このきっと素晴らしい世界で美遊に祝福を   作:録音ソラ

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早めに投稿するといったな。あれは嘘になった。
活動報告の一言も嘘になった。
ほんとずびばぜん…

ズバババーンが出るアプリ出るから…上位帯キープしてるから…

新しいアプリ出過ぎ…アガルタは出たその日に終わらせた。簡単だったよパトラッシュ…

ということで、遅れました。読んでいただければ喜びます


16話

「シロウ、カズマをよろしくお願いします。私達はあのよくわからない人とクエストを受けることになりましたので。カズマやシロウ達に私達の強さと有り難みというのを教えてあげましょう」

 そう言ってめぐみん達は、戦士風の男、ダストの元へと行き、掲示板の依頼を確認していた。

 俺は断ることは出来ず、和真とダストのパーティメンバーのいる席へと向かった。

 

 どうしてこうなったんだ…

 

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「今日は配達するものもないですから、ギルドの方へ…」

「断る」

 

 和真達と墓地であった次の日、被害から逃れるために仕事をしようとしていたのだが、仕事はないと言われてしまった。

 

「どうしたの、お兄ちゃん?」

「いや、今から行くと嫌な予感がするというか、最悪笑いものにされる気がするんだ…」

 美遊には和真達のクエストについては話さないでおいた。被害は最小限にとどめておきたい。

「私はこの店が潰れないようにすることが精一杯だから、お兄ちゃんはめぐみん達の手助けをしてあげてほしい」

「美遊…」

 

 前半ウィズに対する文句しかなかった気がするが、めぐみん達の心配はしているみたいだし、一応仲良くしてはいるようだ。

 行きたくはない。行きたくはないが、何かあっても困る。

 

「わかった。行ってくるよ」

 

 2人に見送られてギルドへと向かうことになった。

「まだギルドにいるよな…」

 

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 そして、ギルドに着くとめぐみんに和真をよろしくと言われて今に至るわけだが……

 

「なんでこうなったんだ、和真」

「代わってくれって言われたから、喜んで代わってやっただけだ。どうも俺が上級職におんぶに抱っこで楽してる苦労知らずに見えたらしい」

 ダストの方を見ながら和真は話してくれた。

 始めはからかわれていたが耐えていたらしい。が、苦労知らずだので耐え切れなくなったところで代わってやるとなったらしい。

「大丈夫なのか?」

「大丈夫だろ。ハーレムとやらを楽しむらしいからな」

 和真が「あれをハーレムだと言い張るあいつの綺麗なビー玉が欲しい」なんて言いながらダストを見ている。

 相当苦労することは目に見えてはいるが、彼の自業自得だろう。頑張ってくれ。

 

「もう1人増えたってことでいいのか?そろそろ自己紹介もしておきたいんだが」

 大剣を背負った男の一言で他のパーティと組むということを思い出した。ダストという男の哀れさを感じている必要はなかった。

「和真の監視を頼まれたから仕方なくだけどな」

 和真が文句を言いそうだったので、それを遮って互いに自己紹介をすることにした。

 

「俺はテイラー。大剣が得物のソードマンだ。一応このパーティのリーダーをしている。成り行きとはいえ、今日1日はパーティメンバーになるんだから言うことは聞いてもらうぞ」

「勿論だ。いつもはリーダーやってるから指示されるなんて新鮮だな。よろしく頼むよ」

 和真の言葉に驚く一同。

 それもそうだ。最弱職がリーダーなんて普通はあり得ない。最弱職のみのパーティならまだ可能性はあるだろうが、和真は上級職だらけのパーティだ。信じられないという感想を持つのが普通だろう。

