√シルバー【完結】   作:ノイラーテム

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メルトダウン

●攻守の逆転

「幹比古。どうしても無理だと思ったら降伏しろ。連中もその為に軍服を着て居るからな。それと……」

「なるほど戦時協定だね。……でも、その予測が当たってればなんとかなりそうかな」

 達也の助言を元に幹比古は劉・雲徳の軍装を眺め直した。

 そしてこれまでに出逢った兵士たちが、護衛のみならずコマンド兵までもがちゃんとした制服を着て居たのを思い出す。

 

 軍装を身に付け正規の命令ルートを構築して居る場合は、国際的な戦時協定が適用され降伏時の取り決めが用いられる。

 それゆえに日本の魔法師側も自主参加者は配布されたプロテクターを支給され(魔法科高校の場合は学生服も二次的な軍服とみなされるが)、一応は軍に編入されたというセレモニーを受けて指揮系統に従っているのだ。

 同じ様な縛りを大亜連合も順守しており、ステルスはすれど一目でわかる軍服を着こみ、劉・雲徳を最上位指揮官として定めているのであろう。

 

「準備はいいか? 後は任せる」

「問題無いよ。走って!」

 達也は幹比古にその場を任せ、仮説本部の方に向かい始めた。

 当然ながら雷撃が降り注ぐが、放り投げられらた折鶴が代わりに引き受けてくれる。

 

「木気、稲妻! 汝、黒鉄へと落ちるべし!」

 達也の代わりに引き受けた雷を、幹比古は折鶴から近くの鉄筋に移動させた。

 瞬時に黒コゲになるはずの紙が僅かなタイムラグで燃え尽き、代わりにビルが帯電してスパークを始める。パンパンと音を立ててガラスが割れ、あるいは建物の一部から焦げくさい臭いが漂っている筈だ。

 

 現実の改変で競り負けると魔法は生じなくなってしまう。

 幹比古は格上の魔法師に対して、改変を用いない一段目とその結果を利用した二段目に分けることで対応したのだ。

 

「ホッ。良くやったと褒めるアル。しかし……」

「風伯と雨師はどうするかね? アレを止めるのはワシでも難しいぞ」

 だが劉・雲徳は強大な精霊を呼び込んでおり、その力は絶大だ。

 いかに幹比古が古式魔法に長けていると言っても、あくまで高校生としてはだ。専門家である老人には叶わないだろう。

 まして幻影によって分身し、どこに本物が居るか判らないので倒す事も出来ない。

 

 さらに黒雲を呼び起こして稲妻を落とし、烈風が真っすぐ歩くことすら困難にしている。

 その力はある種の流れを持っており、そこに精霊としての意識を垣間見る者も居るだろう。

 

「問題無いよ。二柱も呼び出してくれたお陰でボクにも読めた。あなたは喚起するだけで制御なんてして居ない。ならば同じことをすれば誘導するのは難しくないからね!」

「ちっ。柔よく剛を制するとはいえ、そうそう都合良くは行かんか」

 どうやら幹比古の見立てによると、劉・雲徳は消耗を避けて精霊のコントロールをしてないらしい。

 一体ならば別なのかもしれないが、それをやるには消耗し過ぎて居ると言う事なのだろう。だから二体を呼ぶだけ呼んで、自分が狙われない様にしているだけなのか。

 確かに上位の精霊ならば呼ぶだけで合わない属性は不安定になり、逆に合致する属性はやり易くなる。

 

(達也の『読み』通りみたいだ。後に備えて温存して居るならボクにも何とかできる)

 幹比古が別れ際にもらった忠告は、劉・雲徳には重要な任務がまだ残っているというものだった。

 だからこそ自分にとっては問題無いが、他者の妨害になる精霊を呼んでいるのだ。自分が得意とする雷撃は扱い易くなり、領域防御などは保てなくなる。

 

