異世界に転生したけど俺が強すぎて話にならない   作:しらす丸

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どうもしらす丸です。
私には、趣味が発酵している姉がいます。ある朝、起こされたらいきなり「お前の寝起きの顔、何か野獣みたい」と言われました。どっちの野獣なのでしょうか?。出来れば知りたくない今日此頃です。


~20話~ アホ毛がヤムチャ視点

「すっ..凄いです!。あんなに魔法を連発しても疲れないなんて!。それよりも詠唱は無いのですか!?」

 

やほやほ、麗飛だ。今俺に尊敬の眼差しを向けた少女に質問攻めされている。まぁ、悪い気はしない。それとアホ毛がピコピコ揺れている。なんだこのアホ毛?尻尾か何かか?

 

「とりあえず落ち着いて、質問は一つづつ答えるから」

「そっ...それもそうですよね。ごめんなさい。少しビックリしてました」

 

俺達はそこにあった座れそうな倒木に座り、話した。

 

「とりあえず、名前を聞きたいんだ」

「はい。私はスース・べラティスです。冒険者をやっています。スーと呼んでください」

「わかったよろしくスー。俺はレイト・カミジ。よろしく」

 

俺とスーは握手をした。スーっていうのか。渾名がどこぞのモンスターの娘がいるような日常のスライムの子と名前が被ってる。おい何故だ作者。狙った訳じゃないよな?。

 

(逆に考えるんだ。被っちゃってもいいさと。by作者)

 

そういう問題じゃあないんだよ!。大丈夫?怒られたりしない?。あと頭。

 

(黙らっしゃい!。頭は余計なんだよ!。大丈夫さ!多少のヤンチャは許してくれると思う...多分。by作者)

 

その多少のヤンチャが危ないんだよ!。

 

(うるせぇ!。こうなったらお前を名無しのキャラにしか勝てないクズキャラにすんぞ!。中指立ててきえろぶっとばされんうちになとか言わせんぞ!、緑色っぽい宇宙人戦のときみたいなポーズさせんぞ!by作者)

 

何処のヤムチャだ!。てかそれ天津飯戦じゃねえか!2個目はサイバイマンだろうが!。やだよ!足折られて、白目剥いて降参したりあんなポーズしたくねぇよ!。てか何でヤムチャ談義してんだよ!ヤムチャポジションにさせる気満々じゃねえか!俺がそんなポジションになると物語も進まないじゃん!。

 

(そうなったら新しいチート要因出すし?。作者舐めんなよ?by作者)

 

ハイハイ分かった分かった。俺が悪かったね。そして出てけ!。小説書いて、テスト勉強して、寝ろ!。

 

(ハイハイ分かった帰りますよ。テスト勉強はしないけどby作者)

 

帰れ帰れ。はぁ...疲れた。ギルドのときよりも疲れた。心の中で話がシャチホコ並に反り返ったので、話を戻した。勿論心の中で。

 

「あのーレイトさんって冒険者なのですか?」

「いや、俺はまだ冒険者じゃないよ。まだ登録をしていないからね」

「え!?、それじゃあここに来てはいけないじゃないですか!?。何で来れたのですか!?普通は門番に止められるのですよ?」

「飛び越えたんだよ、壁を」

 

あー、信じて無いね。何か俺を何言ってんだ?こいつみたいな顔をしてる。

 

「信じて無いでしょ?。正直」

「はい...全く想像出来ません。壁には探知機能の魔法が掛けられているのですし、そもそも壁の周辺は魔法が使えない様になっていますし、あんな高さを普通の人間が飛び越えるのは不可能に近いですし...」

 

まぁそうなるわな。そんなこと出来たら人間辞めてるもんな(ブーメラン)

 

「俺がさ、神が遣わした最後の英雄だっていったら信じる?。俺が装備している服と武器とアイテムが全部三種の神器だって事を信じる?」

「もっ...もしかして貴方は、いや貴方様は、英雄の祠で目覚めたという噂の英雄ですか?」

「それが噂ならそうだね。俺がその英雄だよ」

 

すると、スーちゃんの顔がみるみる蒼くなり、あわわって言ってるような表情をした。アホ毛も左右へ忙しなく動いている

 

「大丈夫?。ねぇスー大丈夫!?。スー!」

「はっ!!。もっ...」

「も?」

 

申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

全力でスーちゃんが土下座をしてきた。何!?何かあったの!?。

 

「英雄様とは見ず知らず、気軽に話してすいませんでした!」

「いや、俺は気にしてないから。顔を上げて、ね?」

 

スーは恐る恐る顔を上げた。アホ毛もビクビクしてる。おお、よく感情表現をする事で。

 

「そんなに畏まらなくても平気だから、普通の喋り方に戻って。寧ろ戻って欲しいんだ」

「分かりました...ですが、レイト様と呼ばせていただきます。そこだけは譲れません!」

 

スーがフンスと胸を張った。アホ毛も元気よく、クルンっと回った。

 

「分かった。そうしとくよ。」

「ありがとうございます!。えへへー」

 

スーがニッコリ笑った。守りたい。この笑顔。

 

「スーはそう笑っている方が可愛いぞ」

「かっ...かわっ!!」

 

ぼふんっと顔が赤くなった。どした?暑いの?

 

「どうした?。顔赤いけど、熱でもあるか?」

「いっ..いえ!違いますよ!?からだは元気です!」

「そっか、良かった良かった」

 

これで一件落着やな!。さて、俺は中断してた魔法実験の為の魔物狩りを再開するかな。

 

「じゃあ、俺はこれで。次は気を付けろよ?」

「!。あっ...あの!待ってください!」

 

うん?どした?

 

「何?」

「あっ...あの!私もついて行っても宜しいでしょうか?」

 

お供か。1人じゃ寂しいしな。ここは遠慮はしなくていいか。

 

「分かった。着いてきても大丈夫だよ。ほら、行こう?」

「あっ...ありがとうございます!」

 

スーは俺に着いてきて、俺は魔物狩りを再開した。さてと、実験しますか。




ヤムチャ調べるのが大変でした。間違えていたら教えてくれると心強いです。それと新しいチート要因は全く考えてないのでご安心ください。麗飛君は永久に主人公であり、チート要因です。
感想やアドバイス、質問もお待ちしております。評価も付けてくれたら嬉しいです。

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