異世界に転生したけど俺が強すぎて話にならない   作:しらす丸

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どうもしらす丸です。最近全然話が進まないので、もう少しスピードを上げようか考えているところです。

それではどうぞ


~7話~ 魔法と通貨

とりあえず村長宅に戻りこれからの事を話した。

 

「とりあえず、俺はこれから魔神って奴を倒せばいいんですよね?」

「はい。左様でございます」

 

倒すの簡単じゃね?。なんかTASさんより速くラスボスが倒せそうだよ。

 

「アポロンに行くまでの移動手段は何ですか?」

「はい...、それが...こちらでは予算の都合で用意出来ないのです。申し訳ございません。」

「ってことは、次の国までは、歩きですか?」

「そうなりますね。...本当に申し訳ございません...」

「気にしなくていいですよ、村長」

 

歩きも旅の醍醐味だしね!。

あーそういえば。資金の方はどうなんだろ。...いや、なんか魔法でアイテムとかの管理が出来る魔法とかありそう。どこぞの妖怪の賢者のように。

 

「あの、この世界にある魔法で、アイテムや通貨の管理が出来る魔法とかありますか?」

「いえ...私には魔法のことはよく分からないのです。この村に魔法の研究者の一人がいるので、訪ねて見ましょう。こちらです。付いてきてください。」

 

俺は村長について行った。少し歩いたあと、村長はある店の前で止まった。看板には、

 

フェン魔法道具店

 

と書かれてあった。

 

「ここです。ここの店主は、店をやりつつ、魔法の研究をしています」

 

村長は店を指さして言った。魔法道具店かー。わかりやすい名前だ。俺と村長の2人は、店のドアを開け、中に入った。

店の中は少し薄暗かった。棚や床には沢山の道具が綺麗に置いてあった。鍋とか、フラスコなども置いてある。これは、木?、何に使うんだ?。

 

「フェン!フェンはいますかな?」

 

村長はフェンと呼ばれる人物を読んでいる。すると店の奥から若々しい青年の声が聞こえた。

 

「はいはーい。あっどうも、いらっしゃいませ、村長」

 

奥から来たのは緑のストレートの青年が出てきた。カッコいい、モテそうだね。あれ?、耳長い。なんだこの人?、人間じゃないのか?。

 

「今日はこのお方が聞きたいことがあるそうだ」

「え?、彼ですか?、名前は?」

「レイト・カミジです。よろしくお願いします」

「僕はフェン・アラミア。よろしくお願いします。英雄様」

 

?、英雄ってなんで知ってんの?。誰も教えてないのに。

 

「あの...なんで俺が英雄って知ってるんですか?」

「あぁそうか、村長の娘さんがいろんなひとに言ってますよ。英雄様のレイト・カミジ様がおいでになった。って」

 

わーお。携帯とか無くても、情報が出回るのは早いね。

 

「とりあえずレイト様、今日は何の用でこちらへ?」

「あっそうだった。あの魔法について聞きたいんですが。アイテムや通貨の管理などが出来る魔法とかありますか?」

「あーはい。ありますね。えっと確か魔法名は...アイテムが、ボックス、と唱えてください。通貨は、マネーボックス、でしたっけ。詠唱は確か...」

 

?、詠唱?。

 

「詠唱?。何ですかそれ?」

「あれ?村長さん教えてないんですか?」

「あー!、すっかり忘れてました!申し訳ございません!。魔法を唱えるときは必ず魔法を扱う儀式として、詠唱が必要となります。ですがその武器は無詠唱で魔法がだせます」

 

やっぱりチートやな。この武器。

 

「ええ!?、その武器、無詠唱で魔法が使えるんですか!?。流石三種の神器...」

 

フェンさんもその辺までは分からなかったのか。

 

「とりあえず魔法を唱えてみます」

 

俺は左腰にあるサーベルステッキを取り出し。唱えてみた。

 

「えっと...ボックス!」

 

すると剣が光り、目の前に変な色をした、渦があった。すげー!。俺魔法使えてる!。かっけえ!。感動してるとフェンさんが話した。

 

「魔法は成功ですね。この中に手を入れればアイテムが取り出せます。収納するときも、この中に入れれば収納可能です。魔力によっては家なども収納出来ます」

 

へぇー、引っ越しが楽そうだね。とりあえずなんか入ってるかな?。

俺は渦の中に手を入れてみた。んー何もない。そりゃそうだよな。まだ冒険すら始まってないし。次はマネーボックスかな?。

 

「マネーボックス!」

 

唱えると同じく剣が光り、同じ渦が出てきた。

 

「これも成功ですね。使い方はボックスと同じです」

 

とりあえず手を入れてみた。ん?。なんかコインみたいなのがいっぱいある。うわ!多くね?。とりあえず全種類の通貨と考えたら、手の中に四つのコインがくっついてきた。出してみると。手の中には銅貨、銀貨、金貨のようなものと、琥珀色のコインのようなものが出てきた。ん?、何?なんか二人共驚いてる。特に最後のやつみて。

 

「まっ...まさかこの通貨を見るなんて...」

「はい...私も初めて見ます...」

 

これそんなに凄いの?。

 

「あの...この硬貨そんなに滅多に見ないものなのですか?」

「はい。とりあえず硬貨についてお話します。通貨は銅貨、銀貨、金貨、そして魔法通貨です。一番安い銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨1000枚で金貨1枚となります。そして金貨1億枚で魔法通貨です。私は魔法通貨は初めて見ました」

 

なるほど、通貨はほぼ日本の円の仕組みと変わらんね。てか魔法通貨の金額がおかしい件について。なんだよ1億枚てwww。まぁ滅多に見ない通貨ってことは間違いないな。すると、フェンさんが補足してくれた。

 

「魔法通貨は主に大富豪家や大きな行商人が扱う通貨です。一般の店ではあまり使えないと思います」

「なるほど。勉強になりました。また、魔法のことで何かあったら来ますね」

「はい、また来てくださいねー」

 

俺と村長は店を出た。




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