更新を止める気はありません。だって書きたいもの。
今回はダイジェストで一気に時間が飛びます。
それではどうぞ
帰り道、村長が話しかけてきた。
「レイト様。何時頃ここを出発なさいますか?」
んー言われてみるとそうだよなー。明日の昼ぐらいにしとくか。食糧とか回復アイテムとかの準備が必要だし。あーあと魔法について詳しくなんないとな。資金のほうは問題ない。沢山あるし。
「明日の昼頃に出発しようと思います。朝に準備をして行きますので」
「そんなお早く行くのですか?」
「ええ、一刻も早く魔神を倒すためにですね」
「わかりました。ということはこれから準備ですか?」
「はい。そうなりますね。ですが、寝床を見つけてからですね。どこか近くの宿で泊まろうと思います」
寝床を見つけないとね。そこは優先だ。
「いえ!、そこは英雄様をもてなす身としては、許せません!。私の家でお泊まりください。部屋もありますので。勿論御飯も付けます」
「え!?いいんですか!?」
ラッキー!タナボタ!
「じゃあお言葉に甘えて...お願いします」
「はい!。私の我が儘に聞いてくださってありがとうございます!」
「平気ですよ。むしろ感謝するのはこっちですから」
本当に村長には感謝している。寝床も貸してくれたし。情報もくれたし。感謝感激だね!。
「寝床もとれたし、出発の準備を初めますね」
「了解です。私は先に戻ってますので。これ、この村の簡単な地図です。どうぞ。暗くなる頃には私の家に来てください」
「ありがとうございます。では、後ほど」
村長さんと分かれて俺は出発の準備をすることにした。まだ昼だし、たっぷり時間がある。
とりあえず俺はもう一度フェンの店に戻った。少し探してる物があるからね。
「お邪魔しまーす。フェンさん居ますかー?」
「はいはい居ますよー。あ、レイト様。さっきぶりです。何か魔法の事ですか?」
「あのー、少し探してる物があって。魔法が載ってる本とか道具とかありますか?。載ってれば何でもいいんですけど」
これを探しにきたのだ。魔法は使えるけど魔法名を知らないからね。
「あーそれなら本がありますね。えーっと、どこにあったかなー?」
フェンさんが本を探し始めた。少し待つと、店の奥から沢山の本を持ってきた。
「えーっとこれが下位魔法でこれが中位魔法、これが上位魔法でこれが回復魔法系、これが...」
フェンさんが本の内容について話し始めた。てか俺全て魔法が使えるんだっけ?。それなら全部買ったほうがいいかな。
「これが召喚魔法...以上ですね。どうしますか?」
「一応全部買います。使えるかどうかは自分で判断します」
「毎度ありー。金貨25枚です」
日本だと大体25000円くらいかな?。高いね、まぁこれだけの量だし、仕方ないか。まぁ払えるけど。
「どうぞ」
「金貨25枚で丁度ですね。ありがとうございました。商品をどうぞ」
俺は本を受け取りボックスに入れた。
「あと、魔力を回復する薬とかありますか?」
「あ、そこらへんは僕はやってませんね。近くにある薬師に行かないとありません。すいませんね、レイト様」
「気にしくていいですよ。それと、レイト様とか堅苦しく呼ばないでください。もう少し自由に呼んでいいですよ」
俺はそう言いながら店を出た。店を出るとき、フェンさんがにぃっと笑い、話した。
「了解です。レイトさん」
その後はダイジェストだが、いろんなアイテムを買い、沢山の人達と出会った。気づけば辺りはすっかり暗くなっていた。
「さて、帰るか」
俺は村長達が待っている家へと戻っていった。
家に戻ると、ルナさんが笑顔で出迎えてくれた。
「おかえりなさいです。レイト様」
「ただいま、ルナさん」
「御飯も出来てますからこちらへどうぞ」
昼間話してた部屋で4人で晩御飯を食べた。見たこともない料理ばっかだったがなかなか美味しかった。
食べ終わった頃、村長が俺の部屋まで案内してくれた。
「お風呂の用意が出来ましたがどうしますか?」
「んーすぐ、入りますね」
「わかりました。お風呂はこちらです」
村長さんについて行き、風呂場に付いた。
「では、ごゆっくり」
村長さんはいなくなった。いや別にこの世からじゃないよ?。え?そんなこと知ってる?あっ、そうですか。
くだらない話は後にして、服を脱ぎ、まずは剣を持って服に向かって魔法を唱えた覚えたての魔法だ。
「アクアボール」
水系の魔法だ。唱えると目の前に水の球が現れる。その中に服を入れ、も一つ魔法を唱えた。
「スクリュー」
水系の補助魔法だ。水系魔法を出した前提で出せることが出来る。唱えると水を回転させることが出来る。これである意味洗濯機だ。中に石鹸も入ってる。
そしてその次は御札を持ち、昼間にとある武器やで買ったブレスレット型の杖を腕に装着した。
まずは魔力MAXを掛けて、その次はこの杖の耐久力MAXを掛ける。すると、頭のなかで機械的な声が聞こえた。
―レイト様の魔力限界突破。確認しました―
―レイト様の腕に付いてる杖の耐久力限界突破。確認しました―
うお!。何だか分からんけど力が沸いてきた。ちなみにこれはサーベルステッキではないため、詠唱が必要になる。
「遥かなる守の神よ、汝の力の1部を我に貸したまえ!。シールド」
痛々しい詠唱の後に言った魔法、シールドは、唱えるとバリアーのようなものが出てくる。だが、そのままではまだバリアーの役割をしてない。俺はサーベルステッキと御札をバリアーの中に入れ、もう一度唱えた。
「クロウズ」
見た感じは何も変わってないように見えるが、触ると堅くて丸い壁の様なものが御札と剣を遮る。簡単な防衛策だ。盗まれたらひとたまりもない。
「さてと、入るかー」
風呂場は普通にある風呂を少し粗末にした感じだった。そこは全く関係けどね。
体を洗ってるといきなりドアが開いた。驚いて後ろを向くとタオル姿のルナさんがいた。転生したときと同じ位思考停止してると、ルナさんが緊張気味に話した。
「おっ...お背中...ながしましゅ!...流します...」
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