異世界に転生したけど俺が強すぎて話にならない   作:しらす丸

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どうもしらす丸です。最近暑くなってきましたね。私は極度の暑がりで、細かい作業をしてるとすぐ汗だくになります。友人から「なんでお前だけそんな汗びっしょりなん?」と言われる程でした。
今回は猫耳娘の名前が明らかになる回です。
それではどうぞ。


~12話~ 猫耳娘の名は

とりあえず俺は猫耳娘と話して始めた。

 

「んで、お前の名前は?」

「それはそっちが先に言うのが礼儀ニャ」

 

なんだこいつ?イライラするな。イライラを抑えながら俺は話した。

 

「俺はレイト・カミジだ。で、あんたの名前は?」

「私はマールだニャ。獣人族ニャ」

 

何だか狩人のネコみたいな種族だが、この世界には様々な種族がいるらしい。因みに俺やネプチューンの村長などは人間族だ。フェンさんはエルフ族という種族だそうだ。耳が細長いし多分とは思ってたけど予想はあってた見たいだ。エルフかー、やっぱり異世界に来たんだなと思わせるね。

猫耳娘もといマールは獣人族。耳や尻尾が特徴で、人間族みたく、頭の両側に耳がない。頭に耳が生えている。様々な場所に住んでいて、そこの気候に合わせ、違う進化を遂げて来たようだ。

 

「へぇー獣人族か、俺は人間族だ」

「ただの人間族がここに何しに来たんだニャ?」

「ちょっとした旅をしてるんだ。あの時はここを通過しようとしたんだ」

「旅をしているのニャ?。何の旅だニャ?」

「世界を救う旅だよ」

「それはちょっとした旅じゃないニャ!」

 

なかなかいいツッコミ具合だ。こいつはいじられキャだな。

 

「世界を救うって、最終的の目的はなんなのニャ?」

「アポロンってあるだろ?。そこにいる魔神を倒すためだ」

「ダメニャ!それは危険だニャ!今すぐ旅をやめるニャ!」

「何が危険なんだ?」

「私は口でしか聞いたことないけど、どの魔物よりも格段に強いと言われているニャ」

「ふーん。どの魔物よりもね...」

 

そんなに強いのか?。魔神って。まぁ俺に倒せるのか否かだよな。

 

「まぁ、こう見えても英雄なんで」

「え...英雄!?。まさかお前が風の噂で流れてきた神が遣わした最後の英雄かニャ!?」

「あぁその通りだ」

「そっ...そんな人に傷の手当をしてもらうなんて...ある意味光栄だニャ」

「そんな改まらなくていいぞ。さっきと同じでいい。んで、お前はどうして俺の所にきた」

「さっき仲間の1人から侵入者がいたと連絡を受けて目標に行った結果がこれニャ」

 

マールは小学生ほどの小さな足を見せた。大部腫れは引いてきたようだ。これなら歩けるかもな。

 

「そりゃ災難だったな。それよりも腫れは引いた様だな。一応湿布薬と包帯は毎日清潔なものを使え。」

「あっ...ありがとうニャ」

「んじゃ、俺は帰るか」

「待つニャ」

 

俺が立ち上がるとマールがおれの服の腰あたりを掴んだ。何だ何だ?住処まで送れってか?。

 

「何だよ」

「怪我の応急処置をしてくれたことは感謝するニャ。けれどお前はあくまでも侵入者ニャ。こっちに来て貰うニャ」

 

それもそうかと俺は大人しく、森の奥へとついて行った。

 

 

 

マールside

 

私達の縄張りに侵入した者がいたと連絡を受けたニャ。とりあえず報告された場所にこっそり忍び寄った。いたニャ。少し先に見えるけど私達の種族は目がとてもいいので、ハッキリ目標が見えるのニャ。

音を立てずに、ナイフを構え、飛びかかる準備をする。この足の速さからは誰も逃れられないニャ!。とりあえず首辺りに刃を立て、そこから思いっきり柄をお腹に当てて墜すニャ。

思いっきり走って侵入者に飛びかかると侵入者は驚きもせず、サッと避けた。悔しいニャ!。それにあの反応速度は...!?。

奇襲には失敗したけどここは思いっきり立ち上がり、1発で柄をお腹に当てるニャ。けどそこで事故は起こったニャ。

 

「うにゃ!?」

 

足を挫いたニャ!。凄く痛いニャ!。そのまま地面に倒れたニャ、凄く痛いニャ!。

 

「うっ...うにゃゃゃぁぁぁぁ!!!」

 

思わず声を上げて泣いちゃったニャ。痛くてしょうがなかったんだニャ!。

 

「ほらほら、あんな体勢になるからだ。見せてみ。直してやる」

 

侵入者が話しかけて足を見せろと言ったニャ。背に腹は変えられないので、大人しく差し出したニャ。

魔法で傷を癒し、湿布薬と包帯で応急処置をしてくれたニャ。

 

「とりあえずこれで腫れが引くまで待ってろ」

「にゃあ...面目無いニャ...」

 

恥ずかしいニャ...。そう思っていると、侵入者が話しかけてきた。

 

「何でここに来た?」

「そっ...それはここが私達の縄張りだからニャ!」

 

当たり前ニャ!、大体お前がここに侵入したからこうなったんだニャ!。

 

「ごめんな。ここが縄張りだったなんて知らなかったんだよ」

「分かったニャ。腫れが引いたら来て貰うニャ」

「は?何言ってんだ?」

「当たり前ニャ!傷ついたレディを1人で返すなんて、男のやることじゃ無いニャ!」

 

こうなったら、縄張りの長に話して思いっきり報復を受けてもらうニャ!。うぅ...足に響くニャ...。




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