UA数を久々に見たら1万越えて、しかもお気に入りが200以上と画面を見たとき、スマホを落としてしまいました。(笑)
精々、UAは200程度かなと思いましたが皆様のおかげで延びていました。
今回はオリジナル回となります。オリキャラが何人か出ます。
先日、ネオジャパンに取り囲まれ絶体絶命の時、アルティメットガンダムがデビルガンダムへと変わりました。
デビルガンダムがネオジャパンの追っ手を倒してくれたのですぐにその場から移動し逃げることにした。
これからの予定がないので、とりあえず東へ俺とデビルガンダムと共に向かっていました。
そした、とある密林地帯を進んでいるとレーダーでとある村が近くにあることを知り、
デビルガンダムを置いて、村へと向かった。
見た目はそこまで大きくないが回りに大きな畑や田んぼがあるので人数は多いはずだ。
「おや、珍しい。旅人かね?」
村へ向かうと、村入口で牛を連れている一人の褐色肌の麦わら帽子を被った白い髭を生やした老人がいてこちらに話しかけてきた。
「ええ、あとすみませんが、ここ何日か泊まりたいのですが、どこかに宿はないですか?」
最近はガンダムのコックピットの中で寝ていたので身体中がバキバキである。
それに食糧ももう無くなりそうなのでここでしばらく過ごそうと思った。
お金は元の世界の日本円しかないけど、宿の人に聞いて無理だったら住み込みのバイトで過ごそうと思う。
「ああ、それならウチにいらっしゃい。家族がいるが旅人さんぐらいの寝床はあるよ。」
「ほんとですか?それではありがたく。」
「それじゃあ、家に案内しよう。こっちじゃ。」
宿に泊まろうかと思ったがおじいさんの家ならたぶん金銭関係はないだろうと思いおじいさんの後ろについて行き目的の家へと向かう。
村の中を歩きながら、おじいさんに色々と聞くと、
この村の名前はフリンコ村といい、森に囲まれているため、外とは隔離されている場所のようだ。
老人から子供まで様々な人が居て、人数は200人近くらしい。
若い人は何人か外へと旅へ出るが、ほとんどの人はこの村で生涯を過ごすようだ。
そうして話している内に目的の家へと着く。
「ここが我が家じゃ。」
そこには他のいえと比べたら大きな家がたっていた。
「申し遅れました儂はこのフリンコ村の長のガルテと申します。」
「え?村長?」
「はい、その通りです。」
俺は驚いた。いや、驚くでしょ。
村で出会った人が村長だなんて。
「あ、どうも、えっと、自分は橘隆司です。」
「ホッホッホッ、そう固くならなくてもよろしいですぞ橘殿」
「そうですか?じゃあ、自分のことは隆司と呼んでください。」
「わかりました。隆司殿。では家の中に案内します。」
「はい、ありがとうございます。」
「では、家の中に入りましょうか。おーい、今日はお客さんがきたぞ。」
俺はその後、村長の家に入り家族を紹介されました。
「妻と娘夫婦と、孫達です。」
ガルテさんの奥さんと夫婦と孫3人が出迎えてくれた。
「隆司殿には孫のティナが世話役になってもらいます。」
「いえ、そんな悪いですよ。」
ただでさえ、世話してもらう立場なのだらかこちらがなにか手伝わないと。
「そうですか?ですが、一緒にいた方がなにかと過ごしやすいと思いますが?」
確かにそう言われると何も言い返せない。
俺はこの村のことは何も分からないのだから。
「わかりました。」
俺はどこか納得ができていないのか渋々承諾した。
別に嫌と言うわけではない。
ただ、お世話になるのにされるのはどうかと思っただけだ。
ガルテさん一家の中から1人の少女が前にでる。
「はじめまして、ティナです。」
3人の子供達の中でも背は大きくて褐色の肌に茶髪の少女で俺より年下のようだった。
胸はおっ、大きいです。
