土浦女子が共学だったら   作:シデンカイ

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やっと部長達を出してみました。


第20話

「祐介君はドコの小学校と中学校に通ってたの?」

 

 

「俺は小学校は北堀小学校で中学校は永水中学校ですよ」

 

 

「永水って確か神代さんが今いる高校だから知ってるけど北堀小学校って聞いた事が無いな」

 

 

「健夜さんなら知ってると思いますが北堀小学校は今の牌のお姉さんで名前が知られている瑞原プロが昔いた小学校です」

 

 

「えっ!はやりちゃんが昔いた小学校なんだ・・・それじゃあ祐介君は」

 

 

「元々は島根に住んでいたんですが親の仕事の都合で引っ越したんですよ。そして中学校ですが中学校は永水中だったんです。だけど中学の時は男子が俺だけしかいなかったので男子の方は人数不足で個人戦だけしか俺は出られませんでした」

 

 

 

「確かに個人戦には出てたよね」

 

 

「本来だったら俺はエスカレーター式で、そのまま永水女子高校に行く予定だったんですが、また親の仕事の都合で引っ越したんです」

 

 

「そうだったんだね」

 

 

「中にはスカウトに来た学校もありましたよ」

 

 

 

「ドコの学校がスカウトに来たの?」

 

 

 

「まずは大阪の姫松と千里山と奈良の晩成と東京の臨海と白糸台と長野の風越と龍門渕と福岡の新道寺ですね」

 

 

「その8校からスカウトの話あったんだね」

 

 

「はい」

 

 

「じゃあ何で土浦女子にしたの?土浦女子じゃなくても近くに高校あったよね?」

 

 

「あるには、ありましたが共学じゃなかったんですよ」

 

 

「じゃあ無理だね」

 

 

「それなんで俺は引っ越した先で選んだ高校は土浦女子だけしか無かったんです」

 

 

「でもスカウトの話は断ったんだよね」

 

 

「断りましたが長野の龍門渕が良い条件付きを出してくれたんで迷ったんですけどね」

 

 

 

「どんな条件を言われたの?」

 

 

 

「龍門渕に来れば寮には入って貰うけど特待生扱いで学費は免除で設備は完璧で制服が無いので好きな服で登校しても大丈夫で対局は自由に出来るって話だったんです」

 

 

 

「確かに話を聞いてみれば良い条件付きだよね」

 

 

 

「もし引っ越した場所が長野だったら俺はスカウトされた龍門渕に行ってましたね」

 

 

「長野で本当に麻雀やりたいなら風越か龍門渕だからね」

 

 

 

 

「けど長野で普通に考えれば風越が有利なんですけどね」

 

 

 

「どうしてそう言えるの?」

 

 

「風越は去年の時に龍門渕に負けてしまいましたが、その時の龍門渕は全員が1年生で今年は2年生ですけど後1年あります」

 

 

 

「そうだね」

 

 

 

「今年の長野は龍門渕じゃなくて無名校の清澄高校ですけど俺は清澄を調べましたが今の清澄は3年が1人いますから今年で最後になるかも知れません」

 

 

 

「3年生が抜けたら4人になって団体戦には出られないからね」

 

 

 

「それに対して龍門渕は今の5人が強いから龍門渕の方は来年だったら大丈夫かも知れませんが、そこから先は保証が出来ませんが風越は人数が多く設備も大丈夫ですし強豪校ですから団体戦に出られないって言う事には、なりません」

 

 

 

「確かに風越は長野では強豪校だね」

 

 

 

「しかし俺は女子ではなく男子なんで行ける学校には限りが出て来ます」

 

 

 

「女子だったら行ける所は多いのにね」

 

 

 

「そんな訳で俺は土浦女子で団体戦には出られませんでしたが県予選の個人戦で優勝しましたから学校側に対して何かを頼みたいなって思っていたので」

 

 

 

「そして県予選で優勝したから男子の人数が増えて来年は団体戦にも出られるんだね」

 

 

「出られますよ。来年は今よりも俺も部長達も転校生4人組も強くなってますよ。」

 

 

そんな感じで俺が健夜さんと話をしていると店員さんが頼んでいた注文を持って来てくれた。

 

 

「お待たせしました。ナポリタンでサラダセットのお客様」

 

 

「はい」

 

 

「こちらはカルボナーラのお客様」

 

 

「はい」

 

 

「ミックスピザとシーザーサラダです。他に注文ありますか?」

 

 

「無いです」

 

 

「それでは、ごゆっくりどうぞ」

 

 

店員が離れて話も終わったので食べる事にする

 

 

「それじゃあ食べましょうか健夜さん」

 

 

