という訳でちょっと読みにくかったらごめんなさい。
「叶夢の能力は…。」
紫さんはなにやら考え込んでしまっている。もしかして相当ヤバいやつか言い難いくらい可哀想な能力なのかと思ってしまう。霊夢が空を飛ぶ程度の能力で、紫さんが境界を操る程度の能力という凄そうな能力がある分その逆もある可能性がある。地面に潜る程度の能力とかだったらどうしよう。考え終わったのか紫さんが顔を上げ俺の目を見て。
「草を操る程度の能力よ。」
と言った。
ー紫sideー
「叶夢の能力は…。」
能力は分かるのだけどイマイチ分からないのよね。私には草を操る程度の能力かと思ったのだけど、もっと強大な能力を秘めているような気がするのよ。草だけじゃなくそれよりも大きなモノを操れるような。それともう一つ、裏に何かしら能力があるかもしれないわね。こっちは草木を操るのと違って、…何かしらね?無?かしら。強大なチカラと無、何の関係があるのかしら。
黙り込んでしまい我に返って叶夢の顔を見ると不安そうな顔をしている。あぁ、可愛いわねぇ。じゃなかったわ、そろそろ伝えてあげなきゃね。
「草を操る程度の能力よ。」
「草を操る程度の能力?何ですか、それは。」
「その名の通り草を自由自在に動かすんじゃないの?」
「半分正解、半分外れね。草を操るっていうのは成長を早めたり、逆に枯らすっていうことも可能よ。」
「…それ役に立つんですか。」
「まだ話は終わってないわ。他には、草を飛ばして攻撃したり、集めれば隠れたり防御も出来そうよ。」
「おぉ、忍術の木ノ葉隠れみたいなのとか出来るのか。」
「その忍術というのはよく分からないけど使い用によっては攻守共に優れていそうね。」
不安は取り除けたようね。強大なチカラは後で考えるとしましょう。それより今は叶夢に弾幕ごっこを教えてあげなきゃね。
「叶夢、貴方に弾幕ごっこについて教えるからマヨヒガに来なさい。」
「…弾幕ごっこ?」
ー叶夢sideー
弾幕ごっこ?また聞き慣れない単語が出てきたな。ごっこっていうから子供達が遊ぶようなごっこ遊びなのか?
「そうね、能力も分からないし弾幕も出せないようじゃ妖怪に襲われてお終いね。紫なら私より教えるの上手だから行った方がいいわね。」
「霊夢も弾幕出せるのか?」
「私は主にお札や陰陽玉を使うわ。」
と言いお札と陰陽玉を見せてきた。なるほど、巫女だからなのかな。紫さんについて行くって事は修行でもするのだろうか。…滝うちとかするのかな。
「分かりました。マヨヒガに行きます。」
「あら、意外と決断が早いわね。」
「えぇ、こんな能力持ってちゃ元いた世界に戻っても居場所がなくなるだけになりそうですしね。」
「物分りが早くて助かるわ。」
自分の身は自分で守らなくちゃな。いつも霊夢に助けられてたら迷惑だしな。
霊夢にお礼を言い紫さんが出したスキマへと足を踏み入れた。
マヨヒガ。藍様が出ますね。
藍しゃま大好き。
それと視点で何かありましたら報告ください。
誤字脱字等もよろしくお願いします。
それではまた。