√シルバー【完結】   作:ノイラーテム

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陽差し零れる夕日に、ほのかな灯火

●光井ほのか

 クラウド・ボ-ルの会場ではまだ最終試合が始まって間も無い。

 俺が担当したアイス・ピラーズ・ブレイクが十二本のピラーを倒せば終わりなのに対し、テニスに近い形で数セットあるからだ。

 無論、氷のピラーの準備に時間が掛るなら別だが深雪やってしまえるので問題無い(そういう意味で二科生側は練習し易かった)

 

 見ればエリカが相手の光井選手を追い詰めているところだった。

「もうちょっとラリーしたいから、ラストになんないようにお願いね」

「この、馬鹿にして!」

 エリカは一科生側の正面に二球、臭いコースに一球打ち返している。

 それに対して光井選手は息を切らせて正面二球だけに専念することにしたようだ。

 

 先に打ち返した一球目は閃光を発し、続けて放つ二級目は分裂して見える。

閃光球(フラッシュボール)分裂球(スプリット)…、もしかして光井選手はエレメンツなのか?」

「一目で良く判るね深雪のお兄さん…」

 眼で確認するまでもなく、異様に魔法の組み立てが早い。

 同じ振動系の光波投射パターンの差でしかないとはいえ、これほど高速の連続魔法は類を見ない。

 

「ん…。ああ他意は無いんだ。これほど見事な高速詠唱は他に考えられないからね」

「そう言ってあれば、ほのかも喜ぶと思うよ」

 エレメンツというのは系統魔法と十師族より以前に作られた調整・分類で、特定の属性魔法があるものとして設計されていた。

 まだ魔法に系統があるとは思われておらず、魔法師が強化人間として実験体の域を得ないころの名残でもあり、差別意識を持つ者も居るので失言だったかもしれない。

 それを謝る意味も込めて告げると、北山選手は首を振って親友である光井選手の方をジっと見ていた。

 

 豊かで健康的な肢体が、ボールを追い掛けて玉のような汗を流している。

 その度に見学して居る男子生徒から溜息がこぼれるが、俺にとって重要なのは能力や特性の方だ。

 

 体力はそれなりにあるのだろうが、エリカの速度に全く付いて行けてない。

 アッサリと二球ほど打ち返された上、次の球まで追加されて必死で追いかけている。

「それにしても一科生側のブレーンは何を考えてるんだ? 彼女はこの競技に致命的に向いて無い」

「それも判るんだ? …ほのかは元もとバトル・ボードとミラージ・バットにエントリーしてたんだけど、今回は無いから」

 なるほど、エントリーして居た競技が無いから替わりに補欠の適性検査を踏まえてこっちに来たのか。

 そうしてみるとチグハグなこの状態にも頷ける。

 体力にだが迂闊に挑発へ乗ってしまうところからも精神的に強いタイプではないように見えた。

 器用さや魔法適正から全体の盤面を見るには向いているが、深雪とは別の意味で制限された環境の競技に向いて居ないのだ。

 

「せめてダブルスの方に回せなかったのか? 幻覚系はこの競技に向いている様に見えるが、アレは使い方に寄るんだ」

 ダブルスで後ろに控えて居れば、汎用タイプのCADでベクトル反射辺りと組み合わせることで本人は移動せずに済む。

 だが走り回りながら打ち返しつつ、幻覚でボロが出ない様にするのは至難の技だ。

 高速で魔法を組み立てるのと、相手の認識を騙すのでは全く別の能力が必要になって来る。あれならばまだ、一種類の幻覚を使いこなした方がマシだろう。

 エリカが割りと簡単に見抜いているのも…、ボロが出て居たり癖があるからなのだから。

 

「そっちはスバル…別の友達が外せなくて、ほのかと致命的に合わないから…。詳しいことは言えなくてゴメンね深雪のお兄さん」

「なるほど。明日の競技に参加するのか、不躾に聞いて済まない。それと俺の事は達也で良いよ」

 ダブルスの方も『担当者』が確認して居るだろうが、そのスバルと言う選手はどんな能力で何に向いているのだろう?

