それと、前回の投稿はミスで最終編を投稿してしまいました。すいません!
episode. 1
「臨海学校ねぇーどうしようかなー」
「どうしたんだよ。何悩んでんだ?」
「やぁ、統真。いや何。さっき思いついた面白い事と刃の臨海学校が重なってるんだよね」
「ふーん。それでどうしたものかと思っている訳か」
「まぁね」
はぁ、それにしても本当にどうしよう。
これが出来れば、刃的には少なからず助かるだろうけど、刃の奴が貰うかどうかも不安なんだよなー。
はぁ、本当に困ったよ。
「それより四郎くん達は、どうしたの?」
「ああ、あの野郎の臨海学校の時に俺たちもそこに行くだろ?」
「成る程、買い物か」
「そう言う事だ」
納得した僕は、取り敢えず研究を進めるためにその日の夜遅くまで研究室に篭り、気がついた時には次の日の昼になっていた。
「で?なんで、俺の部屋に来たんだよお前は‥‥‥」
「い、いやぁー、此処しかなかったといいますか。何と言いますか‥‥‥すいません!」
「いや、まぁ、別に構わないが、朝っぱらから騒がしいんだよ。お前は」
「本当、すいません」
学年別トーナメントの数日後、シャルロットの正体やら何か知らんが言い寄ってきた各国政府の連中やらがひと段落してやっとぐっすり眠れると思った日の朝に、いきなり一夏がかなり慌てた様子で部屋に入れてくれと懇願して来た。
幸いな事に今日は連休中だ。寮にはあまり人が居ないため、あまり騒がれなかった。
「それで、何でそんなに慌てたんだよ」
「え、えっと、ラウラがですね‥‥」
何とも微妙な面持ちの一夏の言葉を聞きながら、俺はあの銀髪女郎に内心頭を抱えたくなった。
一夏言うには‥‥‥
・トーナメント開けてから毎日ラウラが布団の中に入っている。
・服を全く付けず全裸で横に居るらしい。
・事あるごとにキスやらなにやらを求めてくるらしい。
・それを箒たちに見られて襲われているらしい。
「アイツらは全く」
「はは、でも、箒たちもラウラも悪い奴らじゃないんです」
「んな事は知ってるんだよ。常識的に考えておかしいだろって事が言いたいんだよ。と言うかシャルロットまで、参戦しているのかよ」
アイツは理性的な考えが出来る奴だと思ったんだけどな。
まぁ、恋は人を変える。と言うしな。実際俺は、小中と変わった訳だから、別に可笑しくないがな。
「それより、お前は今日予定は無いのか?」
「まぁ、これと言って無いですね」
「んなら、ちょっと買い物に付き合え。序でに鈴も呼べ、ゲーセン寄るから」
「はい。分かりました」
今日の予定を一夏に伝えた後、俺は一人になった部屋で出掛けの準備を済ます。
日常用品が無くなってるから、割と多目に買わないといけねぇな。