さて、前置きはそれぐらいにして、今回はEPISODE2ということで、入学のあれです!どうぞ!
こんにちはイリヤです。試験結果の発表があってからしばらく経ち、今日は雄英高校の入学式です。これから始まる高校生活に不安とドキドキでいっぱいです。この学校は教室でホームルームが先に行われるみたいなので、教室に向かってる最中です。私のクラスは1-Aだから・・・あった。って扉デカー‼‼誰が入ることを考えられてるんだろう?
(何を立ち止まってるんですか、イリヤさん?早くいきましょう!)
そうだね、行こう!
ガラガラ・・・
どうしようルビー、色んな人たちがこっち見てる。
(落ち着いてください。扉の音に反応した半分、クラスメイトに興味がある半分ですよ!)
それでも注目されてるじゃない!えっと私の席は・・・窓際前から三列目だね。うぅ、知ってる人がいないと暇だなぁ。はやくホームルーム始まらないかな。
「イリヤさん!」
私の名前を知ってる?それにこの声・・・
「百さん!」
「よかった!同じクラスになれましたのね!」
「私こそ!百さんと一緒のクラスになれてよかったぁ。これからよろしくね!」
「こちらこそよろしくお願いしますわ。」
「・・・ねぇ、ちょっと良い?」
後ろから呼びかけられたけど、百さんの知り合いかな?
「なんです・・・・アッ!試験の時の!」
「うん、そう。あの時はお礼言えないままだったから。あたしは耳郎響香。それとあの時は助けてくれてありがとう。」
「うぅん、私は大したことはしてないよ。私はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。イリヤって呼んで?これからよろしくね!」
「それじゃぁ、私のことは響香って呼んで。よろしくねイリヤ。」
「分かった!響香!」
「あの、わたくしもそのように呼ばせていただいても?」
「うん、よろしく。えっと・・・」
「八百万百。百と呼んでくださいな。」
「よろしくね、百」
うん、試験の時の2人がいてくれてよかったぁ。本当に知らない人だけだった時はどうなるかと思ったよ。
(イリヤさんは小心者ですねぇ。そんな時は自分から話しかけにけばいいものを。)
それができる人とできない人がいるってことだよ。って、時間時間。もうすぐホームルームが始まっちゃう。
「それじゃぁ、もうすぐチャイム鳴りそうだし、私は席に着くね。」
「あら、それでは私たちも席につきましょうか。イリヤさん、響香さんお昼なのですがご一緒しませんか?」
「いいね、あたしは行く。イリヤは?」
「うん、私も一緒に食べたい!」
「それではまた、お昼に。」
「は~い。」
そうして、2人が席についてからチャイムが鳴った。ドアの前で男の子2人と女の子1人が話してるけど大丈夫なのかな?
「お友達ごっこがしたいならよそへ行け~。ここはヒーロー科だぞ。」
何か声が聞こえたような・・・って、袋が立ってしゃべってる‼
(もっとよく見てください、中に人が入ってますよ。あれは寝袋のようですね~。)
なんだ寝袋かぁ。ってなんで廊下に寝てるのあの人⁉
「はい静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠けるね。」
いや、あなたの突飛な登場に皆呆然としてるだけだと思います。
「担任の相澤消太だ、よろしくね。」
「「「「担任⁉」」」」
思わず叫んじゃった、て皆も叫んでるから一緒かな。寝袋に入っている人がいきなり担任ですって言われてもすぐに、はいそうですか、とはいかないもんね。
「早速だがこれ着てグラウンドに出ろ。」
え、入学式やガイダンスは無いの?自己紹介とかは?
「何呆然としてんだ?さっきも言ったが時間は有限なんだ。早くしろ。」
雄英高校グラウンド――――――
「よーし全員そろったな?これから個性把握テストをやる。」
「「「「個性把握テスト⁉」」」」
何それ?個性を使うの?
「入学式は?ガイダンスは?」
さっきドア前にいた女の子だ!私も思ったこと聞いてくれてる。そうだよ、それはどこに行ったの?
「ヒーローになるなら、そんな悠長な行事、出る時間ないよ~。」
な・・・なんて論破方法なの
「雄英は自由が校風の売り文句。そしてそれは先生側もまた然り。お前たちも中学の頃からやってるだろう?個性使用禁止の体力テスト。国は今だ確執的な記録をとって平均を作り続けている。合理的じゃない。ま、もんぶ省の怠慢の証拠だな。実技入試成績のトップはイリヤスフィールだったな。中学のときソフトボール投げ何メートルだった?」
ど、どうしよう中学の体力テストなんてやったことないよ。何メートルって答えればいいのかな?えぇい!