 

 授業と準備での時間的な都合もあり、土曜である今日にアイス・ピラーズ・ブレイクとクラウド・ボールにシールド・ダウンといった個人競技のみ。

 時間の掛るロアー・アンド・ガンナーとスティーブル・チェース・クロスカントリーは明日の日曜日一杯を使い、一試合だけしかないモノリス・コードは月曜日に回されている。

 

(光振動と相性が悪いと言うことは、潜伏系(ステルス)の魔法師か何か? その相性差を考えたのなら、もう少し考慮すればこの事態を防げたのにな)

 迂闊に光景をコピーしてテクスチャとして移動させると、隠れている選手が浮き彫りに成る可能性がある。

 だからダブルスにしなかったのだろうが、その組み合わせの差は今の幻覚にも言えるのだ(後ほど判ったが魔法では無かったので、この予想は半分ほど外れていた)。

 

 最初に放った閃光が分裂させて見せる球の影を鮮明にしており、先ほどのコンボは失敗したと言える。

 あれはたまたま連続で放っただけなのかもしれないが、何度か出し抜かれれば途中で気が付く可能性は高い。

 なにしろ他の試合で情報を収集してる事もあり、癖の類が見つかれば『担当者』が報告して居るはずだからだ。

 

「こっちも雫で良い。……それにしてもあの娘も良く返すね。練習だと上級生でもかなり苦労したのに」

「では雫と呼ばせてもらおうか。……偶然もあるな。エリカは幻覚で痛い目にあって訓練してたところなんだ」

 流石にデータ収集の為に担当者を設定して、癖を見抜かせていると言う訳にはいかないので、事実の半分だけを説明した。

 エリカはダグラス・(ウォン)の小技にやられたのがよほど悔しかったのか、幹比古に幻覚を用意させてかなり特訓して居た。

 だから訓練していたというのは嘘ではないし、こっちの方を説明して運が悪かった、星の巡りが味方したのだと言うことにしておく。

 

「ほのかは本戦でこの競技に出ないと思うけど、達也さんならどう言う作戦にする?」

「そうだな。微調整が不要な魔法一つに絞って、隠し技でもう一つかな? それを見抜かれて来た頃に投入した方が安定すると思う」

 見抜かれても反応し難い魔法を選び、対策された時に隠し技を使う。

 あるいは同じ魔法の別の使い道を出来るモノにして、『本当にあの魔法なのか?』と疑わせる方が気楽に出来るはずだ。

 

 例えば…。

「光井選手がどれだけ特化した能力を持って居るかにもよるが、場合によってはベクトル反転をメインで使用する方が良いかもしれない」

「振動系の魔法で幻覚使うんじゃなくて? …あ、そっか。得意な魔法をいつも使う必要は無いんだ」

 俺は北山選手…雫の言葉に頷いた。

 要所要所でCADが不要な程度の単純な幻覚を使うか、特訓次第でパラレル・キャストできるならもう一つCADを持つのも良いだろう。

「パラレル・キャストはコントロールの面もあるが、相性も大きいからな。やって見て可能な範囲で簡単な幻覚を被せた方が勝率は高い筈だ」

「そうだね。ベクトル反転をメインにするなら走らなくて済むし、単純な魔法を一つだけなら出来るかも」

 もちろん森崎がやっていて、俺も取り入れたようなサスペンドを繰り返すのも手だろう。

 普段は必要だけ使用して、精神的に余裕のある時に時々スイッチを入れて切り替えるなら心理的な負担も軽い。

 

「さっきみたいな時に返されるのを覚悟で素直な返球をして、一球にだけ…そうだな。遅れて見えるとか少し上に見えるディレイ画像とかな」

「…さっき話しただけの情報だけで思い付くなんて、本当に達也さんは凄いね」

 凄いと言うよりは、その程度の能力でなんとかするしかない状況が続いたからだとも言える。

 師匠の元に預けられて修業させられただけでなく、四葉の裏工作などでも借りだされることがあったからだ。

 

「このセットが終わるようだ。行かなくていいのか?」

「ん。ほのかと一緒にまた後で」

 深雪が居た時にみんなでケーキを食べながらと約束して居るしていることもあり、雫を迎えに行かせてその場を離れた。

 

 エリカに駆けよって大丈夫かと聞く必要は無いが…。

 別の試合を見ていた『担当者』から話を聞きたかったからだ。

 

●生徒会側と部活連の温度差

「先輩、ご苦労様です」

 目上に使うには問題のある表現をあえて使って出迎える。

「まったくだ。こんなにコキ使うのはあの義兄だけかと思った。しかし、こんなことをして居て良いのか疑問に思うが」

「七草会長も同じことをされてる筈なので、司先輩は無理には構いませんよ? それだけに、対象しない一科生側が怠惰なのだというしかありません」

 司・甲、元剣道部部長。

 洗脳されていたことが判明したのとその能力を惜しんで休学は勘弁してもらった。

 流石に部長職は責任の問題で辞したようだが、その能力が無くなった訳ではない。

 

 調べてみるとブランシュの司・一は巧みな話術と洞察力で誘導するのが上手いタイプで、洗脳魔法が強力なわけでは無かったらしい。

 会話に割り込んで光振動を使う『イビルアイ』により、キッカケを使ってその都度、軽度の洗脳を重ねて認識を書き変えて行ったとのことだ。

 