 それは何故か? 横浜が囮である以上は海上ルートと空路の一部を封鎖し、援軍を送れない様に足止めし続ける役目がある。

 また場合によっては自分達が撤退する時に撹乱攻撃を広範囲に放つ必要があるのだ。その分の余力……サイオンや特殊な装備を温存しておかねばならないのに、強力な精霊の制御などしているはずがない。

 言葉の上では精霊を二体も呼んでいるからとこじつけつつ、相手の持つ制限には注釈しないでおいた。

 

「仕方あるまい。手の内を晒すのは本意ではないが……。少し本気を出そう」

「なっ。五行の配置が変わった? くっ!」

 目に見えて判り易い変化。

 劉・雲徳の幻影が一体、幹比古を挟んで指先を達也が走っている方向に向けた。そしてまとわりつく紫電を絞り込み唸りを挙げるヴォルテージは一気にクライマックスだ。

 そこに雷電の威力だけではなく、周囲の帯電抵抗値が変更されたことまで気が付いたのは、一重に幹比古の研鑽によるものだろう。

 

 そして……。

 

●封じられたサードアイ

 俺は幹比古が行う援護の元、仮設本部へ向かって移動を開始した。

 劉・雲徳は強力な魔法師だが、戦術級魔法を数発ないし重戦術級ランクで撃てるだけの余力を残しておかねばらない。

 ならば防御に徹する限り大丈夫だろう。

 

(問題は無茶をしないかどうかだな。横浜が囮ならば少々の問題くらいは放置しても良いんだが)

 再生魔法のリミットが一日であることを考えると、怪我しても治るのだから……とアテにされても困る。

 別に幹比古がそこまでこちらに頼った戦いをするとは思えないが、逆に俺を守るために我身を盾にしかねない。

 

 友人と言うものを持つと余計な心配が生じるなと思いつつ、不思議とありがたさを感じた。

 四葉に置いては備品扱いであり、良くて兵器と言ったところだったからだ。せっかく心配してくれる相手を無碍に扱いたくは無かった。できれば無事でいて欲しいと言うのは贅沢な望みでは無いだろう。

 

(帰りは俺一人……。別に不安とは思わんが戦力不足だな。だが一人だからこそ可能なことがある)

 優れた白兵戦能力持つエリカや、戦場基準ですら破格の能力を持つ硬化魔法の使い手であるレオ。

 魔法を見分ける美月に古式魔法の幹比古。彼らの協力が無いという時点で来る時よりも戦力そのものは圧倒的に低下しているが、代わりに人目が無いと言うのは制限が無いということでもある。

 

 目撃者が居ないと言うことは、準軍事機密指定された魔法を遠慮なく使用出来ると言うことだからだ。

 

(隠れて居る存在が幾つかあるが、無視しながら行くか)

 精霊の眼を全開にしてエイドスへの関与を探り、こちらへの対象を設定するものだけ注視しておく。

 そして『術式解体』ではなく『術式解散』をデフォルトに設定すれば、少ない労力で迎撃が可能だった。残りの余力で跳躍や長距離移動系の術式を展開し、跳ねる様に移動して行く。

(援護が無くなったからこそ可能な手段とは、何とも皮肉が効いているな)

 無視できる相手と無視しない方が良い相手を振り分ける。

 銃の射程には極力入らず、範囲や追尾系の魔法攻撃に居関しては術式解散を持ち居ることで、サイオンの圧縮が必要な術式解体では不可能なペースで迎撃していく。

 そして明確に大亜連合の所属と判る者にだけ『雲散霧消』を使用することで、速度優先で移動出来たのである。

 

「掃討作戦中にお手数を掛けてしまい、申し訳ありません」

「構わん。上からの命令もあるしな」

 魔装大隊に合流したことでようやく精霊の眼を多用する状態は終わったが、話が難しくなるのはこれからだ。

 今の内に簡単な情報だけでも仕入れておき、気構えを作っておくことにした。

 

