黄昏時の約束   作:ナナシの新人

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Episode68 ~特別な場所~

 卒業式の当日は、天候にも恵まれて晴れ渡った青空が拡がっていた。

 三年前の春。真新しい制服に袖を通して歩いた通学路を今では着慣れて、やや窮屈に感じる制服を着て歩く最後の登校日。

 三年間通い続けた道に感慨深い思いを抱きながら、いつもよりも少し早く家を出て、ゆっくりな足取りで学校へ向かう途中の住宅街に表札を構える、三階建ての一軒家の前でふと足が止まった。塀で上の方しか見えないけど、ここ半年の間ずっと閉ざされていた雨戸が開いているのが判った。

 卒業式の前日に帰ってくるって聞いたから何ら不思議じゃないけど。彼女はもう、家を出ただろうか? そんな疑問が自然と頭を過る。だけどそれは、ほんの一瞬だけで。ここで立ち止まって考えていても仕方がない。どうせ学校で会うことになるのだから。そう思い直して、再び歩みを進める。

 

「あっ!」

 

 待ち合わせしていた商店街で待ってくれていた寧々(ねね)が、寄ってくる。互いに「おはよう」と挨拶を交わして、肩を並べて学校へ向かう。

 

「髪、短くしたんだ」

 

 昨日、美容室へ行くと話していた彼女のヘアスタイルは、初めて会った時と同じボブカット。懐かしいシルエット。

 

「ひとまず区切りだから。長い方が好みなのかしら?」

「どっちも似合ってるよ」

「そういってもらえるのは嬉しいけど、どっちつかずは困るのよ」

 

 本心なんだけど、乙女心というものはいろいろと複雑。なんてことない普段通りの他愛の話しをしていると、あっという間に学校に到着。正門の門柱には「卒業証書授与式」と記された看板が立てかけられ、馴染みのあるソメイヨシノよりも濃い紅色の早咲きの桜の花びらが、春の風に乗って、まるで雪のようにひらひらと舞っている。

 

「キレイね」

「そうだね」

 

 まるで絵画のような、美しくもどこか物悲しさを覚える風景に足を止めて、舞い散る桜を眺めていると、背中から宮村(みやむら)の元気な声。

 

「お二人さん、ずいぶん早ぇじゃねーか!」

「ハァ、最後くらいしめやかに出来ないのかしら?」

「別に今生の別れってわけじゃねーだろ」

 

 風情も情緒もへったくれもない。まあ、宮村(みやむら)らしいと言えばらしい。いつも通りの変わらない態度のおかげで、少ししんみりしていた気分もさっぱり晴れた。

 

「お前も、十分早いじゃん」

山田(やまだ)に呼び出されたんだ。白石(しらいし)さんを、正門(ここ)で迎え撃ちたいんだとよ」

「撃っちゃ駄目でしょ。ちゃんと迎えてあげないと」

「アイツ、テンパってんだよ。顔を合わせるのは約半年ぶりだからなー」

 

 なにより、白石(しらいし)は朱雀で過ごした日々の記憶を失っている。まともに話せるかどうかも怪しい。不安な気持ちになるのは無理もない。

 

白石(しらいし)さんの家どうだった?」

「雨戸は開いてたけど、出たかどうかまでは判らない」

「そっか。先に来てる伊藤(いとう)さんたちは見てないってメッセージが来たから、まだ登校してないみたいだな」

「それで、当事者の山田(やまだ)はどこにいるの? ここで待つんでしょ?」

山田(やまだ)は今、生徒会室に行ってる。会長の悠理(ゆうり)に呼ばれたんだとよ」

「そう。じゃあ、うららちゃんが来たらサポートしてあげなさいよ」

「なんだよ、お前たちは一緒に待たないのか?」

「大勢で待ち受けていたら、混乱しちゃうじゃない。朝比奈(あさひな)くんの話しだと、私たちとの想い出は全部失ったままなんだから......」

 

 ちょっと不満混じりの悲しそうな表情(かお)で言った寧々(ねね)の意向を汲んだ宮村(みやむら)は、上着のポケットからスマホを取り出すと、伊藤(いとう)へメッセージを打ち出した。

 

「それもそうだな。超研部で一番仲の良かった伊藤(いとう)さんだけにしてもらうか」

「じゃあ俺たち、部室に顔出しに行くから」

「おう、また後でな」

 

 宮村(みやむら)と別れ、先に正門を潜る。校舎へ向かう同級生たち混雑している校庭を運動部の部室が入る新校舎へ向かっていると、校舎の方から山田(やまだ)がこちらへ歩いてきた。

 

「用事は済んだの?」

「ちょっと話しただけだ。でよ、その、白石(しらいし)は......?」

 

 緊張半分不安半分といった感じで表情が硬い。

 

