ラブライブ!サンシャイン!! 〜希望の光〜   作:リオート

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鞠莉「ヒロキ!こんど2人でデートにいきましょ!」
洋希「いいですけど...行く場所決まってたりします?」
鞠莉「ええ、でもそんなに遠くはないわよ?」
洋希「あ、そうなんですか」
鞠莉「ヒロキでも1度はいったことあるようなところよ」
洋希「うーんと...沖縄とか!」
鞠莉「違うわ、そんなに暑くないわよ」
洋希「じゃあ京都とか!」
鞠莉「ブー」
洋希「じゃあ何地方かだけ教えてくださいよ!」
鞠莉「地方はね...ヨーロッパよ」
洋希「...イタリアとかですか?...」
鞠莉「YES!」
洋希「行ったことないし!普通に遠い!!」









どうも皆さんこんにちは。最近プリコネに浮気しているリオートです。ジュエル貯めてキョウカちゃんが出るのを今か今かと待ち望んでおります...。え、そんな暇あるなら小説ちゃんと書けって?...。
そ、それでは本編どうぞ!


第50話 話し合いとは

果南先輩たちとのひと騒動があった次の日、いつも通り学校に登校した。しかし気分はいつも通りではない。なんせ今日は鞠莉さんと果南先輩が再び対面するからだ。昨日の時点で2人ともちゃんと話すと言ってくれたから問題はないはず...。でもなんだろう、この胸騒ぎは...。

そんな不安を抱きながら教室に入った。

 

女子生徒「あ、おはよう赤羽くん!」

洋希「ああ、おはよう」

 

PV作成が成功した辺りからだろうか、気軽に挨拶してくれる人が多くなった気がする。前は男子ってだけあって千歌たち以外の人が話しかけてくることは、最初の時以来ほとんどなかったが、今はクラスの子たちとなかなか打ち解けてきている。俺の生まれ持ってのコミュ力が高いからかな?いや、普通に浦の星のみんなが優しいから俺も変な不満を持つことなく過ごせてるんだろう。ほんと、俺はいい所に来れたなぁ。ただ一つ気になるのはクラスの子達と話してると、千歌たちが嫌に視線を向けてくるのだがあれはいったいなんなんだろう...。

まあそれはさておき、千歌たちはどこにいるんだ?と思い辺りを見回した。いた、なにやらベランダで話をしているみたいだ。また果南先輩たちのことだろうか。

カバンを置いて、俺もベランダに出た。

 

洋希「3人ともおはよう」

 

話に夢中の千歌たちに軽く挨拶をした。

 

千歌「あ!おはようひろくん!」

曜「おはヨーソロー!」

梨子「おはよう!」

 

それに反応して千歌たちも挨拶を返してきた。うむ、元気があってよろしい...じゃない。

 

洋希「なに話してたんだ?」

 

そう、本題はこっち。まあさっきも言った通り果南先輩のことだろうけどね。

 

曜「今日、果南ちゃんが学校くるんだって」

 

うん、知ってた。なんせこっちは昨日本人から直接聞いたからね。あ、でもそのことはこいつらに言ってないしここは知らない振りをせんとな。

 

洋希「へ、へぇ、そうなのか...」

梨子「あら、あんまり驚かないのね」

洋希「へぇ!?い、いやまあそろそろ戻ってくるんじゃないかなぁって思ってたから...あはは...」

梨子「ふ〜ん...」

 

といいながらも、納得いかないような目で俺を見つめてくる。

危ない危ない。あとすこしで問い詰められるんじゃないかと思ったぜ...全く、梨子は変に鋭いから困るぜ...。

 

千歌「大丈夫なのかな、鞠莉さんもいるのに...」

 

上の階を気にするように目線をあげる千歌。ちょうど俺たちの教室の上が果南先輩たちの教室なのだ。

 

洋希「大丈夫だろ。さすがに学校にまできて言い争うなんて小学生みたいなことはしないでしょ」

 

まあ今頃ちゃんと話し合って和解してくれてるでしょう。これでAqoursもさらに戦力up...。

なんて浮かれたことを考えていると、上の階からヒラヒラと何かが落ちてきた。鳥の羽?にしては大きい。なにか布のようなものが...。

それが目の前まで落ちてくると、曜は鼻をヒクヒクさせた。そして...