「それで状況は? 大連合は艦隊を動かして居ると思うのですが」

「察しが良くて助かる。連中は高速艦艇を中心に先発させた為、最悪の場合は混戦になりかねない」

 横浜が囮と言う段階で嫌な予感はしていたが、当たってしまったようだ。

 俺が使える戦略魔法『マテリアルバースト』は、起動速度やコストに優れるが威力と範囲が大き過ぎるという欠点があった。

 接触前に撃ってしまえばそれは欠点に成らないのだが、混戦してしまったら躊躇せざるを得ない。

 

「対象物を小さくすることで調整できなくも無いですが……。万が一を考えると不安ですね」

「そこで調査中だった真田を急遽呼び戻して対処させている所だ」

 少しばかり疑問が発生する。

 真田大尉は技術者であり、放電現象を超電導システムでの誘導が成功した以上は本部要員として待機して居る筈なのだが……。

 

「他に何か問題でも発生していたのですか?」

「霹靂塔の使用前に何か散布されていたのと、直立戦車に奇妙なモノが詰み込まれて居てな」

 なるほど幹比古が属性がどうのと言っていたが、その件か。

 察するに消耗をコントロールする為に散布した素材や、直立戦車の配置を利用した魔法陣だろうか?

 

 そういうアイテムがあると考えれば劉・雲徳が本当に消耗して居るのか、あるいは超電導で霹靂塔を封印し続けれるかという疑問に至ったのは判る。

 どの程度の消耗低減が可能なのか、超電導で防御しきれるかを調べて居たのだろう。

 

「その件でしたら自分のチームに、古式魔法の吉田家の者が居ます。劉・雲徳に対して遅延行為を行っていますので、奴を抑えるついでに回収すれば良いかと」

「そういえば特尉の友人で民間人だったな。ならば可能な限り無事に保護するとしよう」

 幹比古が冷静ならば時間だけ稼いで逃げて居る筈だが、援軍を出しても損は無いだろう。

 俺は逆探対策に置いて来た通信マーカーや、鬼門遁甲を見抜ける美月のことを申し伝えておいた。

 

 現状可能な最大限の援護を友人達に行いつつ、俺は仮説本部に止められたトレーラに乗り込む。

 乗り込んだ瞬間に飛行場へ向けて移動を始めた筈だが、簡易的な研究施設でもある為、揺れを感じさせないほどである。

 

「おっ。来たね。話したいことは色々あるが、こっちを済ませてしまおう」

「真田大尉。サードアイはどの程度使えますか?」

 サードアイは衛星とリンクした長距離砲撃システムで、俺の精霊の眼を補完・拡張してくれるモノだ。

 コレが使えない状況という訳ではないが、混戦になった場合の影響を配慮してくれるような演算機など付属して居ない。

 

「まあ、そのままだと無理だね。敵艦隊の本隊に影響を与えて終わりだろう」

「敵艦隊は『奈落(アビス)』を警戒して分散するでしょうし仕方ありませんね。では集結後に過半を巻き込めるオプションが必要になります」

 この場合の『使える』とは、どの程度の補助システムがあれば規定通りの性能が発揮できるかという質問になる。

 現状では味方の要塞なり艦隊を巻き込まないサイズにする必要がある為、面倒なことになるというわけだ。

 

 敵は戦略魔法である『奈落(アビス)』に対抗する為、高速艦隊を先行し本隊や支援使隊を分散させる手を取ているようだ。

 今後の推移であるが要塞のみならず重要地形には必要な戦力単位と言うものが存在する為、対馬要塞か九州の沿岸のどこかで合流すると予想される。

 

「頭が痛い所だね。……前々から研究してる中で『メルトダウン』を使うつもりで調整して居るんだ。アレが一番、上の受けが良かったから実戦配備化は一番進んでいる」

「あれは即時性と起動速度を捨てて細部調整に特化したモデルですから、今回の様な自体に向くのは判ります。しかし上が奨めて居たのは意外ですね」

 前々から開発して居た補助プランが存在する。

 矛盾しないようにプラス減少とマイナス現象が相殺されたことにして、必要とされる臨界時間を短縮する『アブソルート』。

 条件付きで味方へのフレンドリファイヤーを指向低減する『メギドの丘』。

 小型機を連結させて本来の機能を分散させておく『ティタノマキア』。

 そして多段階性の小規模行使の後、大規模発動に進行する『メルトダウン』の四つだ。

 

