IS〜愛しき貴女へ捧げる我が人生〜   作:TENC

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個人的に嫁さんにするなら、鈴が一番だと思うこの頃。いかがお過ごしですか?

お久しぶりです。店長です。

色々と話しを纏められて来たので、投稿を再開します。
それと、久々に書いたのでちょっとストーリーを把握出来て居ない状態という情けない状況ですが、読んでいって下さい。



episode. 4

午前の授業を受け終わった後の昼頃。

俺は、箒やセシリア達と一緒に学園の屋上を来ていた。

 

「双刃さん。なんか、ISの授業に出なかったわね」

 

「ああ、其れになんかキレてたしな。何かあったのは分かるけど、さっぱりだぜ」

 

「そう」

 

昼食を取る為に地面に座った俺たちの話題は、朝の一限目をサボった双刃さんの話題になった。

あの人とは、まだ会ってから数ヶ月ぐらいしか経ってないけど、真面目で面白い人だと思う。

なんか、勉強してる見たくて放課後とかは忙しそうにしているけど、クラスメイトの人達が勉強を教えに来たら、嫌な顔しないで分かりやすく教えていた。

 

「其れより、あんたまた面倒事に巻き込またんだって?」

 

「あ?ああ、アレか。まぁ、俺の方にも原因があるのかもな‥‥」

 

「はぁ?何よ其れ」

 

作って来た弁当を食べながら、鈴が今朝のボーデヴィッヒに引っ張叩かれそうになった事を聞いて来た。

其れに対する俺の言葉に、近くにいた箒やセシリア、シャルルがこっちを向いて来た。

 

「其れは、どう言う事だ?」

 

「そうですわ。何故、一夏さんにも原因があるのですの?」

 

「そもそも、ボーデヴィッヒさんと一夏って知り合いなの?」

 

三者三様の問いかけをしてくる三人に、俺に聞いてくる。

 

「ほら、彼奴が俺の事を千冬姉の弟となんて認めないって言ったろ?多分、千冬姉が前回のモンドグロッソの決勝戦を不戦敗した理由が、俺だからかなってさ」

 

俺が誘拐された事はぼかして言うが、あんまり分かって居ないのか鈴を除いた三人が首を傾げる。

 

「あんた前々からバカだと思ってたけど。此れほどとは思わなかったわ」

 

「どう言うことだよ。鈴」

 

鈴は呆れた様に手で頭を抑える。そんな鈴に疑問の言葉を投げかける。

 

「あんたを引っ張叩いた奴と千冬さんがどんな関係かは知らないけど、あんたは誰が何と言おうが千冬さんの弟で大事な家族であると言う事には変わりないのよ。他人が勝手にごちゃごちゃ言ってるのなんか気にしなければ良いのよ」

 

「鈴。ああ、そうだな。ありがとう」

 

「ふん。どういたしまして」

 

そう言ってハイタッチをする俺と鈴になんかキツイ視線を送っている箒とセシリア。

俺なんか、感に触る事でもしたか?

 

 

 

 

「そうだ。一夏、あんた早めに降りたら?次時間掛かるでしょ」

 

「あ、そう言えば。すまん。シャルル急ごうぜ」

 

「う、うん」

 

一夏に適当な事を言って屋上から帰ってもらって、さっき私に殺気を飛ばした二人に視線を向ける。

 

「そう言えば気になってたんだけど、二人は何で一夏の事が好きになったの?」

 

「な?!」

 

「なななな何故、其れを?!」

 

「そんなの一夏レベル鈍感じゃなければ、誰でも気付くわよ」

 

カマを掛けたつもりは無かったが、私の言葉にあからさまに動揺して顔を赤らめる二人。

私も前は、あんな感じに顔を赤くして弾に文句とか言ってたのかもね。

 

「お前はどうなんだ」

 

「ん?何のこと?」

 

「一夏の事だ。お前は、私達よりも親しそうにしてるじゃ無いか」

 

「そ、そうですわ!其処んところどうなんですの?!」

 

「私?私は、諦めたわよ。確かに彼奴はカッコいい。人も良い。けど、私にはあいつを振り向かせる事は出来なかった。其れだけよ。悔いなんて無いわ。私は、私の生きたいように生きるもの」

 

中二の中頃。中国に行くのが決まってダメ元で告白してみたけど、彼奴は今までの娘達と同じような勘違いをした。

其処で私の初恋は終わっている。悔しかったけど、其れは自分に魅力が無かっただけだと思っている。

 

「な、何故そう簡単に諦められるのですか?!本当に好きならば、たった一度で諦めたりしない筈ですわ!」

 

「そうね。もし、そうだとしたら私は一夏の優しさだけに惚れてそれだけを見て来たのかもね。好きな人の一面だけしか見ない奴なんて、その人を振り向かせる事なんて出来ないでしょ?」

 

其れにその後の半年ぐらいは、何処か気楽に過ごせた気がする。

 

「あ、其れと彼奴は食べ物に好き嫌いは無いから、出された物はしっかり食べるわ。けど、セシリア。あんた料理の時にはちゃんと味を確認したら?私、あんたの持ってるサンドイッチに嫌な予感がするんだけど‥‥」

 

「そ、そうでしょうか」

 

私の言葉にちょっと驚きながら手に持ったサンドイッチを食べると、セシリアの顔が青くなる。

 

「ねぇ、大丈夫?」

 

「え、ええ、大丈夫ですわ。ですが、アドバイスをありがとうございます」

 

「そ、そう。其れじゃあ、私達も降りましょうか」

 

「そうだな」

 

まだ青い顔のセシリアを気遣いながら、自分達の教室へと戻った。

それにしても、あのシャルルって三人目なんか怪しいなぁ。双刃さんに何処と無く聴けば、なんか分かるかも。

 




それと、鈴の相手書いた方が良いかな?一夏以外で。
案があったら欲しいです!

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