最近ろくに飯が食えてない。
イビルジョーが食い荒らしている。
生態系がかなり壊れてきたようだ。
レウスは空を飛んで逃げている。ブラキさんは一発顔を殴ってから逃げているらしい。強い。
まあ俺は海の中で引きこもり生活な訳だ。
食うもんがない。小魚は腹の足しにならないし鮫もたまーにしか出てこない。
あるといったら鉱石ぐらいしかない。そこら辺にいっぱいあるのだがな。
食ってみるか?...腹壊しそうだな。
よし。食おう。危険は省みぬぞ。まずはこの鉄鉱石だ。
ガリガリ
うん不味い。石食ってるみたいだ。
次は氷結晶だ。
ゴリッ
硬いけど氷みたいだ。いける
最後にドラグライト鉱石だ。
ガッ
硬すぎて食えん。だが味はある。舐めて飲み込もうか...
食ったし今日は特訓だな。
海から出ようか。
ザパァ
...お。先客がいるみたいだ。ダイミョウザザミ...かな?
魚を食べている。ちょっと行ってみよう。
「やあ。」
「(¬_¬)ジロ (`^ ´)プィッ」
無視されたらしい。
ちょっとイタズラ程度に電流流してみよう。
バレないように背中にでんk...ん?違和感がある。
背中につめたい感覚がある。見てみよう。
...え?
なんか今まで背電殻に貯める機関が6つだったのに7つになっている。
しかも気体が発生している。頭で触るとつめたい。そこに力を貯めてみる。
背中がかなり冷えた気がする。よし放出だ。
パキパキッ!
...辺り一面が凍ってしまった。
で何で?何か俺変なもん食ったか?あ、食ったわ。鉱石とか食ったわ。
でも氷っぽいの...あったわ氷結晶だわ。
しっかし上手いからってバクバク食ってたらこうなんのかよ...恐ろしいな俺。
ラギアさんは氷を使えるようになった▼
あ、ダイミョウザザミがこっちを向いている。あ、泡吹いてる。怒ってんなやばい。ハサミで切られたら終わりだ。とりあえず試しに最大出力で氷を出してみよう。
パキパキパキパキッツ!
辺りに氷のトゲが出来てしまった。これは強い。応用できるな。
「お前...ラギアクルスじゃねえのか!?」
ザザミさんがビックリしている。
実質ビックリしているのは俺だ。急に出来たんだから。
「いやラギアだよ。どっからどう見ても。」
「だよな...。じゃあどうやったんだそれ?」
そう言われても困るんだよなぁ。突然出来てしまった産物だし。まあそこんところ話すか
「いや。分からない。氷結晶食ったらこうなったと思う。」
いや...食っただけでなるわけねぇよな...。何でこうなった...
「ミラ様にあったとか?」
「あったよ?人化してもらった。」
何か関係あるのだろうか。
「多分原因それだよ。ミラ様にあって人化されたモンスター達は異常成長するモンスターがいるって聞いたことあるよ。」
なるほど。レウスが熱線ビーム出していたのもブラキさんのパンチ力が凄かったのもそのせいか...
