とらドラ!腐った目の物語 作:手乗りタイガー
一悶着あって余計に目立ってしまったが川嶋は気にしていないのかさっきからずっと俺の傍におり話続けている。
「ねえねえ!比企谷君って今日はあのチビと一緒じゃないの?」
「チビ?...あー逢坂の事か」
一度だけ川嶋に呼び出された時に何故か、逢坂も着いてくると言って着いて来たのだがその時は本当に大変だった。到着して直ぐに川嶋には睨まれて、川嶋のちょっとした言葉に逢坂の短気よりも短い糸がプツンと簡単に切れて喧嘩になったり、それを宥めようとした俺に逢坂の蹴りが顔面に直撃したりと...本当に散々だった。
「そうそう。比企谷君っていっつも逢坂さんと一緒にいるでしょ?」
「そんなことないと思うぞ?逢坂が仲良いのは、俺の妹の小町だしな。俺はそのおまけみたいなもんだろ」
「おまけねぇ....」
「どうしたんだよ」
「はぁ...何でもないわよ。それより比企谷君に妹なんていたの?」
「ああ。世界一可愛い妹がな」
これだけは自信をもって言えるな。俺の妹より可愛い奴なんている筈がない!
「へえ~そうなんだー。それって私よりも?」
「当たり前だろ?」
「へえ~、私も会ってみたいな♪その可愛い妹さんに」
「駄目だ」
「えーどうして?」
「なんか悪影響にしかならなさそうだから」
逢坂だけでもこの頃大変なのに、川嶋まで小町と知り合ってしまったら俺の兄としての威厳が無くなってしまう、そんな気がする。逢坂は、どちらかと言えば手のかかる妹みたいな存在だが川嶋は違う。下手したら姉に見えるし、俺よりもしっかりとしている(取り付くっている時は)なので小町には会わせたくない。絶対めんどくさい事になる。
「えーそんなことないと思うけどな~。それに何時かは会わなきゃいけない時がくると思うし...」
「会わなきゃ?なんだそr」
会わなきゃいけない時がくる、川嶋の言葉を聞き返そうとしたが俺は後頭部を蹴られることで地面に転ばされる。
「痛っ...なんなんだよ。逢坂」
蹴ってきたのは確認しなくても分かったが逢坂だった。今日は準備があるとかで一緒に出ずに俺だけ先に来たのだが今頃になって到着したらしい。
「はん。朝からばかちー見て興奮してる雄にお灸を据えてやったのよ。たくっ繁殖期の犬みたいに見境ないんだから」
「いや俺が興奮してるとかありえないだろ。むしろ、今まで興奮するなんてイベントすら無かったから興奮の仕方すら分からないまである」
いや興奮の仕方が分からないってなんだよ...もうちょっと言い方あっただろ。
「きもっ」
ちょっとー確かにキモいと本人である俺ですら思ったけど、そんなに顔をひきつらせて言わなくても良いんじゃないですかね?八幡傷付いたよ?泣いちゃうよ?
「あれーそれなら比企谷君。私が興奮させてあげよっか?」
川嶋が耳元で息を耳に吹き掛けながら言ってきて顔に熱が帯びてきて、赤くなっていることがわかる。
「この変態犬ー!!」
「あはははは、朝から面白いなお前達は!」
「北村...」
「ひ、ひたむら君!?」
始業式まで後10分程の時間で北村が登校してきた。でも北村ならもう少し速めに来そうなものだが。
「祐作のわりには遅いわね」
「いやー二時間前には着いていたんだが、どうにもグラウンドが気になってしまってな。グラウンドを見てたのだがどうにも走りたくなって今まで走っていたのだ」
それで少し汗かいてるのか...始業式前にグラウンドで走る奴なんているんだな...川嶋は呆れてるし、逢坂は....逢坂は逢坂だな。
「さて皆始業式に遅れる前にそろそろ入ろうじゃないか」
「その前にクラス分けを見ておかないと座る場所分からなくないか?」
「成る程流石比企谷だな。それじゃクラス分けを見に行こう!」
「お、おー!」
「はぁ...それじゃ比企谷君、行こっか♪」
「あ、ああ...」
クラス分け....それは言ってしまえば戦争だ。仲の良い者と一緒になりたくて思わず目を瞑り手を合わせて少しずつ目を開けていく。そんな人を見たことが無いだろうか?そんな奴がいたら言ってやるといい。合格発表か!と。その分友達のいない俺は誰と同じクラスになったとしても構わないのでこの戦争から早々に抜けることが出来るのだ。
うむ、ボッチは素晴らしい。
だが俺がこんなことを考えていると言うことは、少なからず今までとは違った事が起きている証拠である。俺と同じクラスには、逢坂と川嶋と北村、そして朝絡まれた櫛枝という名前が鎮座している。
「わーい♪比企谷君、クラス一緒だね!」
「おお、皆一緒とはな」
「ひ、ひたむら君と一緒....ボフッ」
そう俺の中で第二次戦争の狼煙が上がった瞬間だった。
何故!?何小町小町ターイム!!のお時間です!
小町「皆様お久し振りです!小町です!今日は感想を頂いているので感想を聞きながらお兄ちゃんと一緒に答えていきたいと思います!て、あれ?お兄ちゃん?」
八幡「おーい小町ちゃん?さっきから目の前にいたよね?」
小町「うわわ!?お兄ちゃんいきなり現れないでよ!只でさえ目が怖いんだから!」
八幡「....もう泣いていいよな?」
小町「さーてお兄ちゃんは放っておいて!一つ目です!えー何々....消費期限さんからです!『待ってたよ、投稿頑張れ』うんー嬉しいですね!ねえ!お兄ちゃん!」
八幡「うう....小町に目が怖いって目が....ブツブツ」
小町「うえっお兄ちゃんまだ引き摺ってるの?...はぁ。さて気を取り直してもう一人ゲストを呼んじゃいますね!ドゥルルルル!!川嶋亜美さんでーす!」
川嶋「こんにちわ、亜美ちゃんて呼んでね♪」
小町「うわー美人な人ですね。お兄ちゃんとはいつ知り合ったんですか?」
川嶋「少し前にね。それよりも今はコーナーを進めちゃいましょ」
小町「そ、そうでした!えーと消費期限さん感想ありがとうございました!」
川嶋「ありがとうございました♪亜美ちゃんもっと頑張るからね!」
小町「では次です!えーとせつなさんからです!『この作品のメインヒロインが川嶋亜美な気がします! 』おおっと中々確信をつかれた言葉です!」
川嶋「勿論メインヒロインは私!亜「わわわわ、川嶋さんストップです!そこから先は言ってはいけません!」えーでも変わらないんでしょ?」
小町「今はダメですよ!」
川嶋「そっか...うん感想ありがとね♪亜美ちゃんの応援よろしくお願いします♪」
小町「ありがとうございます!では次です!えーとラグナRTBさんです!『なるほど。ルミルミがヒロインか。
とらドラ!じゃやっぱ亜美が一番かな。大河は勝利したしいいかな。。っと。ミノリンと高須君が実るのも見たかったがまあ、普通の青春物語だったしsgない 』おおっと!これまた確信をつく言葉ですね!」
川嶋「亜美ちゃん大人気だから当たり前だけどね♪皆ありがとう♪」
小町「多くの感想をありがとうございました!それでは時間になったので!」
川嶋「またね♪」