√シルバー【完結】   作:ノイラーテム

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プロローグ

 異なる世界、紅世。

 かつて、そう呼ばれる世界からの来訪者達。『紅世の(ともがら)』がこの世界に居た。

 

 彼らは人々が持つ『存在の力』を食らって消滅させ、己の力にしていたのだ。

 存在の力を食らわれた者は重要性を忘れさられ、どうでも良い者として、別の者に比重を移されてしまう。

 

 だが、大亜連合と大漢の争いに前後して事件の発生はパッタリと消える。

 

 彼らを専門に狩る者…フレイムヘイズや自在士という武闘派魔法士との戦いに破れたとも、勝利して別世界に行く力を奪ったとも言われるが詳細は不明。

 彼らの多くが別世界に去り、大きな事件の発生は終息を迎えた。

 

 だが、全ての『紅世の(ともがら)』が去った訳ではない。

 徒を狩る、フレイムヘイズや自在士と呼ばれる武闘派魔法士たちから逃れる為に、地下に潜った。

 

 極力、目立つ有名人などの襲撃を避け、名も知らぬ一般人を狙う様になったのである。

 どうしても大きな存在の力を持つ獲物が欲しい時は、裏社会の住人たちや名を隠した有名人たち…アンダーグラウンドの実力者を対象に選んだ。

 

 そのことが、新たな悲劇と喜劇を作り上げるとも知らずに…。

 

●もう思い出せない、君のために

 

 俺が高校受験を控えているのに、紅世の事なんて調べたのには、理由がある。

 かいつまんで俺が手伝っている会社、FLTでの話をしよう。

 

「御曹司。パラレル・キャストの軽減化の事なんですがね…」

「牛山さん。それは俺の担当じゃないよ。あいつに言ってくれないと」

 俺は牛山主任の無茶振りに苦笑して見せることで答えた。

 

「なに言ってるんですかい。理論の御曹司と、技術の俺じゃないですか」

「牛山さんこそ何を言ってるんですか。技術の牛山さん、ループ・キャストと基本理論の俺、そしてパラレル・キャストと応用概念のあいつが…」

 俺はその時、思わず絶句した。

 

(あいつとは、誰だ?)

 役割は思い出せる。

 どんな奴だったかも、大まかにだが判る。

 だが決定的な記憶、そして知識と意識を結び付ける段階で失敗した。

 まるで紙で列記された人物のことを、自分に取って関わる人物だとは認識できないように。

 

「そんな奴も居たとは思いますが、どうでもいい人間に聞いたって仕方ねえでしょう。ったく、どこかでサボるかしてるんでしょうなあ」

(…冗談を言ってる様にも見えない。それに役割を考えたら冗談で済む話じゃないぞ)

 同時に魔法を唱えるパラレル・キャストは難易度の高い物で、それを軽減させることのできる奴が、どうでもいい訳が無い。

 俺が理論化したループ・キャストとは別の意味で、このチームには必要な理論、必要な人材だったはずだ。

 

(考え方は二つある。一つ目は魔法による欺瞞情報に限界が来た。だが、これは無い…)

 最初から居ない人間を、居たかのように認識させる。

 確かに腕利きの精神系魔法士が居れば、不可能ではないだろう。

 だがそれでも精々、一人か二人で限界だ。

 

 これだけ多くの人間を騙し資料や機械、旧知の人間込みで騙し続けるのは難しいだろう。

 ならば、考えられるのは、もう一つ。

 

(MIAか…。まあミッションでの失踪じゃなくて、ミュータントに関わる存在失踪というところだが)

 俺がこう思い付けたのは理由がある。

 

 単純だ。

 俺を取り巻く環境の中に幾つかの組織があり、それらで同様の失踪が確認されたからだ。

 

 謎の情報生命体に収奪されると、その者が持つ情報への関心度が大幅に低下。

 どうでも良い相手とみなされ、その者が持つ権限や役割は、近しい者に割り振り直されることで、矛盾を極力回避しようとする。

 

 この矛盾回避が謎の生命体がやった後始末なのか、情報の欠落からくる損傷を少しでも防ごうとする意識的な回避なのかは不明だった。

 だが、こうやって役割が俺に振られたことを考えれば、後者だと認識せざるを得ない。

 なにしろ、居たという記憶と認識を組み合わせないだけで、情報自体は残っているのだから。

 

 ならば悩むより、まずはすべきことがある。

「牛山さん。ちょっと担当者を呼んできます。もし見つからないなら俺がやっときますんで、『俺のデスク』にでも置いといて下さい」

「すいませんね。もし別件が入ったら、御自宅の方にメールで要望だけ回しときますよ」

 俺の言いたいことを察して、牛山さんが適当に切り上げてくれる。

 

 別件が入ったことを察して、『俺のデスク』…次の要望書の中に優先案件として入れておいたのだ。

 