「まだ来てない。正門で、宮村(みやむら)が見てくれてる」

「そ、そうか、まだ来てねーのか」

 

 声が引きつっている、相当テンパってる。

 

「もう、ちゃんとなさいよ。大丈夫、あなたは変わったわ。ちゃんと迎えにいってあげなさい」

「......おう。よっしゃ、いっちょ行って来るぜ!」

 

 寧々(ねね)の言葉に後押しされた山田(やまだ)は息巻いて、白石(しらいし)を迎えるべく正門の向かって歩いて行った。若干空回り気味に見えたけど、大丈夫だろう。なにせ、山田(やまだ)は――。

 

「まったく、殿大に受かったんだから、もっと自信を持てばいいのに」

 

 山田(やまだ)は、日本最難関の殿様大学に見事現役合格を果たした。来月からは、晴れて殿大生の仲間入り。合格の報告を受けた教職員たちは、それはそれはたいそう驚いたそうだ。中には椅子から転げ落ちた拍子にカツラがズレた教師がいたとか、まことしやかに噂になっている。

 

「先輩方、おはようございまーす」

 

 フットサル部の部室に着くと、(じゅん)ちゃんが出迎えてくれた。五十嵐(いがらし)は、まだ来ていない。とりあえず上がって待つことにした。

 

「いよいよ卒業式本番ですね。少し早いですけど、ご卒業おめでとうございます」

「ありがとう。って言っても、校舎が変わるだけよ」

 

 朱雀大学は、朱雀高校の真向かいに校舎を構えている。つまり、通学路も変わらない。それでも(じゅん)ちゃんは「気持ちの問題ですので」と小さく笑った。

 

「よかったですね、寧々(ねね)先輩。また同じ学校に通えることになって」

 

 寧々(ねね)は、少し複雑そうな視線を向けてきた。俺は、気にしなくていいよと軽く返す。

 結果から話すと、俺は、殿大には受からなかった。入試に落ちたことに多少なりともショックを受けなかったわけではないけど。元々ダメ元で受験したこと。そして何より、殿大の医学部へ進むよりももっと険しく厳しい道を進むことを決めた俺には、些細なことだった。

 俺は――朱雀大学に籍を置きながら、プロの世界へ飛び込むことを決断した。

 もちろん、どちらも両立出来るような甘い世界じゃない。朱雀高校入学当初の目標だったスポーツドクターの道は諦めることになったけど、自分自身の身体のケアにも役立つ「アスレティックトレーナー」の資格取得を目標に、朱雀大学医学部で専門知識を学ぶことを決めた。とてもありがたいことに学校側は、講義や実習に関して、オンライン授業などでの最大限のバックアップを約束してくれた。

 

「あ、そうだ。寧々(ねね)先輩、大学に進学したら税理士の勉強と並行して栄養士の資格も目指すそうですよ」

「そうなの?」

「ちょっ!」

「どっちも先輩の役に立つ資格ですし。愛されてますねー」

「も、もう、いいでしょ!」

 

 まるで桜の花のように頬を薄紅色に染めた寧々(ねね)は、強引に話しを切った。満足したのか、(じゅん)ちゃんは席を立つ。

 

「じゃあ私は、先に体育館へ行きます。五十嵐(いがらし)先輩にも『おめでとうございます』と伝えてください」

「了解」

「またあとでね」

 

 卒業式の最終確認のため一足先に体育館へ向かった(じゅん)ちゃんを見送ってから程なくして、五十嵐(いがらし)が部室へやって来た。

 

(じゅん)ちゃんから、卒業おめでとうってさ」

「廊下で聞いた。ちょうどすれ違った」

 

 脱いだブレザーの上をハンガーにかけた五十嵐(いがらし)は、空いている場所に腰を降ろす。そして何故か、どこか浮かない表情(かお)を浮かべて腕を組んだ。寧々(ねね)は、不思議そうに首をかしげながら理由を訊ねる。

 

白石(しらいし)が、登校してきた」

「そう、うららちゃんが来たのね。山田(やまだ)は?」

「......話しかけようとしたが、完全にシカトされた」

 

 浮かない表情(かお)をしていた理由が判明。俺と寧々(ねね)は、自然と顔を見合わせる。

 

「ま、まあ仕方ないわよね? 何も覚えていないんだから」

「そうだね。もしいきなり、付き合ってた、なんて言ったらドン引きされただろうし......」

 

 若干苦しいフォローだけど、最悪の手は引かなかった訳だから、まだ話せるチャンスは残ってる。伊藤(いとう)が持ってくると言っていた白石(しらいし)と一緒に映った写真を納めたアルバム。白石(しらいし)が信じる否かは別として、会話のきっかけとしては充分なアイテム。後は、山田(やまだ)の行動次第。