 洗脳によって苦手意識を強制的に克服し、彼の眼で魔法を見抜くことを訓練されているので駒として使うには中々悪くない存在だ。

 ゆえに経過をこちらで診る=監視するということで、当局から委託されている。

 裏では隊や四葉の存在もあったとは思うが、押しつけられた任務でもあるので今回は有意義に使っていた。

 元もと二科生の扱いに不満だった可能性もあり、ゆっくりと治療するのであれば同じ路線である方が良いだろうと言うのもある。

 

「怠惰か…。言われてみればそうかもしれんな。他に試合やダブルスでも同様の『練習試合』だったよ」

「まだ部活連側も本気になっていないのでしょうね。明日からはそうもいかないでしょうが、今日の所は利用させてもらいます」

 司先輩から受け取ったのは、相手のアレンジ・パターンだった。

 

 一科生側の選手は光井選手が使った幻覚パターンの他、ベクトル反転・こちらと同じテニス型の身体強化系の三パターン。

 アイス・ピラーズ・ブレイクの選手層と同じく、三位争いが二名、一年生のホープ達という組み合わせだ(複数形なのはダブルスの分)。

 生徒会側が二科生を活躍させる為に本気で取り組んで居るのに対し、部活連の方はどうせ勝つのだし試合をしてやれば我が儘を聞かずに済むくらいの認識なのだろう。

 予想通りではあるがそれを予想した十文字会頭の策もある、今日の試合結果を見て明日には認識を入れ換えて居るはずだ。

 

「…ダブルスに登場して居る里見・スバルと言う選手、どうでした? 特に眼ですが」

「魔法の方だが跳躍で派手な動きをするかと思うと、意外な場所に待ち構えて居たりする」

 里見選手は眼鏡にラケット型のCADを持った姿をしている。

 身体強化系で一足飛びに動き回るタイプのようだが、どうして光井選手と組めないのかが気に成った。

 光井選手が動かずに汎用タイプでフォローするなら丁度良いのに、先ほど聞いた話と整合性が付かないのだ。

 過敏症の眼が強力過ぎて、見入ってしまうと言うことだろうか?

 

 もちろん雫が咄嗟に誤魔化した可能性もあるが、彼女の性格上、喋れないなら喋れないと素直に言うだろう。

「隠しているのでなければ眼鏡の方は伊達みたいだな。義兄に言われて魔法を確認出来るメンバーを増やす様に言われた時に声を掛けたことがある」

「治療の話にも食いつきは無し? ファッションなのか」

 一科生の能力に加えて、霊子を見切る眼と仮定するならそれは声を掛けるだろう。

 だがこうやって否定するところを見ると、純粋に伊達眼鏡なのかもしれない。

 司先輩の眼を疑われない様に伊達眼鏡を掛けてもらって、試合以外では幹比古の符で抑えている状態だ。専門店に行けば伊達眼鏡が沢山置いてあるというのは確認済み。

 

 ということは、やはり潜伏系のステルスだろうか…。

「先ほど意外な場所に居ると言ってましたが、魔法ですか?」

「いや、別の…体術か何かだと思う。移動後に魔法を使って、ようやく気が付いたこともあるからな」

 霊子放射光過敏症では魔法の詳細は判らない。

 だが魔法を使ったかどうかは判るので、ブランシュに利用されていた時はやはりこの眼で風紀の魔法的な監視を出し抜いていたとか。

 その先輩だからこそ見抜けたのかもしれない。

 

「後は試合序盤の様に、七草会長や深雪の情報も入れて精査してみましょうか。御協力、感謝します」

「…本来ならば学校に居られない所だったからな、このくらいは何でもないさ」

 剣道部は騙されて利用された被害者に成っていることを言っているのだろう。

 司先輩はこちらを振り向かずに手を振って立ち去って行った。

 

 他の試合の様子と全体的なスコアを確認すると、クラウド・ボールは一試合目がこちらと同じ二勝一敗。

 二試合目・三試合目がこちらと逆に二科生側が勝利数が多く、ダブルスで敗北して居る分やや平均化した様な感じだ。

 十戦中、六勝四敗と言うことで勝ち越したまずまずの結果だった。

 

●ジョン・スミス

 会場が遠い事もあり中々見れなかったシールド・ダウンは、レオ以外はパっとした結果の無い残念な結果だった。

 白星が無いではないが、慣れない競技で相手の反則負けや勇み足による場外で、両者引き分けの方が多いのだから笑うしかない。

 

 無理に良かった点を探すと、レオの新バリエーションを見れたくらいだろう。

 それと、偶々試合を通り掛った技術者が見て関心をいだてくれたのもか。

 

「その動きは見切った、これで終わりだ!」

「まだまだ。カレドヴルッフ・ツヴァイ!」

 以前に提案したバリエーションで自由自在に位置を変更して居たレオだが、隙を突かれて盾を跳ね飛ばされた。

(盾を回転させるとは器用な奴だ)