「はじめまして、橘隆司です。気軽に隆司と呼んでください。」
「わかりました。隆司さん」
彼女はニッコリと笑い俺の名前を呼んでくれた。
かっ、かわいい。
「それじゃあ、荷物を片付けたらこの村の案内をお願いしてもらってもいいかな。」
「はい、それじゃあ部屋はこっちになります。」
俺は荷物を持ってティナのあとについていく。
俺が泊まる部屋は2階の一角の部屋だった。
中に入ると、中は綺麗に清掃されており、中々に広かった。
「ここが隆司さんの部屋になります。」
「へ~。結構広いね。」
「広いですが、端っこにあるのであまり使うことがありませんでした。」
「それにしては、綺麗だね。」
「私、掃除が好きなので。」
彼女はどうやら綺麗好きのようだ。
将来彼女はいい嫁さんになりそうだ。
「それじゃあ、準備ができたらいきましょうか。」
俺は荷物を部屋に置き、少しだけ休憩した後、ティナに村を案内してもらった。
「やあ、ティナちゃん。彼氏かい?」
「もう、ビアナおじさん違いますよ。お客さんです。」
「おお、そうかい、そうかい。こりゃすまんな。」
ティナは顔を真っ赤にして、畑仕事をしているおじさんに怒る。
「さっ、隆司さん行きましょ。」
「ティナちゃんは彼氏いるの?」
「え?いえ、いませんけど。」
「そうなの?かわいいと思うんだけどな。」
「ふぇ!?」
「ん?どうしたの?」
「いっ、イエイエイエ!?なっ何でもありません!」
「そっ、そう?」
ティナちゃんは顔を真っ赤にして、顔に手を当てている。もしかして、聞いちゃダメなやつだった?
「それと、隆司さん。」
いまだに顔は赤いが彼女は俺を呼んでなにか言いたそうだった。
「ん?どうしたの?」
「私はティナって呼んでください。これでも16歳なんですよ。ちゃん付けはしなくてもいいですよ。」
「そう?それじゃあ、俺のことも隆司って呼んでくれていいよ。」
「隆司さんはお客様ですし、それに年上じゃないですか。このままでいいですよ。」
ウ~ン、セイラの時もさん付けしなくてもいいと言われたが、女の子はそういうのが嫌いなのかな?
女の子は難しいな。
俺はこのフリンコ村で畑仕事を手伝い、子供達の遊び相手をしたり、村でいろんなお話をした。
子供達のいたずらに引っ掛かり、顔は泥だらけになり、仕返しに子供達にも、泥をかけ返した。
それを繰り返して、帰ったときには全身泥だらけでティナにものすごく笑われた。
そんな日々を過ごし5日たった。
俺は夜、ガルテさんの家の中にある自分の部屋にあるベッドで空にある月を眺めていた。
コンコンと、扉がノックされる。
「あの、隆司さん入っていいですか?」
「ティナ?」
入ってきたのは、ティナだった。
「どうしたの?」
「いえ、眠れないので、もしかしたら隆司さんが起きているかな?と思って。」
ティナはそう言いながら空にある月を眺めていた。
ティナの顔は月の光に照らされてよりいっそう綺麗に映っていた。
「なにかあったの?」
「いえ、大したことではないのですが。」
「もし良かったら相談にのるよ。」
「・・・。私、この村に生まれてよかったと思います。みんな優しいし、とても過ごしやすい所だとおもいます。でも、」
ティナはそこで口を閉じ、言葉を詰まらせた。
「隆司さんが来て、最初は普通にお客さんのように思っていました。けど、日が経つにつれ、隆司さんと共に過ごす時間に限りがあると思うとなんだか、こう胸が締め付けられる感じがするんです。」
ティナは胸に手を当て、ぎゅっと握る。
(別れがつらいのかもしれないな。)
ホワイトベースで別れたセイラも別れの際、彼女も辛そうな顔をしていた。
そういえば、あれから何日か日にちが経つがホワイトベースは無事ジャブローに着いたのだろうか。
原作通り、ガルマの部隊を突破できているといいが。