 集合時間までダベり、体育館へ移動。

 新校舎から体育館へ続く渡り廊下は、大半の卒業生が移動する本校舎からの渡り廊下と比べると、ずいぶん空いていて歩きやすい。廊下で立ち止まって話し込んでいる、朝比奈(あさひな)森園(もりぞの)に出くわした。

 

「お前たちか」

「よう、久しぶり!」

 

 地元神奈川に本拠地を構えるクラブチームのキャンプにテスト生として同行していた森園(もりぞの)と合うのは、U-18日本代表の合宿以来。

 

「今、ちょうどその話しをしていたところだ」

「そうなのね。それで、どうだったの?」

 

 寧々(ねね)の問いかけに、森園(もりぞの)は歯を見せてニッと笑い、力強くグッと親指を立てた。

 

「おおっ、やったじゃん」

「まだ仮契約だけどな」

 

 メディカルチェックで問題がなければ、改めて本契約を結ぶことになるそう。大学の方も俺と同じく、在籍したまま卒業を目指すとのこと。元々実家通いだから、さほど支障をきたさないし。体育課への進学も特待枠ため配慮してくれるそう。

 

「しかし、スポーツとは無縁だった進学校の朱雀(ウチ)から、プロスポーツ選手が誕生するとはな。それも、二人も同時に――」

「いや、三人だ」

 

 五十嵐(いがらし)の言葉を、朝比奈(あさひな)が遮った。

 

「まさか、朝比奈(おまえ)......」

「そのまさかだ。オレも、アメリカでプロテストを受けることにした」

「えっ? 朝比奈(あさひな)くん、本気なのっ?」

「当然さ。お前たちがプロへ行くのなら、オレも行く」

「けどお前、いつか、外資系投資銀行のCEOまで登りつめてやるって......」

「そうだな。だがそれよりも、お前たちと共に世界の化け物を相手に頂点を目指して戦う方が面白いと迂闊にも想ってしまった。どうやら、オレの心の奥底には多少なりとも未練が残っていたらしい。オレもバカだ。今になって、気づくなんてな」

 

 自虐的に、そして平然と言ってのける朝比奈(あさひな)の言葉に理解が追いつかず、その場で固まってしまう。進路のことで悩んでいたほんの数日前まで、まさかこんな急展開を迎えることになるだなんてことは、本当に夢にも思わなかった。

 

           *  *  *

 

 卒業式は滞りなく終わり、教室で担任から卒業証書を受け取って、自分の席に戻る。そして最後のホームルームが終わった。これで、この使い慣れた机も今日で最後......なんてことを考える暇もなく、伊藤(いとう)が話しかけて来た。

 

「ちょっとちょっとっ」

「ん? なに?」

「なに? じゃないわよっ。あんたも、ちょっとは協力しなさいよっ」

 

 いったい何ごとかと思ったら――。

 

「え? まだ話せてないの?」

「そうなのよ~。宮村(みやむら)は、卒業式の前にちょっとだけ話せたんだけど。肝心の山田(やまだ)は......」

 

 伊藤(いとう)が向けた視線の先には、白石(しらいし)の様子を廊下からこそこそと伺っている山田(やまだ)の姿があった。怪しいにも程がある。

 

「アルバムは?」

山田(やまだ)と話してる時に一緒に見せた方が説得力が増すって、詫摩(たくま)が言うから......」

「なるほどね」

 

 だけど、協力としろっていわれても、五十嵐(いがらし)の話しによれば初手は完全に無視されていたそうだし。少し離れた席に座っている、白石(しらいし)へ顔を向ける。不意に目が合った。久しぶりに見た白石(しらいし)は、一瞬驚いたような表情を見せると、すっと顔を伏せて視線を外した。

 

「あれ? 今、避けられた?」

「あんた、何かしたの?」

「いや、何もしてないけど。まともに顔を見たのも、今のが初めてだし」

「怪しいわね」

「いやいや。式の前は、部室へ顔出してたの聞いてるでしょ?」

「まあねー。とりあえず、うららちゃんと話してみるわ。ねぇ、白石(しらいし)さーんっ」

 

 フォトアルバムを片手に白石(しらいし)の席へ行った伊藤(いとう)は笑顔で、彼女に話しかける。白石(しらいし)は少し戸惑うよう顔をしていたけど、話せてはいるみたい。あの様子なら協力するまでもないだろう。

 山田(やまだ)のことは伊藤(いとう)に任せて、教室を出た俺は、廊下で寧々(ねね)と合流して屋上へと足を運ぶ。

 

「ちょっと寒いわね......」

「そうだね」

 

