ISと無気力な救世主   作:憲彦

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まさかのこっちでも!?

『教えて!憲八先生!!』

今日の質問は、俺、参上!さんからです。どこの電王の赤鬼でしょうか?

「仮面ライダー・ウルトラマン・スーパー戦隊以外に、
考えてるクロスオーバー作品とかあるんですか?仮面ライダー・ウルトラマン・スーパー戦隊以外に好きな特撮作品は何ですか? 」

現段階で、仮面ライダー・ウルトラマン・スーパー戦隊以外ではクロスオーバーを考えていません。アニメに関しては知識は特撮程多くはありませんので。

仮面ライダー・ウルトラマン・スーパー戦隊以外で好きな特撮は、牙狼ですかね。あとはゴジラでしょうか。持っている知識は少ないですけどね。

ここに登録する前は、アニメとのクロスや牙狼とのクロスを考えていたんですけど、文章化は難しいので断念しました。


報告

「海堂さんどうしたのかな~?」

 

「本当。いきなりここに呼び出すなんて」

 

「なんかやらかしたんじゃないか?アイツの事だし」

 

今日は境界に巧、真里、啓太郎、結花の4人が訪れていた。海堂に呼び出されたようだ。当然、呼び出された理由は聞いていないので、4人とも全く理由が分からない。巧に関しては、何かをやらかしたのが前提になっている。気持ちは分からなくはないが、少しくらい他の事の可能性を考えろよ。

 

「たっくん。流石にそれは無いよ……」

 

「そうですよ。問題を起こしたら、死神さんから連絡がありますから……死神さんがまだ把握してなかったら話は別ですけど」

 

何気にお前が1番酷いよ。この中だったらお前が1番海堂と付き合いが長いだろ。まぁ、海堂の為、完全に否定できない事は確かだな。と、そこに死神君が4人の前に現れた。

 

「やぁやぁ皆さんお揃いで」

 

「死神さん……海堂さんは何をやったんですか?」

 

「結花さんそれ酷いよ……」

 

来て早々にその質問をするかね?確かに海堂は見た目パーで頭が悪そうで、しかも犯罪者面だし言動も悪いから勘違いされやすいけど、優しい人だってことはお前らが1番知ってるだろ。まだ犯罪者の側には足を入れてないから。あと一歩だから。

 

「いやナレーション。お前が1番酷いよ。海堂に恨みでもあんのか?」

 

巧。そこは触れるな。特に恨みは無い。が、事実を淡々と述べただけだ。

 

「ナレーションも含め、皆さん何を勘違いしてるかは分かりませんが、彼は問題は起こしてませんよ……(神に対して来るなら来いと啖呵を切った事を抜かせばですけどね)」

 

今現在、海堂も束も消されていないため、特にあれからは何もなかった。

 

「なら良かった~。海堂さん、性格があんなんだから、てっきり神様に喧嘩でも売ったのかと思ったよ~」

 

死神君からなにも無いと聞いたが、何故か啓太郎があながち間違っていない事を言い出した。恋愛感情とかには鈍感なのに、何でこう言う事には鋭いんだろうか。

 

「……まぁ、海堂には大きな事はありませんでしたよ。それに、私も彼に呼ばれた身ですので」

 

どうやら死神君も呼ばれた身らしい。一体海堂はなんのためにこの5人を呼んだのだろうか。全くもって不可解だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、海堂の家に着いた。だが雰囲気が少し違う。まず玄関。いつもは少し散らかっており、靴は揃えられてないのがいつもの事だ。だが、今回は埃が綺麗に取られ、靴も揃えられている。それに加え、各部屋へと続く廊下。隙間にすらゴミがなく、ピカピカになっている。

 

「「「「「…………」」」」」

 

この光景に言葉を失ってしまい、1回出てしまった。そして、家の外にある表札を確認した。

 

「あってるよな。海堂の家で」

 

「あってますね。最近引っ越したとは聞いていないので」

 

「だよね。ここしか無いよね?!」

 