「えっと、私はリーン。中級属性魔法までは使えるウィザードよ。まぁ、よろしくね。私が守ってあげるわ、駆け出しクン達」

 和真よりかは年下だと思われる幼さを残した青マントの女性、リーンがにこりと笑いながら自己紹介をしてくれた。

 めぐみん程のウィザードではないにしても、使える魔法が多いのであれば和真も動きやすいだろう。

「俺はキースだ。アーチャーだ。狙撃が得意だ。よろしく頼むぜ」

 弓を背負った男が続けて自己紹介をしたが…

 被った。クラスが被ってしまった。

 後衛に魔法使いだけだとは思っていなかったが、アーチャーがいたとは。俺は何もしなくて済みそうな気がしてきた。

「じゃあ、改めてよろしく。名はカズマ。冒険者だ。…俺も何か言った方がいい?」

「いや、別にいい。カズマは荷物持ちでもしてくれ。戦わないとしたもクエスト報酬はちゃんと分けるから安心してくれ」

 それより、と俺の方を見るテイラー。

「俺は衛宮士郎。クラスはアーチャー。この中で多分一番レベルが低いから和真の代わりに荷物持ちは俺がやる。」

 何も持ってないからと手を振りアピールしながら、荷物持ちを率先してやることにした。

 後衛三人よりも和真に前衛をしてもらっての前衛二人、後衛二人の方がいいだろう。

 それに和真のずる賢さが何かと役に立つはずだ。

「そうだな。アーチャーはキース一人でも充分だ。シロウに荷物持ちをしてもらう。カズマは邪魔にならない程度にしていてくれ」

 和真が楽させろと言わんばかりの目で睨んできていたが、最弱職でもバカにされないだけの実力はあるんだ。それを見せなくてどうする。主にずる賢さだが。

「今日のクエストは山道に住み着いたゴブリンの討伐だ。今から出れば深夜には帰れるだろう。それじゃ新入り二人、早速行こうか」

 クエストの貼ってある掲示板で未だに騒いでるアクア達を横目に俺たちはギルドを後にした。

 

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 ゴブリン。

 それはこの世界でも知らない者はいないメジャーモンスターで、ゲームに出てくる様な雑魚モンスターではなく、実は民間人には意外と危険視されている相手らしい。

 個体の力はそれほどでは無いが、基本的に群れで行動し、武器を使い、しかも衛生観念が無い為に扱う武器が非常に汚い。

 小剣で獲物をさばき、その血が付いた武器をそのまま手入れもしない。

 当然、サビや雑菌だらけのその武器は、傷を負わされると簡単に破傷風になるそうな。

 普通は森などに住むらしいが、今回、隣街へと続く山道になぜかゴブリンが住み着いたらしい。

 俺達は山へ向かう途中の穴だらけの元草原を歩いていた。

 この周辺で一度クエストを受けただろうか。なんて考えながら歩いていく。

 道中特に何ごともなく、山道の目の前に着いた。

 そこでテイラーは足を止め、地図を広げる。

「ゴブリンはこの山道を登って少し下った場所に現れたらしい。住みやすい洞窟か何かがあったのかもしれない。気を引き締めていこう」

 その言葉に頷く一同。

 和真がなんだか、これだよ、こいうのを求めていたんだよと言いたいような顔をしていた。分からなくもない。

 

 装備を少し整え、山道を進む。

 少し山道を進んだ時、何かが見えた。距離はかなり離れていたが、俺にはその姿がはっきりと見えた。

 俺が見えたのと同時に何かを察知したのは和真だ。

「何かが山道からこっちに向かって来る。敵感知に引っかかった。でも、一体だけだな」

 

 和真のその言葉に驚きと疑問を浮かべるテイラー。

「…敵感知なんてスキルを取っているのか、カズマは。しかし、一体だけだと?それはゴブリンじゃないな。そこまで強いモンスターはいないはずだが……。山道は一本道だ。迎え撃つしかないだろう」

