ISと無気力な救世主 作:憲彦
「書けないだけだろ。」
思いっきり飛んだり、
「明後日の方向にな。」
時間系列バラバラだったり、
「袋から開けたばかりのジグソーパズルの様にな。」
矛盾があったり、
「法廷で嘘をつく罪人の様にな。」
その様な事が多々ありますが、
「都会の1日のひったくりの件数なみにな。」
気にせず、読んでくださいね。
「読むのが居たらな。」
いきなり始まりますので、お気をつけ下さい。
「お前の小説を警戒しねー人間は居ねーよ。」
うるせーよ!!さっきから何だテメェーは!!人が注意事項話してるときに何マイナスの事言ってんの!?
「イヤ。俺なりの注意事項をと思ってよ。」
注意事項って言うか、完全に俺のを真っ黒に染め上げてるだろ!!良いから本編行くぞ!!!
「その前に、このストーリーは草加が主人公。スマートブレインはテロを根絶やしにしている事になっています。つまり、裏に関わる者からしたら有名です。矛盾点、気に入らない点は目を瞑ってください。因みに、木場さんは新人研修中です。」
それ俺の台詞ゥゥゥ!!!
「……草加。お前、姉貴にいつ告白すんだ?」
「一夏くん。年上の人には言葉に気を付けろ。将来困るぞ。」
「気持ち悪いキャラの皮を被って生きるよりはマシだ。」
お前は一体いくつなんだ?と、机に向かって静かに絵を描いている一夏にそんな疑問を持ったが、それと同時に草加は一夏の鋭さに驚いた。
「そもそも、俺が織斑さんに好意を持っていると思っているのか?」
「思ってなかったら聞くと思うか?」
全てを分かった上で、一夏は草加に尋ねたようだ。
「俺の言ってることが間違ってるなら否定しろ。」
「…………」
「黙り……。間違っては―」
「一夏。迎えに来たぞ。あ、草加さん。今日もお世話になりました。」
「イヤ。大丈夫だよ。今日もお疲れ様。織斑さん」
誰もが100%好印象を抱くであろう爽やかな笑みを千冬に向け、帰っていく2人を見送り、再び自分は仕事に戻った。仕事に戻った彼の表情は完全な無表情。一夏や千冬はもちろん、スマートブレインの人間にも絶対に見せない表情だ。
この頃の草加は、人前では誰もが100%の好印象を抱く人間を、1人の時は誰にも見せないような完全な無表情に。そして、嫌われるのを防ぐ為か、欲も全く出さない人間だった。
誰からも気に入られる人間の皮を被る。それがこの頃の草加雅人と言う人間だった。
それからも、お互いに意識はしあっていたが、千冬はこう言った事になれてないのか何も言わず、草加も話は聞いているが必要以上の事は言わず、側にいる一夏にとっては気味の悪い時間が過ぎていった。
それから数ヵ月後の事だ。
「……分かりました。調べておきます。では。」
仕事の事で何かを頼まれたようだ。しかし、電話越しでも気に入られるキャラの皮を被る辺り、徹底していると言えるだろう。
「……草加。姉貴に結婚の話が来た。」
「……そうか。それは良かったな。君も織斑さんも、必要以上に苦労する必要が無くなったんだから。」
「はぁ。そうかよ。もっと別の答えを期待してたんだがな。……後で姉貴が来るけど、今日は帰ったって言ってくれ。」
それを伝えると、一夏は部屋から出ていき、必要なものを買いながら家路についた。それから数十分して、一夏の言う通り千冬が迎えにきた。
「あれ?一夏は……?」
「用事があるからって帰りましたよ。」
「そうですか……。草加さん。その……」
「結婚の話……。来たそうですね。」
「……」
千冬は自分で言おうとしていたのかも知れないが、草加が結婚の話を言うと、だまってしまった。
「おめでとうございます。式には呼んでくださいね。」
いつも通りの、人には見せるための笑顔を作り、千冬に向けた。いつもはこのまま帰るのだが、今日は少し違った。少し悲しそうな顔をしている。
「何も、言わないんですね……。」
「言うも何も、俺と貴女はお互いにどうこう言う間柄では無いはずです。今回の結婚の話。俺は素直に良かったと思ってますよ。ISの事や一夏の事、生活の事。貴女は抱え込みすぎている。」
「……そうですか。そうですよね!貴方はいつも大勢から気に入られる自分を演じている!今日も満点ですね!でも、出来ればそれ以外の言葉が聞きたかった!そんな作った顔じゃなくて、本当の貴方の表情で!言葉で言ってほしかった!」
「…………。俺は貴女にそこまでの感情を抱いてるつもりはない。今回の事は素直に喜ぶべきです。」
「……そうですよね。私が間違ってました。訳も分からず感情的になって。馬鹿みたいですね。何で貴方にこんな事言ったんでしょう?不思議です。黒崎さんならもっと良い答えを言ってくれたのに……。失礼しました。」
結婚相手の名前だろうか?黒崎と言う名を言って、部屋から出ていった。草加は1人になったことから、いつも通りの完全な無表情になったが、少し悲しそうな顔をしていた。
しかし、それもすぐに変わることとなった。
「黒崎……。ッ!?さっきの電話の!」
黒崎の名について、先程あった電話の内容を思い出した。
『現在追っているテロリストの事ですが、ボスが黒崎と言う名前だと分かりました。場所も私達が目を付けていた港の可能性が高いです。調べておいてください。』
黒崎と言う名字の人間は、日本にはざらにいる。現在調べているテロリストのボスだとは限らないが、草加は確信した。理由や証拠があるわけではないが、自分の中にある何かがそうさせたのだ。
「また、酷いことするな……。」
そう呟くと、SmartBrainのロゴが入ったアタッシュケースを持って、でかける準備を始めた。
作者の力ではこれが限界。明日は投稿できるか不明。上手く書けねー。
次回もお楽しみに!感想、評価もよろしくお願いします!!
※最終回ではここだけ限定で、憲八先生を復活させようと思います。質問のあるかたはどうぞ。