 昼休みや放課後によく来ていた、校舎の屋上へ来るのも今日で最後。暦の上では春、だけどまだ寒さの残る冷たい風が吹き抜ける。進路を決めた時と同じように、日が当たる校舎の温かい壁に背を預けて並んで座る。

 

「うららちゃんの様子は、どうだった?」

「やっぱり何も覚えてないみたい。今は、伊藤(いとう)さんが話してるよ」

「そう。ねぇ、どうしてうららちゃんは、代償を支払ったんだと思う?」

 

 “はじまりの魔女”の代償――望み通りの学校生活を過ごせる代わりに、卒業と同時に全校生徒の記憶の中から自分の存在を喪失する。白石(しらいし)黒詫摩(くろたくま)の能力で自身の記憶と引き換えに、山田(やまだ)の記憶を残すことを選択した。

 

「サッカー部が全国大会で優勝すれば私たちみたいに、山田(やまだ)の記憶も戻ったのに。どうしてだと思うかしら?」

 

 そんなこと考えるまでもない。答えは、簡単。

 きっと寧々(ねね)も、俺と同じことを思ってる。

 

「覚えてて欲しかったんだよ」

 

 もし、山田(やまだ)白石(しらいし)のことを忘れてしまったら、受験勉強を止めてしまうとか、今までの努力が無駄になるとか、打算的な思いも少なからずあったとは思う。

 だけど、白石(しらいし)の本音は、きっと......。

 ――ほんの一瞬でも、一緒に過ごした日々を忘れて欲しくなかった。

 例え自分が忘れてしまうとしても、一番大切な相手にだけは、ずっと覚えていて欲しかったんだ。もう一度出会える、その時まで。

 

「そうよね」

 

 穏やかな声で言って、肩に預けてくれた体の温もりを感じる。

 

(みやび)ちゃんからメッセージだわ。山田(やまだ)も、一応は話せたみたい」

 

 やっぱり、写真が効いたかな。

 

「けど、やっぱり戸惑ってるみたい。ヘルプ頼まれたわ」

「一緒に行く?」

「ううん、いいわ。女子同士の方が話しやすいと思うし」

「そっか」

「そうよ。じゃあ行ってくるから、あとで連絡するわね」

 

 校舎へ入って行く寧々(ねね)を見送り、落下防止の手すりに両腕をついて、少し遠くに見える東京の街へ目を向ける。

 この三年間、登校してきた日にはほぼ毎日のように見てきた景色。入学当初はなかった建物も増え、日に日に姿を変えていく街並み。変わり行く街をここから眺めるのも今日で最後、見納め。

 ただ道路を一本隔てた向かいの校舎へ移るだけなのに、この屋上から見る景色が最後だと思うと、少し切ない気分になった。

 ――そうか。俺にとって、この学校は特別な場所だったんだ。

 

「ん?」

 

 キィ......と背中越しにドアが開く音が聞こえた。

 寧々(ねね)が戻ってきたのかと思って振り向くと、思いがけない人が居た――白石(しらいし)。俺にとっては、まさかの来客。彼女にとっては、まさかの先客。教室でのことも相まって、どことなく気まずい空気が俺たちの間を流れる。

 この空気を先に破ったのは、白石(しらいし)の方だった。

 

「さっきは、ごめんなさい」

「え? あ、ああー、気にしないでいいよ」

「そう......」

 

 会話が、途切れてしまった。

 入学当初のことを思い出した。あの頃も、こんな風に辿々しい拙い会話だった。何だかとても懐かしくて、笑ってしまいそうになった。

 

「あの......」

「ん?」

 

 途切れてしまったと思ってた会話は続いていた。

 うつむき加減だった白石(しらいし)は、静かに顔を上げる。そして――。

 

「ありがとう」

 

 思いもよらない言葉だった。

 

「もしかして、魔女のこと覚えてるの......?」

 

 白石(しらいし)は、小さく首を横に振った。

 

「......知らない。でも、どうしてか分からないけど、教室であなたを見つけて、伝えないといけないって想ったの。だけど、どうやって話しかければいいのか分からなくて......」

 

 それで、顔を背けたのか。だけど、どうして白石(しらいし)は、記憶を失ってしまっているはずなのに。

 

「......足のケガは、もういいの?」

 

 ――ああ......そうか、そういうことだったんだ。

 白石(しらいし)は入学前から、俺のことを知っていたから。

 

「もう、大丈夫だよ」

「そう」

 

 この学校は、俺にとって特別な場所。

 最高の仲間たちと出会い、過ごした場所。

 大切な人と出会えた場所。

 

白石(しらいし)さん、卒業おめでとう。それと、おかえり」

「あっ、ありがとう......」

 

 そして、初恋の人と再会した場所。

 三年間を過ごしたこの学校は、かけがえのない大切な想い出を残してくれた、本当に特別な場所だった。


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