異世界に転生したけど俺が強すぎて話にならない   作:しらす丸

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どうもしらす丸です。作者がテスト勉強により更新が不安定になるかも知れません。ご了承下さい。
今回新キャラを入れてみました。
それではどうぞ。


~11話~ 猫耳娘、登場ニャ!(笑)

ゴブリンを倒した俺は無言で去って言った。神路麗飛はクールに去るぜ。

 

 

それにしても、なかなか平原の終わりが見つからない。休憩しながらずっと歩いてると、いつの間にか夜になった。とりあえず今日はここで眠ろう。俺はボックスから、ネプチューンで買ったテントを取り出し、組み立てた。その後、ボックスから、そこら辺で拾った大きめの石と、ネプチューンで買った、マッチとそこら辺で拾った小枝を出した。石をサークル状に並べ、小枝をその中に沢山置いた。それだけじゃ流石に物足りなかったので、ネプチューンで買った。薪も用意しといた。簡単な焚き火の完成。

後は燃えやすいものなんだけど...、大量に買っといた紙でいいや、この世界の紙はなかなかの値段みたいで、15枚束で、金貨3枚。日本円で3000円くらい。高いね。日本で同じ値段だと、かなりの数が買える。しかもこの値段で品質はそこまで良くなく、燃えやすい。けどこの世界の人達はそんな紙だからこそ、紙を扱うときの湿気や火などに気をつけている。

紙に火をつけ、枝に燃え移らせる。だんだん燃えてきたら薪を更に足していく。これで焚き火の完成。後は火力調整で薪を足していく。

ボックスから干し肉と串を出して、干し肉を串に刺す。串は魔法で燃えづらくなっている。少したつと、ジューと肉の焼ける音がする。頃いで串から肉をはずし、ボックスからパンを出し挟んで食べる。簡単な夕飯だ。なかなか美味い。こりゃいいな。

食べ終わり、空を見ると黒い空に小さな星が辺り1面に散りばめられている。綺麗だな。前の世界にいた時はこんな景色は見ようとしなかっただろう。忙しすぎて、空を見上げる機会なんてあったとしても別のことに使いそう。俺はそんなことを思いながら、長い時間、星を眺めていた。

しばらくして我に帰り、睡眠の準備を始めた。テントの回りにシールドを張り、急襲を防ぐ。テントのなかで布団代わりの布に包まり寝始めた。

疲れたのか、すぐに眠ることが出来た。

 

 

 

 

スッキリ目を覚ますことが出来た。朝ってこんなに清々しいんだな。とりま朝ごはん。朝は昨日と同じ、干し肉パンと野菜を串に挟み焼いたものを食べた。見た目は食えるのかわからない色や形をしているが、なかなか美味。

少し休憩のあと、テントを片付けボックスにしまい、火の回りにシールドを張り、火を止めたあと、ボックスにしまう。木炭でも使えるからね。準備は整った、出発。

 

しばらく歩いてると、先に見えたのが平原じゃなく、森だった。平原はここで終わりか、かなり広かった。そして森の中に入る。

森の中は薄暗いせいか、少し涼しい。夏はいい避暑地になりそうだ。もし英雄じゃなくてここに来た時は、多分ここに家作りそう。そんなふうに思えた。鳥やら何やらの生き物の声も色々な場所から聞こえる。沢山の生き物がいるんだな。

 

少し歩いていると、森の奥からガサガサと音が聞こえる。どうやらこっちに走って向かって来てるようだ。とりあえず御札で聴力を限界まで上げる。耳を澄ますと、色んな声が聞こえる。鳥とか虫とか、それじゃない。こっちに向かって来てる音。聞こえた、草むらを走ってる音だ。喋るための口もあるようだ。ハアハアと走っているときの吐息も聞こえる。息の音程からして、女の子のようだ。それもかなり小さい。とりあえず戦闘準備はしておこう。来た。

 

「...!」

 

草むらから、猫耳と尻尾の生えた女の子がナイフを持って飛びかかってきた。身長は140cmくらい。

俺はサッと避けて見せた。

 

「っ...!?」

 

女の子はびっくりした表情で、俺を見た。その後、一気に方向を俺のほうに向け、俺ほうに走って来ようとした。ああ、ああそんな体勢だと。足首が。

 

「うにゃ!?」

 

ほら、やっぱり。アシクビヲクジキマシター。そして足がそのままもつれ、倒れた。こりゃ痛いな。

 

「うっ...うにゃゃゃぁぁぁぁ!!!」

 

あー泣いちゃった。とりあえず、猫耳娘の傍に行き、怪我を見ようとした。

 

「ほらほら、あんな体勢になるからだ。見せてみ。直してやる」

 

猫耳娘はコクコクと頷き正直に久慈いた足を見せた。あー紫色になってる。とりあえず魔法で応急処置。

 

「ヒール」

 

名前から見て分かるが回復系の魔法。体力を回復する魔法。といっても、詳しく説明すると、魔力で細胞を活性化させ、回復の促進をするだけだ。完全回復はアイテムを使わないといけない。けど、ネプチューンではそんなようなアイテムは薬草くらいしかないので、俺は持ってない。

とりあえず腫れが引くのを早め、患部を冷やすため、ボックスからネプチューンで買った湿布薬と包帯を取り出し、湿布薬を塗り、その上に包帯を巻き足を固定させた。

 

「とりあえずこれで腫れが引くまで待ってろ」

「にゃあ...面目無いニャ...」

 

猫耳娘は耳と尻尾をダランと下にさげた。てか喋れたのか。

 

「何でここに来た?」

「そっ...それはここが私達の縄張りだからニャ!」

 

プンスカとこっちに向かって怒ってきた。何だここ誰かの縄張りだったのか。だったら申し訳ない。

 

「ごめんな。ここが縄張りだったなんて知らなかったんだよ」

「分かったニャ。腫れが引いたら来て貰うニャ」

「は?何言ってんだ?」

「当たり前ニャ!傷ついたレディを1人で返すなんて、男のやることじゃ無いニャ!」

 

はぁ...。結局こうなるのか。まぁこっちも非があるし、大人しくついて行こう。

 

「分かった分かった。ついて行くから。けど自己紹介とかがまだだったから腫れが引くまで話してよう」

「分かったニャ」

 

俺と猫耳娘は話し始めた。




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