 

曜「制服だぁ!!!」

 

といって落ちていく制服?をキャッチしようと飛び出していった。飛び出して...えっ?

 

洋希「ちょ!お前!!」

 

俺は咄嗟に反応して曜の体を掴んだ。ギリギリセーフといった所だろうか。あと少しでも反応が遅れてたら曜は真っ逆さまに落ちていっただろう。

少し力を込めて曜を引き上げた。

 

洋希「なにやってんだお前は!ここ2階だぞ!下手したら落っこちてたぞ!」

曜「ご、ごめんなさい...」

千歌「そ、そこまで怒らなくても...」

洋希「怒ってるわけじゃない。ただ、曜になんかあったら、俺が嫌だからこう言ってるだけだ」

曜「洋希!...」

 

俺の言葉に、何故か目を輝かせる曜。あの、それは反省してるってことでいいんですよね?僕はそう信じますからね?

 

洋希「...次は気をつけろよ?こうやって毎回助けれるわけじゃないからな?」

曜「はい!了解であります!」

 

今日1番なんじゃないかってぐらいの敬礼をしてきた。うわぁ、こいつ俺といたら次もやりそうで怖いわぁ...。もう少し腕の力つけておこうかな...。

それはさておき、曜はなにをひろったのだろうか。

 

洋希「曜、さっき拾ったやつは?」

曜「ああ、ここにあるよ」

 

そういって後ろから取り出したのは、制服、というよりは、衣装に近いものだった。これはいったい...。

 

梨子「なんていうか、スクールアイドルの衣装みたいだね」

 

スクールアイドルの衣装が何故上から降ってきたのだろうか...。まあ答えは単純明快。上でなにか起こっているに違いない。

 

洋希「果南先輩たちのところに行こう」

千歌「えっ?なんで?」

洋希「説明はあと、とにかく行くぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにが起こっているかわからない3人を連れて、俺は果南先輩たちがいるであろう教室にやってきた。案の定、その教室には3年生だけでなく、他の学年の生徒までもが押し寄せていた。そこにはルビィたちの姿も見えた。

 

ルビィ「あ、洋希先輩たち!」

洋希「ルビィ!今いったいどういう状況だ?」

ルビィ「それが...」

果南「HA☆NA☆SE!!」

鞠莉「いいと言うまで離さない!!」

 

教室の中では、恐らく果南先輩と鞠莉さんが言い争いをしているのだろう。しかし声は聞こえるものの、姿は他の3年生たちに囲まれているせいで確認できない。はぁ、なんでこうなったし...。

 

鞠莉「強情も大概にしておきなさい!たった一度失敗したくらいでいつまでもネガティブに!」

果南「うるさい!いつまでもはどっち!もう2年前の話だよ!?大体いまさらスクールアイドルなんて!私たち、もう3年生だよ!!」

 

荒々しく響く果南先輩の声。

なんだろう、昨日より状況悪化してないですかね...。聞いてる限り話し合いの「は」の字もないんですがそれは...。

 

ダイヤ「二人ともおやめなさい!みんな見てますわよ!」

 

なに?ただの言い争いじゃないわけ?中でいったい何してるんですかねぇ...。

 

鞠莉「ダイヤもそう思うでしょ!?」

ダイヤ「おやめなさい!いくら粘っても果南さんが再びスクールアイドルを始めることはありません!!」

鞠莉「どうして!?あの時の失敗をそんなに引きずること!?」

 

まあほんとにどうして、だよな。本当のことを知らない鞠莉さんからしたらその言葉だけで納得いくわけないもんな。果南先輩、ちゃんと言わないと...。

 

鞠莉「ちかっちたちだって!再スタートをきろうとしてるのに!なんで!!」

果南「千歌たちとは違うの!」

 

