ハロー! アロー! 森で会おう!』
ドライバーから緑色のパーカーゴーストが出現して、それを纏い、弓矢のような顔をした頭部左側には羽の様な黄色いオブジェクトをつけた戦士、仮面ライダーゴースト・ロビンフッド魂に変身した。
そして、黒電話型のサポートメカ、コンドルデンワーが飛んできて、ガンガンセイバー・ブレードモードと合体してガンガンセイバー・アローモードに変形して構える。
「ハアッ!」
俺は弓を引いて、矢を放つ。斧眼魔は避けず、バリアで防ぎ斧を投げる。
投げてくる斧は動きを目で追って避けたり、放った矢で撃ち落とす。
この繰り返しじゃ、いつまで経っても倒すことが出来ない。何かいい手はないのか!?
「何でも良い! 攻略に必要な鍵を見つけるんだ! 無敵の楯など無い! 何かしら弱点があるはずだ!」
司令室ではゴーストと斧眼魔の戦いを見て、何か役に立つ者はないかと、オペレーター達が慌ただしく探している。
そんな中、ある人物がある映像を凝視していた。
「藤尭殿、すいませんが、あの眼魔が斧を投げる時を流していただけないでしょうか」
「えっ? 分かりました」
オペレーターの藤尭は御成に言われて斧眼魔が斧を投げる時をもう一度 見ると、確証する。
「弱点が分かりましたぞ! イッセー殿!」
御成はゴーストに通信を入れる。
『弱点が分かりましたぞ! イッセー殿!』
「えっ? 何ですか御成さん!?」
いきなり通信が入って来て弦十郎さんかと思ったが、御成さんだった。
『斧を投げる瞬間、隙間が出来ますぞ!』
「えっ?」
言われてみると、確かに、斧を投げる瞬間に隙間が出来ていた。それなら・・・・・・!
「よし!」
俺はガンガンセイバー・アローモードをドライバーにかざしてアイコンタクトする。
『ダイカイガン! ガンガンミナー! ガンガンミナー!』
「命・・・・・・燃やすぜ!」
『オメガストライク!』
トリガーを引くことで強化されたエネルギーの矢が斧眼魔を捉えて、隙間を通り、斧眼魔を射貫いて斧眼魔はパーカーと分離して爆発した。
地面に斧が落ちる。
「やった・・・・・・勝てた」
『さすがですぞイッセー殿!』
「いえ、御成さんのアドバイスのおかげです。ありがとうございます。ぐっ・・・・・・」
俺は御成さんにお礼を言う。御成さんのアドバイスが無かったら倒すのにもっと時間が掛かったかもしれない。
斧眼魔を倒して俺は身体を押さえる。避けたと思ったけど、かなり、斧が当たっていたみたいだな。痛みが今頃になって襲ってきた。
『大丈夫か、イッセー君? 動けないならあとは響達に・・・・・・』
「俺は大丈夫です弦十郎さん。今は早くアーシアを助けないと時間が無いんです!」
『・・・・・・分かった。だが、無茶はするなよ』
「はい!」
弦十郎さんは心配するけど、俺はまだ止まれない。止まっちゃいけないんだ!
「アーシア、待ってろよ。今、助けるからな・・・・・・」
俺は痛む身体を引きずりながら上を目指し、階段を上る。
今回の話しはいかがだったでしょうか?
ブレン魂とハート魂、ロビンフッド魂の活躍はどうだったでしょうか?
次回予告です
『これで私は究極の堕天使だ!』
『生きるのを・・・・・・諦めるな!』
『チェイスさん、ひとっ走り付き合ってください!』
『アーシアの運命は俺が変える!』
『何なんだよ! お前は一体何者なんだ! 何が目的だ!』
『これから倒される者に名乗る名はない・・・・・・』
『カイガン! チェイサー!』
『ダチは宝! ズーットチェイサー!』
次回「断罪する追跡者」