 と言うテイラーに

「あの虎みたいなモンスターに勝ち目はあるのか?見掛け倒しかもしれないが、あの牙に噛まれればひとたまりもないぞ」

 俺は見えた姿を教える。

 それを聞いたテイラー達が顔を硬ばらせる。

「そ、そそそれって…」

「恐らくそれは初心者殺しだろう。キースは見えるか?」

「今ようやく見えたな。確かに初心者殺しだ。こっちに来るぞ!」

 慌てる三人に和真が

「とりあえずそこの茂みで隠れてなんとかやり過ごせば良いんじゃないか?潜伏スキルがあるから見つかる心配はないはずだ」

 その言葉に一瞬驚く三人だが、すぐに和真に触れながら茂みに隠れた。

 全員で茂みに隠れて息を潜めていると、目の前をそれは通っていく。

 リーンが声を漏らしかけていたが、なんとか抑えられたようだ。流石先輩冒険者。

 

「本当に初心者殺しだった…こ、怖かったぁ…」

 通り過ぎた後、リーンが涙目で言っていた。

「だから、初心者殺しだって言っただろ」

「それにしても初心者殺しがここにいるとは…。ゴブリンがここに来たのは初心者殺しに追われてたから来たんだろう」

 キースやテイラーも口々に言っている。

「あれってそんなにヤバいやつなのか?」

 初心者殺しに遭遇したことのない和真がテイラーに問う。

 なんで知らないんだ、と驚きはしつつも教えてくれた。

 

「初心者殺し。あいつは、ゴブリンやコボルトと言った、駆け出し冒険者にとって美味しい部類の弱いモンスターの傍をウロウロして、弱い冒険者を狩るんだよ。つまり、ゴブリンをエサに冒険者を釣るんだ。しかも、ゴブリンが定住しない様にゴブリンの群れを定期的に追いやり、狩場を変える。狡猾で危険度の高いモンスターだ」

 知能の高いモンスターもいるらしい。俺も多くのモンスターと対峙したが、そこまで知能の高いものとは遭遇していない。

 迂闊に手を出さなくて良かった。

 そういうタイプのモンスターならアーチャーとも戦ったことはあるだろう。それで矢に対する対処の仕方ぐらい学習しているだろう。

 

「とりあえずゴブリン退治を済ませよう。アレがいたってことはゴブリンはすぐそこだって言うことだろ。それにすぐにでも倒さないと帰れなくなる」

 俺はそう進言した。

 テイラーは無言で頷いてくれた。どうやら、テイラーもそう考えていたようだ。頼りになる。

「シロウの言う通りだ。ゴブリン退治を急いでに済ませるぞ。カズマの敵感知で初心者殺しが近づいてくることを戦闘中でも確認出来る。戻ってきたときは途中だろうと逃げる。距離を置くことができたらカズマの潜伏で逃げ切る」

 俺たちは茂みから出ながら、テイラーの指示を聞く。

 そして、テイラー達は和真に頼りにしているなどと言っていた。単なる最弱職じゃないことは理解され始めていたようだ。

 

 ------

 

 その後テイラーを先頭に進んでいく。

 特に何か起こることなくゴブリンの目撃された場所に着いた。

 テイラーは和真に

 

「……敵感知はどうだ?反応あるか?」

「この先に沢山あるな。しかし、普通これだけ大量にいるもんなのか?」

 

 和真はテイラーに答えるも、不安げだ。

 そこまで多いのだろうか?

「ゴブリンは大量にいるものだ。だからそれはゴブリンだな」

「それにしてこんなにいるものか?数え切れないぞ…」

 敵感知って便利だな。眼は良いが、死角なんかだと見えないからそういうスキルがあればもっと確実かもしれない。

 しかし、数え切れないほどの集団では誰も寄り付かないだろう。戦いは数だともいう。それさえも吹き飛ばすような火力があっても持続出来るようなものなど限られる。

「そ、そんなに居るの?何匹居るか確認してからの方が…」

 リーンが不安になったようで、そう言いかけたそのとき

「カズマばっかに活躍されちゃたまんねぇ!行くぜ!」

 キースが我先にと飛び出す。

 それに続きテイラーも飛び出して行った。

 アーチャーなんだから、前衛職より先に飛び出すなよ…。

 そう思った時

「「ちょっ⁉︎多っ!!!」」

 二人が同時に叫んでいた。

 そしてその場に俺たちも向かった。

 

