鎮守府正面海域に出撃した吹雪と皐月は戦艦ル級達の居る海へと進んでいた。
「もうすぐ敵が見えてくると思うんだけど・・・」
吹雪は双眼鏡で遠くを見ていた、その時だった。
戦艦ル級や他の深海棲艦達が吹雪の双眼鏡に映ったのだ!
「敵を発見、直ちに戦闘を開始します!」
「よーしボク頑張るよ!」
さあ、戦いの始まりだ!
吹雪達に気づいた戦艦ル級達は一斉射撃を開始した。
「そんな攻撃当たりません!」
吹雪と皐月は砲弾を全て避け12.7㎝連装砲と12㎝単装砲で撃ち始めた。
駆逐イ級2匹は撃沈し駆逐ハ級が皐月目掛けて撃った。
「うわっ!?」
皐月は小破するも駆逐ハ級に向かって撃ち続け駆逐ハ級は撃沈する。
「ヨクモ私ノ部下達ヲ・・・!死ヌガイイ艦娘共!」
自分の部下を撃沈され怒り始めた一人の戦艦ル級は吹雪に砲弾を連続で発射した。
だが吹雪は前回の戦いで慣れたのか軽く避け始める。
「目標、戦艦ル級・・・撃ち方はじめ!」
吹雪は、改良してもらいパワーアップした12.7㎝連装砲で狙いを定め戦艦ル級に砲弾を撃った。
「ナニ!?グアアアアアア!!」
砲弾に直撃した戦艦ル級は撃沈していった。
だが吹雪の後ろにはもう一人の戦艦ル級が近づいていた。
「させないよ!」
戦艦ル級が吹雪に接近していることに気づいた皐月はその戦艦ル級を撃った。
後ろに気づいた吹雪は皐月を応戦し戦艦ル級を撃ち続けた。
「クソッ!アトチョットダッタノニ!」
戦艦ル級は同型2人を呼び撃ち始め吹雪達を火力で圧倒した。
「ハッハッハッハ!ドウダ艦娘共?コノ火力ノ威力ハ!」
「このままじゃ私達やられちゃう・・・何とかしないと・・・!」
その時である!突如謎の艦娘が戦艦ル級の一人を撃ち撃沈させたのだ!
「ナニ!?誰ダ!」
戦艦ル級を撃沈させた艦娘、それは軽巡洋艦の「川内」であった!
川内は他の戦艦ル級を蹴り飛ばし吹雪達を助けた。
「間に合ってよかった・・・レーザーウェーブさんから話は聞いて急いで駆けつけたんだよ?」
「え?ということは貴方が2回目に建造された艦娘ですね!」
「そういうこと、まあ話はこいつら倒してからにしよ?」
そう言うと川内は14㎝単装砲を撃ち戦艦ル級を中破させた。
吹雪達も撃ち始め戦艦ル級の一人は撃沈し、戦艦ル級は後1人になった。
「・・・!エエイ覚エテイロヨ!必ズ復讐シテヤルカラナー!!」
そう言って最後のル級は撤退していった。
戦いが終わり川内は言った。
「私は軽巡洋艦の川内、これからよろしくね」
「こちらこそよろしくお願いします!川内さん!」
こうして3人は鎮守府へ帰っていった。
此処は鎮守府、吹雪達が帰還するとガルバトロンが立っていた。
「よく頑張ったなお前達・・・お前が皐月だな?」
「うん、よろしくね司令官!」
二人が握手をしていると一体の謎のロボットが立っていることに吹雪は気が付いた。
「あの・・・あの赤いロボットは司令官のお知り合いですか?」
「ん?ああ、紹介しよう」
ガルバトロンは赤いロボットに近づき言った。
「こいつはコンボイ、わしの敵だった奴だ」
次回、お楽しみに!