「いいなー。俺もしてもらいたいや。」
ザザミはしていないようだ。
「まあ、頑張れ。」
「ていうかおまえ!俺の領土荒らすなよ!ここは俺の領土だぞ!」
どうしてこう意地っ張りなやつなんだ...。
「離れないって言うんなら勝負だ!俺が負けたら使わせてやるよまあ、人化したからって俺の方が強いこと。証明してやるよ。」
全く馬鹿なやつだ。俺は雷だぞ?弱点じゃねえか。ま、特訓するにも丁度いいし受けてやるか。
「いいよ。やってやる。」
「じゃあ行くぞ!」
先に仕掛けたのは俺。ハサミに狙いを定めて雷ブレス三連続。
だがザザミも負けずに水鉄砲で吹き飛ばす。
だか甘い。俺はすぐさまザザミの口元に滑り込み頭で吹き飛ばす
「痛って!おまえ鱗硬すぎじゃないか?」
それほど固くなかったはずだが...。あ、そうか鉄鉱石とドラグライト鉱石のおかげか。すげぇわ古龍の力。
「だけど、俺をカチ上げたってことは...俺の攻撃に持っていける!」
「しまった!」
そう。ザザミおなじみのジャンプしてから落下プレスしてくる技だ。
反応が遅かった。尻尾をプレスされ重みで逃げられない。仕方ないし放電を使おう。
「うううぉおらぁい!!!!!!!!!」
50%ぐらいの出力だ。そして怯んだところを畳み掛ける。ザザミの真似だ。高くジャンプして飛び乗る。雷を口に貯めてそのままハサミにがぶり。鉄鉱石を噛み砕いていたせいでこんなものは余裕で噛み砕ける。だが流石に可愛そうなので痛みは電気で★
「あががが痛い痛いギブ!」
「調子に乗るからそうなるんだよ」
見事に勝った。
「だがこれでも俺は本気じゃない。」
「えぇ!?」
「多分雷ビームできるよ。ラージャンみたいに」
ぶっちゃけできる確率は低いと思う。やったことないし。
「マジ!?やってみてよ!」
やばい地雷踏んだ。...やっつけでやって見るか。
雷ブレスはため息を強く吐く感じだったが。吐き続けてみよう。
電撃袋の当たりに力を込める。そして喉、口元と移動して来る雷を勢いよく吐く!
ドガァアン
加減が...ってか出来ちゃったよ新技...これ背中の電力も関係するわ...何となくわかる...。威力は壁にかなり大きめのクレーターが出来るぐらい。
「ザザミ...?おーいザザミー?」
気を失っているようだ。泡吹いて倒れた。とりあえず水かけて帰ろう。
〜次の日〜
「ブラキさん!ブラキさん!」
今日はブラキさんに試合を挑もうと思う。本気でぶつかって見る。
「何か用か?」
「手合わせしてもらいたい!」
「...そうか。よし分かった。実力を見てやろう。」
あ、ブラキファンクラブが出てきた。
「ありがとうございます!よろしく頼む!」
「ああ。」
両者睨み合う。風の音が聞こえるほど静かだ。
ブラキさんが1歩前に出た
すかさず俺は滑り込み尻尾で足を狙う。
ヒットだ。そして遠心力で回って出力最大!雷ビームだ!壁が崩れる。
しかしブラキさんはいなかった。
「判断はいい。だが先読みが出来ていない。」
上だ。足に引っかかった瞬間拳を使い体制を立て直し高くジャンプしたのだろう。
ってやばい上からくる!こんなこともあろうかと技は考えてある!
体の周りを冷気で包む。そして凍らせる!
氷バリアだ。しかし砕かれる。いともたやすく。
「...っ!?やるな!氷が使えるとは考えもしなかったぞ。」
「まだ俺の技は終わっちゃいない!」
「なっ!?」
氷はつめたい。冷気もでる。つまり俺が冷えていれば氷が散らばっている所まで凍らせることができる。
「氷結の槍!」
長い氷の槍がブラキを襲う。
「ふふっ...やるな。参ったよ。」
しかしブラキさんは無傷だ。粘膜が黄色くなっている。恐らく爆発して氷を砕いたのだろう。
「短いはずなのに疲れた...」
「そんなんでくたばってたら強く慣れんぞ」
ブラキさんは全く疲れていないようだった。ブラキさんも俺と同じように異常変化をしているであろう。
それを思うと到底勝てそうにない。
まだまだ修行が足りないな。
他のところへ旅にでも行こうかな...
ラギアさんが進化しましたね。
背電殻に一本増えた冷気を操って攻撃するところの名前は
氷零柱(ひょうれいちゅう)とでもなずけましょう
ザザミさんは弱いです
わんぱくさんです。