ドラゴンボールNEXUS 時空を越えた英雄 作:GT(EW版)
地下都市から地上に出てみると、そこに広がっていたのは退廃した廃墟の町だった。
パラガス達によって荒らされた町々には人一人として姿が見当たらず、精々が瓦礫の間を駆け回っていくネズミが何匹か居る程度である。
地下と比べればまさにそこは天国と地獄の差で、この地球が変わり果ててしまったことをまざまざと見せつけられる光景だった。
そんな廃墟の町から舞空術で飛び出した悟飯とトランクスは、ネオンを先頭に彼女のラボへと向かって飛行していく。
二人は今、それぞれの身にネオンが纏っているものと同じ「気」を隠す性質を持つ灰色のマントを羽織っていた。人造人間達のセンサーに引っ掛からないようにするには「気」を消して歩いて移動するという手もあったのだが、徒歩で向かうにはラボの場所は遠すぎたのだ。
そのようにあえて地下都市から離れた屋外にラボを構えているのは、実験で失敗して大爆発を起こすような危険を想定しているからなのだとネオンは語る。
実際に何度か失敗して爆発したことがあるらしく、その時のことを茶目っ気を交えて話すネオンの姿に、悟飯は緊張が解されたような気がした。
そんな二人の様子を後ろから眺めながら、弟子のトランクスが追従していく。
「トランクス君、随分大人しいけどどうした? どこか調子悪いのか?」
「……いえ、ただ、悟飯さん楽しそうだなって思って」
「あー……うん、俺も、これでも学者さんを目指してたからね。研究施設って聞くと、興味が沸いてきて」
「そうですか……それだけなのかな」
「? 変なトランクス」
「あはは……」
周囲への警戒は一応しておきながらも、三人は談笑を交えながら目的地へと向かっていく。
それから数分後、彼らは到着した。
「あっ、あそこにあるのがそうですか?」
「うん、あれが私達のラボ。じゃあ、降りようか」
荒れ果てた荒野の中に、ポツンと佇んでいる一軒の工場施設である。
そこへ降下したネオンを追って悟飯とトランクスは、地に足をつけてその建物を見上げる。
見た目は老朽化が酷い廃工場のようだが、それはラボの存在を目立たないよう偽装する為、あえてそう作ったのだろうかと悟飯が問い掛ける。
その質問にネオンは自身の額に人差し指を当てながら「うーん……」とどこか言い辛そうに言葉を詰まらせると、苦笑を浮かべながら答えた。
「元々は、ドクター・ゲロが使っていた隠れ家だったんだ。一年ぐらい前に殴り込んで、ぶんどってやったんだよね」
「そ、そうですか……ドクター・ゲロっていうのは、この前の人造人間を作った人ですよね?」
「うん。何を考えているのやら……アイツはパラガス達と手を組んで、地球をこんな目に遭わせている。挙句、罪も無い民間人まで改造して酷いことをして……生かしておけない奴だよ」
人造人間の製作者であるドクター・ゲロを追跡する過程で、彼の工場を押収し改造したのだと言う。
そして今は自分用の研究施設として使っているというネオンの説明に、悟飯は思わず引きつった笑みを返してしまった。
話によればドクター・ゲロという男が同情の余地のない悪人であることはわかるが、彼女もまた中々に強かな女性のようだ。
ラボの前に立ったネオンは、自身の手を広げ入り口前に設置された台の上にかざす。
指紋認証というものなのだろう。その瞬間、強固に閉ざされた工場の扉がガチャリと開き、ネオンが内部へと足を踏み入れていった。
「俺達も入ろう」
「はい」
彼女に続いて、悟飯とトランクスが入場していく。
彼女が入った瞬間自動的に点灯した照明の下、コツコツと三人の歩く足音だけが通路の中に響いていく。
そうしてしばらく歩き進み、二人を先導していたネオンの足が止まったのは、窓を隔ててとある部屋が視界に飛び込んできた時のことだった。
そこは、不思議な部屋だった。
部屋というには広く、大広間と言った方が良いのかもしれない。
しかし調度品のようなものは一切無く、あるのは四方を囲む壁と宙に浮かぶように据えられた球形の物体だけだ。
その球形の物体はまるで夜空に浮かぶ満月のような淡い光を放っており、ある種の神秘的な雰囲気をこの部屋に醸し出していた。
「これは……」
「これが、その装置ですか?」
「うん、ブルーツ波増幅装置。君達にはこの部屋に入ってもらって、私が装置を動かすことになる」
明らかに異質なこの施設こそが、ブロリーを倒す為に作られたネオンの切り札「ブルーツ波増幅装置」の正体だった。
満月のように頭上に据えられた球形の物体は、まさしくブルーツ波を供給する満月の役割を担っているのだろうと推測できる。
そして悟飯達のパワーアップというネオンの計画に、より大きな現実感が湧き上がってきた瞬間でもあった。
「すごいですね……」
「ああ……よくはわからないけど、何か不思議な力を感じる気がする」
