異世界に転生したけど俺が強すぎて話にならない   作:しらす丸

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こんにちは。しらす丸です。お気に入り登録してくれた皆様。ありがとうございました!。凄く嬉しいです!これからも頑張って小説を書くので応援よろしくお願いします!。
今回は別の視点も入れて書いてみました。
それではどうぞ。


第1章 旅立ち
~2話~ 移動。そして村へ


「よくぞおいでくださいました!神の遣わした最後の英雄様!」

 

気づいたら沢山の人たちが俺を見て喜んでる。涙流しながら手を合わせてる人もいる。なんだこれ?新しいイベントか?いや今俺帰ってきたんですけどここ俺の部屋のはずなんですけど。

と思っていたら初老の男性が話しかけてきた。

 

「英雄様。失礼ながら名前をお聞きしても宜しいでしょうか?」

「え? ……神路麗飛だけど……」

「カミジ・レイト様ですね!私はこのネプチューンの長をしておりますヴィル・ガレスと申します。村長とお呼びください」

 

ん?外国人っぽい名前?ってことは俺の名前違うな。

 

「あっ俺の名前逆ですね。カミジ・レイトではなく、レイト・カミジです」

「そうでしたか!大変申し訳ございませんでした……」

「気にしなくていいですよ。覚えづらい名前なんで」

 

実際漢字書きづらいし、習字とか黒い四角書けちゃうし。

 

「おぉ!何ともお心の広いお方だ……」

 

てかヴィルさん泣いてるし。どうすんだよ。てかここどこだよ。

 

「あの……ここは何処ですか?」

「あっ申し訳ございません。後でゆっくりお話しいたします。とりあえずついてきてください」

 

と言いヴィルさんは俺の隣に、ほかの人たちは2人の後ろを歩いていった。

少し洞窟を進むと光が見えた。出口か。そして俺たちはは外に出た。外は森のなかだった。さっき出たところは洞窟の出入口だったようだ。入口あたりに綺麗な装飾がしてある。……これってもしかしなくても。

 

「俺がいた場所って祠ですか?」

「はい。そうでございます。ここは英雄の祠といわれ、ここからこの世界を救う英雄が現れると言われています。」

 

やっぱり祠だったようだ。てか世界を救う英雄の祠?もしかして俺それに選ばれちゃった系ですか? え? どうなんすか? とりあえず俺はヴィルさんについていった。ここからもう少し歩くのか。

 

「少々お待ちいただけないでしょうか?」

 

ヴィルさんいきなり話しかけてきたらびっくりするでしょ。まぁ内心だけど。

 

「はい。平気ですよ」

「ありがとうございます。ではお待ちください。」

 

ここは素直に待っとくか。変なことして殺されるとかあるかもしんないし。ん?殺される? え? それやばくね? ここにいちゃいけなくね? これは逃げた方が……いや。それはないか、だって俺予想だけど英雄だよ?そんで殺したら元も子もないじゃん。んーまさか英雄じゃない的なこと言われたら……うん。とりあえずその考えもいれながら待つか。とりあえず軽いストレッチを

 

「お待たせしました。レイト様。」

 

いゃぁぁぁ!!!殺されるぅぅぅぅ!!!!(結局変わらん)

 

「こっこここれから、どどどどうするんですか?」

 

落ち着け俺!ヴィルさん凄い不思議な目で見てるよやばいよ……。落ち着け!こんなときはあの神父みたく素数数えるんだ。えーと素数素数...2 3 5 7 11 13 17 19...あー駄目だ思い出せない。偶数奇数ならできると思う。

 

「大丈夫でございますか?レイト様。レイト様!」

「は! あぁ……大丈夫です。いきなりびっくりしちゃってすいません」

「滅相もこざいません。こちらこそいきなり大きな声を出して申し訳ございません。」

「あー気にしないでください。それよりこれから何処へ?」

 

相手も反省してるようだ。これ以上掘り進めるわけにはいかないしね。話題を変えよう。ってことでこれからどこ行くん?

 

「これから我々の村へ行きます。詳しい話は村の中でいたします」

「あっはい。分かりました。」

 

俺たちは村へと歩いていった。

 

 

 

20分くらい歩いたら外に出た。かなり歩いたな。そして森の外は。

 

「わぁーすげぇ……」

 

広い平原に出た。とても広い。辺りを見渡すと、方角は分からないが自分から見て右斜めくらいに集落のようなものが見えた。俺は指を指し聞いてみた。

 

「村ってあそこですか?」

「はい。そうでございます。あそこが我々の村、『ネプチューン』でございます。」

「あそこが……」

 

ん?ネプチューン? 確かそれって海王星のことだよね? 確か太陽系で一番端にある。あれ? 確か端って冥王星じゃなかったけ? ……っあーそうだ。冥王星は太陽系からはずれたんだった。てかあれ惑星じゃなくて衛星だったっけ?

 

 

そんなことを考えながら歩いていたら。村の門らしき所へ着いた。てかこれ門と言うより柵だな。なんか平原といい、この村といいRPGみたいな感じだな。するとヴィルさん……じゃなくて村長が、話しかけてきた。

 

「少しお待ちください」

「あっはい了解です」

 

村長は門番らしき人と話をしている。あー門番驚いてるね。あ、こっち見た。とりあえず会釈しとこ。よしっ、門番も返してくれた。

 

 

 

ヴィルside

私達の念願である、勇者様、レイト・カミジ様が降臨なさった! とても喜ばしいことだ! さて、今私たちは村の前にいる。少しお待ちいただかなければ。

 

「少しお待ちください」

「あっはい了解です」

 

私は門番のもとへ少し急ぎ足で行った。この歳になるとやはり走るのは辛いですな。門番のもとへ行き話しかけた。

 

「祠から戻りましたぞ」

「おぉ、村長さん。よくぞご無事で。怪我や死傷者はどうですか?」

「奇跡的にいませんな。」

 

本当に奇跡的なのだ、あそこから無傷で帰ってくるのは。これも、レイト様のお陰だろうか。それであればたっぷりとおもてなしをしなければ。

 

「村長。それで勇者様というのは現れたのでしょうか?」

「ええ成功です。あそこにおられます」

 

そう言うと門番はレイト様を見た。そしてこっちを見て。驚愕の表情で言った。

 

「まっ……まさか……村長……あの勇者様が着られているものと身につけられているものはアレでしょうか? ……」

「はい。まだ確信が持てませんがアレかと思います」

 

門番も気づいたのだろう。アレのことを。

 

「それより、門を開いてくれませんかな?」

「あ!はいわかりました」

 

門番は門を開いた。そして私はレイト様の所へ戻った。

 

「お待たせしました。では、行きましょう」

「うぉ! ……はい、わかりました」

 

私達は村へと入っていった。




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