 同時に俺が持つ能力の一部を使用して、あいつの情報を検索する。

 どこに居るのかは検知できるが、付帯する情報がとても低い。

 まるで、俺が持つ別の能力で倒した敵の情報がそうであるかのように、刹那の煌めきだけを有していた。

 

 

「あ、お兄さま。もうお済みですか?」

「いや、すまない。別件が入って担当者を呼びに行くところだ。あいつとは親しいし…お前も来るか?」

 俺が帰るのを待って居た妹が、自分の用事を片付け始める。

 止めようかと思ったが、『家』にも関わることなので、そのままにさせておいた。

 

「あいつ…? どなたかは存じ上げませんが、お兄さまの手を煩わせるなど…」

「アンドウ。その名前に心当たりはあるか? 漢字の読み方はこの際構わない。認識があるか…だけでいい」

 俺は妹の言葉を中断させると、移動しながら質問を投げかけた。

 深雪は俺に追いすがりながら…。

 

 予想された事だが、首を傾げた。

「アンドウさんですか? 知らない方ですね。その方が何か不都合を…?」

「むくれた姿も可愛いが、少し冷静になれ。…例のMIA案件だ」

 俺の為に不都合を押し付けてた対象に怒ってくれるのはありがたい。

 だがこの場合は、不要な配慮だ。

 冷静に物事を処理し、後に活かす必要がある。

 

「あ…。どなたかが…」

「そうだ。アンドウが存在を消された。そして今ならば…」

 怒った顔が悲しそうな顔に変化する。

 きっと誰か大切な人間を失った事を、理解できたのだ。

 俺には良く判らない感情だが、俺の代わりに深雪が啼いてくれるならば…俺は救われる気がした。

 

「この『眼』で消失を確認できる、またと無いチャンスだ」

「…っ」

 今度こそ深雪は泣きだした。

 

 大切な人間が失われたと言うのに、他人が理解できないことが悲しい。

 特に『俺が』、それを理解できないことがたまらなく悲しい。

 

 普段ならば、完全に感情を抑制する教育を積んだ筈の妹が、不思議なことに涙を流す。

 それはきっと、激しい感情を消失…いや焼失した俺の代わりに、泣いてくれているのであろう。

 

 とてもありがたく、俺にはもったいないくらいの妹である。

「啼いて居る姿も可愛いが、少し冷静になれ。…初めて尻尾を掴んだんだ。このチャンスを無駄には出来ない」

「は…い…」

 僅かばかりの後悔と、涙を拭いてやりたくなる感情を抑制して俺は歩き続ける。

 晴れているのに、憂鬱な雨のイメージ。

 

 激しい感情を失った俺も、どうにか妹関連だけは残さず維持で来ている。

 それが施術した、おやじ…ダメおやじの方や、おふくろ達の恩情なのか、『枷』なのかは判らない。

 

 だが、今は、それをありがたいと思った。

 どうせ俺の感情は、力を得るための代償として焼失しているのだ。

 肉親への感情が残り、それが俺の代わりに啼いてくれるような、できた妹ならば言うことは無い。

 

 それよりも、今は情報の収集をやり遂げるべきだろう。

 

 例えマッドサイエンティストと呼ばれようと、起きてしまった事象は仕方ない。

 可能な限り次回に続くデータを収集し、可能ならば次回を行さないようにすべきなのだ。

 

「このMIA案件は、いつか俺が潰す。これは、あいつがくれたチャンスだ。絶対に無駄には出来ない」

「はいっ!」

 今度の返事は直ぐに聞こえた。

 急ぎ足の俺に、深雪がなんとか付いてくる。

 

 それは俺が僅かに怒っているような姿が、決意を固めた姿が嬉しかったのかもしれない。

 俺は自分にまだこんな感情があることを教えてくれた、妹にも優しくしてくれたあいつに、僅かばかりの感謝を覚えた。

 

「アンドウさんや、おかあさま達の仇を取りましょう!」

(そうか。俺はそんなことも忘れて居たんだな…)

 そういえば俺のおふくろも、存在の力を奪われて失踪したのだ。

 今更ながらに思い出し、母の双子であり俺達にちょっかい掛けて来る…、ダメな方のおふくろを、おふくろとして認識していた。

 

 これも存在の力を奪われた対象に対する、自己意識の回避なのだろうか?

