異世界に転生したけど俺が強すぎて話にならない   作:しらす丸

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どうもしらす丸です。
更新遅くて本当すいませんでした!!。そしてキャラ募集も問題なく終わりました。ありがとうございました!!。


~39話~ 久しぶりのシャチホコネタ

カホsaid

 

私はカホ・サクラネ。フリーの冒険者をやっている。フリーとはどこの国にも属しない冒険者の事だ。いきなりの挨拶ですまない。何故かわからないが自己紹介をしなければいけないと思ったのでな。

今私は手持ちが少し心細かったからクエストを受け、その帰りだ。仲間はおらず、1人でクエストを受けていたのだ。フリーをやっていると色々な国を転々としているからどうしても1人になってしまうんだ。ある人は3人や4人でまとまって行動してるらしい。私も勉強していた時代は友人も少なからずいた。だが当時の私はもっと強くなりたいとずっと1人で剣術を磨いてきたのだ。そのせいで友人達とは連絡もとれず、結局1人でやらざるを得なかったのだ。今思えばもっと友人達沢山過ごしていてそれを剣術とを両立できれば良かったのではないかと後悔しているのだ。

 

「やはり、1人だと寂しくなるな」

 

そんなことをつぶやきながらギルドへ戻り、クエスト完了の書類を出していたら受付の女性が話しかけてきた。

 

「カホさん。貴女にお客さんよ」

「私にか?」

「ええ、あそこの席に座ってる男性と女性の2人よ。貴女に話があるみたい」

 

受付の女性はとある一角のテーブルを指差した。テーブルには2人の男女が座っていた。冒険者のようだが依頼か?。とりあえず私はそのテーブルへと歩いていった。

 

 

レイトsaid

 

よう!。レイトだ。今カホ・サクラネっていう人を待っているんだ。来ないかなー来ないかなー。

 

「レイト様、全然来ませんね」

「根気よく待つのさ」

「待てませんよぉ……。諦めましょうよぉ…」

「まあ待て待て。もう少しで来るだろうさ」

 

正直俺も諦めかけてるけどな。よし、あと10分くらい待ったr「私を探しているようだが、何か用か?」、無意識とはいえ被せるんじゃあない。

 

「ほらな?、来たろ?。待ってみるもんさ」

「な…はぅぅ…なんで来たのですか!!」

「おいコラスー、失礼だろうが。はい、取り敢えず座ってください」

 

女性は俺に言われるがままにテーブルに座った。

 

「取り敢えず自己紹介からね。俺はレイト・カミジ。冒険者をやっている」

「私はスース・べラティス。魔法使いの卵です」

「私はカホ・サクラネだ。フリーの冒険者をやっている」

 

ん?。今ちょっとよくわからん単語が聞こえたのだが。

 

「なあ、フリーってどういう事だ?」

「簡単に言うと国専属ではない冒険者の事だ。知らないのか?」

「いやー、最近冒険者になったばかりでね。よく分からないんだこれが」

「そうだったか。それで何の用だ?。クエストの手伝いか?」

 

おっとおっと、シャチホコシャチホコ。

 

「実は俺達仲間を探しているんだ」

「ふむ…その仲間探しを手伝って欲しいということか?」

「いや、違うんだ。なあ、俺達の仲間にならないか?」

「何?。私にか?」

「ああ。いいかな?」

 

そう言うとカホは悩み始めた。

 

「うーん…少し考えさせてくれないか?。こんなこと言われたのは初めてでな。それと、私はまだお前達を信用できていないからな。すまない」

「ゆっくり考えるといいよ。何日間かこの国にいて、その間、殆どの時間はこのギルドにいるから。いつでも声を掛けてくれ」

 

確かに初対面の人をいきなり信じろは無理だよなあ。

 

「ああ。分かった」

 

カホは頷き席を立った。そしてギルドから出ていった。

 

「本当に彼女を仲間に加えるのですか?。レイト様」

「おいコラ。お前まだそんなこと言ってんのかコラ。うりうり」

「いひゃいー!。いひゃいでひゅよーレイトひゃまー!」

 

何してるかって?。勿論ほっぺをつねってるぜ。いやーモチモチしてるねー。

 

 

カホsaid

 

私は今、とても驚いている。驚き過ぎて声も出ない程だ。2人の冒険者…確かレイト・カミジとスース・べラティスと言ったか。その2人が私を仲間に誘ってくれたのだ。これは夢なのか?。夢だったら…まだ覚めないでほしいな。

私は頬を抓ってみた。

 

「うっ!…痛い」

 

頬がヒリヒリする。どうやら夢じゃないようだ。夢じゃない…夢じゃない!!。

 

「ふんふんふーん…っは!」

 

どうやらあまりの嬉しさに頬が緩んでしまったようだ。バレていないか?。

 

「よし、今日は気分がいい、あそこに行くか」

 

あそことは私がよく行っているラビットカフェというところだ。あそこにいるのは飼い慣らされたピンクラビットやホワイトラビットという魔物と戯れることのできる食事店だ。あの魔物達は可愛い。小さくマルっとした体にもふもふの毛並み。そこに生えている細長い耳。ひとつひとつの動きがとても可愛らしいのだ。私は野生と出会ったとき、可愛くて攻撃ができないのだ。やったとしてもちょこちょこ攻撃をあたえて逃がすぐらいしかできない。自分でも分かっているのだが、どうしてもそうしてしまうのだ。

だが、あの店にいるラビット達はあの店で生まれ育ち人懐っこいのだ。

 

「さて、今日も沢山もふもふするぞ!」

 

 

nosaid

 

 

「もうすぐかな」

 

街を歩いてる少年は呟いた。その少年は屋根にいたときと同じ少年だった。

 

「レイトくん…君を凍らせれば皆が僕を褒めてくれる。僕をもっと信頼してくれる。…やらなきゃ…凍らさなきゃ…やらなきゃ…凍らさなきゃ…」

 

少年はまるで呪いのように何度も何度も呟いていた。彼の背後には民家よりも大きな逆氷柱が立っていた。その逆氷柱の中には何人もの人が氷漬けになっていた。




ラビットは見た目は普通のウサギです。イメージはドラクエのモーモンをイメージしてください。
そしてカホちゃんはこっそり小動物が好きにしました。どうですか?このギャップ。私の趣味だ、いいだろう?。
さらにもう1人の新キャラも少しずつ分かってきました。さて、どんな強さでしょうか?(すっとぼけ)。

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