 面白かったのはそこからで、盾が回転しながら相手の盾目掛けて飛んでいく。

 そこに自分が飛び付き五秒ルールをなんとかするという強引な展開だった。

 

「なんだあれは!? あんなことも可能なのかよ。あの籠手は特化型じゃないのか」

「ああ。多分、あれも硬化魔法ですよ。さっき、シールドバッシュを空中固定で回避して居たでしょう?」

 驚く一科生に声を掛けたのは、試合場の外から観戦していた部外者の様だった。

 見学中との認識票を付けていたが、どうやら魔工師のようだ。

 これを期に、外でも二科生に注目してくれる動きが出ると助かるんだが…。

 

「あんた…、いえ貴方は先ほどの原理が理解できたのですか?」

「ええ。硬化魔法の応用には目が無いモノでね。アインが前、ツヴァイが側面、ドライが後方待機でしたか。回転の理屈ですが…」

(…良く見ている。流石に本職は違うな。俺も油断は出来ん)

 専門家なら当然なのだろうが、ジョン・スミスとプレートを付けたこの技術者は即座に応用方法を見抜いていた。

 もし分解を見られて居たら見抜かれたかもしれないと、少しばかり肝が冷える。

 

「おそらく、表面状態Aと裏面状態Bの位置情報で断続的に切り替えたのですよ。逐次詠唱ならではの用法ですね」

「ありがとうございました、部外者の方なのにすみません」

「シールド・ダウン用の魔法を用意したのか…。流石はミスター・シルバー」

 褒めてもらっても嬉しくないのと、FLTで微妙な時期なのでこの場は退散する事にした。

 さっさと抜け出して、雫たち深雪の友人と話す為に喫茶店に向かうことにする。

 

 何故こんなに警戒して居るかと言うと…。

 社内でラボが浮いていたのだが、とうとう支社化を通告されて追い出されることになっていた。

 飛行魔法の完成は秒読みで、支社の社屋・研究塔も見付けてあるので時間の方は問題無い。

 だが、妙なキッカケを元に察せられても面倒なことになるからだ。

 

 三大難関ゆえに同じ魔法を研究して居る者は多いし、そうでなくとも技術者ならば気が付く可能性はあり得ると警戒しておいたわけだが…。

 俺は他の者を舐めているつもりはない。俺が気が付く様な事は他の研究者でも可能と常に警戒して居たつもりだった。

 

 だが、飛行魔法に関しては思わぬ所から、それこそ風が吹けば桶屋が儲かる様に判明してしまうとは思いもよらなかった。

 ならばやはり俺の警戒心は緩かった。他の研究者…いや学生を舐めていたのかもしれない。

 その意味では、俺も一科生絶対有利を信じる部活連と替わりがないと後に自嘲することになる。




 と言う訳で、クラウド・ボールとシールド・ダウンも終了です。
クラウド・ボールでは出来ることが少ないので、迷わずテニス戦術だけを選択した二科生と、舐めて居て色んな方法を試してる一科生の差が出た感じ。
逆にシールド・バッシュは盾に対しては色々やって良いので、負けが込んだと言うところでしょうか?
 なお達也君視点では、ほのかがクラウド・ボールするのは合わないと駄目出ししてますが、一科生側は判った上で補欠として可能か適正を見る為にやってるので間違っては居ない選択肢に成って居ます。
勿論、選考会でもあるので舐めているといえば、その通りなのですが。
逆にスバルに妙な警戒心を持って居るのは、気負い過ぎで杞憂を抱いている感じ。

 今回の予選は、第一部に登場しなかった原作キャラ紹介用でもあるので、クラウド・ボールとかはジックリとシールド・ダウンは割愛しています。
また、部外者達のシルバーに対する警戒心・興味も相当なので、色んな事が裏では見抜かれているという進行状態です。
この辺りは、原作だと無名なので完全スルーなのに対し、このストーリーではシルバー公表ルートであり、警戒され易い・対策され易いし、文句を付けられる前に色々言い訳をしているのも原因です(何故言い訳するのか? と言うことは…という藪蛇もあります)。


魔法関連:
『閃光球』:
 輝くことで目を反らせるもの。一球だけでは無く連続させると特に有効。
『分裂球』:
 二~五球に見える。数が変異するのは相手から見た場合と速度の問題。
『消える魔球』:
 変動する光景を予め貼り付け、消えた様に見せる物。
使わない手は無いが、他のSSで見かけたので本編では割愛。
『カレドヴルッフ』:
 盾を回転させて突撃させる。状態AとBを入れ換え続けるので、ループ・キャストでは使用できず逐次詠唱を繰り返す必要がある。

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