 もしかしたら本来の母親の方に良い思い出が無いので、才能はあっても性格的にダメな方な、双子のほうを母親として認識したいと言う甘えだったのかもしれない。

 

 ともあれ、母は元重要人物である、そして『家』は大きな組織でもある。

 帰ったら、本家の方に顔を出して、情報を調べるとしよう。

 俺はそんなことを思いながら、目的地である、来訪者用のセンターに移動していた。

 

●セブンデイズホリディ

 

 来訪者センターの一室では、あいつが中学生…一年くらい下だろうか? の相手をしていた。

 他愛ないやりとりであるのに、嬉しそうに反応が返って来るのを見ると、随分と親しい様だ。

 まるで妹が、俺に対して尊敬…というには大袈裟な感情を向けて来るかのようだ。

 

 話しこんでる相手の情報を思い出してみる。

「確か…あれは他から頼って来たんだったか。掛りつけ技術者が信用できなくなったので、相手を変えた…と」

「まあ。そんなことで取引先を変えるなど、尻軽にも程があります」

 俺は首を振って、深雪の勘違いを留める。

 

「いや、おそらくはあれもMIAの被害者だ」

 俺は思い出しながら、簡単な履歴を説明する。

 普通ならば秘密にする筈の顧客情報が、社内とはいえ漏れて居るのも、幾つか原因があった。

 

「でなければ…仮にも七宝に連なる者が、容易く懇意の相手を変えるわけがない」

「七宝家…ナンバーズが、ですか。それは確かに。いえ、七草家との確執を考えれば、判る話です」

 情報が漏れた理由の一つは、相手が有名な家だったからだ。

 

 加えてナンバーズと呼ばれる強力な魔法士の家がらでも、七宝と七草は仲が悪い。

 その七宝家に所属する魔法士が自分達の会社を頼ったとあっては、技術者本人が黙秘しても、自然と漏れてしまうのも仕方が無い。

 四葉と呼ばれる別の家との繋がりは巧妙に隠されているので、ナンバーズとは関係ないと思って、つい夢の様なこととして語ってしまうのだ。

 

「おそらくは、腕前の良い技術者に頼っていたんだ。それが急に失踪して、記憶の方が関連する人物…そして同レベルの腕前を求める」

「その人物がたまたま、あの方だった…と」

 俺は頷いて、簡単に説明を付け加えた。

 

「大学の研究室で研究していた独自概念か何か繋がりだろう。その辺は代用が効かないからな」

 会社である以上は、腕前の良い技術者を揃えることが前提だ。

 だが、概念は替えが効かない。

 理解できる者も少なくは無いだろうが、同時に腕前を備えるというのは至難だ。

 

 それならば、自動的にここに来てしまったということも頷けはする。

 とはいえ、おそらく本人に聞いても説明できない類の証明に成ってしまうが。

 

「お兄さま。その…今ならばまだ間にあうというならば、お話などはされないのですか?」

「何のために? 情報の推移ならばここからでも観察できるし、反応はおそらく普段通りの他愛ないレベルだ。それに…あいつの遺したモノはここにある」

 おずおずと申し出る深雪に、俺はFLT…いや課のエンブレムの辺りをなぞった。

 あいつが遺した応用概念は、ちゃんと形に成っている。

 今後、何がどうなろうとも、課が成果を残し、技術が利用されるならば、あいつの名前も残り続けるのだから。

 

 もう大して思い出せない会話とは別に、印象に残る重要な会話くらいは思い出せる。

 おそらくはエピソード自体の記憶で、やがてそれは、他の人物に挿し変わってしまうのかもしれないが。

 少なくとも今は、俺の心の中に刻まれている。

 ならば、あいつの時間は、あいつとの出逢いを必要とする者の為に、遺しておくべきだろう。

 

 思い返すと、ソレはこの間のことなのに、随分と懐かしい。

 きっと既に摩耗し、風化を始めて居るからだろう。

『それは無駄な研究と呼ばれたやつじゃないか?』

『いいかいタツヤ。魔法技術はまだ始まったばかりなんだ。となると、別のファクターを加えれば、無駄ではない可能性も出て来る』

 あいつは並列処理に関して、無限とも思える組み合わせを試していた。

 俺はそれが理解できず、思わず質問したのだ。

 

『別の?』

『そう。例えば個性だね。生来の血筋の他、育って来た環境に寄って得意不得意は変わってくる』

 これならば判る。

 例えば家によって、特定の魔法が得意な家系がある。

 加えてナンバーズと呼ばれる数字持ち家柄は、同じ数字で、同じ異能研究所での成果を共有しているから用法が似てしまう。

 

『同じ家に所属する同じレベルの魔法士なのに、基礎理念や応用概念が理解できない。あるいは、特定出力が強過ぎたり、逆に足りなかったりね』

『ああ、そういうことならば理解はできるな。特定の家に伝わる術式が、何故か可能な者と不可能な者に別れるとか。逆に使えないとされていた術が、そいつだけ使えたり』

 俺自身、自分の特性に寄って、とある属性の魔法しか自在に使えない。

 逆に、この属性に限り、圧倒的な能力を有していると言えるので、言いたいことは判った。

 

