異世界に転生したけど俺が強すぎて話にならない   作:しらす丸

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どうもしらす丸です。
最近回転寿司で、お会計を頼んで店員が来て皿を数えている最中に頼んだことを忘れたたこ焼きが流れて来ました。店員に謝りながらできたて熱々のたこ焼きを丸ごと頬張り、口の中を火傷しそうになりました。店員には本当にすみませんと思っております。
それでは本編どうぞ。


~37話~ 秘技【絶対☆裏切りヌルヌル】...お上手ですね

「いやー釣りはいいねー、おっしゃ、また釣れた」

「またですかぁ!?、私は全然釣れなくてつまんないですぅ...」

「もっと俺と離れてやればいいんじゃないの?」

「駄目です!、それは絶対駄目です」

 

レイトだ。今崖の上で釣りしてるんだよね。風が気持ちいいよ。生臭いけど。釣った魚は今アクアボールの中に入れてる。ボックスの中にいれても大丈夫かな?、終わったら試してみるか。

 

「いやー、こうして釣りをしてるとこたつを思い出すなー」

「こたつって何ですか?」

「俺のお爺ちゃんとお婆ちゃんの家で飼ってたカワウソの事」

 

いやー、可愛かったよー。俺に懐いてたみたいで俺が抱き上げると嬉しそうに頬ずりしながらキューキュー鳴いてたんだよね。

 

「その、かわうそっていうのは魚が好きなんですか?」

「カワウソ自体が肉食だからね、魚やら貝とか蟹とか食べるからねぇ」

「そうなんですか?」

 

カワウソすっごい可愛いけど食事になるとモザイクかかるくらい結構グロいからね。肉食だし。因みにクリオネも捕食時は凄いことになる。頭がパックリ割れるのは凄かったなぁ。気になる人は調べてみてね。

 

「なぜ、こたつという名前なのでしょう?」

「飼い始めたとき、名前決めで話し合ってたらこたつっていう暖房器具の上で寝たんだよね。んで、名前をこたつって名前にしたんだ」

 

個人的にも凄く安直だなとは思ったけどね。今思うとそういう安直な方が可愛い名前が出来るんじゃないかって思うんだよね。

 

「で、今こたつさんは何処にいるのですか?」

「それがね、いつの間にか居なくなったんだ。本当に。ある日突然って感じ」

「探したりしたのですか?」

「一応捜索はしたんだけどね、カワウソの目撃情報はおろか死体の情報すら来なかったんだよね」

 

あのときは凄かったな。爺さんは神隠しだーなんて言ってたり婆さんはそれ見て呆れてたり、妹は俺を悲しませないためにとか隣町まで無断でこっそり行こうとするし。妹はすんでの所で止められたけど。

 

「いつか見つかるといいですね」

「うん、まぁ元の世界に戻れればだけどね」

 

そう言うと、スーが俺を少し寂しそうな目で見つめてきた。

 

「レイト様は魔神を倒した後、どうなさるおつもりですか?」

「あー、考えてなかったな。うーん、とりあえず元の世界に帰る方法を考えるかな」

「そう...なんですね...。帰る方法...見つかるといいですね」

「あぁ」

 

ここら辺で釣りを終わりにして、俺達は宿に戻った。釣った魚は全部ボックスの中に入れといた。その中で1年くらいだったら生き物も生きることができるみたい。本に書いてあった。

夕食も豪華なのだがそれより凄いって思えるのはやっぱスーだよな。あぁ、その場で切ったロースト肉が真っ赤に染まっていく...。それを見たシェフは何とも言えない顔をしていく...。もう笑うしかないね!。

そして夜。

 

「だーかーら、何で俺の部屋にお前がいるんだよ!」

「2人部屋を1つしか借りてませんからね」

 

部屋を借りる手続きは、スーが自分からやるって言ったんで、任せたんだけどこれが間違いだった。

 

「なぁ、お前は今年頃の女の子だぞ?。それを男なんかと同じ部屋で寝ようとすんなよ!。金は俺がいくらでも払えるから大丈夫だって言ったよね!?」

「はい、ですがこうしました」

「なんで!?。変なことがあったら嫌だろ?」

「レイト様はその変なこととやらを私と起こすのですか?」

「えっ、それは...。おっ、起こすわけないだろ!?」

 

(「れっ...レイト様!?。何をするのですか!?離してください!」)

(「何言ってんだ、お前が部屋を一緒にするからだろう?。それは誘ってるってことだろ?」)

(「いやっ!。レイト様!、やめてください!!。いやぁぁぁ!!!」)

 

くそっ、頭の中にピンクな妄想が浮かび上がってきたぁ!静まれ俺の煩悩よ...そのピンクな妄想にエターナルファランクス!!。駄目だ当たらん!。この技はヘターナルアタランクスなのか!?。

 

「という訳で私寝ますね、こっちのベッドを使うのでレイト様はあちらのベッドを使ってください。あのー、私と一緒に寝たいのでしたら何時でも言ってくださいね///」

「あ、うん分かった。おやすみ」

 

ごめんね、スー。頭の煩悩消すために精一杯で私寝ますねぐらいしか聞いてなかった。

 

「はぁー、寝るか」

 

俺はため息をつき、空いているフカフカのベッドに潜り込み目を閉じた。明日のことを考えてるうちに俺の目は自然に閉じていった。

 




とても遅いのですが新しい作品を投稿しました。是非見てみてください。

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