ISと無気力な救世主   作:憲彦

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意外と好意的に草加と千冬の関係を受け入れて貰えて嬉しい作者です。

綺麗な草加にここまで人気が出るとは……。その内の人気キャラ投票でもやってみようかな?

今回は銀髪の眼帯と貴公子が出てきます。

※今回は紹介だけなので短く、話も進みません。そして凄く少ないです。


2人の転校生

休みがあけたら次の日。今日は朝から村上からの連絡があった。後2日ぐらいでファイズギアの修理が完了するそうだ。が、デルタフォンが使いにくくて聞いていて少しイライラしていた。

 

まぁ、そんなことはさておき、今日はどう言う訳かクラス中がザワツイていた。どうやらこのクラスに転校生が来るようだ。しかも2人。そしてその内の1人が男だと言う。

 

しかし気になるのはそこではない。毎度の事ながら、一体どこからそんな情報が回ってくるかだ。男子校だろうが女子高だろうが、中学校や小学校でも、先生が伝える前から何故か全員が知っている。ある意味七不思議である。

 

一夏が何も考えずにボーっとしていたら、真耶と千冬が教室に入ってきた。

 

「ホームルームを始めるぞ。全員座れ。織斑は起きろ。」

 

その後、連絡事項を手短に済ませ、恐らくクラスの全員が聞きたいであろう連絡を、真耶に言わせた。

 

「はい。ええとですね。皆さんもう知ってると思いますが、今日は2人の転校生を紹介します!」

 

知っているとは言え、やはりテンションが上がるようだ。現在進行形でクラスが盛り上がっている。

 

「落ち着かんか!自己紹介が遅れるだろ!!」

 

千冬の一言で、クラスが一気に静まった。これだけ見るとクラス中から恐れられてる人物にしか見えない。

 

だが、またすぐに騒がしくなることだろう。

 

「始めろ。」

 

「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いかと思いますが、皆さんよろしくお願いします。」

 

「やっぱり、男……。」

 

「はい。こちらに僕と同じ境遇の方が居ると聞いて、本国より転入を―」

 

人懐っこそうな顔。礼儀正しい立ち振舞いに中性的に整った顔立ち、濃い金色の髪。華奢に思えるぐらいに細く、スマート。シュッと伸びた足。

 

……チッ。モテ要素の塊である。作者が近くに居たら、即藁人形を作って呪うだろう。おや?後ろの方で釘を打つ音が……。

 

「きゃ……」

 

「あっ。」

 

なんか嫌な予感がしたので、とっさに耳をふさいだ。次の瞬間、

 

「きゃああああああ!!!!」

 

クラス中に大きな衝撃波が響き渡り、ガラスに軽くヒビが入った。これぞIS学園の最終防衛システムだ。襲撃にあっても一瞬で片付き、なおかつ相手を殺さずに生きた状態での確保が可能だ。まぁ鼓膜は無事ではすまないだろうがな。

 

「男子!2人目の男子!」

 

「しかもうちのクラス!」

 

「美形!守ってあげたくなる系の!」

 

「地球に生まれて良かったーーー!!!」

 

元気な事でなによりだな。このクラスは。

 

「貴様ら。少しは静かに出来んのか?まだ残っているだろ。」

 

あまりにも五月蝿いことに、少しイラッと来たようだ。言葉と共に僅かに殺気が含まれている。

 

「み、皆さん。まだ自己紹介が終わっていませんから~!」

 

「……。」

 

挨拶ぐらいしろよ。無言は止めてやれ。山田先生が可哀想だ。

 

「……挨拶をしろ。ラウラ。」

 

「はい。教官。」

 

礼儀正しいと言えば礼儀正しい。が、ズレている。クラス一同、ポカーンとしている。

 

「ここではそう呼ぶな。私はもう教官ではない。」

 

「了解しました。ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」

 

シンプルだな。

 

「い、以上ですか?」

 

「以上だ。」

 

このいたたまれない空気をどうにかしてくれ。山田先生は出来る限りの笑顔を作ってラウラに聞くが、無慈悲な即答だけで、泣きそうな顔をしている。先生をいじめるな。

 

興味無さげにラウラの様子を見ていると、バッチリ目があった。

 

「!貴様が―」

 

何故か急に殴られた。他の作品では兎も角、この作品で一夏とラウラは初対面の筈だが。

 

「どうした?虫でも止まってたか?」

 

が、一夏は全くダメージを受けていない。あんな無駄な動きの無い平手打ちを受けたのに。

 

こんな一夏を見て、周りの人は少なからず引いている。

 

「ッ!?私は認めない。貴様があの人の弟であるなど、認めるものか!」

 

なんか訳の分からない事を言って自分の席に向かっていった。

 

「はぁ、ホームルームはこれで終わる。各自着替えて第2グラウンドに集合しろ。今日は2組と合同でIS模擬戦闘を行う。解散!」

 

ホームルームも終わったので、一夏はとっとと空いてる更衣室に向かおうとしたのだが、

 

「待て織斑。お前はデュノアの面倒を見てやれ。同じ男子だろ。」

 

予想はしていたが、実際頼まれると面倒なことこの上ない。

 

「君が織斑くん?初めまして。僕は―」

 

「んな事はどうでも良い。早く移動するぞ。女子が着替え始めてるぞ。」

 

説明すると同時に、デュノアを連れて教室から出ていった。

 

「男子は空いてる更衣室で着替えろ。実習のたびに移動になるからとっとと慣れろよ。」

 

「う、うん……。」

 

何故かソワソワしている。

 

「どうした?トイレか?」

 

「ち、違うよ!」

 

「そうか。置いていかれたくなかったら急げ。」

 




『教えて!憲八先生!!』

はーい、ペンネーム「orotida」さんからの質問です。「デカレンジャーの中で1番好きなキャラ、話、敵役を教えてください。」はい。ズバリお答えしましょう。1番好きなキャラはドギー・クルーガーこと、デカマスター。好きな話はデカマスター初登場の回。あの圧倒的な強さと渋さには強い憧れを持ちました。好きな敵役はエージェントアブレラですね。何だかんだ言って、彼ほど悪役らしい理由の悪役は居ませんでしたし、計画などもしっかりしているので。

その他にも、好きな話では、ホージーがバンを相棒と初めて言った回や最終回でバンが「相棒って言うな!」と嬉しそうに言っていた所も好きですね。

100人斬りのシーンは外伝の方でやろうと思っています。

次回もお楽しみに。感想もよろしくね!

……マジで近々人気キャラ投票でもやろうかな………。

そしてデカレンジャーの質問が来たので後書きで一度言ってみたかったあの台詞を。

キミのハートにターゲットロック!!

また1日あけてしまい申し訳ありません。なんか、体力が持たなくて……。

憲八先生の質問コーナーはいつでも受け付けております。お気軽に質問を送ってください。

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