 この四つは何れも一長一短でどちらかと言えば深雪のように才能がある魔法師が、準戦略級とも言える重戦術級魔法を行使できるようにするためのアブソルートの方が有望だと思っていた。

 だが、瞬時に発動するマテリアルバーストの起動速度を劣化させるだけのメルトダウンが推されるとは思ってもみなかった。

 

「それは……うーん難しい質問だねェ。ぶっちゃけ一人の人間に国家の重要時を任せるよりは、複数の人間が鍵を握って抑えて居る方が安心できるってことなんだろうけど」

「そちらの意味の難しいですか。失礼しました」

 どうやら上は子供である俺が戦略魔法を使えることが気に入らないらしい。

 そこでコンピューターに演算させながら障害を排除し、時間を掛けながら爆撃調整を行うメルトダウンが採択されたのだろう。

 その後にサードアイをそれに特化して、緊急発動が必要な時は封印を解いて使わせるなり、一発きりの使い切り兵装でも併用する気なのかもしれない。

 

 ……四葉が勝手に自作でサードアイを開発しないのであれば、まあ有効な手であるかもしれない。

 

「ではメルトダウンを併用してサードアイの補助を受けます。その後に限定的なマテリアルバーストを使用しますが、サイズの方は期待しないでください」

「万が一にも味方を巻き込む訳にはいかないからね。コンピューターの予測範囲から出ないサイズで行こう」

 研究が進んで居ても実戦で試すわけにもいかない。

 当然ながら小規模で放つことは避けられず、サードアイだけで無理やり最小単位で放つよりはマシだと言うところだろう。

 

 だが方針さえ決まればやることは決まっている。

 移動中にプランを決め、大隊で今回の任務に参加して居ないメンバーに細かい調整を頼んで俺のやることは現地でマテリアルバーストを放つことだけだ。

 

 この時の俺はやるべきことが決まり、以前からの準備でそれが補われたことで思考が停滞して居たのかもしれない。

 よくよく考えればこんなに都合良く、研究して居たプランが使える筈は無いのだ。

 プランにはそれぞれ元となった……森崎や四校などのアイデアが原型として存在しており、メルトダウンのアイデアは平河経由で誰かが提案したことだというのを結びつけることができなかった。

 

●都喰らい

 強力な魔法師の多い紅世関連で、強大な自在式というものは数多くあった。

 そのアイデアを流用した魔法も存在し、個人的な素質を踏まえて自分流にアレンジしている。

 十文字先輩の磁砂鉄の防壁は『マグネシア』という自在式であるし、先輩の婚約は『プロビデンス』という自在式を元に大規模防御魔法を横浜戦で行使したそうだ。

 

 そのういう見方によると、俺が使ったマテリアルバーストは、フレイムヘイズ視点では『都喰らい』という自在式に見えるらしい。

 

『計測を開始しました。小さい点は超距離設定したミスト・ディスパーション、大きな点は小形のマテリアルバーストでお願いします」

「了解。まずは『雲散霧消』から入ります」

 ディスプレイに幾つかの光点が示され、サードアイを向ければそれぞれに補正が入る。当然ながら大規模様のマテリアル・バーストは使用不可とのサイン。

 まずは影響が小さい雲散霧消を使って、計測がクリアになるか試す事になった。

 

「ミスト・ディスパーションによる対象の消失並びに、誤差修正を継続確認中。指示があり次第に次段階に移行してください」

 味方の撤退を妨げている敵魔法師や味方を狙うミサイルなどを並行発動した雲散霧消で順次消去、小さな点が消えて計測が次第にクリアになっていく。

 だが依然としてコンピューターの演算では敵艦隊を消滅させる規模ではマテリアル・バーストの許可が下りない。

 