『そこで組み合わせて調べて居るんだよ。特定の魔法士ならば、あるいは魔法を使った後で、特定の魔法とならば。並列が軽くなるなるんじゃないかと思って』

『言いたいことは判る。だがそれは特殊過ぎて、時間が掛る上に、その個人にしか使えないんじゃないか?』

 俺がそう言い返すと、あいつは不思議そうな顔で言い返してきた。

 

『そうだよ? 僕は知らない誰かの為じゃなくて、僕を頼ってくれる誰かの為の力に成りたいんだ。カスタマイズ屋で十分さ』

 そう言いながら、あいつは特定条件を崩してしまうことで、画一的な条件を整えることに成功した。

 場合によって普通よりも重く、逆に意味を薄めて極端に軽くすることで、一部が緩和される事もある訳だ。

 

 これまで出来る者は限られるとされてきた、パラレル・キャストを、魔法師ならば誰でも1つくらいは可能だと立証して見せたのである。

 特定の魔法同士の組み合わせ、あるいは同じ魔法の別利用など、条件は限られるが、この場合は可能になるという道が示されたことの方が大きい。

 

 例えばあいつと喋っている相手、七宝・琢磨であれば七宝家の万を操る『ミリオン・エッジ』を元に、特定の魔法を並列処理させる。

 それがある意味、琢磨という少年専用の、『ビリオン・エッジ』という億を越える魔法を開発したらしい。

 

 そして…。

 俺が既に失われた過去を思い出している間に、あいつは消失してしまった。

 まるで俺が、あの(・・)魔法を使用した時のような、突然の消滅。

 

 リアルタイムでソレを観察しながら、友人の消滅を悲しいと思えない自分を残念に思った。

 数字の変化としてしか理解できず、既に記憶がそう処理し始めていたというのを、我ながらに自覚する。

 

「あ、あの……」

「なんです七宝さん」

 不意に部屋の扉を開けて出てきた七宝が、俺の方を見て少し戸惑ったようだ。

 あいつとの兼ね合いで顔だけ合わせて居たが、なんで中学生が居るのだろうと疑問に思っていたはずだ。

 

「お兄さま、…どう、説明したものでしょう?」

「そうだな。後でゆっくり話すか、無かったことにして牛山さんにでも大学の研究室の…」

 深雪に説明が難しいと言おうとしたことで、俺は変化の第二期を観察した。

 

「お兄さま、とうとう開発していただいた『ビリオン・エッジ』の習得に成功したんですよ!」

 名称といううのは、紹介した名前が定着することがままある。

 友人の友人に紹介されると、年齢とかを無視して、アダ名に敬称をつけて後輩が先輩を呼ぶと言う奇妙な現象が起きる。

 ここでは琢磨という少年は、俺のことをあいつとして認識し、深雪が俺を呼んだ呼称をそのまま採用したのだろう。

 普段ならば男同士でそんなことはありえないが、これも記憶処理に関する矛盾回避が為せることなのかもしれない。

 

(やれやれ…。どうしたものかな。だが…観察するには丁度いいか)

 どうやら理論に関する俺のことを、あいつに聞いていたらしい。

 腕前を買われていたようで、ありがた迷惑だが…。

 記憶の処理に関して、対象の推移する瞬間を見たのだ。経過を見て記憶がどう消えて行くのかを診るには丁度良いだろう。

 

 中学生という年齢が近いこともあり、親しく面倒を見たということを、俺は否定しないことにした。

 これが七宝・琢磨との奇妙な慣れ染めの始まりとなったのである。

 

 




 灼眼のシャナとのクロスですが、シャナ完結後なので、それほど関連する人物は出てきません。
犯人である紅世の徒を退治するまでの御話になります。存在の力と消失関連くらいなものかと。

 ここでは、存在の力を喰われると、その人物が消滅してしまう。
その矛盾を、別の人物に当てはめることで代用してしまう。
あまりに正体を隠すと、紅世の徒に狙われてしまうので、公表しないと困るようになってしまった。
さらに、原作登場人物の一部が消失する事で、同じストーリーなのに、細部が変わって行く…。という感じの予定です。
クロス化したせいで、色々と問題も起きると思いますが、よろしければ、御拝読いただければ幸いです。

 なお今回出てきたオリ主?ポイ三人目のシルバーですが、出て来ることはありません。
「ああ、あいついたね」「存在の力を奪われると消えるから、公表しよう」という理由付けの為の居た筈のキャラクターになります。

研究者つながりで、いろいろと変わって行くキャラクターがありますが
パトレイバーのAsyuraシステム関連を御存じの方は、思い出していただけると幸いです。
良く判らない理論だけど、他の研究室の連中に使えるの? じゃあ、同じ研究室の生徒だった人に聞いてみよう…。
と、人数が絞られ、腕利きはさらに…という感じになります

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