「ああ、もしかしたらそれは、サイヤ人としての本能なのかもしれないね。君達にとっては、ここにいるだけでも少しだけ力が湧き出てくるような気がするんじゃないかな?」
「はい、なんだか懐かしい感じがします。ネオンさんがこれを作ったんですか……」
「ベビーと一緒にね」
先刻あの地下都市でも目の当たりにしたばかりだが、ツフルの科学力というものは想像以上に大きなものだったのだと悟飯は尊敬の念を抱き、彼女らが敵に回らなかったことに再び安堵した。
「装置の状態は……うん、微調整の必要はあるかもしれないけど、すぐにでも起動することができる」
いつの間にか装置の操作盤の前に立っていたネオンが、ピッピッと隻腕でコンソールパネルを叩きながら動作の確認を行う。
数十秒ほどで一通りの確認が済んだのだろう。彼女は顔を上げて悟飯の方へ目を向けると、この場において改めて問い掛けた。
「どうする? 協力する気になったかな?」
「ブルーツ波増幅装置」というものを実際に見て、こちらの命を預けるに足るものかどうかを確認するのがここを訪れた目的だった。
しかし、それは建前に過ぎなかったのかもしれない。
パラガス達に支配されたこの地球で、彼らを倒すにはあまりにも戦力が足りていないのが現在悟飯達を取り巻く過酷な状況である。
そして、他の惑星を制圧している二人がこの地球に帰ってくるまで時間はない。
元より悟飯には、僅かな希望に縋るしか道は無かったのだ。
「こう言っては、なんですが……」
人に頼って戦おうとするのも、随分と久しぶりな気がする。
それが自分とそう年齢の変わらない女性が相手となると情けなくもあるが感慨もあり、悟飯は覚悟を決めた。
――この地球の運命。
――この俺の運命。
――トランクスの運命。
――そして、パラガス達の運命も。
これで、最後にする――そう決意して、悟飯は拳を握り締めた。
「俺の全てを、貴方に託します」
この命を彼女に預けることを、悟飯は今ここに宣言する。
まだ彼女やベビーの人となりを全て理解したわけではないが、少なくともこの世界に害をもたらす者ではないことは確信している。
彼女らが自分と志を同じにする善人だと言うのはわかっているのだ。ならば、出すべき答えは簡単だった。
やや不安げにこちらの顔を見上げるトランクスのことを勇気づけるような意図で力強く言い切った悟飯の姿を見て、ネオンは一瞬呆けた表情を浮かべた後、くすりと笑んだ。
「……いいものだね、誰かに頼りにされるっていうのも。なら、早速始めようか。まずは起動実験から――っ!?」
悪魔に立ち向かう為の希望だとわかったラボの中で和やかな空気が漂い始めたその時、その空気を吹き飛ばすようにその事象は起こった。
突如として爆音が響き、このラボを激震が襲ったのである。
「これは!?」
「……最悪のお客さんが来てしまったみたいだ」
爆音と激震は、このラボに外部から乗り込んできた招かれざる客によるものだった。
悟飯でもトランクスでもない一人の男がその巨体に任せて強引に天井や壁を突き破り、この場所に降り立ったのである。
コードや機械部品が露出している身体の各部位には、痛々しい破損の痕が残っているが――その巨漢の姿は間違いなく、悟飯達が先日死力を尽くして倒した筈の青色の人造人間、13号であった。
「ヨウヤク……ミツケタ……コレヨリ、オマエ達ヲ破壊スル」
ノイズの混じった機械的な声を放ちながら、13号は半壊した隻眼の顔で悟飯達の姿を睨む。
驚愕に目を見開く一同の中で、ネオンが舌打ちする音が短く響いた。
「私達のリベンジデスボールで、完全に倒したと思ったんだけどね……生きていたのか、人造人間」
「ドクター・ゲロニ回収サレ、応急処置ヲ受ケタ」
「そんなボロボロの身体で!」
「オマエタチ如キ、コレデ十分ダ!」
ネオンのリベンジデスボールは、確かに13号に対し甚大なダメージを与えたのだろう。そのことは応急処置を受けたと言っている割に無惨なほど痛々しさが残っている今の13号の外見を見れば明らかである。
彼がまだ生きていたこと、そして今この場に現れたことは大きな誤算であったが……悟飯はそれでも、彼との予期せぬ再戦に狼狽えるわけにはいかなかった。
「はああっ!」
千年に一度現れるとされる伝説の戦士、「超サイヤ人」。
黄金色の姿に変身し、身体中から「気」の力を迸らせた悟飯が装置の部屋から飛び出すと、半壊の13号へといの一番に殴り掛かっていく。
確かに、人造人間13号は強い。仕留めそこなったことがあまりにも悔やまれる、今の自分では到底敵わない強大な敵だ。
しかし見るからに修理が完全な状態ではない今の彼ならば、この超サイヤ人の力で十分に勝てる筈だと判断していた。
そう、思いたかったのだ。
彼の胸板に渾身の拳を突き刺し、それを受けても微動だにしない姿を見るまでは。
「っ!?」
「悟飯さん!」
――強さは、変わっていない……!
