ラブライブ!サンシャイン!! 〜希望の光〜   作:リオート

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前回、花丸ちゃんの会話が難しいと言ってましたが、今回の子も会話が書きずらかったです...。
でも、書かねば


第9話 黒き翼の少女

洋希「さて、これからどうしようかな」

 

ルビィちゃんたちと別れ、俺は家の近くまで来た。だが家に帰ったところでこれといってやることがない。あるといってもせいぜいパソコンをいじるか、ゲームをするかのどちらかしかない。暇だから千歌のところでもいくか?いや、いきなり行ったら迷惑か。

 

悩みに悩んでいたら家まで着いてしまった。やっぱり学校から近いのはいいね。しかもバスでも行けるらしいから、さらに行きやすくなるしね。じゃない、いまはやることを考えろ...うーん......あ、普通に制服の試着とか、教科書の確認とかあったじゃん。何故気づかなかった俺。

やることを見つけたので早速家に入ろうとドアノブ手をかけた。

 

???「漆黒の冥界より、この醜き下界に堕天使ヨハネ、降臨!!」

 

ななななんだ今のは!?後ろにからなんか聞こえたぞ。

気になって後ろを振り向くと、海岸に誰かがいる。気になったので道路を渡って、海岸までいく。そして海岸に置いてあったボートに身を隠した。

 

???「ふふふ、今日もいちだんとこの下界は醜いものね、そう思わないかしらリトルデーモン?」

 

あれは世間で言うところの『中二病』というやつだ。初めてみたよ、昼間からこんな目立つ場所で、しかも1人で。やってて面白いのかね。

 

???「あなたのことを言っているのよリトルデーモン、隠れてないで出ていらっしゃい」

 

なん...だと...。バレたのか?バカな、あいつには見られないように隠れたのに。あいつ何もんだ。俺はボートの後ろから体をだした。

 

洋希「なんでわかった」

???「ヨハネの第三の目、サウザンド・アイズをもってすれば、人の気配を感じ取るのは簡単よ」

 

なんだこいつ、中二病のクセにまじもんの能力持ち合わせてるみたいだな。

 

???「ところであなた、何故私を監視していたの?まさかヨハネのリトルデーモンになりたいのかしら?」

洋希「リトルデーモンってなんだよ」

???「ヨハネの下僕ということよ、今ならあなたをヨハネのリトルデーモン1号にして上げても構わないわ」

 

げ、下僕か。なんで初めて会ったヤツに下僕扱いされなきゃいけないんだ。まったく。

 

洋希「別にいいや、お前の下僕になりたくはないし、じゃあこの辺で、気おつけて帰れよ」

???「ちょちょっと!待ちなさいよ!」

 

さっきと声の感じがかわったぞ。まさかこいつ二重人格かなにかか?

 

???「な、なんであんた、私をみてたのよ...」

 

なんでって言われてもねぇ。目の前で中二病全開のやつがいたら気になっちまうだろ。でもそれをいったら落ち込みそうだな。

 

???「変だと思ったんでしょ、だから私を見てたんでしょ!動画とか撮って、後で晒すつもりだったんでしょ!」

 

おいおい被害妄想が激しいぞ、たしかに変だとは思ったが、後半はまったく考えてもなかったぞ。

 

洋希「たしかに、変だとは思った」

???「ほら!やっぱり!」

洋希「でも...それ以上に...」

???「?」

洋希「すげぇなとも思ったよ」

???「えっ?」

洋希「だってこんなに人に見られるようなところで周りの目を気にせず、自分を出すなんてていうのは簡単にできることじゃないと思うし、それだけ自分に自信を持ててるのはいいことだと思うぜ?」

 

まあ、変なものは変だけど。だけども花丸ちゃんに言ったみたいに個性は消すもんじゃないから。こいつに変変っていって馬鹿にするのは間違ってるだろうしね。

 

???「は、初めてよ、そんなこと言われたの...」

洋希「そうか?俺は思ったまでのことをいったまでだぜ」

 

途端にこの堕天使は顔を赤らめて座り込み始めた、そして隣をポンポン叩き、

 

???「隣、すわって」

洋希「お、おう」

 

俺はいわれたとうりに隣に座った。

 

???「ヨハネの話聞いてくれる?」

洋希「話って?」

 

ああ!それってハネク(ry、じゃなくていったい何を話すつもりだ?