彼はかつて共に過ごした彼らのことを思い出し、月を眺めていた。
「隆司さんはいつか、ここを出るのですか?」
「ああ、まだいつか分からないがその内に出るつもりだ。」
ティナの答えに答えると、ティナは下を向いて黙り込む。
「あの、もし隆司さんが良ければ私も連れていってくれませんか?」
「えっ?」
最初は何を言っているのか理解できなかったが、徐々にその言葉の意味を理解する。
「でも、それだと村を出ていくことになるよ。」
「村を出ていくのは辛いですけど、いつか戻ってこれます。でも、リュウジさんと別れたらいつ会えるか分かりませんから。」
彼女の顔はもう決意したという顔だった。
「本当に・・・いいのかい?」
「はい、隆司さんと一緒なら。」
さすがの俺もここまで言われたら俺は何も言えない。
それに、彼女は涙を流しているがその目は決意を決めた顔だった。
「わかったよ。」
「それじゃあ!」
ティナはさっきまでの悲しい顔とは違い、満面な笑みで笑う。
「その前に、その事を家族に伝えないとな。」
「はい、それじゃあ・・・。」
ティナの会話の最中に地面が大きく揺れ始める。
「きゃあ!?」
「ティナ!」
俺は咄嗟にティナを抱き止め揺れが収まるのを待つ。
「なんですか、いまの?」
「外へ出てくる。」
俺は部屋から飛び出して外を見ると、そこには異様な姿の化け物がいた。
「まさか、あれはメカブーストのドミラ!」
ザンボット3に出てくる敵のメカブーストのドミラか。
それが、村の近くで数体いた。
しかし、無差別に攻撃しており、恐らく物資を奪うためにここを襲っているのだろう。
(もし、あれがこれ以上ここで暴れたら村に被害が!)
俺はすぐにドミラの元に向かって走った。
「隆司さん!」
後ろを振り向くとそこにはティナがこちらに向かって走ってきた。
「ティナ!危ないから村で待ってるんだ!」
「隆司さんはどこに行くつもりですか!?」
「あいつをこのままにしては村が危険だ。」
「だからといって、隆司さんじゃどうにかできるはずないじゃないですか!」
「大丈夫!」
俺はティナの肩を持ち、ティナを安心させる。
「俺には強い味方がいる。」
俺はデビルガンダムを呼び、デビルガンダムを見てティナは驚く。
「あれは・・・。なに?」
「俺が乗る機体。そしてこの村を守る機体だ。」
俺はティナから離れデビルガンダムに乗り込む。
「隆司さん!」
「ティナ!待っていてくれ必ず戻る。」
ティナに一言言って、コックピットに乗り込み。
ドミラに向けて攻撃を仕掛ける。
ドミラはこちらに気付き、光線をこちらに向かって放つ。
「その程度の攻撃じゃ当たらないぜ。」
ドミラの攻撃はデビルガンダムにはなんの驚異にもならず、攻撃を防ぎ。
デビルガンダムの拡散ビーム砲で撃ち抜く。
後ろを取ったドミラはデビルガンダムに接近してくる。
(後ろを取ったか。だが!)
俺はガンダムヘッドをドミラの下に潜り込ませて、地面の中からドミラを空に向かって伸ばす。
ガンダムヘッドは見事、ドミラの腹に命中しドミラは空へと飛ばされる。
空へと飛ばされたことによりドミラはまさに格好の的だ。
ガンダムヘッドを数体呼び出し、空にいるドミラに向かってビームを放ち、ドミラは穴だらけになり撃破する。
数体いたドミラはデビルガンダムの前では成す術もなかった。
(これで全部かな?)
俺はデビルガンダムをフリンコ村に向けて歩き出す。
デビルガンダムの事を村の人になんて言おう。
俺はこのとき慢心していたのだろう。
ドミラの死体だと思っていて、俺は背を向けた瞬間、ドミラがビームを撃つことに気がつかなかった。
ドミラの放ったビームは村へと直撃し、大きな爆発が起こった。
爆発したところは先程ティナと別れた場所であった。
「え?」
次回あの人がちょっとだけ出ます。(最後だけですが)