相応に弱体化している筈だと踏んでいた13号の力は、全く落ちていなかったのだ。
悟飯はその手に伝わる感触から、自身の希望的観測が無惨に散ったことを思い知らされた。
超サイヤ人のパンチをものともしない13号は、その巨大な手で悟飯の頭を掴むと、地に向かって強引に叩きつけた。
そんな彼の力を再び目の当たりにして、弟子のトランクスが叫んだ。
「くっそおおお!!」
ようやく見え始めた希望の矢先、またしても訪れた絶望的な強さの刺客である。
その理不尽さに激昂した悟飯の弟子トランクスが髪を逆立て、黄金色の戦士となって飛び出す。
そしてネオンもまた、背後にある装置を視界に映した後、額から焦りの汗を流しながら敵に向き直った。
「装置を壊されるわけにはいかない……もちろん、彼らを死なせるわけにも!」
内なる気を解放し、彼女もまた人造人間13号へと挑み掛かっていく。
超サイヤ人が二人と、ツフル人の力を持った地球人が一人。合計三人の戦力に対して、敵は人造人間が一人だ。
数の面では勝機は十分にある筈だが、狂戦士13号の力は尚も圧倒的だった。
戦いの舞台は、ネオンの誘導によりラボから離れ、上空へと移った。
今ここで戦闘の余波で装置が壊れてしまえば、ブロリーに対抗する僅かな希望が潰えてしまう。
幸いにしてネオン達三人の命を標的に定めている今の13号は装置には目も暮れず攻撃に掛かってきている為、彼女が誘導に当たれば素直なほど上手くラボから離れてくれた。
しかし。
「っ! どうしてこう詰めが甘いかな私は!」
『……許せ、俺のミスだ』
二人の超サイヤ人を含む三対一で挑んでも、戦況はあまりにも厳しかった。
トランクスの気功波も、悟飯の拳も、ネオンの蹴りも、13号の強靭な身体を前にはどれも決め手に欠けている。
彼を今度こそ完全に葬り去るにはもう一度リベンジデスボールをぶつけるしかないところであろうが、今の13号はそのような隙を与えてくれないどころか優先してネオンを潰そうと攻撃を仕掛けてきている。
恐るべきは彼のしぶとさと、ドクター・ゲロの修理能力であろうか。
特にゲロがその力で地球を守ってくれたならどんなに頼もしかっただろうかと、ネオンはありもしない仮定を抱くことで内心の苛立ちをさらに募らせていた。
そんな苛立ちをぶつけるようにネオンは気弾を連射するが、それらの弾幕をノーガードで受けても尚13号は攻撃の手を止めなかった。
「あっ……」
緩慢な動きから一転してスピードを上げると、一瞬にして距離を詰めてきた13号が、ネオンの首を掴もうと太い腕を伸ばしてくる。
女性が相手だろうと容赦無く首を圧し折ろうと攻め掛かってくるのは、機械故の合理的な判断だろうか。しかしそれはまさに的確な判断であり、最も手っ取り早い殺害手段だった。
ネオンの思考は彼に懐に入り込まれたその瞬間、はっきりと命の危機を感じ、心臓の鼓動が早くなり背筋に悪寒が走った。
――間一髪、横合いから悟飯がこの身を攫って離脱してくれなければ、今頃13号の手には自分の生首が握られていたところだろう。
そんな猟奇的な光景を想像すると下腹部の辺りが生温かくなりそうだったので、ネオンは首を振って思考を切り替えた。
「あ、ありがとう悟飯。助かったよ」
『ふん……』
ほんの僅かな隙が命取りになる戦いとは、まさにこういうことだろう。
外見上は飄々としているつもりでも内心恐怖心を隠せないのは、自分が根っからの戦士ではないからなのだろうとネオンは自己分析している。
我ながら脆い神経だと自嘲しながら、ネオンは13号から引き離される際に自身の身体を両腕で抱き抱える状態になっていた悟飯に対し礼を言う。
ピンチの時に颯爽と助けてくれた姿は、まるで絵に描いたヒーローのようだ。
なら私はヒロインか何かかな? 柄じゃないね、そういうの。そう苦笑いを浮かべ、ネオンは悟飯の胸から離れた。
「ネオンさん……貴方もわかっていると思います」
「……何がだい?」
一方の彼はネオンの呼吸が落ち着いたことを見計るとその手を離し、再び13号の姿へと目を向ける。
今はこの隙を超サイヤ人になったトランクスが食い止めているが、すぐに戦線に復帰しなければたちまちやられてしまうであろうことがわかる劣勢の状況だった。
そんな戦況を認めて、悟飯が神妙な声で言い放つ。