「そうだね。いただきます」

 

「いただきます」

 

 

まず俺はサラダを食べた後にスパゲティを食べて最後にピザを食べたけど全部おいしかった。

 

 

「おっ!コレは美味しいな」

 

「私の方も美味しかったよ。食べてみる?」

 

 

「そうします。健夜さんもサラダとスパゲティ食べてみてください」

 

 

お互いに自分達が頼んだ物を食べ比べてみた。

 

 

「コッチも美味しいね」

 

 

「そうですね。俺は最初に見た時に結構しつこいかな?っと思ったんですけど食べてそんな事なかったんで良かったです」

 

 

30分ぐらい経って俺達は食べ終わったので俺達は、また話を始めた

 

 

「祐介君はコレからどうするの?」

 

 

「俺は部長達のサポートをしようと思います」

 

 

「男子は女子が終わったらだったよね?」

 

 

「そうですね。男子は女子が終わったら始まりますから」

 

 

「それじゃあ行こうか」

 

 

「はい」

 

 

俺達はレジで支払いをしてから外に出た。

 

 

「美味しかったですね。」

 

 

「そうだね。今度はやりちゃんと一緒に来てみようかな」

 

 

 

「また何かあったら連絡してください。そしたら俺は手伝いに行きますから」

 

 

「そうするね。それじゃあね」

 

 

「健夜さんも気を付けて帰ってくださいね」

 

 

俺は健夜さんと別れてから家に帰っていった。

 

 

それから数日後

 

 

やはり部長達は準決勝まで進んでいた。

 

 

 

相手の高校は朝酌女子高校と新道寺と阿知賀女子学院だった。俺は今この組み合わせを見て驚いた。

 

 

「えっ!コレって10年前と同じ高校じゃん」

 

 

俺は健夜さんと瑞原プロにメールで知らせた。俺達と違って忙しいし電話しても気づかないかも知れないからメールにしてみた。メールだったら伝えたい事も、伝えられるし電話と違って消さない限りは残っているからいつでも確認が出来るからな

 

 

「さてと今から部長達と合流しないとな」

 

 

俺は部長達が今いる場所に着いたので歩いていた。そしたら部長の後ろ姿を見つけたので俺は話しかけた。

 

「部長」

 

 

「守東君か」

 

 

「久しぶりですね」

 

 

「そうだね。でも今から対局が始まるから、あまり話も出来ないけどね」

 

 

「試合は始まってないんですよね」

 

 

「まだ先鋒戦も始まってないからね」

 

 

「部長・・・・・もしかして緊張してるんですか?」

 

「そうだね。緊張してるし勝てば勝つほど不安なんだ。この試合に勝てるのかな?って」

 

 

「それじゃあ俺が部長の不安と緊張を消してあげますよ。」

 

 

「どうやって?」

 

 

「視線を絶対に外さないで10秒だけ俺を見ててください」

 

 

「それでいいの?」

 

 

「はい・・・いきますよ」

 

 

俺は部長の不安と緊張を消す為に今の俺のオーラを出した。その瞬間に会場が揺れた気がした。

 

 

「何だコレは・・・一体誰の」

 

 

「どうやら今とんでもない化け物が会場にいるみたいっすね」

 

 

「キャプテン!」

 

 

「私は大丈夫よ」

 

 

「トーカ!」

 

 

「いったい誰が!」

 

 

「衣!」

 

 

「これほどの力の持ち主は・・・・・」

 

 

「うっ!」

 

 

「どうかしたんですか?咲さん」

 

 

「咲ちゃんが、おかしいじぇ」

 

 

「照・・・」

 

 

「わかってる」

 

 

 

「これは・・・・・」

 

 

「なにコレ!チョー怖いよ」

 

 

「小蒔ちゃん・・・・・」

 

 

「お久しぶりですね・・・・・祐介様」

 

 

「あの時にすれ違った宮永咲と同じ・・・・・それ以上だ」

 

 

「主将!」

 

 

「やるやないか・・・・・ドコの誰や」

 

 

「サトハは気づきましたか?」

 

 

「もしかしたら・・・・・」

 

 

「怜!大丈夫!」

 

 

「竜華・・・・・対局する前に倒れそうや」

 

 

「すばらです」

 

 

そして俺が言った10秒が終わったので俺は解除した。

 

 

「もう大丈夫ですよね?部長」

 

 

「大丈夫だよ。ちなみに今の本気だったの?」

 

 

「いいえ・・・100%中の30%です」

 

 

「半分も出してないんだね。それじゃあ行ってきます」

 

 

「気を付けてくださいね。部長」

 

「そうだね。気を付けて頑張るよ」




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