俺の中で、呆れ半分、怒り半分の感情が湧き上がってきた。

昨日二人ともちゃんと話す!っていったから信じた矢先にこれだよ。仕方ない、だったらそういう状況を作るまでよ。その前に二人には説教だな。

そう思い、俺は3年生の囲いを無理やり突破する。中にいた果南先輩たちをみて、俺はさらに呆れた。鞠莉さんが果南先輩に飛びついて離さないのを、果南先輩が無理やり引き剥がそうとする姿。

 

果南、鞠莉「ひ...ヒロキ(洋希)...」

洋希「二人とも、なにやってるんですか?」

果南「違うの!いきなり鞠莉が衣装を突きつけてきて、もう一度やりましょう!なんてしつこくいってくるから!」

鞠莉「それにしても衣装を投げ捨てることないでしょ!この頑固親父!!」

果南「うるさい!しつこい女は男に好かれないってしらないの!!」

鞠莉「そんなことどうでもいいわよ!私にはヒロキがいるもの!」

果南「なんで洋希が鞠莉のものみたいになってるの!!」

 

ドーン!!

 

鞠莉、果南、ダイヤ「!?」

 

気づいた時には、俺の拳は黒板に叩きつけられてた。

2人のやり取りにさすがの俺も半々だった怒りが100%に上昇してしまい、手を出してしまった。すまん黒板。

 

洋希「2人とも...昨日はちゃんと話すって約束しましたよね...?」

果南「昨日...?」

鞠莉「果南と...?」

洋希「しましたよね?」

鞠莉、果南「は...はい...」

洋希「なのにこれはどういうことなんですか?公衆の面前で小学生みたいな言い争いして、うちの千歌だって昨日の晩飯ぐらいは覚えてますよ?」

千歌「今どさくさに紛れて私のこと馬鹿にしたよね!?ね!?」

曜「千歌ちゃん静かに」

洋希「2人で決着つかないなら、放課後部室にきてください」

果南「いや...でも...」

洋希「 い い で す ね ? 」

果、鞠「は、はい...」

 

2人に少し睨みを効かせて、教室を出ようとする俺に、ダイヤさんが話しかけてきた。

 

ダイヤ「あの...わたくしもですの?」

洋希「あたりまえです」

ダイヤ「しょ、承知いたしましたわ...」

 

3人の了解を得られたところで、俺は教室をあとにした。何年ぶりだろう、こんなキレ方したの...。あ、あと殴った黒板、へこんだりしてないかな。そんな心配もあるが、なにより話し合いの場は設けることができたことがでかい。あとは2人が話すかどうかだ...。最終手段は、俺が果南先輩から聞いた話をぶちまけることかな...。できれば使いたくないけどね...。

 

 

ルビィ「さ、3年生にも容赦ないですね...」

梨子「洋希くんのギャップ差...いいわね...」

善子「なにいってるの?」

花丸「あの姿はまさしく、浦の星の鬼ずら」

千歌「それよりさっき私がバカにされたことについての説明がないんですけど...」

 

 

 

 

 

 

 

 




曜「ああ...」
ルビィ「曜先輩どうしたんですか?」
曜「ん?いやぁねぇ、ちょっとね...」
ルビィ「嬉しいことでもあったんですか?」
曜「洋希にね...言われちゃったの...」
ルビィ「な、なにをですか?...」
曜「「曜、お前のことは俺が守る」って!」
ルビィ「ほ、ほんとですか!」
曜「いやぁ曜ちゃん嬉しくてたまんないですよぉ〜」
ルビィ「いいなぁ、ルビィも言われてみたいです!」
曜「だったら簡単だよ!ルビィちゃんにもできるよ!」
ルビィ「どうすればいいんですか!」
曜「まずね...教室のベランダから飛び降りる!」
ルビィ「えっ...」




今回も字数が少ないです。はい。楽しみにしてくれてる方にはほんとに申し訳ないです。やっぱり一気に書くよりはコツコツ書かないとダメですね...。
次回はちゃんとかけるといいなぁ...。
じ、次回もお楽しみに...(`;ω;´)

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