「了解。最小規模で目標群を破壊します。優先目標を設定してください」

「これより対象群にナンバーと呼称を付与します。段階的に試行を許可、最終段階に対する許可は下りて居ません」

 そこで前衛の艦船や航空機などへ小規模なマテリアルバーストを繰り返す事で、敵部隊を段階的に排除。

 必要ならば数発撃ち終わった段階で、クリアになった主目的に対する大規模なマテリアル・バーストを使用することになるだろう。

 

「敵前衛が位置によって突出するモノと、後退して再編するモノに別れました」

 大きな点を段階的に消失させる間に、敵は対馬要塞に乗り上げる形で対象を避けた艦と混乱を避けるために交代した艦に分かれた。

 文字通り、これが運命の分かれ道と言う訳だ。

 乗り上げた艦船は生きた心地がしないだろうが、彼らだけが生きて帰ることになるとは思いもしなかったろう。

「後方の敵を一掃すれば降伏するだろう。再計算が終わり次第許可を仰ぐ」

「了解。最終段階に移行したものとして、計測を待ちます」

 本来は最終認可を携えて発動する為、発動許可は不要である。

 だが今回は混戦になってしまっていることと、段階を分けて管理すると言う観点から上層部から許可を仰ぐになっていた。

 

「計測状況、オールクリア!」

「使用許可が居りました」

「マテリアル・バーストの発射を許可する」

 俺はその言葉が降りる共に、大規模サイズに拡大したマテリアル・バーストを敵艦隊後方へと向ける。

 その位置ならば味方を巻き込まないとされている場所だ。

 跳ねる水や残骸の中から、衛星が適当なサイズの対象を見付けだしてはディスプレイに映し出して行く。

 

「マテリアル・バースト、発動!」

「マテルアル・バースト、発動します」

 小さな消失を連鎖させて一気に街を消し去り存在の力に還る『都くらい』は、確かに対象をエネルギーに変換するマテリアル・バーストに似て居なくもない。

 最凶最悪の自在式の一つを使ったとなれば、後に俺が狙われることになるのも仕方のない事なのだろう。

 

 ゆえに俺は自らの手で、死刑執行書にサインを入れてしまうことになる。




 と言う訳で、横浜操乱編が終了し次回から最終章に突入。
ストーリーが変更されているので吸血鬼事件は発生しません。USNAの脱走兵が日本にやってくるのは別の目的の為です。

●鬼門遁甲対策と、幹比古の回収
 達也は通信端末を使い捨てながら、移動後に送信とかやっていましたが
アレは味方を呼び寄せる目印になっています。位置を特定されない為に移動してから送信なのですが、同時に味方を呼ぶ為でもありました。
なので想ったよりも味方増援が近くにおり、彼らに幹比古への援護を任せた形です。
 劉・雲徳はそれを察知して、さっさと逃走を選んで居ることも比較的に無事な理由です。
(また大亜連合の部隊も撤退しており、十分に囮任務を果たしているので、撤退できない者は普通に降伏して居ます)

●魔法など
『魚鱗陣』
 十山・つかさが使用する大規模防御魔法で、渡しておいたアイテムを中心に、威力を多少傾斜する。
という魔法であり、十山家の魔法を劣化させる代わりに、大幅にコストを下げ多人数に使用可能になっている。

『アブソルート』、『メギドの丘』、『メルトダウン』、『ティタノマキア』
 これまでの登場人物が持って居たアイデアや、このストーリー上のどこかで使った概念を利用し
戦略魔法や重戦術級魔法を扱う為の、サポート術式に使用したもの。
(ネーミングは女神転生の強力魔法・スキルから着想)

『都くらい』
 灼眼のシャナに登場する、かつて使用されたことのあるという自在式。
存在の力を消しながら代替し、都市機能が損なわれない様に管理しておいて、ソレを一気に消失させることで
街そのものを消し去ったらしい。
 当然のことながらマテリアル・バーストとは無関係であり、それほど似て居ない。

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