「30メートルです。」
ど、どうかな?
「じゃ、個性使ってやってみろ。円から出なけりゃ何をやってもいい。投げろ、思いっきりな。」
特に何も言われなくてよかった・・・のかな?とりあえず、ボールを投げればいいんだよね?全力ってことはあっちの方がいいよね、ルビー?
(そうなりますかねぇ。先生も
うん!
「相澤先生!全力を出すために少々時間を頂いてもいいですか?」
「言っただろう。その円の中でなら何をやっても良いって。早くしろ。」
「はい!」
今回はソフトボール投げ出し、投擲に強いサーヴァントがいいよね。なら!ランサー!お願い!カードを額に当てて、
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖にシュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
そうして、私は煙に包まれ、煙が晴れた頃には、
「はぁ、嬢ちゃんも英霊使いが荒いぜったくよぉ。」
(そう言わずにここはお願い。先生が全力出しなさいっていうから。)
「ま、召喚されちまったことだし、全力出していいなら俺も気持ちのいいってもんよ、ただ次は戦場にも呼んでくれよな。」
(あんまり戦いの場にはいきたくないかなぁ)
「はぁ、んじゃまぁ気長に待つとするかねぇ。」
(クーさん!投げちゃって!)
「行くぜ!」
クーさんはボールを思いっきり投げた。そういえばどうやって記録測るんだろう?
(ありがとうクーさん!またよろしくね?)
「おいおい、もう終わりかよ。速すぎじゃねぇじゃか?しゃぁねぇ、ちょっと向こうで弓兵に相手でもしてもらうか」
(あはは、お手柔らかにね?)
「応、じゃな。」
クーさんとのお別れを済ますとクーさんが煙に包まれて次には私がその場に立った。それを確認した相澤先生は、
「まず自分の最大限を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段。」
そう言いながら「∞」のマークが示されたスマホを皆に見せてる。一体クーさんはどこに向けて飛ばしたんだろう?宇宙?
皆は私の記録を見たことと、個性が使えることにすごく興奮してるし、なんだか楽しそう。あ、誰か面白そうって言った。
「面白そう・・・か。この三年間をそんな気持ちで過ごすつもりなら・・・よし、成績最下位の者は除籍処分としよう。」
笑顔でそんなこと言わないでよ~。
(これはなかなか面白くなってきましたねぇ。)
ルビーの面白いは絶対に皆とベクトルが違うよね。
(いやいや、そんなことないですよぉ?)
「それとイリヤスフィール。さっきのを今後も使うなら、試験の時に見せた変身形態時のどちらかにしてくれ。2回も同じ奴から記録を録るのは合理性に欠ける。」
私だけさらに注文が来るの~?
(ドンマイです、イリヤさぁん。)
「それじゃぁ、始めようか。楽しい楽しい体力テストを。」
この後、50M走、握力、立ち幅跳び、反復横跳び、ボール投げ、上体起こし、持久走、長座体前屈の順番でやっていっくんだ。
それに使うカードも考えていかなくちゃ。
その後、体力テストは進んでいき私は50M走で再びランサーの召喚と
(ルビーちゃんも疲れちゃいましたよ~。)
「んじゃぁ、パパッと結果発表だ。点数は単純に合計だ。」
私は・・・・・・と、あった!1番!やった!あ、そういえば最下位は確か除籍って言ってたよね?だとすると・・・・・・緑谷・・・出久・・・くん?になっちゃうのかな?
「ちなみに除籍は嘘な。」
ほぇ?
「君らの個性を最大限引き出す合理的虚偽(笑)」
「「「「「「「はぁ~~~~~~!!!!?????」」」」」」」
「これにて終わりだ。教室にカリキュラムなどの書類があるから、戻ったら目通しとけ。」
行っちゃった。
(嘘ですね。)
何が?
(あの先生絶対見込みのない生徒がいたら落としてましたね。)
さ・・・さすがにそれはしないと思うんだけどなぁ。
「イリヤさん、すごいですわね。私も負けていられません。」
「わ、私はカードの力に依る所が大きいから、私自身はそこまででもないよぉ。百の方こそ結果が良かったじゃん。」
「ですが、イリヤさんに負けてしまったのは事実です。次があったら負けませんから。」
「あ、あたしも今回結果悪かったけど、いつか追いついて見せるから。」
(この子の場合は個性的に追いつかれたら、身体能力が怖くなりそうですねぇ。)
食堂―――――――
体力テストが終わってさらに、ガイダンスが終わった後、私たち3人は今、食堂にいます!