「一体海堂さんに何が……」

 

まぁ、ここに居ても仕方無いので、家の中に入ることにした。そして、いつもの溜り場である茶の間に行くと、また驚いた。中に海堂が居たのだが、いつものヨレヨレの服ではなく、キチンと洗濯されて、アイロンのかけられたものを着ていた。それだけではなく、常に部屋の中はギターの雑誌やカップ麺の空などで散らかっている部屋が、ちゃんと掃除されていたのだ。

 

「突っ立ってないで、座れよ」

 

「あ、あぁ」

 

巧を先頭にして、全員部屋に入り腰を下ろした。何故か海堂は落ち着かない様子で、巧達もいつもと違う海堂にソワソワしている。

 

「えぇーと……その、だな……今日は話があって皆に来てもらった。ちょっと待っててくれ」

 

そう言うと、海堂は茶の間から出ていってしまった。

 

「おい。やっぱ何か可笑しいぞ!」

 

「最近なんかあったんですか!?」

 

「最近……あ、健康診断がありました」

 

「じゃあまさか!」

 

「悪いところがあったんでしょうか?」

 

「海堂さん、料理はするけど、普段からジャンクフードばっか食べてたから……」

 

「何があっても、励ましてあげましょう。彼をこれ以上不安にさせないために……」

 

もう、体が悪くなっているのは確定らしい。もう異常の書かれた診断書を見るつもりでいる。体があるから忘れているんだろうけど、お前ら幽霊だぞ?血糖値や脂肪の付きすぎなどは無いはずだが……

 

「お待たせ。実は会って欲しい人が居るんだ」

 

「「「「「え?」」」」」

 

あまりにも予想外の言葉に、全員鳩が豆鉄砲を食らったような顔になっている。が、すぐに自分を取り戻して、海堂に質問をした。

 

「結婚でもするのか?」

 

「お前らは俺の何なんだよ……と、言いたいところだが、実はそうなんだ。入ってきてくれ」

 

「は、初めまして。直也と一緒になる事になった、篠ノ之束です。よろしくお願いします」

 

あまりにも衝撃的な発言。束が居なかったら、ついに頭が逝ってしまったと思うが、目の前に本人が居るのだ。信じるしかない。しかも海堂とは釣り合わない様な美人と来た。正直言葉を失う。先程名前を聞いたので、どんな人物かは知っている。まぁ、死んでしまった今、過去の事を気にするだけ馬鹿馬鹿しいので、そこは無視している。

 

「ちょっと待って……私たち幽霊だよね?大丈夫なの?」

 

「問題はありませんが……境界で結婚するのは珍しいですね。前例はありますけど」

 

前例はあるそうだが、境界での結婚は結構珍しいらしい。まぁ教会では珍しくはないだろうがな。まぁ、そんなつまんないことはどうでも良い。式はいつ挙げるのだろうか。そこが気になるところだ。

 

「えっと……挙式はいつでしょうか?」

 

「それはまだ決めてない。何をどこで決めれば良いか分からないからな」

 

「篠ノ之さんは、式を挙げたいですか?」

 

「うん。出来ることなら。ドレスも着てみたいし……」

 

「あぁ~うん。では、色々と準備しますね」

 

その一言を言うと、死神君は海堂の家を出ていき、すぐに作業に取り掛かった。関係各所への連絡。会場の準備。その他参加者への招待状製作。それらの仕事に取り掛かったのだ。

 

「えっと……その……おめでとう?」

 

「おめでとう」

 

「おめでとう」

 

啓太郎が戸惑いながら言うと、それに続いて真里と巧が海堂と束を祝った。




もう一回座談会でも開こうかな~。前回から大分経ちましたし。参加用の活動報告も近い内に作りましょうかね。

次回もお楽しみに!感想と評価、活動報告もよろしくお願いします!!

あ、連載再開にあたり、ストーリーリクエストの活動報告を復活させます。よろしかったらそちらもどうぞ!

正式に海堂×束になりましたので、タグに追加します。

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