 そこには四十はくだらないほどのゴブリンの群れが居た。

 サイズは小さいものの錆びついた剣や弓矢を装備したゴブリンが声を上げたこちらを見るや否や、武器を構えた。

「だから数えてからにしようって言ったじゃん!」

 リーンが泣き声をあげる。

 その間に和真とテイラーが前へ、キースは下がり弓を構える。

「多くても十匹程度がいいところだぞ!なんだってこんなに!逃げたところで初心者殺しが来る!やるぞ!」

 テイラーが叫び、臨戦態勢をとる。

 ゴブリン達はこちらへと突っ込んで来る。

 突っ込んで来ないゴブリンは弓を構える。

 

「リーン!風の防御魔法を!」

「詠唱しているが間に合わねぇ!テイラーと和真だけでもかわせぇ!」

 

「『ウインドブレスト』ッッッ!!」

 和真が叫んだ初級魔法。咄嗟の判断で風魔法である程度の矢を吹き散らした。

 しかし、このゴブリン達の狙いは元から前衛の二人ではなかった。

 和真達へと飛来していた矢は約10。後衛の元へと飛来しているのは約20。後衛を先に潰し、援護のなくなった前衛を仕留める算段だったのかもしれない。もしくは退路を立つために後方にも放っていたのかもしれない。

 キースは飛来する矢の中でも当たりそうな矢だけを射抜く。

 しかし、リーンは詠唱中。このままでは当たる。

 

投影(トレース)ーー」

 

 イメージをする必要はない。

 ただ矢を払うだけでいい。

 当たりそうな矢は三本。

 俺は荷物を投げ捨てながら、リーンの前へと出る。

 

「シロウ⁉︎」

開始(オン)ッ!」

 

 干将莫耶を振るい、飛来する三本の矢を瞬時に斬りふせる。

 それと同時にゴブリンは次の矢を放とうとしていた。

「リーン!」

「『ウインドカーテン』!」

 俺たちを包むように周囲に風が吹き出した。その風は和真達をも包んでいた。

 ゴブリンの第二射はその風により防がれた。

「よし、今度はこっちの番だ!こういう手はどうだろうか!『クリエイト・ウォーター』ッッッ!からのーー『フリーズ』ッ!」

 和真がゴブリンの足元へと水を出し、それを凍らせる。

 以前に冬牛夏草に使った手だ。

 冬牛夏草にはあまり有効打にならなかったが、ゴブリンには足を滑らせたり足ごと凍らせたりと充分な効果を発揮した。

「これならゴブリンが幾らいようと関係ねぇ!さっさとやっちまうぞ!」

 テイラーの言葉を合図に俺たちは一斉に畳み掛けた。

 

 ------

 

 ゴブリンの群れを討伐した帰り道。

「……くっくっ、あ、あんな魔法の使い方、聞いた事もねえよ! 何で初級属性魔法が一番活躍してるんだよ!」

「ほんとだよー! 私、魔法学院で初級属性魔法なんて、取るだけスキルポイントの無駄だって教わったのに! ふふっ、ふふふっ、そ、それが何あれ!」

「うひゃひゃひゃ、や、ヤバい、こんな楽なゴブリン退治初めてだぜ! いや、俺はあのゴブリンの群れを見た時終わったと思ったね!」

 俺達は山道を街へ向かって帰りながら、先ほどの戦闘を振り返っていた。

 

 次第に話題は和真のことから俺のことに変わっていった。

「それにしてもシロウには助けられたな。まさかリーンが無傷で済むなんてな」

「死ぬかもしれない!って思ったところにシロウが両手に剣を持って現れて降って来た矢を斬り伏せて行くなんて…」

「剣を使う姿なんて見たらアーチャーってなんだよって話だぜ!俺なんて当たりそうな矢だけ矢で弾くので精一杯だったってのに」

 笑いながら仲間の無事を心から安堵していた。

 