「いい匂いですわね。」
「この食堂のご飯は全部クックヒーローランチラッシュが作ってるんだってさ。」
「混む前に早く並ぼうよ!」
席についてからは、やっぱりというか体力テストの話が出てきちゃった。
「それにしてもイリヤさんの個性はインパクトがすごかったですね。」
「あ、あたしもそれ思った。イリヤがなんか唱えて煙が出たと思ったら、目の前に男の人がいるんだもん。今までにも色々な個性を見て来たけど、あんなの見たことないよ。なんて言う個性なの?」
「えっと、私の個性は――――――」」
「ちょっと待て‼‼それは俺たちも聞きてぇぜ!俺は、切島鋭児郎。んで、こっちが爆豪勝己。よろしくな!」
と、横のテーブルから赤い髪の男子が入ってきた。隣にはテストの時に手から爆発をいっぱい起こしてた人もいる。ってなんか睨まれてるよぉ。私何かしたかなぁ?
「う、うん。私はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。イリヤって呼んでくれると嬉しいかな?
……えっと、私の個性は『
「じゃぁさ、イリヤは21通りの戦い方が取れるって訳なのか?そんなのほぼ敵なしじゃね?」
「でもたぶん、実際の現場で使えるとしたら、14通りかなぁ。」
「どうしてですの?」
「皆もみたでしょ?ボールを投げる時に私がブツブツ言ってたの。あれを言わなきゃ
「短くできねぇのか?」
「できなくはないけど、何かしら後遺症が残るんだって。私は小学5年生の時にやっちゃってそれ以降、この身長のままだし。その時はそれだけで済んだけど、それ以外も起こるかもしれない。」
(イリヤさんも人が悪いですねぇ。)
あの時はまだ、小学5年生だったから嘘はついてないもん。
「あんた、小学生で高校1年生の身長だったの⁉」
「う・・・うん。」
「……イリヤさん、先ほどの残るんだってっと他人行儀でしたけど、誰にその事を聞きましたの?」
「え?カードの皆からだけど…。」
「そのカードしゃべりますの!?」
「それも言っておいた方がよかったかな?セイバーさんに、ランサーさん、アーチャーさんに、ライダーさん、キャスターさん、アサシンさん、それとバーサーカーさん!テストで出てきた人はランサーさんなの。ほら!」
『あんときゃすぐに消えちまって悪かったな。まぁ、今後とも嬢ちゃん共々よろしく頼むわ』
「常闇の
常闇さんって、あのカラスみたいな頭の男の子だよね?意思のある個性っているんだ。
「あっやっべ!昼休憩の時間がもうねぇ!ありがとなイリヤ、話聞けてよかったぜ!これからよろしくな!……やべぇはやく飯食わねぇと。」
その後、お昼休憩が過ぎて、昼からの授業も終わって、今は下校の準備中です。
(いやぁ、初日を何とか乗りきりましたねぇ。これから図書館にでも行って調べものでもしますかぁ?)
調べものもしたいけど、今日ばかりは疲れたよぉ。おうち帰って寝たい。
「イリヤさん、よろしければ一緒に帰りませんか?」
「百さん!そうだね、一緒に帰ろう。」
自宅――――――
あのあと百さんと一緒にクラスの印象やクラスメイトなんかの新入生らしい会話をしながら帰ったの。
「ねぇ、ルビー。高校生活って色々と大変なんだねぇ。」
『そうですねぇ。まぁ、勇英はこの世界でも難関高校に入るらしいんで大変なのは仕方ありませんね。ましてや、個性を使う独特の授業もありますしね。』
「お兄ちゃんはこの状態で帰ってきてから、たくさんの料理するんだから。高校生って・・・すごいパワフルだねぇ。」
『イリヤさんもそのうち慣れると思いますよ?しばらくの辛抱ですねぇ。』
それじゃぁ、これからしばらくは高校生活に慣れていく事を目標にしながら、元の世界に戻る手がかりを探していかないとね。
さぁ、明日はオールマイトさんの授業らしいし、早く寝よっかな。おやすみなさい!
書いててね、終わり方分からなくなって、不時着気味です。危なかった。
そういえば、FGO二周年ですね。石の大量プレゼントは素直にうれしいですね。無課金にとっては特に!