今回はアクションシーンが多いです。技名合ってるでしょうか?
それではどうぞ。
~17話~ よくあるテンプレと第3部
あれがウラヌスか。見た目的に冒険者の町って感じだなー。国に入ろうとすると、門番らしき人に声をかけられた。
「ちょっと君、この国になにか用かな?」
「あー、はい。旅をしていまして。それと冒険者登録をしたいんです」
皆には言わなかったと思うが、冒険者になるにはどうやら登録が必要らしい。登録には、試験とかお金が必要らしい。とても面倒なのだが、この登録をしておけば他の国間を自由に行き来ができる。そして、宿泊施設の料金が免除されたりする。便利だよな。
因みに正式登録するには試験などで2、3年くらいかかるのだが、国からの推薦を貰っていれば、すぐに登録可能だ。勿論俺はネプチューンからの推薦って事で、即冒険者登録ができる。
「分かった。じゃあ身分が証明できるものはないか?」
「待ってください...えーっと、これでいいですか?」
俺がボックスから出して見せたのは国からの推薦の紙だった。門番はそれを見て驚いた。
「!。君、ネプチューンからの推薦を受けているんだね!すごい実力者みたいだね!」
「ハハハ...通ってもいいですか?」
「あっ、どうぞ。登録のギルドはこの先の大きな建物です。」
「ありがとうございます」
門番は快く門を開けてくれた。俺は言われた通りに行ったら、いかにもギルドですよ、みたいな建物が見えた。
中に入ると、色んな人達が話している声や、酒臭い臭いがブワッと来た。うおぉ...ギルドや、まさしくギルドや。俺は中を進み、カウンターの方まで行った。カウンターには可愛いお姉さんがいた。ギルドや。
「あのー。すいません」
「はい?何でしょうか?」
受付の人はニッコリ笑った。可愛い。
「冒険者登録をしたいんですけど」
「?。おかしいですね...あのー登録試験は受けて合格しましたか?」
「いえ、ネプチューンからの推薦で来ました」
「!!。推薦!?」
受付の人が大きな声を上げてビックリした。その瞬間、ギルド内にいた人はすべて黙り、辺りは静かになった。怖いね、ヒヤヒヤする。
「あのー、出来ますか?」
「少し待っていてください。ギルドマスターを呼んできます」
そう言うと、受付の人は、急ぎ足でカウンターの向こうへと歩いて行った。ギルド内は静かだったが、そのあと興味を無くしたのか、元の五月蝿さに戻った。ホッとしているとある男3人がこっちに来た。
「おい、お前推薦で来たんだってな。どう向こうを騙して推薦を貰ってきたんだよ」
なんだこいつ?。良くある初心者狩りか?。俺は、他の人のこそこそ話に聞き耳を立てた。
「来たか、初心者狩りの3人男。アイツ大丈夫かな?」
「大丈夫だと思うぜ?。だってあっちは推薦で来たんだろ?。ならかなりの実力者って事だぜ?簡単にくたばることはないだろ」
ビンゴだ。良くいるなーそうゆう奴。ボコボコにして、初心者の心をへし折るやつな。色んな奴を本とかで見たけど、正直クズだと思うわ。そしてそうゆう奴がボコボコにされるのが見てみたいわ、やってみたいわ。
「おい、黙ってねえで、何か答えろよ」
ガタイのいい男が俺の胸倉を掴んではなした。唾飛ぶからやめて欲しい。
「おい、早く喋んねーとぶっ殺すぞ」
?。ぶっ殺す?
「やれるもんならやってみろよ。つまんねーこと言うなよ」
「あ?、てめぇ誰に口聞いてんだよ」
「お前に言ってんだよ。分かんねぇのか?お前の頭何詰まってんだよ。それぐらい理解しろよ」
「初心者が舐めた口聞くんじゃねえよ!先輩を敬えよ!」
「ごめんね?俺はお前を先輩とか認めないから」
言い争っていると、3人の1人が剣を持って後ろからソロりと近づいて来る。死角だからバレないと思ってた?残念!バレバレでした!。胸倉を掴まれているから腕は動かしづらいけど足は比較的動かしやすいので、思いっきり足を後ろに振り上げた。
「げぼっ!」
「あ!、お、おい何しやがる!」
これは顎にきまったな。さてと、まずは拘束を解かないと。御札で筋力と瞬発力をMAXにする。まだ足は自由なので、足を曲げながら前に振り上げる。そのまま掴んでる奴にサマーソルトキックをする。アクション映画でよくあるシーンだよな。
「くそ!、いくぞ!お前ら!」
「お、おう!」
3人が襲いかかってきた!俺は落ち着いてボクシングのスタイルになり、右拳に体重をかけ、1人の奴に思いっきり右ストレート。その流れで、左拳を振り上げ、もう1人の鳩尾にドンッと。まだビックリしている3人目まで近ずき、足を踏んで体を押す、そのまま踏んでいた足を離すと勝手に倒れるので、腹にかかと落としをした。
「ぐっ....ぐう...」
「くそ...こいつ強いぞ...」
「この野郎!」
すると、1人は自分の武器を掴んで襲いかかった。あまいな。
「シールド」
「うっ...くそっ!くそっ!くそっ!」
シールドに向かって一心不乱に剣を振り下ろしている。無駄だな、疲れてきてるな。こっちも反撃だ。
「ハァ.....ハァ...」
「どうした?もう終わりか?、ならこっちからいくぞ」
シールドを解き、相手まで近づいたあと、相手をアッパーで浮かせる。
「オラァ!」
大体の人はこれでわかるであろう。じゃあいくぜ!。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラーッ!」
そのままぶっ飛ばす!。星の白金では無いけど1度やってみたかった。後悔も反省もしてない。相手は吹っ飛び、柱にぶつかった。トドメをさそうとすると、
「止めないか、4人とも」
カウンターの奥から歴戦の戦士みたいな老人が姿を表し、俺達を止めた。
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