「リーンを救ってくれてありがとう、シロウ」

 

 テイラーが三人の代表をするかのように礼を述べてきた。

 こうして面と向かって感謝されたことなどあっただろうか。初めてだったかもしれない。

 

「仲間なんだから当然だ。助けが必要なら助けるさ」

 

 当たり前のように口にする。だが、何故だかこの言葉が自分ではなく誰かの言葉のように思えてしまった。

 

 その後、すっかり忘れていた初心者殺しに追いかけられそうになったところを和真の知恵で逃れることができた。

 レベルや職業が全てじゃないんだな、なんてテイラーが呟いていた。

 

 ------

 

 街へと戻ることが出来たのは夜中だった。

 クエスト完了の報告と初心者殺しの報告をしなければならない。

 初心者殺しに関しては餌場を探しに何処かに行くとのことだが、念のためだ。

「つ、着いたああああ!もう大冒険した気分だよっ!」

 俺たちは笑いながら、ドアを開けギルドの中へ……

 

「うっ……ぐずっ……。ふぐっ……、ひっ、ひぐう……っ……。あっ……、ガ、ガズマあああっ……」

 

 泣きじゃくったアクアを見ると同時に何事もなかったようにドアを閉める和真。

「気持ちは分かるが開けてくれよ!頼むから閉めないでくれ!」

 半泣きでドアを開け、めぐみんを背負った男が飛び出てきた。

 和真にパーティの交換を求めていたダストとかいう男だ。

 

 アクアはあらゆるところが歯型だらけで、めぐみんはダストに、ダクネスはアクアに背負われている。

 だいたい何があったかを俺と和真はすぐに察した。

 

「……えっと、なにこれ。いや、大体分かる。何があったかは大体分かるから聞きたくない」

「聞いてくれよ! 聞いてくれよっ!! 俺が悪かったから! 俺が悪かったから聞いてくれ! いや、街を出て、まず各自どんなスキルが使えるのかを聞いたんだ。で、爆裂魔法が使えるって言うもんだから、そりゃすげーって褒めたんだよ。そしたら、我が力を見せてやろうとか言い出してよ、普段使う以上の全魔力を込めた爆裂魔法とやらを、いきなり何も無い草原で意味も無くぶっ放して……」

 

 泣きながら訴えてくるダストの言葉を、和真は耳を塞いで聞こえないフリをしていた。

 

「おい、聞いてくれって! そしたら、初心者殺しだよっ! 爆発の轟音を聞きつけたのか初心者殺しが来たんだが、肝心の魔法使いはぶっ倒れてるわ、逃げようって言ってんのにクルセイダーは鎧も着けてないくせに突っ込んでいくわ、それで、挙句の果てに……」

 

 初心者殺しはそっちにもいってたのか。それは御愁傷様だが、ダストの自業自得でもある。

 

「おい皆、初心者殺しの報告はこいつ等がしてくれたみたいだし、まずはのんびり飯でも食おうぜ。新しいパーティ結成に乾杯しよう!」

「「「おおおおおっ!!」」」

 和真の言葉に、テイラーとキース、リーンの三人が喜びの声を上げた。

「待ってくれ! 謝るから! 土下座でも何でもするから、俺を元のパーティに帰してくれぇっ!」

「飯は士郎のお手製だからな。そこいらの料亭よりも美味いぞ」

「「「おおおおおっ!!」」」

「なんでさ…いや、作ること自体に文句はないんだが…」

「待ってくれ!頼むから待ってくれぇぇぇ!」

 

 泣きついてくるダストを無視していた和真が、ダストの方へと振り向くと一言

 

「これから、新しいパーティで頑張ってくれ」

 

 

「俺が悪かったからっ!! 今朝の事は謝るから許してくださいっ!!」




ダストのパーティってまともすぎる。和真のパーティが異常すぎるだけなのかな…
のんびりと更新していきます。よろしくです

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