「俺達三人で挑んでも、このままでは勝てる見込みはないってことです」
「……確かに、あれはきついね。またリベンジデスボールを作ろうにも今度はチャージまで待ってくれないだろうし、仮に作れたとしても間違いなく避けられる。今は私のことを、物凄く警戒しているみたいだからね」
「でもその分、俺への警戒は弱まっています」
「悟飯? まさか、君は……」
勝敗が火を見るよりも明らかなこの戦いで、唯一勝機があるとするならば方法は一つしか無い。
ネオンが彼の考えていることを察すると、彼は眼下にあるラボを指差して言った。
「あれを使えばなれるんでしょう? ブロリーを超える究極の戦士に」
やはりか、と自身の予想が的中したことにネオンは奥歯を噛み締める。
確かにそのつもりで彼らを招いたのは自分だが、今その手に頼るのはあまりにも準備が足りなすぎる。
13号が生きていたことがそもそもの誤算だったが、彼がこうして再来するタイミングもまた、あまりに悪すぎたのだ。
「危険すぎる! ぶっつけ本番でやる気かい? まだ一度も、君に合わせて調整もしていないのに」
「どの道そのぐらいの無茶をしなくちゃ、ブロリーには勝てません! やってみせます!」
あの装置を開発した科学者の端くれとして真っ当な意見を述べると、悟飯は一理あることが悲しく思える暴論を吐き、ネオンが返す言葉を窮する。
……確かに、その通りなのだ。
本来なら様々な調整を重ねてから行うつもりであった実験もまた、たとえどんなに万全を期そうと、どんなに手を尽くそうとも結局のところは運に身を任せることになる秘策だった。
ネオンの計画はどれもこれもがことごとく、綱渡り状態の大博打であり――そうでもしなければ、あの狂った戦闘力を持つ悪魔に到底太刀打ちできないことがわかっていたのだ。
開き直りと言えばそれまでだろう。
しかしここで悟飯の提案を受けたところで、当初3%と予測していた勝率が1%に落ちるだけだという、微々たる幅の減少率でしかないこともまた確かだった。
ならば……今は彼の可能性に賭けるべきなのかもしれない。
「……操作盤にある、赤いスイッチだ」
どうあろうと、奇跡に頼るしかなくなっている。それが、自分達の立ち向かおうとしている「絶望」という敵だ。
それを知っているからか、ベビーからの反論もなかった。
「そのスイッチを押せば、装置は起動する。ここは私と弟子君が食い止めるから、行くなら早く行きなよ」
「! ありがとうございます!」
「ただし、絶対に成功させること! 最初に襲い掛かっておいてなんだけど……私を人殺しにしないでくれよ、悟飯!」
「はい!」
13号の襲撃前、早速実験に移ろうとしていたことは不幸中の幸いだった。
後はスイッチ一つでブルーツ波増幅装置を起動させることが出来る為、ネオンがその場に居合わせなくとも肉体の強化という目的を果たすこと自体は理論上可能だった。
ただ、強化に失敗した場合――増幅したブルーツ波の供給を止める者がいない為、装置が暴走する恐れがあった。
そして装置が暴走し、過剰すぎるブルーツ波を受けてしまった場合……最悪、彼が命を落とす可能性も十分にあったのだ。
しかし彼もまた、それを承知の上で提案したのである。
まるで絵に描いたヒーローのように、勇気ある心で。
故にネオンには……彼の目を見て断ることが出来なかった。
ラボの元へ再び飛んでいった悟飯の姿を見送り、ネオンは深く溜め息を吐く。
それは彼の無鉄砲な行動に対する溜め息でもあったが、そんな彼を行かせてしまった自分自身の非情さと、流されやすさに対する溜め息でもあった。
「……真面目な子だと思ったんだけどな、悟飯は」
『サイヤ人など、強情な奴ばかりだ。俺達ツフル人の足元にも及ばん自制心だな』
「私は結構好きだよ、ああいう子は」
『なに?』
「彼みたいに危うい子を見ていると、こう……常に自分の傍に置いておきたくなるっていうか? 放っておけないじゃん」
『お前……まさか、昔の俺もそんな目で見ていたのか』
「……行くよベビー、このままじゃトランクス君がヤバい」
『図星か、貴様』
ともかく彼を行かせた以上、今はパワーアップの成功を信じるしかない。
奇跡というものは、最大限の努力をした上で勝ち取らなければならないものなのだ。故にネオンはその奇跡を起こす為、トランクスと共に13号の足止めに全力を尽くすことに決めた。