 

???「ヨハネね、昔から堕天使が住みついているのよ、だから気が緩むと堕天使が出てきちゃうのよ」

洋希「じゃああれはわざとじゃないのか?」

???「そうね、だいたいは抑え込むために自分の部屋で堕天使を解放するときもあるけど、それでも普段の生活で突然出てきちゃうのよ、そうすると他の子達に変な目で見られちゃうでしょ、だから私友達が上手くできないのよ...」

 

そりゃまためんどくさい能力だこと。

 

洋希「そうか...じゃあこうするか」

???「なに?」

洋希「なるべく普段は抑えるようにして、解放するのは家にいる時もしくは、俺といる時ってのはどうだ?」

???「あ、あなたと...?」

洋希「そう、俺はお前の事情を知った、その上であの中二病セリフを聞くなら、俺は変だとは思わない」

???「いいの?ほんとに...?」

洋希「おう、だから今日から俺たちは友達だ」

???「と、友達...?」

洋希「そう、お前友達上手く出来ないっていってたろ、俺もあんまり友達作るの上手くないんだ、だから上手くない同士、仲良くしようぜ」

???「あなた、ほんとに面白い人ね...わかったわ...」

 

そうするとヨハネが立ち上がり、

 

???「でも勘違いしないことねリトルデーモン!あくまでも私とあなたは長と下僕、それだけは覚えておくことね!」

 

あ、また中二病がでてきたな。てことはさっきの話を承諾してくれたってことかな。

 

洋希「わかりましたよ、堕天使様、じゃあ俺はこのへんで帰らせてもらうぜ」

???「待って!最後に一つ...」

洋希「なんだ?」

???「れ、連絡先教えてくれない?」

洋希「連絡先?」

???「そ、そうよ!友達になったんだからいいでしょ!」

洋希「そんなに怒んなよ、わかった、交換しよう」

 

そういって俺たちは連絡先を交換する、スマホに名前が表示された。

『津島善子』

これがこいつの名前か

 

洋希「お前、善子って名前なんだ」

善子「善子言うな!」

洋希「ええ...あ、俺の名前はそこに書いてある通り、赤羽洋希だ」

善子「意外と普通の名前ね」

洋希「うるせぇ、お前もだろ善子」

善子「だから!善子って言うな!」

 

善子っていうとすぐ否定してくるな。こいつ名前呼ばれた時いつもこうなのか?いろいろめんどくさいなー。でもこいつ、普通に話してる時は普通に普通の女の子なんだよな。別に顔も悪くないし、いや、むしろいい方だと思う。体型もスラッとしてて、いやー堕天使要素が無ければおそらく彼氏の1人2人は余裕で出来てるだろうな。まあ、堕天使要素もこいつの可愛いところかもしれないな。

......そうなのかねぇ...。

 

善子「それじゃあリトルデーモン、今日はこのあたりで失礼するわ、そろそろ冥界に戻るために準備をしなくちゃいけないからね」

洋希「おう、じゃあなよし...ヨハネ」

善子「善子いう...ま、また次会うときを楽しみにしてるわ」

 

そういって善子は走り去っていった。

ああ、なんか今日1日色々あって疲れたぜ。

朝は松浦さんっていう美人さんに出会って、浦女では黒澤さんっていう美人さんと会って、そのあとルビィちゃんっていう可愛い子と花丸ちゃんっていう可愛い子に出会って、最後に堕天使ヨハネ、本名津島善子っていう可愛い?やつにもあったし。あれ今日の俺、美人と可愛い子にしか会ってない?まあそういう日もあるか。

 

そう思いながら俺は家へと戻る。

 

 

《善子視点》(善子言うな!)

 

はぁ、まさかアレを見られるなんて。いつもはあの辺人があんまり通らないから油断してたわ。でも不思議ねあの男、私にあんなことを言うなんて。正直びっくりしたわ。男ってみんなあんな感じなのかしら?でも友達ねぇ。中学生になって初めて出来た友達かもしれないわ。てかもう春から高校生だけど。あいつはどこの高校いくのかしら?出来れば同じがいいわね。そしたらいつでも堕天使を解放出来るのに。まあ浦女には来れないわよね、あそこ女子高だし。

 

善子「まあ、いいわ!今度あったらあいつを堕天使の道へ引きずりこんであげるわ!楽しみにしてなさいよ!リトルデーモン!」

 

そういいながら、軽快なステップで家までかえる。

 

男の子「ねぇママー、あのお姉ちゃんなんか言ってるよー」

母親「ああいうのは見なくていいのよ」

 

だが善子は知らない。まさか自分の高校にあいつが来るとは。

 

 




中二病のセリフ書くのって大変ですわ...。タダでさえ語彙力がないと言うのに。そろそろ本編に入れるかな。てか、入りたい...。

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