「まさか、また小鍜治プロに勝つなんてねぇ」
「悔しいけど負けは負けだからね」
「勝ったのは君なのに負けた訳じゃないんだから泣いてちゃダメだよ。勝ったんだから笑っていないと」
「・・・・・はい」
「けど私達は楽しかったよ。」
「そうだねぇ」
「はやりも楽しかったよ」
「こちらこそ・・・・・楽しかったです。・・・・・今回は俺のワガママに付き合ってくれてありがとうございます。」
「そんな事は無いよ。私達は楽しかったと同時に私達は、またやる事が出来たからね」
「・・・・・やる事ですか?」
「それは祐介君にリベンジする事だよ」
「・・・・・俺が負けて言うならともかく健夜さん達が俺にですか?」
「負けて悔しくない人は、いないんだよ。」
「わかっかんねぇ!全てがわっかんねぇ」
「今度は負けないからね」
「ありがとう・・・・・ございました!」
「ありがとうございました」
「ありがとうございました」
「ありがとうございました」
「会場からはスゴイ拍手が!」
「それだけ今回の公式戦はスゴかったって話だ。男子は女子と違って弱いってイメージあるが今回の対局で覆し男子でも女子に勝てる!って姿を見せたのだからな・・・・・久し振りにいいのを見させて貰ったよ。」
俺は対局室から出て控え室に戻ろうとしたらインタビューをされた。
「守東選手!おめでとうございます」
「・・・・・ありがとう・・・・・ございます」
「最後は決めて席を立ってから泣いた場面ありましたが大丈夫ですか?」
「はい・・・・・大丈夫です」
「今回の公式戦は守東選手が以前に言ってましたが今回の公式戦どうでしたか?」
「・・・・・楽しかったですけど・・・・・最初は・・・何も出来なかったけど・・・・・後半は前半で何も出来なかったので・・・・・頑張って勝とうと思いやりました」
「今回の公式戦で小鍜治プロの無敗伝説を破りましたが、それについては?」
「・・・・・小鍜治プロは無敗で誰もが知ってる最強の雀子です。・・・・・正直に言うと今回の対局で俺は負けるなって思いました。」
「けどそれを覆して勝ちましたね」
「まだ俺自身が驚いています。・・・・・本当に勝ったのかと?」
「また今回の公式戦の時みたいに小鍜治プロ達に誘われた場合は対局したいですか?」
「はい・・・・・やらせてください・・・・・お願いします」
「それではインタビューを終了します。ありがとうございました」
「ありがとうございました」
俺は歩いて控え室に戻ると永水の5人が待っていた。
「祐介様おめでとうございます」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「みんな・・・・・ありがとう」
俺は、また泣いてしまって小蒔に抱かれた。
「私達は最後まで見てましたよ」
「最後は天和で3人を飛ばすとかスゴイです」
「歴史に残るわね」
「最初は何も出来なかったから俺は負けるって思ってた」
「・・・・・」
「けど最後は勝てて嬉しかった」
「そうね」
「今日は来てくれてありがとう」
「どういたしまして」
「それじゃあ帰りましょう」
「ああ・・・・・そうだな」
あのトッププロ3人達の公式戦から1ヶ月後・・・・・
「今回は小鍜治プロの頼みで実現したトッププロ3人の守東選手に対してのリベンジ戦です。藤田プロは、どう思いますか?」
「まさか学生が勝つなんて思わなかったからな・・・・・あの公式戦の後に全てのチームから誘われたらしいが卒業まで後1年あるから待ってくださいって言ってたぞ」
「藤田プロは守東選手に会ったのですか?」
「ああ・・・・・会って話をしたんだよ。あれから1ヶ月が経ったが今回は、どうなるかな?」
「今回は負けないよ」
「勝たせてもらうよ」
「はやりも負けないからね」
「今回も勝たせてもらいますよ!」
そしてリベンジ戦が始まった。
今日中に終わらせられるかな?